Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

文霖。新聞 第4刊

2008/07/14 02:04:35
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 『侵入者現る』

 春風にのって、文の下に伝言が届いた。

 伝言の送り主は、山の自警団。どういったわけか、外からの侵入者が現れる度、文が呼び出される。

 建前は文が『里に最も近い天狗だから』であるが…。

 確かに、自警団の本分は問答無用の交戦ではなく、可能ならば交渉し、追い返すことだ。

 見知ったものが応対し、穏便に済めばそれに越したことは無い。

 だが生憎、文の相手は皆、『穏便に済ますことを知らない』相手だった。


「今の私は、しがない新聞記者だというのにね」


 これでは、自警団にいるのと何ら変わりはない。

 ――いや、自警団にいたときだって、こんなに頻繁に出動することはなかった。








 九天の滝の上空で、文は侵入者を見つけた。

 侵入者の正体は……あまりに予想通りで、特に感想はない。

 普通の魔法使い、霧雨魔理沙だ。


「はぁ…。また来たの? 一応聞いてあげるけど、今日は何の用よ?」

「うむ、お勤めご苦労。言っておくが、特に用事はない」

「それはそれで腹が立つわね。せめて、守矢の神社に行くとか、河童ん家に行くとか言いなさいよ」

「あー。そうだな、用事は行ってから考えるぜ」

「そう、行くのね? じゃあ、通してあげないわ!」


 相手が魔理沙なら、これが一番手っ取り早い『応対』だ。

 文はカードを掲げ、スペルを宣言する。


「麓まで吹き飛びなさい。逆風『人間禁制の道』!」


 文から魔理沙に向かって、暴風が吹き荒れる。巨岩さえも吹き飛ばす猛烈な嵐。

 まともに飛んではいられない。魔理沙はバランスを崩すまいと、必死に抵抗するが…


「うわっ!?」


 目の前に飛んで来た大岩に気を取られ、それは叶わない。

 自分の身体ほどもある巨岩を、咄嗟に魔方陣で防ぐ。当たれば命は無いだろう。

 だが。


「捕まえたわ、魔理沙」


 弾いた岩の影に文がいた。

 こんな嵐の中でさえ、文は自在に動き、髪すら乱すことはない。

 それが文の能力、風を操る程度の能力だった。

 しかし、それ以上に恐ろしいのが腕力。人を軽々と引き裂いてしまう妖怪の力だ。

 今、魔理沙はそんな文の手が届く距離にいた。

 文は右の拳にその力を込めて、真っ直ぐに放つ。


 (――狙いは…鳩尾!)


 咄嗟に魔方陣を展開し拳を受けるが、反動で魔理沙の華奢な身体が後ろに吹き飛ぶ。


「ぐっ…!」


 巨岩などより遥かに大きな衝撃。

 魔理沙は吹き飛びつつも、文に目掛け弾幕を放つ。しかし、回避は容易いだろう。

 だが、追撃を防ぐことくらいはできる。この体勢で狙われてはひとたまりも無い。

 吹き荒ぶ風の力もあいまって、二人の距離は大きく離れた。


「あやや? 面倒だから手っ取り早く決めるつもりだったのに…。アテが外れたわねぇ」

「じゃあリクエストにお答えして、手っ取り早く落としてやるぜ」


 さあ、今度はこちらの番だ。そういって魔理沙は弾幕を張り、反撃の狼煙を上げる。

 対して文は、何をするのかしら? と、余裕の表情を浮かべて、そんな魔理沙を見ていた。

 敵の力を見極め、それよりほんの少しだけ上の力を見せ付け、捻じ伏せる。

 それが文のやり方であり、楽しみ方だった。

 一方の魔理沙はいつだって全力勝負。弾幕はパワーだぜ。それが彼女の口癖だった。


 ―― 守りっぱなしは似合わない!


 文は幻想郷一の脚を自負するだけあって、非常に動きが速い。

 どんな速い弾でも、真っ直ぐに狙い撃てば難なくかわされてしまうだろう。

 魔理沙はどうにかして、文の動きを制限する必要があった。


 ―― では、どうやって? 


