Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

メイド長アパレル事情

2008/07/08 02:15:38
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「これは珍しいお客様ね」

 魔法の森の奥地にある一軒の洋館。そこの主人であるアリス・マーガトロイドは、来客の顔を見るなりそう言った。
 目の前に居るのは十六夜咲夜という。強力な吸血鬼が主人を務める紅魔館でメイド長を勤めるという、奇特な人間である。
 紅魔館には巨大な図書館が設けられており、知識を磨いたり、単に調べ物をするだけでも格好の場所である。同業の――つまり同じ魔法使いである――人間の紹介で存在を知ったアリスは結構な頻度で利用させてもらっていたから、自然とそこを管理するメイド長である彼女とは面識があった。
 他人に無関心なアリスでさえ、咲夜の存在感は強烈に脳裏に刻まれている。
 飾らずにして美しい所作、軽妙洒脱を地で行く会話、スレンダーながら見栄えのする長身、プラチナを糸にして梳いたような銀髪、当然のように整った美貌。
 完璧という言葉すら張りぼてに見えるほどの完璧さだ。

「私もここに来ることになるとは思ってなかったわ」

 咲夜の方もまた、アリスから受けたイメージは鮮烈なものであった。
 身長は咲夜より少し低いが整った体型と流れる金髪は文句のつけようが無い。加えて人形を操るときの仕草は繊細の極みで、純白の美しい指の精緻な動きは思わず見惚れてしまった経験がある程だ。
 アリスという名前が似合いすぎて困るぐらいの、少女の理想系の一つだった。

「で、何の用?」
「うちのお嬢様の意向でして。貴女に協力を仰ごうかと」

 言いながら苦笑を返す咲夜。
 その笑みを見たアリスは、紅魔館の主は時々突拍子もない我が侭を言い出すことがあると、図書館に住む魔女に聞いたことを思い出した。
 大方今回もその類なのだろう。

「我が侭という名の無理難題を吹っかけられたのね」
「無理難題って程じゃなかったけど。それでも次は何を言い出すのかと、使用人としては胃の痛い毎日なのよ」
「そうでしょうね。話し聞いてあげるから取り合えず上がりなさい。あ、そうだ咲夜、貴女お昼食べたかしら。 私これからなんだけど良かったら食べていって」
「頂くわ。何か手伝う事あるかしら」
「手伝いなら間に合ってるわ。座って待ってなさい」
 
 来客が魔理沙ならこうは行かない。きっと門前払い食らわせた上で強行突破を試みられていただろう。
 やはり人間も妖怪も大事なのは日ごろの行いである。



 アリスお手製カルボナーラを二人で仲良く平らげた後、上海人形の入れた紅茶を飲んていた咲夜が口を開いた。

「本当にあなたの人形ってよく働くわね。料理美味しかったし」

 実際先ほどの料理もアリスは何もせず指示をしていただけで、実際動いたのは数体の人形のみである。それでも並みの料理人が舌を巻くほどの出際で料理を仕上げていた。

「失礼な事聞くけど、あなたと人形どっちが料理上手いのかしら」
「ホントに失礼ね」

 口を尖らせたアリスだったが、人形の手際をほめられた喜びのほうが大きいらしく機嫌を損ねた様子はなかった。

「流石に私の方が上手いわよ」
「そうなの?」
「基本的にね、人形は使い手以上の作業が出来ないのよ。自分で学習しない以上、一つ一つ教え込まなきゃいけないんだから。この子達が何かしらの技術を身につけるには、まず私が教えられるぐらいになるまで上達しなければならないの」

 アリスはそう言いながら指を一振りした。すると今まで棚の中で動かず待機状態だった人形が十体ほど宙に浮かび上がり、自分達の衣装の手入れを行い始めた。ほつれを見つけては繕い、洗濯済みの服は炭を入れたアイロンをかけていく。

