Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

とある人を一目見るために

2008/07/12 06:59:41
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 一応、オリキャラ注意





















 雪の降る5月…ありえない季節の中を私は進む…

 異変を解決しようとしているこの人間の体に憑依して

 悪い事だとは思っている

 だが、会いたい者が居るのだ



 一番初めに落としたのは、氷の妖精

 少しだけ頭の弱い妖精と聞いていたが

 初めて見る私にとってはその弾幕は脅威だった
 
 そして、雪原をさらに進むと自称黒幕と名乗る冬の忘れ物が現れた

 意外と攻撃が当たる範囲が広い

 これなら相手の弾幕を避けながら攻撃を加えれば
 
 負けることはないだろう…

 無事に撃退する…だが、もし本当の冬に戦っていたら…

 いや、何も言うまい…



 雪原を抜け、しばらくの間空を飛んでいると

 見慣れない所にやってきた

 しばらく、この場に居たかったがそれをすれば物語が進まない

 それに、可愛らしい黒猫が現れた

 ……倒すのは忍びないが、カンベンしてくれよ?

 闘う範囲を回転しながら飛び回る猫は強かったが

 会いたい人がいる…その思いで目の前の黒猫を倒す

 …よかった、気絶しているだけだ…先を急ごう…



 先ほどの場所から、随分離れた森の上…

 人形を扱う魔法使いが目の前に現れる

 強い…総じて三人目のボスは、一つの通過点だと聞いた

 綺麗な色の弾幕だから、最後まで見ていたいが

 そんな余裕など、この私にはない

 ギリギリの所で交わし、そしてスペルを使う

 そんな死闘を終えると人形遣いは引いてくれた

 本気は出さないらしい…

 助かった…もし、本気を出されていたら確実のこちらの負けだ

  

 人形を使う魔法使いの教えを受け、さらに空の上に向かう

 ここまで来ると、普通の毛玉や妖精達の攻撃が激しい

 思わず、一撃を受けてしまった

 だが、逆に言えばそれだけこちらの方も残機が増える

 目の前に春つげ妖精が現れたときには

 その弾幕の多さにパニックになりそうだった

 弾幕を受けるよりはマシとスペルカードを連発して

 何とか倒れてもらった…
 
 もっと、春を告げる良い方法があると思うのだが



 春つげ妖精を気絶させてから、さらに空に向かうと

 ……驚いた、こんなに大きな扉…

 いや、結界と言うべきか?

 こんなものがあったとは…

 驚いている私の目の前に、三人の音楽家姉妹が現れた

 どうやら、結界の先に行くすべを知っているらしい

 できれば、戦いたくないが彼女らの曲を聴く事=弾幕

 という事から、弾幕を放つことになった

 …一人だけ相手をするのかと思えば、最終的に

 三人が結束して弾幕を放ってきた
 
 恐ろしい相手だった…特にトランペットを持っている子…

 不規則に暴れまわるのだから、何処に弾幕が飛んでくるのか予想ができない

 何とか倒したが、そのおかげでこちらもどれだけか直撃してしまった

 結界を超える術を教えてもらい、さらに奥に進む

 