 魔理沙の導いた答えは、シンプルにして王道、得意の『星海戦術』だった。

 オーレリーズサンと呼ばれるビットを展開。そこから星の弾幕を大量にばら撒き、文を牽制する。


「単純ね、いかにも人間らしい発想だわ。でもその程度じゃ、私の動きを止めることなどできない」


 文はそれを意に介さず、軽々と弾幕を避け、悠々と魔理沙に近付いてくる。

 ここまでは、魔理沙の計算の内であった。


 ―― そうだ、良いぞ。もっと近付いてこい。


 狙いは至近距離からのマスタースパーク。回避できない距離まで、文を引き付ける。星の海はその布石でしかない。

 だが、文にとっても計算できる範囲の戦術であった。


(そう、近付いた所を狙い撃つつもりなのね。なら…)

「そこだ! 恋符『マスタースパ…」

「遅い」

「あっ…」


 放とうとしたその瞬間――。何故か眼前に文がいた。

 『疾走風靡』

 風を纏い、高速で猛突進するだけのシンプルな技だが、その速度は人間の反射神経を凌駕する。

 まともに体当たりを浴び、再び吹き飛ばされる魔理沙。今度は満足な防御ができなかった。


「ぐっ…」


 衝撃で魔理沙の意識が飛びそうになる。

 どんなに努力しようと、事故は付き物だった。

 そのため、普段から魔方陣だけでなく、防御の魔法によっても防御力を上げているので、大怪我には至らない。

 しかし、服は風に引き裂かれ、破れてボロボロになってしまう。


「この前も同じ失敗をしていたわ。ワンパターンね。あんたの戦術はわかりやすいのよ。それで私を捉えることなんて出来ないわ」


 文は空に空気の塊を作り、その上に座って魔理沙をニヤニヤと見下ろしていた。

 左足を右膝の上にのせ、右手で頬杖をつく。

 人を小馬鹿にしたような文の態度。高慢な天狗らしい姿勢だった。


「……そうだな、ワンパターンだったぜ、お前がな。絶対やってくると思ったよ」

「あら、負け惜しみはかっこ悪くてよ」

「人を舐めた態度、それがワンパターンだぜ。だから気付きやしないんだな」

「ふん、何を…」


 気がつくと針金のように細い魔力の線が、文の身体に張り付いていた。


(線? …魔力の? ―― しまった!)


 線の先は真っ直ぐ、魔理沙の持つミニ八卦炉に向かって伸びている。


「もう『遅い』ぜ。ブン屋」


 カードと八卦炉を文に向け、高らかに宣言する。


「 邪恋『実りやすいマスタースパーク』!! 」



 八卦炉が咆哮をあげ、巨大な魔力の塊が放たれる。虹色の光の奔流は、導線を伝い一直線に文へと向かう。

 魔力の導線を使うことで、魔砲の出力と命中率を上げたマスタースパークの改良版である。

 導線に触れれば、もう避ける手段はない。


 (ダメだ…直撃する!)


