Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方ショートショート(@紅魔館)

2005/12/27 02:37:46
最終更新
サイズ
2.18KB
ページ数
1
『外の世界には、銅鑼衛門とか言うからくりがあって、さまざまな奇術を為すらしい…』
                              八雲出版『外界見聞録』


東方の、『もしも』


「もしも、紅魔館の門番が普通に強かったらどう?」
「それは、強くなった…ということですか?」
「そうよ」


※ケースその一…パチュリーの場合

「パチュリー様、紅茶お持ちいたしました」
「ありがと、そこに置いといて」
「…最近静かになりましたよね、ヴアル」
「あの黒いのが来ないからね(どうしちゃったのかしら)」
「何でも、美鈴さんが頑張っているそうですよ」
「ふ、ふぅん」
(美鈴…私の恋路の邪魔はさせないわよ…)

結果。美鈴は、今以上に可哀想な事になる。

※ケースそのニ…咲夜&レミリアの場合

「今日も門番が外敵を追い払っていますね」
「そうみたいね」
(お嬢様…霊夢が来なくて寂しそうですわ…だからこそ私がその寂しさを埋めてさしあg
「じゃあ、神社に行きましょうか」
「ハィ!?(裏声」
「日傘をお願いね」
「はぃ…」
(お嬢様を独り占めできると思ったのに…美鈴、覚悟なさい)

結果。美鈴は、今以上にナイフまみれな事になる。

※ケースその三…フランドールの場合

「ねえお姉さま、何で最近魔理沙来ないの?」
「それはね、門番が通せんぼしてるから。あいつがうちの物を勝手に持っていくからね」
「えぇ~、つまんないなぁ~、魔理沙が来ないなんて」
(フランを寂しがらせるなんて…美鈴、あなたの運命を弄らせてもらうわ…)
「そうだ! 美鈴には門からどいてもらお! レーヴァテインで」

結果。美鈴は、生存競争から脱落の危機あり。

※番外編…博麗霊夢の場合

「なあ霊夢、最近美鈴が強くなったと思わないか?」
「そうみたいね…って、どうしたの? 普通なら中国って呼んでるはずじゃない」
「それなりに強いからな。なんというか、個性が見えてきた?」
「なにそれ」
「ほら、もともと人気があって、中国という逆境を越えたんだ。やっぱり格好よく見えるもんさ」
「……」
「攻撃力では主人公クラスかもな?」
(!! 主人公の座が危ない!?)

結果。美鈴は、夢想に封印されるかも。


「どうも、今のままが一番みたいね」
「そのようですね。なまじ目立つと危険というか」
「まあ、今のままでも十分危険なんだけど」
「彼女の頭のナイフは痛々しいですしね」
「貴方はどう? そういう個性というのもあるけど」
「私は八雲傘で十分です」
「あらそう。それじゃ、ご期待に沿えて」
「ぎゃ――――」

その様子は、文々。新聞に掲載されたとかしないとか。
ラストで主役を八雲側に回してしまった感が…うん、気のせい!(ぇ

美鈴は、中国というアイデンティティーを取得していたんだよ!
な、なんだってー!?

なんてことにはなりませんが。

あと、霊夢はまだまだ人気があるようですね。二位でしたし。
時雨
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コメント



1.卯月由羽削除
美鈴…どっちにしろかわいそうな子…