注意
タイトルで気付いた方もいると思いますが、とある作品のパロディです。
むしろセリフを少々改変しただけのパクりかもしれません。
あと、かなりの下ネタです。
この注意書きを読んで、あるいは本編を読み始めて少しでも不快感を感じたら、
迷わず読むのを止めることをお勧めします。
紅魔館のある一室。
レミリアの寝室に二人は居た。
一人は銀髪のメイド姿。
もう一人は桃色の服の小さな女の子。
メイド姿―――咲夜は真剣な面持ちで、
小さな女の子―――れみりゃは緊張した様子で、お互いを見つめている。
永劫に続くかと思われた沈黙は、咲夜が破った。
「いつもお仕えさせていただいてありがとうございます・・・れみりゃ様・・・」
「・・・・・・・・・さくや?」
いつになく真剣な表情で咲夜が言った。
対するれみりゃはきょとん、としている。
「でも・・・いえ・・・だからこそ、もう限界です・・・」
「!」
咲夜が言わんとしている事を察したのか、れみりゃがスカートのすそをぎゅっ、と握る。
「・・・・・・・・・」
咲夜はそんなれみりゃを見て躊躇ったのか少し間をおいて、こう続けた。
「この場で・・・いえ・・・ベッドの上で・・・」
更に一拍おいて、言う。
「 や ら な い か 」
「・・・・・・・・・」
あまりと言えばあまりな咲夜の言葉に戸惑うれみりゃ。
「・・・で・・・でも・・・」
「・・・ダメですか・・・?」
しかし捨てられた子犬のような瞳で尋ねる咲夜を見て、
「・・・・・・・・・・・・」
れみりゃは何かを考えるように黙り、逆にこう問いかけた。
「・・・わたしだけをみてくれる?」
「ええ、私はロリコンですから・・・」
微笑さえ浮かべて即答する咲夜。
その答えにれみりゃは涙を浮かべて、
「・・・・・・・・・うれしい・・・さくや・・・」
だがすぐにその歓喜は消えた。
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・ど・・・どうされましたれみりゃ様?」
ハッと何かに気づいたように、一転して暗い顔をするれみりゃに咲夜は慌てた。
それに対してれみりゃは、自分が思い当たってしまった不安を口にする。
「じゃあ・・・フランは・・・?」
「うっ!」
あからさまに動揺する咲夜。
「う・・・・・・・・・ そ・・・それは・・・」
咲夜は、ガクリと肩を落として言葉に詰まる。
「・・・・・・・・・・・・だ・・・ダメなんです・・・」
ようやく何かに思い至ったのか、口を開く咲夜。
「そ・・・そう! 小さいだけじゃダメなんです!
そのぷにぷにのほっぺも・・・!
背中の蝙蝠の羽も!
ケーキを食す仕草の筆舌に尽くし難い程の可愛らしさも・・・!」
憑かれたように、吼える。
「れみりゃ様をつくる全ての要素が! 私の性欲をかきたてる!!」
「・・・でもフランはワガママ妹キャラ・・・」
「あが―――!!!」
魂の叫びは、れみりゃのたった一言で崩された。
絶望の悲鳴を上げ、頭を抱える咲夜。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
部屋は、静寂に包まれた。
「どう・・・すれば・・・・・・」
沈黙を破ったのは、またしても咲夜だった。
カッと目を見開き、開き直ったかのように続けた。
「じゃあ どうすればいいと言うのですか!
れみりゃ様とフラン様を・・・純真無垢と天真爛漫のどちらかを選べと・・・!?
そしてどちらかを捨てろと言うのですか!」
咲夜の脳裏を二人の顔がよぎる。
「咲夜・・・」
「さくや・・・」
咲夜は、
「無理!!」
決断した。
「二人とも私のものだー!!」
「!」
叫びながられみりゃを押し倒す。
「さくや―――!」
バタンッ!