 …長い長い階段の上をすべるようにして進む

 どうやらここは、この人間のような生きている者が来てはいけない所

 それゆえに、霊魂が私の方を目掛けて攻撃を仕掛けてくる

 だが、ここまで来て消えるわけにはいかない…

 ギリギリで交わし、気合で避け、たまに出てくる前に倒す

 そうこうしていると、目の前におかっぱ頭の可愛らしい女の子が現れた

 だが、その目は覚悟に満ちていた

 どうやら、かなりの猛者のようだ…

 背中に挿していた二振りの刀を構えると

 こちらに弾幕を仕掛けてくる

 闘う範囲の何処から来るか分からない攻撃を

 気合だけで避け、直撃の瞬間にスペルカードを放つ

 激戦の末に、その子は一旦引いていった…

 さて、さらに進まなければならない… 


 
 女の子が引いていった先を進むと

 そこには、大量の綺麗な桜の山が…

 思わず見とれていたかったが、再び満身創痍な女の子が現れる

 どうやら、この先には彼女が仕えている人が居るらしい

 …すでにボロボロな女の子と、再び闘うが
 
 残念ながら、先ほどの傷がいえていなかったのだろう

 少しの戦いで気絶する

 この場に寝かせておいても、多分大丈夫だろうと判断して

 そのまま、真っ直ぐ進んでいくと一際大きな桜の老木の姿が…

 そして、その前に先ほどの女の子の使えているであろう女性が現れた

 この桜の老木を、満開にするために春度を奪っていったらしい

 迷惑な事だ…

 口上を告げると、その女性が弾幕を放ってきた

 弾幕の量、避ける難しさ、耐久力

 そのどれもが、今まで相手をしてきた者よりも上を行っている

 そして、攻撃の手段も豊富だった

 死を招く蝶…レーザー…ナイフ…

 一つ一つ避けるたびに、冷や汗がでる

 本能的に恐怖を感じる…
 
 だが、負けるわけにはいかない

 その女性が背中に大きな扇を掲げ、さらに激しい攻撃を仕掛けてくる

 ……こちらがもう駄目か?と思った時

 その女性が倒れた…

 勝ったのか?…自問自答をしたとき
 
 雰囲気が変わる、目の前の相手ではない誰かのスペルカードが発動する

 戦う相手はいない、だが攻撃をできる相手がいない…

 綺麗で真っ直ぐな弾幕を、ただひたすら避けるしかない

 もう、残機もない、そして最後のスペルカードも終えた

 気合を避けだけで耐えしのぐ

 そして、遂に相手のスペルが消えた…

 敵が最後に放った弾幕が、全て桜の花びらに変わると

 一面を綺麗な桜吹雪に変えた…

 …これで…とりあえずは…

 だが、まだ倒れてはいけない…これからだ…



 しばらくの間、私は憑依していた人間の中で意識を潜める…

 やがて、春が来たのだが…

 神社に遊びに来ていた人間達の下に、おかっぱ頭の女の子がやって来た

 冥界に誰かがやって来たとの事…

 来た!

 急いで私は人間に憑依する

 私は…私はこれを待っていた!

 冥界にやって来た者を見つけるため

 急いで冥界の階段のところまで進むと

 …前以上に過酷な弾幕が飛んできた 

 この敵達に対して、思わずスペルカードを使う

 …なんと恐ろしい量の弾幕だ…

 だが、前に進まなくてはならぬ

 そんな折、目の前からあの可愛らしい猫が現れた

 あの時よりも、さらにパワーアップして目の前に立ちはだかる

 なるほど、前の時とは全く違う

 最早、気合だけでは避けられない

 何とか、その黒猫を倒す…

 ここに来るまでにすでに満身創痍だ…

 もう一撃を受けたら、確実に私は倒れる

 そんな時、誰かが私の目の前に現れた…

 嗚呼…この人が…

 目の前に現れたのは、私が一目見たかった人

 意識は朦朧として、最早憑依している私には

 憑依している人間が何を話しているのか分からない

 だが…もう良い…もう満足だ…

 戦いが始まってすぐに…私が憑依している人間が倒れた…

 この人間には悪い事をした…せめて、この人間を安全な所に…

 残っていた私の力を使って、人間を神社まで送る

 そして、私は冥界の階段の上に倒れたのだ…




「あれ?…先に冥界に行ったんじゃないの?」

「…気がついたら、ここで倒れていたの…」

「不思議な話ね…さて、次は誰が行くの?」

 ………

 この後、誰かが冥界に現れた者を退治し

 そして、その主である隙間妖怪を懲らしめた

 だが、私にはそれは関係の無い事である

 もう、意識がないのだから… 
「…お前は?」
 紫様の親友である幽々子殿に話をしにきたら
 その場にやって来た人間によって、一緒に来ていた橙が気絶させられた
 少し興味を持って、その人間に闘いを挑んだが
 どうにもおかしい…
 攻撃を加えると、その人間の姿が消えて
 その場に、誰かの魂のような物が残った