 咄嗟に顔を腕で覆い、翼を隠すことでダメージの軽減を試みた。

 光の奔流は無慈悲に文を飲み込む。

 身を焦がす灼熱、目を瞑ってもなお眩しい光、口の中が焼けてしまうので、苦しくても叫び声を上げる事すら叶わない。

 只管、耐えるのみだ。

 永遠とも思えるレーザーの照射が終わると、文の身体は重力に引かれ、そのまま地上に落ちていった。







―― ドサッ……


「あいたたたた……」


 地面に落ちた衝撃で、文は意識を取り戻す。大分高い所から落下しというのに無事なのは、妖怪の頑丈さ故か。

 魔砲をまともに浴び、地面に落ちた文のところに、魔理沙がやってきた。

 自慢のスペルが見事に決まったことに、実に満足げである。


「へへっ、今日は私の勝ちだな。中々面白いスペルだろう? お前のように、ちょこまか五月蝿いヤツ向けの新スペルだぜ」


 お前の山の茸を使って実現したんだ。そう、自らのスペルについて得意げに語る魔理沙。

 文には魔砲がかすることはあれど、直撃したことは一度も無かった。だからなお、一層嬉しいのだろう。

 明確に、相手を戦闘不能な状態に追い込んだ勝利。

 文にそれを決めることが出来たのは初めてだった。


「もう、あんたのせいで服がボロボロじゃない…」

「お互い様だぜ。次の一面記事は、私がどう勝ったのか、格好良く書いてくれたまえ」

「残念ながら、写真がないから記事はボツよ」

「あー。何だって? それは盲点だったな…」


 写真がないんじゃ、新聞にはならないな…。そう言った魔理沙は割りと悔しそうである。

 魔理沙の頭の中では、『新聞=写真』という公式が定義されているらしい。


「ならしょうがない。時間の無駄だったようだ。私は帰るぜ」

「もう来るな!」


 またな、魔理沙はそう言って、颯爽と箒にまたがり、麓に消えていった。


 命中する直前に、防御姿勢はとったものの、流石の威力である。

 全身が火傷やら、打撲やらで痛い。はしたないとは思いつつ、文は大の字になって地面に寝転がる。


 ―― 見上げた空が晴れていて良かった。曇っていたり、雨が降っていたら気分も沈んだだろう。


 顔を触ってみると、どうやら火傷は負っていない。

 どんなに長く生きた妖怪だとしても、文は女性なのだ。

 妖怪だからすぐに治るといっても、顔に火傷するのだけは避けたかった。


「まったく…。何しに来たのかしら」


 魔理沙も、私も…。そう呟く。

 今年になって、魔理沙が山にやってくる回数が増えた。

 去年までは一月に一度程度だったのが、今は月に二度、三度来る。

 頻度だけでいえば、倍に近い。


「文様、大丈夫ですか?!」


 近くで二人の弾幕ごっこを見守っていた、白狼天狗の犬走椛が、心配そうに文に駆け寄る。

 椛は、文と魔理沙の戦いを何度も見てきたが、文が怪我をした姿を見たのは初めてだった。


「何で毎回、私が出なきゃいけないのかしら」

「申し訳ないです。でも、私達じゃ歯が立たなくて…。大天狗様にお願いしても、文様を呼べとしか」

「人間とはいえ、年端の行かない女子供に手を挙げろと? それで天狗の面子が保てたとしても、師匠は男の名折れだわ」


 自警団の大天狗のことを、文は敬意を込めて師匠と呼ぶ。風の操り方も体術も、元はその師から教わったものだ。

 文は決して口には出さないものの、文の実力は既に師を凌いでいた。

 師もまた、そんな弟子を誰よりも信頼していた。

 ―― 魔理沙は、確かに厄介な存在ではあるが、今の所、茸を採ったり、守矢神社の周辺や、河童の住処に行く程度で問題は小さい。

 守矢神社の神様、八坂神奈子も魔理沙の事を妙に気に入っており、天狗社会に直接害を成さなければ放置しても良い、と大天狗は考えていた。

 緊張感に欠けた、椛達にもいい訓練になる。

 そもそも、大天狗自身が魔理沙と戦い、不覚を取るようなことがあれば、自警団の面子は丸潰れである。

 文ならばそれらの事情を理解し、適切な対処をしてくれるだろう。そう大天狗は考えていた。

 ついでに、自警団を抜けた愛弟子へ、ほんの少しの仕返しと未練を込めて。


「だから、本当は貴方が、貴方達が頑張らないといけないのよ。河童と大将棋ばかりしてないで、もっと修練を積みなさい」

「うっ…耳の痛い話です」