「何をしているんですか咲夜さん!」
部屋の扉が弾けるように開き、美鈴が飛び込んできた。
「ちっ 邪魔が入ったか・・・」
続いてパチュリー、小悪魔も駆け込んでくる。
「さ・・・咲夜さん・・・れみりゃ様に・・・こんな小さくなってるお嬢様に手を出すなんて・・・しょ・・・正気ですか・・・?」
怯えるように、美鈴が問う。
「・・・・・・ええ・・・」
咲夜はこともなげに答える。
「そんな事して・・・山田に捕まってもいいんですか・・・?」
暑さによるものではない汗を浮かべて、小悪魔が問う。
「そんなもの、時空操作の敵ではない」
咲夜はこともなげに答える。
「咲夜さん!」
「メイド長!」
「咲夜!」
三人の怒声が重なる。
「だいたいなんでれみぃなのよ! いくら可愛いって言っても子供じゃない!」
「そもそも咲夜さん世間の常識はないんですか!? 変態行為ですよ! 咲夜さんのしていることは!」
「メイド長は今 情緒不安定なんですよ! 冷静になれば普通の年齢の人も愛せるはず!」
咲夜を取り囲み、畳み掛けるように三人が言う。
しかし
「・・・貴女たちに・・・」
「!」
咲夜は
「ちっちゃい娘の体のエロさが分かるものかー!!」
怯まなかった
その一喝に三人はビクッと後ずさりする。
「では聞くけれど・・・貴女たちは不埒な目でちっちゃい娘を見たことがある?
・・・無いでしょう・・・常識にとらわれているのだから・・・」
神の教えを説くが如く、語る。
「だが私は違う・・・だからこそ知っている・・・
ふくらみかけの胸・・・
細い脚・・・
美しくも儚いその魅力を・・・・・・・・・」
咲夜は悟りを得たかのような、澄み切った顔をしていた。
「ああ・・・今すぐれみりゃ様を犯したい・・・」
ザッ
三人の反応は機敏だった。
すぐさまれみりゃを守るように咲夜の前に立ちふさがる。
「へえ・・・力ずくで私を止めようというの・・・」
「いくら咲夜さんでも私たち全員に勝てると思うんですか?」
動じない咲夜に内心焦りを感じながらも、余裕を見せて問いかける美鈴。
「人の強さは・・・心の強さ・・・」
スッと、いつの間にかナイフを持っていた右手を上げる咲夜。
「!?」
咲夜の意図が分からず、戸惑う美鈴。
「貴女たちが私を止めようとする気持ちが・・・
私がれみりゃ様に淫らな行為をしたいという気持ちよりも強いとでも?」
静かに、問う。
「否」
そして自ら答えを出す。
「断じて否!」
ザンッ
時間停止を使わなかったにもかかわらず、咲夜以外は誰一人動かなかった。否、動けなかった。
ズバァッ
一瞬の後、三人の服のみが裂け散る。
「つ・・・強い・・・」
力の差を悟ったか、膝を突く三人。
「・・・これで・・・邪魔はいなくなった」
『掃除が終わった』と同じくらいに何の感慨もなく咲夜がつぶやく。
「さあ・・・やりましょう・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「この熱い心と体を受け止めてください・・・お嬢様・・・」
「・・・・・・・・・・・・や・・・」
「もう・・・我慢できない・・・」
「やっぱり・・・ダメ・・・!」
ボン
小さな音と共に、れみりゃは蝙蝠に変身していた。
「・・・なっ・・・な・・・」
信じられないものを見るかのように、言葉が出なくなる咲夜。
(・・・助かった・・・)
言葉には出さず――蝙蝠なので喋れないだけだが――安堵するれみりゃ。
これでこの騒動も終わりだと思った。
「・・・もう・・・」
その言葉にれみりゃが疑問を感じるよりも早く
「蝙蝠でもいいや・・・」
咲夜はスカートを下ろしていた。
終わりです・・・
タイトルで気付いた方もいると思いますが、とある作品のパロディです。
むしろセリフを少々改変しただけのパクりかもしれません。
あと、かなりの下ネタです。
この注意書きを読んで、あるいは本編を読み始めて少しでも不快感を感じたら、
迷わず読むのを止めることをお勧めします。
紅魔館のある一室。
レミリアの寝室に二人は居た。
一人は銀髪のメイド姿。
もう一人は桃色の服の小さな女の子。
メイド姿―――咲夜は真剣な面持ちで、
小さな女の子―――れみりゃは緊張した様子で、お互いを見つめている。
永劫に続くかと思われた沈黙は、咲夜が破った。
「いつもお仕えさせていただいてありがとうございます・・・れみりゃ様・・・」