「人形が着てる服も貴女が」
「そうよ。どうせなら可愛い服着せてあげたいから。出来合いのを買ってくるのは性に合わなくて自作し始めたんだけど、気が付いたら自分の服まで作ってたわ。おかげで自分の好みがファッションに反映できるけどね」

 事も無げに言ってから、長く喋った喉を潤すために紅茶を一口飲んだ。

「さて、私と子供たちの自慢話はこのぐらいにしましょう。今日は何しにここに来たのかしら。お昼食べにきただけって言うんならそれでもいいけど」
「そんなことはないわ。もちろん頼みがあってきたのよ。聞いてくれるかしら」
「図書館には結構お世話になってるから、出来る事なら」
「ありがと」

 一拍置いて、咲夜が口を開く。

「あなたのファッションセンスを見込んで一つお願いするわ」
「また意外な方向で攻めてきたわね」

 その前置きは予想外だった。
 だがそれに関わらず咲夜の言葉は続く。

「服を一着、用立てて欲しいのよ」
「服って、一体誰の」
「……私の」

 咲夜は少し顔を赤くして答えた。
 理由が全くつかめず、アリスはどう聞けばいいのかと一瞬迷った。

「お嬢様は一体どんな我が侭を言ったのかしら」
「私の私服姿が見たいそうなの。一緒に街を歩きたいんだそうよ」
「見せればいいじゃない」
「メイド服しか無いのよ」

 咲夜の顔の赤みがさらに増したように見えた。

「女の子としてそれは不味いわね。頂けないわ」
「し、仕方ないじゃない。メイド服が一番着慣れてるから、そのまま普段着になっちゃったのよ」
「休日もそうなの」
「………………ええ」

 嫌な沈黙が流れた。
 アリスは哀れむような呆れるような、自分でも曖昧で分からない表情をしているのを自覚した。
 
「今の顔」
「ん、私の顔がどうかしたの」
「お嬢様に『私服無いです』って言った時も同じ表情されたわ」

 レミリアも同じ気持ちだったらしい。
 今頃は自分の部下が私服すら持たない仕事人間になってしまった責任について、屋敷の自室で真剣に悩んでいるだろう。
 一週間ぐらい休みでも与えたらどうだろうか。

「……まあ良いわ。あなたの仕事振りについての言及は今するべきことじゃないもの。で、どんな服が着たいのよ」
「え、わ、私だって分かんないわよ」
「分からないって何よ。自分のことでしょ」
「逆に聞こう。私にどんな服が似合う」
「髭男爵かアンタは」

 ろくに私服を持ったことが無いから、自分に似合う服装というのが分からないらしい。
 まあ服装など自他に迷惑がかからなければなんでもいいのだが。ここまで自分の服装に無頓着な人間が居るだろうか。これでは里に買いに行き、自分で似合う服を吟味する事はままならないだろう。
 しかし何が似合うかといわれれば、これはアリスにとって見れば挑戦し甲斐のある課題である。目の前に居るのは掛け値なしの美女で、着ればどんな物でも普通以上に着こなしてしまうのは明白だ。
 だからこそ、手に塩をかける価値があるというものだ。この申し分ない素材をどれだけ活かせるか、アリスの服飾センスの全てが問われていると言える。

「いいわ、私のセンスに任せてくれるというなら引き受けましょう」
「ありがと。何か悪いわね」
「別に良いわよ。それより期間は? どうせなら思いっきり凝ってみたいし、一週間ほど猶予が欲しいんだけど」
「そのぐらいなら構わないわ。材料費等も全てこっちが持つし、出来上がったら報酬も用意するから」

