蓬莱山輝夜が死んだ。
不老不死である彼女にとっては死は珍しい事ではないからだろうか、彼女は時に平然と自らを死に誘
う行為を行う。スキマ妖怪の靴下の匂いを嗅ぐ、メイドの胸パットを盗む、冥界の幽霊のご飯をつまみ
食いする、閻魔を山田呼ばわりする、門番の名前を呼ぶ、etc,etc……
だが、今回の死に方はおかしかったのだ。
永遠亭の朝は早い。兎の長が健康に気を使う性質だからだろう。それでも彼女の起床は変わらないの
だが、誰かしらがお伺いを立てに行き、様子を伺う。反応がない場合はラジオ体操の後、朝食となる。
朝食後、数時間経っても起きてこない場合も多々あるが、その時は月兎か薬師が彼女を起こしに行く。
その日もそうだった。月兎が彼女を起こしに行った。襖を叩き、様子を伺う。反応はないが、構わず
部屋に入る。
案の定、彼女はパソコンのモニター前で突っ伏していた。ネットゲームのやりすぎで寝落ちしたのだ
ろう。月兎はキャラをログアウトさせ電源を落とし、彼女を抱き上げ布団に運ぶだが、様子がおかしい
。死んでいたのだ。
月兎は慌てて師を呼び、二人で死因を探る。
永遠亭の中に引きこもっている内は彼女に死ぬ要素など殆どない。並の妖怪が永遠亭を襲っても返り
討ちに合うだけだし、住人に気づかれず進入できる者は幻想郷広しといえど片手の指で余る程だろう。
内部の犯行だとしても、精々兎の長の罠に引っかかるか月兎に座薬で掘られる程度だろう。だが、彼
女の死体には外傷すらない。薬師が人体実験として変な薬を飲ませた訳でもないらしい。
分からなければ本人に聞けばいい、彼女が蘇生するのを待てばいいのだから。ところが蘇生しても一
向に彼女は目を覚まさない。
1昼夜の後、目を覚ました彼女に薬師は聞く。どうして死んでいたのですか、と。
すると、彼女はこういったのだ。
「ネットゲームのやりすぎかしら。3日くらい寝ないでやっていたから。」
das ende
不老不死である彼女にとっては死は珍しい事ではないからだろうか、彼女は時に平然と自らを死に誘
う行為を行う。スキマ妖怪の靴下の匂いを嗅ぐ、メイドの胸パットを盗む、冥界の幽霊のご飯をつまみ
食いする、閻魔を山田呼ばわりする、門番の名前を呼ぶ、etc,etc……
だが、今回の死に方はおかしかったのだ。
永遠亭の朝は早い。兎の長が健康に気を使う性質だからだろう。それでも彼女の起床は変わらないの
だが、誰かしらがお伺いを立てに行き、様子を伺う。反応がない場合はラジオ体操の後、朝食となる。
朝食後、数時間経っても起きてこない場合も多々あるが、その時は月兎か薬師が彼女を起こしに行く。
その日もそうだった。月兎が彼女を起こしに行った。襖を叩き、様子を伺う。反応はないが、構わず
部屋に入る。
案の定、彼女はパソコンのモニター前で突っ伏していた。ネットゲームのやりすぎで寝落ちしたのだ
ろう。月兎はキャラをログアウトさせ電源を落とし、彼女を抱き上げ布団に運ぶだが、様子がおかしい
。死んでいたのだ。
月兎は慌てて師を呼び、二人で死因を探る。
永遠亭の中に引きこもっている内は彼女に死ぬ要素など殆どない。並の妖怪が永遠亭を襲っても返り
討ちに合うだけだし、住人に気づかれず進入できる者は幻想郷広しといえど片手の指で余る程だろう。
内部の犯行だとしても、精々兎の長の罠に引っかかるか月兎に座薬で掘られる程度だろう。だが、彼
女の死体には外傷すらない。薬師が人体実験として変な薬を飲ませた訳でもないらしい。
分からなければ本人に聞けばいい、彼女が蘇生するのを待てばいいのだから。ところが蘇生しても一
向に彼女は目を覚まさない。
1昼夜の後、目を覚ました彼女に薬師は聞く。どうして死んでいたのですか、と。
すると、彼女はこういったのだ。
「ネットゲームのやりすぎかしら。3日くらい寝ないでやっていたから。」
das ende
ちょっと待ってみようか。「門番を中国と呼ぶ」なら分かるけどこれはいったい・・・?
もしかして最近の門番は名前を呼ばれると瞬時に飛んできて即死エリアルを叩き込むことで喜びを表現するようになったんですか?
たぶん、幻想郷からの圧力で存在を消される。
一応神主公認だし。中国の本名は幻想郷の禁忌じゃないかと。
美鈴は好きですが、ここではこんな扱いに……
ともあれ、感想ありがとうございました。