 椛もまた大天狗の指導の元、修練を積む自警団の若い天狗の一人だ。文は兄弟子ならぬ、姉弟子であり、元上司にもあたる。

 文に負けず劣らずの真面目な性格であるが、少々臆病で、性格も至って平和的だ。

 あまり自警団に向いた性格とはいえない。


「それにしても、大丈夫ですか? あちこち火傷だらけで…」

「痛いことは痛いんだけど、このくらいの怪我、一晩寝れば治るわ。今晩は満月だしね。でも服は買い換えなきゃ。請求書は自警団のほうに廻しておくから、よろしく」

「そ、そうですか。わかりました」

「それと、今日霖之助さんのところに原稿を取りにいく予定だったのよ。椛、代わりに取って来て頂戴」

「え? 私がですか? 霖之助さんって、確か文様の新聞にコラムを執筆されてる方ですよね?」

「他に誰がいるのよ。貴方の眼なら場所はわかるでしょう?」

「はい、ですが見張りの仕事が……」

「そんなの、私に言われたって言えばいいじゃない。それくらいの貸しはあるはずよ。

 それに仕事って言っても、滝の裏でずーっと暇そうにしてるだけでしょ? 今日はもう、魔理沙は現れないだろうし、貴方もたまには外を散歩してきなさい」

「はい。わかりました」



 ―― それにしても、見事に直撃をもらってしまった。

 ―― 魔理沙の企みに気付けなかったのは、私の慢心が原因だろう。

 ―― 人を見下し、そして出し抜かれる。

 ―― まるで人間達の御伽話に出てくる、高慢で間抜けな天狗そのもの。

 ―― 私もまだまだ未熟者ってことね。



 文は寝転がったまま、自嘲気味にため息をついた。



 ―― 人の成長は早い。生まれてたった十数年というのにあの力だ。

 ―― あと十年もすれば、本気で挑んでも太刀打ちできなくなってしまうかもしれない。

 ―― そして衰えも早い。あと五十年もすれば、もう、魔理沙は戦えなくなってしまうだろう。

 ―― ならば、せめて今くらい、付き合ってあげてもいいかもしれない。

 ―― 面白い人間なんて、そうそう現れないのだから。



 負けたというのに、文の顔はどこか嬉しそうだった。

 そんな文を、椛は不思議そうに見ていた。


「では行ってきます」

「あー。その前に、私を家まで背負っていってね。動きたくないから…」







―― カランカラ…


「よう香霖。今日もコラム書いてるのか?」

「いや、もう書き終えて入稿待ちだ」


 霖之助がコラムの連載をはじめて、既に半年以上が経っていた。

 入稿直前の霖之助は、いつも素っ気無く、コラムの執筆に没頭している。

 執筆の邪魔をすればすぐに追い出そうとするので、魔理沙もそれを確認するようになった。


「魔理沙、服がボロボロだぞ」

「ん? あー。弾幕ごっこでな」

「格好の割には、やけに嬉しそうだな」

「そりゃあ、勝ったからな」


 相手のことは喋らなかった。

 尤も、魔理沙が弾幕ごっこで服をボロボロにしてくるなど、日常茶飯事なので霖之助も別段聞いたりはしない。


「そう、服を香霖に直してもらいに来たんだ」

「で、御代は払ってくれるんだろうな?」

「ああ、勿論。いつも通り出世払いだぜ」


 本当にいつも通りだな。霖之助は皮肉を返して、ため息を吐く。


「仕立てろとは言わないが、せめて裁縫くらい覚えろ」

「裁縫みたいに、ちまちましたことは苦手なんだよ」


 黒と白を基調にしたエプロンドレス。ステレオタイプな魔法使いを彷彿とさせる、魔理沙のお気に入りだ。

 この服は人里で購入したものではない。

 家出した際に、魔法使いっぽい服が欲しいと言って、霖之助にせがんで仕立ててもらった物だ。

 他にもミニ八卦炉など、魔理沙の日常に霖之助の作ったアイテムは欠かせない。

 痛んだり、壊したときはいつもすぐに霖之助に修復を頼む。


「早速頼むぜ。服借りるからな。あと風呂も」


 魔理沙はその場で服を脱ぎ捨て、霖之助に預ける。


「おい、はしたないぞ魔理沙」


 勿論、シャツとドロワーズは着ているが、恥も外聞もあったものではない。

 どうしてこう、お転婆に育ってしまったのだろう。

 もう少し、女らしく恥じらいというものを持つべきではないだろうか。

 霖之助は二度目のため息をついた。







 あれはそう、去年の年末だったかな?