 期間も条件も充分。元より咲夜の晴れ姿が見たいだけで、動機はただの好奇心だ。報酬など目当てではない。
 となれば、善は急げだ。

「んじゃ早速だけど服脱いでもらえるかしら」
「宜しくね……って」

 聞き捨てなら無い台詞を聞いた気がした咲夜が、固まって聞き返した。

「え、私脱ぐの」
「寸法測るんだから当たり前でしょ。上海、部屋からメジャー持ってきなさい」

 人形に指示を飛ばす傍らで咲夜の服に手をかけるアリス。

「あ、下着も脱いでね。正確な数値が知りたいから」
「いや一寸待っ」
「蓬莱、カーテン全部閉めて。天狗にこんなシーンすっぱ抜かれたら洒落にならないわ」

 あれよあれよとボタンが外され、スカートが下ろされ、下着に手が掛かり。

「ほらぁ、抵抗しないの。大人しく全裸になるのが今のあなたに出来る善行よ」
「い、いやっ、せめて暗い所で」
「暗かったらメジャーのメモリが見えないわ。よく見えるように明かり持ってくるから」
「駄目ーッ」
「ハイ両腕上げ……あら可愛い」

 その後トップとアンダーを含めたスリーサイズと身長、股下、腕の長さなどを計られ、何故かうなじが弱いことまで徹底的に調べられ、精も根も尽き果てる事となったが、詳しくは省く。
 何はともあれ計測は終了し、全て記録し終えたアリスは服を返しながら率直に感想を告げた。

「んんー、予想はしてたけど胸が少し小さい以外はいいスタイルしてるわ」
「ひ、人が気にしてることをあっさりと……」

 胸が小さいと言われ本気でしょげる咲夜の姿は予想外だった。
 普段から人に弱みを見せないし、この程度の軽口は皮肉で返してくると思っていた。だから、完璧に見える彼女にも人並みの悩みがあるのだなぁと妙に感慨深く感じた。

「そんなに気にしてたの。気にするほど小さく無いわよ」
「で、でも同じぐらいの背の子達と比べるとやっぱり曲線が足りない気がするし、時々大きい子とか見ちゃうと、やっぱり私のは小さいのかな、って」
「女の子の魅力は胸だけじゃないでしょ」
「そりゃそうだけど、悔しいものは悔しいのよ」

 そういうものだろうか。
 アリスは大きくも小さくもない平均サイズで、劣等感も優越感も感じたことは無い。
 そうでなくとも咲夜は気にしすぎである。胸以外は抜群のバランスだし、その胸だってすらりと伸びた肢体とマッチしていて長所に見えるぐらいだ。

「閻魔に誓って大丈夫よ。貴女の身体にケチ付ける男なんて同性愛者ぐらいだから」
「……本当に」
「保障するわ。さて、どんな服にしようかしら」

 最初にアイデアが浮かんだのは、部屋の一角に張ってある外界のポスターが目に入った時だ。香霖堂という店で気まぐれで購入したものだが、何でもパンクと呼ばれる音楽のポスターなのだそうだ。
 そこから思いついたアイデアは、黒のキャミ、スリムジーンズ、レザージャケットといったところだ。ジーンズは少しエロティックにローライズでも良い。
 釣り眼がちのクールな表情の美人、なおかつ身長もあるのだから似合わない訳が無い。ついでにシルバーアクセの一つも付ければ街の視線を独り占め出来る事請け合いである。
 だが、アリスはかぶりを振ってそのアイデアを振り払った。
 今の咲夜は胸のサイズの所為で自信を持ちきれないでいるようだ。自分が『女の子として』どれほど魅力的なのかを一度自覚させれば、そんなものを気にする必要はなくなるはずである。
 そのためにはあまりボーイッシュな格好は好ましくない。

「今回はもっと女の子らしい服にしましょう。貴女が胸の大きさひとつの所為でいまいち自信が持ちきれないって言うなら、一度可愛い格好して皆の反応を見てみれば良いわ」



 そして一週間が経過。
 レミリアに私服姿を披露することを命じられていた咲夜は、約束どおりにアリスの家を訪れた。
 そこで渡された服を受け取り、帰ろうとすると何故かアリスが付いて来ると言い出した。
 咲夜が理由を尋ねると、「自分の仕事の結果ぐらい見たいじゃない」と当然のように言った。自分の仕事には責任を持つタイプなのか、言ったのは建前でただ暇だっただけなのかは分からない。
 事情を知っている美鈴によって、紅魔館の門を顔パスで通ったアリスは咲夜の部屋の前まで付いてきて言った。