「・・・・・・・・・さくや?」
いつになく真剣な表情で咲夜が言った。
対するれみりゃはきょとん、としている。
「でも・・・いえ・・・だからこそ、もう限界です・・・」
「!」
咲夜が言わんとしている事を察したのか、れみりゃがスカートのすそをぎゅっ、と握る。
「・・・・・・・・・」
咲夜はそんなれみりゃを見て躊躇ったのか少し間をおいて、こう続けた。
「この場で・・・いえ・・・ベッドの上で・・・」
更に一拍おいて、言う。
「 や ら な い か 」
「・・・・・・・・・」
あまりと言えばあまりな咲夜の言葉に戸惑うれみりゃ。
「・・・で・・・でも・・・」
「・・・ダメですか・・・?」
しかし捨てられた子犬のような瞳で尋ねる咲夜を見て、
「・・・・・・・・・・・・」
れみりゃは何かを考えるように黙り、逆にこう問いかけた。
「・・・わたしだけをみてくれる?」
「ええ、私はロリコンですから・・・」
微笑さえ浮かべて即答する咲夜。
その答えにれみりゃは涙を浮かべて、
「・・・・・・・・・うれしい・・・さくや・・・」
だがすぐにその歓喜は消えた。
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・ど・・・どうされましたれみりゃ様?」
ハッと何かに気づいたように、一転して暗い顔をするれみりゃに咲夜は慌てた。
それに対してれみりゃは、自分が思い当たってしまった不安を口にする。
「じゃあ・・・フランは・・・?」
「うっ!」
あからさまに動揺する咲夜。
「う・・・・・・・・・ そ・・・それは・・・」
咲夜は、ガクリと肩を落として言葉に詰まる。
「・・・・・・・・・・・・だ・・・ダメなんです・・・」
ようやく何かに思い至ったのか、口を開く咲夜。
「そ・・・そう! 小さいだけじゃダメなんです!
そのぷにぷにのほっぺも・・・!
背中の蝙蝠の羽も!
ケーキを食す仕草の筆舌に尽くし難い程の可愛らしさも・・・!」
憑かれたように、吼える。
「れみりゃ様をつくる全ての要素が! 私の性欲をかきたてる!!」
「・・・でもフランはワガママ妹キャラ・・・」
「あが―――!!!」
魂の叫びは、れみりゃのたった一言で崩された。
絶望の悲鳴を上げ、頭を抱える咲夜。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
部屋は、静寂に包まれた。
「どう・・・すれば・・・・・・」
沈黙を破ったのは、またしても咲夜だった。
カッと目を見開き、開き直ったかのように続けた。
「じゃあ どうすればいいと言うのですか!
れみりゃ様とフラン様を・・・純真無垢と天真爛漫のどちらかを選べと・・・!?
そしてどちらかを捨てろと言うのですか!」
咲夜の脳裏を二人の顔がよぎる。
「咲夜・・・」
「さくや・・・」
咲夜は、
「無理!!」
決断した。
「二人とも私のものだー!!」
「!」
叫びながられみりゃを押し倒す。
「さくや―――!」
バタンッ!
「何をしているんですか咲夜さん!」
部屋の扉が弾けるように開き、美鈴が飛び込んできた。
「ちっ 邪魔が入ったか・・・」
続いてパチュリー、小悪魔も駆け込んでくる。
「さ・・・咲夜さん・・・れみりゃ様に・・・こんな小さくなってるお嬢様に手を出すなんて・・・しょ・・・正気ですか・・・?」
怯えるように、美鈴が問う。
「・・・・・・ええ・・・」
咲夜はこともなげに答える。
「そんな事して・・・山田に捕まってもいいんですか・・・?」
暑さによるものではない汗を浮かべて、小悪魔が問う。
「そんなもの、時空操作の敵ではない」
咲夜はこともなげに答える。
「咲夜さん!」
「メイド長!」
「咲夜!」
三人の怒声が重なる。
「だいたいなんでれみぃなのよ! いくら可愛いって言っても子供じゃない!」
「そもそも咲夜さん世間の常識はないんですか!? 変態行為ですよ! 咲夜さんのしていることは!」
「メイド長は今 情緒不安定なんですよ! 冷静になれば普通の年齢の人も愛せるはず!」
咲夜を取り囲み、畳み掛けるように三人が言う。
しかし
「・・・貴女たちに・・・」
「!」
咲夜は
「ちっちゃい娘の体のエロさが分かるものかー!!」
怯まなかった
その一喝に三人はビクッと後ずさりする。
「では聞くけれど・・・貴女たちは不埒な目でちっちゃい娘を見たことがある?
