Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東映「東方弾幕劇」

2005/12/27 03:10:27
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 魔理沙はその日も幻想郷中を飛び回っていた。
 彼女にはある目的があったのだ。

 





「お前門番だろ! なら文句言わずに手伝え! 頭の龍が泣いてるぞ!」
「私は紅魔館の門番なんだけど……」
「連れて行って良いわ魔理沙。どうせ館には咲夜がいるしね。いいわね、中国?」
「美鈴と呼んでくださいお嬢様」






「一度主役になったからっていい気になるなよ黒い鳥!」
「烏天狗です!」
「つべこべ言うとお前の写真機ぶんどるぜ!」
「新手の取材妨害ですか……」






「お前同じ蟲だろ! 同朋の誼で手伝えよ!」
「蛍だって言ってるでしょ!」
「同じ蟲同士だろ! 言い逃れはみっともないぜ!」
「蛍は清い清水にしか住まないんだぞ~!」






「手伝うのは良いけど主役は私じゃないの? 名前同じだし」
「甘いな七色。この主役は弾幕すらかき消す火力……つまり八卦炉が必要だ」
「魔理沙に出来て私に出来ないとでも言ってるの?」
「実はお前の人形で子機を表現しようと思ってな。だからお願いだぜ」
「なんだか言いくるめられている気分なんだけど」
「蓬莱、上海、京、露西亜、オルレアンを忘れずに持ってきてくれよな」






「私は嫌よ。忙しいの。月の頭脳とかいう蓬莱の薬士にでも頼みなさいよ」
「つれないこと言うなよ本の蟲。どうせ本読んでるだけだろ」
「本を読むのに忙しいの。そもそもなんで私なのよ」
「お前は召喚術に精通してるだろ。使い魔の小悪魔とか。だから頼むぜ」
「……貸し一つね。あと蠍はともかく天使は? あれは私の範疇じゃないわよ?」
「それは小悪魔に仮装してもらうことにするぜ」






「本当に私がやるのですか? それも悪の親玉役を?」
「裁判官なんだろ? お前しかいないんだ。やってくれないか?」
「本来なら懲罰ものですが……良いでしょう。しかし今回だけですよ」
「ありがたいぜ。だけどなんで手伝う気になったんだ?」
「私は善行を勧めるだけでなく手助けしたいとも思っているのですよ」








 そしてその日がやって来た。
「幽々子様、早くしないと遅れてしまいますよ」
「はいはい妖夢、今行くわ」
 支度を済ませた幽々子は一枚の散らしを手にしていた。
 先週ほどに天狗が新聞とともに配っていったものだ。
「まったく、皆物好きね」
 散らしにはこう書かれていた……



























 チャリティー弾幕ショー 「神符威霊伝」



 神の矛を手にした彼女は仇である人間達の遺産に戦いを挑む!
 魔都を守護する龍
 外敵を監視する鷹
 魔窟に潜み巣を張る蜘蛛
 彼女の写し身たる姉妹達
 神殿に鎮座する黙示録
 世界を断罪する死天使
 飛び交う弾幕! 唸る魔砲! そして待ちかまえる大物達! 
 壮大なスペクタクルでお送りする半白沢推薦の一品!
 幻想郷上かつて無い戦いが今此処に!



             主役   霧雨 魔理沙
             ラスボス 四季映姫・Y
             5ボス  パチュリー・K
             4ボス  アリス・M
             3ボス  リグル・N
             2ボス  射命丸 文
             1ボス  中国(紅 美鈴) 





 会場 紅魔館


 会費 食材一日分以上の価値のある物何でも(保存が利く物のみ)  





 なお、会費は金銭的に幻想郷一恵まれない巫女の賽銭箱に寄付されます。
 彼女がこの冬を乗り切れるかどうかはあなたの御心に掛かっています。
 奮ってご参加ください。


                責任者  霧雨 魔理沙
                協力者  レミリア・Sと紅魔館一同



   時期外れの支援SS。目指せ最萌優勝!(オイ
   あくまでも霊夢支援です。(マテ
   ホーミングのお世話になった身として紅白巫女に恩返しの一品を。

(注)某有名STGネタ入りです。
   無限マスタースパークはSTG下手には陰陽玉ほどの有難さ(笑
   ただ矛と盾はどちらが強いのでしょうか?  
神風特攻毛玉零号
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