「じゃ、自分で着られるわよね」
「服ぐらい着られるわよ」
「メイド服の着方しか分からないって事ないわね、安心したわ。じゃ、広間で待ってるから」

 忘れずに皮肉ってから屋敷の奥へと飛んで良く。魔法使いとはああいう種族なのだろうか。きっと友達はでき難いに違いない。
 自室で着替え始める。
 着なれたメイド服を脱ぎ捨て、新品の服に袖を通す。見たところそれほど派手なものではなく、色も装飾も過飾にならないようシンプルに抑えられている。私服というリクエストをしっかり守り、あくまで普段着として着られる趣味のよいデザインだ。
 縫い目はきっちり仕上げており、布地も上等なものを使っている。サイズも正確だ。これだけでもアリスはいい仕事をしたと言えるだろう。一応言っておくがパッドは入れていない。
 着替え終わり、広間へ向かう。その前に鏡で変なところは無いか入念にチェックした。私服を見せるだけなのに、今までに無いぐらい緊張している自分に驚いた。
 広間の大扉にたどり着くと、扉の前にはアリスが待っていた。

「ちゃんと着こなせたみたいね」
「馬鹿にしないで」

 売り言葉に買い言葉。しかし軽口を叩いたおかげか少し心が軽くなった気がする。

「扉開けるわよ」

 返事を聞かずに、アリスの人形達が扉を押し開けていく。
 その向こうには予想通り主のレミリア、そして……

「お、来た来た。見違えたわね」
「何だ、結構似合ってるじゃないか。馬子にも衣装か」
「失礼じゃない。背も高くて格好いいですよ」
「あのスカート可愛いわぁ~咲夜もそういうの似合うじゃない」
「派手すぎず地味すぎず、女性らしさの出た良い着こなしだと思うぞ」
「いいなー着物だけじゃなくてたまには洋服もいいかしら」

 予想外の人数が座っていた。
 しかも巫女、魔法使い、庭師、隙間、半獣、月人などなど見慣れた顔ばかりである。

「何でこんな沢山いるのよっ」
「呼んだからに決まってるじゃない。皆面白いことに飢えてるのよ」

 ニヤニヤ笑いながら背中を押すアリス。
 早くご主人様の近くに行けと言う意味だ。
 スカートを翻さないようにゆっくり歩く。はき慣れないブーツだったが、これもまた作り手の腕なのかすぐに馴染んだ。

「お嬢様」

 かくして、いつもと違う装いのメイド長がレミリア・スカーレットの前に立った。
 今回アリスは用立てた服はいたってシンプルな組み合わせだった。白のブラウスに同系色のフレアスカート(正確にはゴアードスカートと言う分類だが)を合わせ、薄茶色のショートブレザー。ブラウスの首元には小さなリボンが付いており、地味になりがちな色彩にワンポイント加えている。
 果たしてお嬢様のお眼鏡に適うのだろうか。他の連中は概ね高評価、中には絶賛してくれるものもいたが、咲夜にとって唯一の評価はレミリアの口から出たもの以外にないのだ。
 レミリアが口を開く。

