門を護るだけならある程度強ければ誰でもできる
「門番長!門の前に何者かが高速接近中」
「魔理沙さんですね…門番隊総員退避!
私が前に出ます!皆、怪我をしないように」
だが、門番長を名乗る者は話が違う
門の中に入れても良い者を見る目を持つものが
門番長の資格を持つ事が許されるのだ
「よう門番!挨拶代わりのマスタースパークを受け取れ!」
「ちょ、ま…」
(ずどーん!)
「今日もお疲れ様だぜ!」
「…本当にそう思うのでしたら、
開幕マスタースパークを放たないでください」
「ああ、検討しといてやるよ」
負けることを知り
「ふう…魔理沙さんも図書館の方に行きましたし…お昼寝でも…」
(ZZZ……ZZZ…トスッ!)
「あいたぁ!?」
「…ネズミを通した挙句、お昼寝?…良い身分ね…美鈴」
「さ、咲夜さん!?」
「……お仕置きね(チャキッ!)」
「ひ、ひえぇ~」
叱られる事を知り
「…全く…もう少ししっかりしなさいよ」
「はい…(涙)」
「それじゃあ、これで私は行くわね」
「あ、ちょっと待ってください」
「なに?」
「…えいっ!(むぎゅっ!)」
「いたたっ!?ちょ、美鈴?」
「…咲夜さん、最近疲れているでしょう、肩が張ってますよ」
「つ、疲れてなんか…あたたっ…」
「……無茶しないでください(もみもみ)」
「…あ~堪える…」
「……はい、これでお終い…咲夜さん?」
「…すぅ…すぅ…」
「眠っちゃいましたか…ベッドの上に…よいしょっと…これで良し…」
優しさを知り
「門番長!門の前に妖怪の群れが!」
「よし!各員配置に着け!」
「イエス!マム!」
「いいですか!?この紅魔館の中に入ろうとする者達には
力ずくで排除する!皆、私に続け!」
『サー!イエッサー!』
負けられない戦いを知る…
「紅魔館門番長、紅美鈴!この紅魔館に仇名す者は一切許しません!
死ぬ覚悟ができたものから!かかってきてください!」
それができるのが、紅魔館の門番長である紅美鈴の証明である
美鈴=紅魔館のお母さん まさに。
ええ話だと思うが