・・・無いでしょう・・・常識にとらわれているのだから・・・」
神の教えを説くが如く、語る。
「だが私は違う・・・だからこそ知っている・・・
ふくらみかけの胸・・・
細い脚・・・
美しくも儚いその魅力を・・・・・・・・・」
咲夜は悟りを得たかのような、澄み切った顔をしていた。
「ああ・・・今すぐれみりゃ様を犯したい・・・」
ザッ
三人の反応は機敏だった。
すぐさまれみりゃを守るように咲夜の前に立ちふさがる。
「へえ・・・力ずくで私を止めようというの・・・」
「いくら咲夜さんでも私たち全員に勝てると思うんですか?」
動じない咲夜に内心焦りを感じながらも、余裕を見せて問いかける美鈴。
「人の強さは・・・心の強さ・・・」
スッと、いつの間にかナイフを持っていた右手を上げる咲夜。
「!?」
咲夜の意図が分からず、戸惑う美鈴。
「貴女たちが私を止めようとする気持ちが・・・
私がれみりゃ様に淫らな行為をしたいという気持ちよりも強いとでも?」
静かに、問う。
「否」
そして自ら答えを出す。
「断じて否!」
ザンッ
時間停止を使わなかったにもかかわらず、咲夜以外は誰一人動かなかった。否、動けなかった。
ズバァッ
一瞬の後、三人の服のみが裂け散る。
「つ・・・強い・・・」
力の差を悟ったか、膝を突く三人。
「・・・これで・・・邪魔はいなくなった」
『掃除が終わった』と同じくらいに何の感慨もなく咲夜がつぶやく。
「さあ・・・やりましょう・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「この熱い心と体を受け止めてください・・・お嬢様・・・」
「・・・・・・・・・・・・や・・・」
「もう・・・我慢できない・・・」
「やっぱり・・・ダメ・・・!」
ボン
小さな音と共に、れみりゃは蝙蝠に変身していた。
「・・・なっ・・・な・・・」
信じられないものを見るかのように、言葉が出なくなる咲夜。
(・・・助かった・・・)
言葉には出さず――蝙蝠なので喋れないだけだが――安堵するれみりゃ。
これでこの騒動も終わりだと思った。
「・・・もう・・・」
その言葉にれみりゃが疑問を感じるよりも早く
「蝙蝠でもいいや・・・」
咲夜はスカートを下ろしていた。
終わりです・・・
GJ!
HNは……変えるしかないですかね。実害が出ますし。
余計な事とも取られかねないですが、後書きで一筆添えておけばいいんじゃないでしょうか。
まぁ一言で言うのであれば。
ドゲゴブヒュゲアキコボァs(←壊れた
タイトルを見た瞬間わかりました。
ああ、あの変態。
もいっかい読み直そう……そしてこのネタをかぶらせよう。
HNについてはk氏に同意です。最近どっかの(検閲)がうるさいですから。
まぁ、元がいいからなんでしょうけどね。私がやったのは状況描写だけですし。
分かる人には必要ないでしょうが、都古=フラン、を書き忘れていました。
kさんとまっぴーさんのお勧め通りに名前変えてみました。スズキと読みます。
誰がうるさいのかはよく分かりませんが。
今度またパロディを作ることがあったら、香霖×魔理沙でも書いてみようかなーと思ってたり。でも二番煎じだよなーとも思ったり。
あの名言「ええ、私はロリコンですから・・・」でやっと元ネタ思い出せましたが(迂闊)、ネタとオチが分かってるだけに、どう持ってくるかワクワクしながら読ませてもらいました。
GJ!!
スズキと読むんですか
しゃちほこと読んだ自分はアホですか、アホですね