「咲夜」
「はい」

 身を硬くして次の言葉を待つ。

「今度一緒に人里に行くとき、それ着ていきなさい」

 椅子から飛び降りて咲夜の前に駆け寄り、こう続けた。

「自慢の従者をお披露目に行くの。通り過ぎる人が皆貴女に釘付けになる。きっと愉快だわ」

 咲夜の両手を取って、破顔一笑した。

「咲夜、返事は」
「はい、お嬢様」

 咲夜もまた、華やかな笑みで返した。



 視界の隅に、まだ薄ら笑いを浮べているアリスがいた。
 今度は自分にも作れとせがむ黒い魔法使いをあしらいながら。

『私の見立ては間違ってなかったでしょう』

 いかにもそう言いたげな視線だったので、

『素材が良かったのよ。私がね』

 咲夜からもそんな視線と共に不敵な笑みを向けてやったのだった。
 こんな話書いておいてなんですが、咲夜さんはファッションに疎いとは思えないですね。着こなしの難しい服も平気で似合ってしまいそう。
 リハビリがてらの一本です。私の名前を覚えている人はもうおるまい。

追記
 指摘された誤字を直しました。指摘してくれた方申し訳ないです。
さらに追記
 誤字脱字を訂正。何か間違い探しみたいな頻度でミスが見つかってますね。
 ホントにゴメンなさい。
無線操り人形
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
誤字がありました。

> 服装に身頓着な人間が居るだろうか
> 今回あり巣は用立てた服は

面白かったです。
アリスGJ!
咲夜が私服を持っていなくても、あまり不思議ではないですよね。
お給金貰っていませんしw
2.名前が無い程度の能力削除
> 少し小さい意外
以外の方では。
> その後~(中略)~徹底的に調べられ、精も根も尽き果てる事となったが、詳しくは省く。
一番重要なところをーーーーー!!!!
3.名前が無い程度の能力削除
「人形師の葛藤」の霊夢が居たら先ず間違いなくヤキモチ妬くかツンツンしながら服をおねだりするかどっちかでしょうね。
やっぱり貴方のアリスは良いキャラしてます。
4.ティファーリア削除
選択済みの服>洗濯・・・かな。
意外な方向で責めて>引用方が違いますね。「攻める」ではないでしょうか。失敗を「責められてる」わけではないですし。
自分の服装に身頓着>無頓着ですかね。 未頓着としたかったのであれば、それも違いますよ。

読みはあってますが、ちょっと誤字多くないですか?
でも、この作品は好きです。
5.名前が無い程度の能力削除
省いたところを詳しく!
6.名前が無い程度の能力削除
「アリス洋裁店」かと思ったらそうでもなかった。GJつっとく
でもたしかに誤字多いね。(昔から)
7.名前が無い程度の能力削除
他の方の言うとおり誤字が多くて少し読みにくかったです

作品としては面白かったです。

>詳しくは省く
kwskお願いしますwww
8.名前が無い程度の能力削除
内容が良いだけに誤字のオンパレードがきっついですね。
服色>服飾ですね。
9.名前が無い程度の能力削除
残念だったな、覚えているぞ!w

こりゃとても面白かったです。
アリス可愛いよアリス。
10.名前が無い程度の能力削除
これはいいコンビだw
咲アリでこの力関係は斬新ですね。凄く良かったです!
11.名前が無い程度の能力削除
完璧という言葉すら張りぼて見える→張りぼてに見える
上海人形の入れた紅茶を飲んてい咲夜が→飲んでいた
(上記の誤字の少し下)期限を損ねた様子はなかった→機嫌
胸のサイズの所為で自身を持ちきれないでいるようだ→自信

「創想話を最初から全作品読んでやる」そう思っていた時期が私にもありました(遠い目)。
挫折したのは作品集16あたりだったでしょうか。それより前に投稿なさっていた貴方の名前を
覚えています。復帰万歳。
12.名前が無い程度の能力削除
>>創想話を最初から全作品読んでやる
最初から全作品に目を通し続け、作品集15辺りまで気に入ったSSテキスト保存してたのに
貴方の名前を忘れてた事にお詫びしたい

紫氏とかは覚えてたんだけどなぁ

後、こんなSS...ありかもしれない
13.名前が無い程度の能力削除
なんて瀟洒な二人組だw