 『射命丸文の謎の大躍進。見え隠れする男の影』

 私の家の周りに、うんざりするほどバラ撒かれた天狗の号外の一つ、それを見たとき私は思わず笑ってしまった。

 だってそうだろう? あの香霖とブン屋のカップルだぜ? 売れない趣味人同士、お似合いすぎて、笑わずにはいられないじゃないか。

 勿論、天狗の撒いた号外を信じるほど私は馬鹿じゃない。見出しは単なる笑いの種だった。

 でも、そのときから何故か無性に文が気に入らなくなった。

 別に香霖に恋をしてたとか、そういうんじゃない。

 ただ、あいつがコラムを書くようになって以来、私の居場所が小さくなってしまったように感じていた。

 あいつは文と一緒に、新しい遊びに夢中になり、私を除け者にするようになった。それが何とも気に食わない。

 私はその遊びに加えてもらえなかった。


 そしていつしか、私は文が大嫌いになっていた。

 あいつは女すぎる。

 それが、私の好きな香霖堂には、とても似つかわしくないように思えた。

 形の良い胸も、くびれた腰も、細くて長い足も、赤い目も、黒い髪も、黒い翼も、仕草も。

 何もかもが女性的に見えた。それは私には無いものだった。(まあ、もう数年も経てば、私も成長すると信じたい…)

 とにかく、あいつが香霖堂に入ることが気に入らない。

 ……その度に、私の居場所がどんどん消えていく気がするのだ。







「ふー。いい湯だった。香霖、服は直ったか?」


 だぶだぶの霖之助の服を着て、上機嫌の魔理沙が風呂から上がってきた。


「随分、長風呂だったな」

「ああ、風呂で酒呑んでたからな。河童流だぜ」

「…まぁいい。服ならもう直したよ」

「流石プロの仕立て屋だな。仕事が速いぜ。よっと」

「おい、魔理沙ここで着替えるなと…」


―― カランカラ…。


「失礼します。森近先生いらっしゃいますでしょうか? 私、文様の代理でやってきました犬…」


 椛の目に映ったのは、下着だけの魔理沙と、服を持った霖之助だった。


「し、失礼しました!」


―― バタン


「ん? 何だったんだアイツ?」

「……さぁ? 犬と言っていたような」








――あ、あの人達は…。陽も暮れぬうちから何と言う破廉恥な真似を……。


「あら? お帰り椛。早かったのね」

「……はい」

「あの、原稿はどこ?」

「……忘れてきました」

「ええ?! それじゃあ新聞出せないじゃない! どうするのよ!」

「文様が直接取りに行ってください!」


 そう言い放って椛は、文の家を後にした。


「ええ? 何? どうして? 私、何か悪いことした?」


 何故か椛に逆切れされ、文はワケがわからなかった。







(続く)
全体的に実験作気味で、戦闘描写を混ぜていたら思わぬ時間がたってしまいました。

ちょっと文がいやな子ですが、これくらいが文っぽいような気がする? しないですか?

文霖とかいいつつ、霖之助は微妙に空気で、甘い展開にはなっていません。

むしろオリジナルの妖怪の山設定のことばかりになってしまった…。

霖之助と魔理沙って、やっぱり父親と娘っていう表現が一番しっくり来ると思います。そんな視点で書いてみました。


ご感想、誤字脱字のご指摘、何でもお待ちしております。


7/14 22:22 追記

次回を書くまでに少し時間がかかりそうです。

>甘い展開? をご所望の方へ

昔、霖之助スレに投下したもので、私が始めて書いたSSですが、よければ箸休めに…

ttp://coolier.sytes.net:8080/uploader/download/1216041357.txt

7/19

22:26 誤字脱字修正+一部表現修正
千と二五五
コメント



1.名無し妖怪削除
いつもいつも面白いSSありがとうございます
文の性格はまあこんな感じでいいとおもいますよ?

