Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

三途

2005/12/04 09:45:16
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人が死んだら旅支度

笠を被って 草鞋を履いて

六文持たされ

白装束で踏み出せば

足元照らすは蝋燭一本

行き先示すは線香一本

おいおい切らしてくれるなよ

四十九日のその日まで

そろりそろりと歩き出す

死出の旅路を護るのは

坊主の読経と煙だけ

ようよう辿り着いたのは

地蔵が6人 護る川

一文一文 供えては

どうか護って下せえと

願い済ましていざ逝かん

「ちょいと待ちなよ其処逝く人よ」

歩みだしたら止められて

誰だと問えば案内人

「あんたの罪はどれほどか?」

帳面開いて調べます

渡り方は三通り

罪の重さで変わるとな

成る程だから三途の川か

罪が重けりゃ濁流を 

そうでなければ浅瀬を渡れ

罪がなければ橋を逝け

渡りきったその先に

婆が一人待ってます

死人の着ぐるみ無理矢理剥いで

枯れ木にそれを引掛ける

枝が折れなきゃ極楽浄土

折れてしまえば地獄逝き

人が死んだら旅支度

仏の弟子になるために

いざいざ逝かん死出の旅












「あっはっはっはっはっはっ!」

バンバンと畳を叩いて私は爆笑してしまったわ

「何がそんなにおかしいんですか紫様?」

急に笑い出した私を藍が訝しげな瞳で見てくる

「これよこれ」

私は目尻の涙を拭いながら藍にはいっと今まで読んでいた本を手渡した
ちなみに隙間から拾ってきたのは言うまでもないわね

「・・・・・・?」

藍はこれの何処が面白いのだろうと首を捻っているわ
私はそんな藍を見つめながら、ふふりと笑ってお茶を啜ったの
















































死者を案内するのがあの娘なら・・・
脱衣婆は一体誰かしら・・・・・・ね?
一体誰でしょうねぇ?



仏教のある宗派の死後の様子を参考にさせていただきました
リズムをつけて調子よく読んでいただけるとよろしいかと
それでは
りりぃ
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コメント



1.たまゆめ削除
ちょ、おばーさんって。w

着物の重さは背負ったもののおもさ。
それをはぐのは、あのお方のお役目ってことですね。
2.名無し妖怪削除
・・・つまり、裁判長の山田さんの目の前で全裸になれる、と。
しかも山田さんが服を脱がせてくれる、と。

いや、私は見られて感じるタイプじゃないんで。ホントに。