「…何ゆえに、あの人間に憑依していたのだ?」 
 魂だけになった者が何かを語ることはできない
 だが、その魂は少しだけ違っていた
(嗚呼…八雲藍…この目で見ることができた…)
「!?何故私の名前を知っている!」
 まだ、私の名前を肩っては居なかったはず
 だが、目の前の魂は私の苗字まで綺麗に答えた
(…いえ、迷惑を…おかけした…私は…プレイヤーと言う者
 この世界を…聞いて…九尾の狐が…出ていると…)
 目の前の魂に表情があるとしたら
 多分円満な笑みを浮かべていたであろう
(…シューティングは…苦手でしたが…是非…一度見てみたかった…)
「シューティング?」
 私が首を傾げるが、目の前の魂は消えかけていた
(ありがとう…ございます…お姿を…見れて…声まで…お聞かせ…頂き…)
「お、おい?…」
 さらさらと消えていくその魂を思わず抱き寄せる
(…嗚呼…思い…残す……事は…な…い…)
 目の前の魂は、本当に幸せそうな声をして完全に消滅してしまった


 この後、先ほどの人間とさらに他二人の人間が私を叩きのめし
 挙句の果て、紫様まで叩きのめした
 怪我を負った紫様を、マヨヒガで手当てをしながら
 私はその魂の事を紫様に聞いてみた
 紫様は笑いながら答えてくれた
「…そう…良かったわね藍…貴方の為にEXまできてくれた人が居たのだから」




 どうも、脇役です
 私が東方と言う世界に入るきっかけになったのは
 九尾の狐である、八雲藍がきっかけでした…
 そのため、苦手なシューティングゲームである東方を
 ノーコンテニューでクリアして、八雲藍の前にまで向かい
 そして…満足して諦めました(笑) 
 
 おかげで、他のシリーズもやる事になり
 何とか、今までのシリーズをノーコンで
 ラスボスをギリギリ倒せるとこまではできました
 まあ、EXは私には無理です
 でも、藍様に会えてよかった…

 このお話が、脇役が東方を始めた原点です
 それでは…ノシ
脇役
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
なるほど、脇役さんは妖々夢からですか。
俺は、紅魔郷からで、友人から教えてもらいましたね。
そして、3ボスの美鈴の弾幕美に、ピチューンw
2.名前が無い程度の能力削除
俺は永夜抄からです。仕入先は後輩から
いまだに紅魔郷はノーコンできません(泣
3.名前が無い程度の能力削除
花映塚デビューですorz
E同じくX等は見れただけで満足してしまいます
4.名前が無い程度の能力削除
慢心相違→満身創痍かと
5.名前が無い程度の能力削除
自分は妹様にひと夏かけましたねぇ。
新しすぎるレバ剣の避け方とかしてましたねw
友人と攻略した日々が懐かしい・・・
6.名前が無い程度の能力削除
ギリギリの所で交わし→躱し
確実のこちらの負けだ→確実に

タイトルからすぐEXをイメージしました。私も妖デビューでシューティングは初めてでした。
まず用語(「ショット」「ボム」「残機」「エクステンド」)が分からず、
ショットボタンは押しっぱなしにするということがわからないのでショットが出ず、正面を取ることが分からず、
EASYなのにチルノを倒せずに逃げられ、1面最後の霊夢の台詞にげっそりし、橙の通常攻撃やスペルで毎回ボム…
耐久スペルを知らなかったので反魂蝶でボムを撃ちまくってゲームオーバーしたのを覚えています。
その頃はEXやPHを見れるようになるとは思ってもいませんでしたが、段々欲が出てきてノーコンに挑戦し、
EXで橙を初めて倒した時はエクステンドを取りに行って自機狙いに当たってゲームオーバー…
とにかく懐かしい話でした。