そろそろ甘いものが見たくなってきましたねwww
2.名前が無い程度の能力削除
これは誰も悪くないのに波乱の予感…!
ブン屋と店主の間に吹き荒れる嵐に立ち向かう天狗の術は……?
次回も期待です
3.名前が無い程度の能力削除
毎回楽しみにしてます。
どうしても人を見下してしまう文の性格はそれが天狗という一つの
アイデンティティーなのではと思いまがw
あと椛かわいいよ椛
4.名前が無い程度の能力削除
>失礼します。森近先生いらっしゃいますでしょうか? 私、文様の代理でやってきました犬…
椛、そこで区切って良いのかw
5.名前が無い程度の能力削除
何と気になる展開・・・!
次回が楽しみでなりません
6.名前が無い程度の能力削除
魔理霖キター!相変わらずの朴念仁ぶりにwktkが止まらないwwww
乙女の下着姿を華麗にスルーする霖之助が大好きです。
7.千と二五五削除
>名無し妖怪さん
お褒めに預かり恐悦至極です
なるべく、原作に似せようとはがんばっていますが、やっぱり難しいなぁ
>甘いもの
今まで4回ほど書いて、それぞれ一回くらい甘いシーンをはさみそうになって
これでは不自然だとか、こんなこと言うだろうか、なんて色々と試行錯誤しています
いつかご期待に沿えるよう頑張りたいと思います

>2の名前が無い程度の能力さん
>波乱の予感…!
波乱にもなりそうで、今までのように淡々と進めることもできそうで、ルート選択に悩んでおります…

>3の名前が無い程度の能力さん
>人を見下してしまう
個人的には、欠かせない要素だと思ってます。
でも、文ってたまに優しいのがいいな

>4の名前が無い程度の能力さん
思わずベタベタな展開に走ってしまいました。椛って不幸キャラになってること多いですよね

>5の名前が無い程度の能力さん
もう、本当に有難う御座います。
皆さんから頂く感想が、何よりの励みです
8.千と二五五削除
>6の名前が無い程度の能力さん
魔理沙が脱いだ理由はご想像にお任せ
9.名前が無い程度の能力削除
次回も期待させて頂きます。
10.名前が無い程度の能力削除
毎度楽しませてもらってます。
ただ視点をもう少し安定させてもよかったんじゃないかなーと。
三人称⇔一人称でめまぐるしく変化しているのでちょっと散漫な印象を受けました。
まぁ、表現は自由なので小言程度に留めてください。次回も期待しています。
11.千と二五五削除
>10の名前が無い程度の能力さま

ご指摘有難う御座います。
自分でも、書いてて視点を変えすぎたかなと感じていました…。
もう少し、表現力を身に着けて、モノローグに頼らないようにしたいですね
12.時空や空間を翔る程度の能力削除
なるほど・・・この「やきもち」は別の意味で苦そうだ(にやにやwww    
13.千と二五五削除
>時空や空間を翔る程度の能力さま
いつもご感想有難う御座います。
やっぱり、香霖堂といえば魔理沙が欠かせないと思います。
無粋かもしれませんが、イメージ的には魔理沙は十~十五くらいでしょうか。
14.名前が無い程度の能力削除
やきもちを焼く魔理沙かわいいなあ…
この後文と霖之助の関係はどう進展していくのか気になって仕方ありません。
次回も期待して待ってます。
15.名前が無い程度の能力削除
誤字報告
八卦路→八卦炉(全部八卦路になっています)
文様が直接取りいってきてください→取りにいって

文はいやな子じゃないよ!かっこいいです。
場外からいい味を出している大天狗もいいなあ。
16.千と二五五削除
>14
ご感想有難う御座います。
最初のプロットより、展開が遅く物凄く長くなってしまっています。なかなか進展しなくて申し訳ない。

>15
誤字脱字報告有難う御座います。…全然気が付きませんでした。
天狗の文は高慢に、かっこよく書きたいんですが、もうちょい表現力が欲しいですね。
17.名前が無い程度の能力削除
一話完結形式のSSって珍しいな
毎回、起承転結がついてて、主役が変わっていたりで楽しみにしています
いまさら、後書きのSSに気付いたのですが、ここに感想書いてもいいのかな

とりあえず、一言すっげえ面白かった!(後書きのSS)
18.名前が無い程度の能力削除
あとがきの甘いの、がリンク切れて見れなくなってるので出来れば再度貼ってもらえるとうれしいな