Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

逆襲のバカルテット

2008/07/04 00:53:05
最終更新
サイズ
5.6KB
ページ数
1

「ふぅ…熱くなってきましたね~」
 ある日、美鈴が門の前で門番をしていたら
「ちんちん!いたいた」
「めーりん!あたいに教えなさい!」
「チルノ…何を教わるか言わないと…」
「めーりん、食べていい?」
 何時も元気なちびっ子達である
 ミスチー、チルノ、リグル、ルーミアの四人
 通称バカルテットの四人が美鈴の前にやってきた 
「いらっしゃい、妹様と遊んでくれるんですか?」
 幻想郷の者なら、そのような言葉を聞いたらに首を横に振るだろう
 だが、この四人は違っていた
「かまわないわ、あたいは最強なんだから!」
 チルノはそんな事気にしなかった
「ん~…今日は料理を教えてあげればいいのかな?」
 ミスチーは妹様も含めて皆で料理を作ることが多々あった
「だ、弾幕はカンベンしてくださいね?」
 リグルは…うん、私と同じにおいがする
 だけど、妹様に遊び方を教えて上げている
「今度はまた別の踊りを一緒に踊りに来たのだ~♪」
 妹様と一番仲がいいのは実はこのルーミアちゃんである
 この前は、妹様と一緒に台所でミッション(つまみ食い)
 を成功させかけたが、運悪く咲夜さんに見つかった

 そんな、愛すべき四人なのだが、今日は違った
「…ちんちん!でも今日は美鈴にお願いがあって来たんだった」
「そうだった!」
「そうなのか~!」
「…ねえ…キッチリ覚えていたの僕だけ?」
 四人が見事なボケと突っ込みをすると
 美鈴の方を見て伝えてきた
「「「「毛pt魔@kgなlkd、dkぁねk」」」」
「分かりましたから、一人一人ゆっくり喋ってください」
 美鈴がそう伝えると同時に、ポケットのなかから
 対スカーレット姉妹用リーサルウエポンを取り出す
「飴たべますか?」
「「「「わ~い♪」」」」

 美鈴から飴を貰って、食べ始める四人が
 一人一人、美鈴に話を始めた
「美鈴、あたい達に『ケンポウ』を教えて」
 チルノがそう言うと、今度は隣からルーミアが相槌を打つ
「そうなのだ~拳法を教えて~…うまうま♪」 
 拳法を教えてくれとはわかったが
「なんで拳法なんか?」
 美鈴は首を捻った
 弾幕勝負ができる今の幻想郷、拳法などあんまり必要ではない
 そんな美鈴に対して、リグルが苦笑いを浮かべて答えた
「あはは…実は、皆外の世界の本を見て…」
 リグルが言うには、ミスチーが食器を購入する為に向かった
 魔法の森のお店に外の世界から来た本が置いてあったので
「ちんちん…前の悪戯で残ったお金で購入したんだ」
 前の悪戯(バカルテットの大きな悪戯参照)で残ったお金を利用して
 皆で購入したのだ、その本を見た皆は

「あたい、マッハ突きやってみたい!」
「ちんちん、私は南斗水鳥拳♪」
「わは~…殺意のはどーなのか~」
「…いいな~真空旋風掌…」

 すっかり、その本の影響を受けてしまった
「でも、この技僕達では出来ないよね…」
 リグルの一言で皆が考える
 そんな時…ルーミアが一言呟いた
「…ねえねえ?美鈴なら教えてくれそうに無いかな?」
 その言葉に、皆が納得した
「「「それだ!」」」
 そうして、皆すぐさま美鈴の所に向かったという事だった

「…というわけなんで教えてください」
「教えなさい!」
「教えて~」
「ちんちん!」 
 四人が美鈴に頭を下げる
 頭を下げられた美鈴だったが
(どうしましょうか…)
 かなり悩んでいた、全ての技が出来ない
(…使うのに、少なくとも10年はかかりますけど…)
 と言うわけでなく、拳法を教わると言うのはとても難しいのである
 やる気がある者でも、弱音を吐くほどの物を
 この四人に教えることができるかどうか…
 美鈴はそこに悩んでいたのだ…
 そして、しばらく考えた挙句に…
(うん、数日間だけ教えることにしましょう)
 数日教えたら、きっと別の遊びを考えると思った美鈴は
「分かりました、ではまず一週間教えますね」
 皆にそう伝えたのだ

 それから、美鈴は皆に基本となる物を教えた

「いい?まず、相手の攻撃を右にかわす」
 美鈴が自分の手で相手の攻撃を右にかわす動作をする
 まるで、流れるような動きに四人とも声をあげる
「次は、相手の追撃を左にかわす」
 そのまま、美鈴は両手で目の前から来たであろう攻撃を
 左に反らす動きを見せた、四人ともその動きをじっと見ていた
「その後、相手の顔を奇襲!」
 払った手を開き、相手の顔目掛けて左右から挟むようにして
 攻撃を加える、顔は急所であることを知っている四人は、痛そうな顔をした
「怯んだ相手に、間髪いれずに体勢を崩して倒す!」
 最後に、美鈴が顔を叩いた相手の死角となる足を手にかけると
 そのまま開いて相手を倒すと言う芸等を四人に見せた

「…これが、皆に教える基本のコンビネーション『七天八倒脚』です」
「「「「かっこいい!」」」」
 次の日から、美鈴から教わった技を、美鈴の前で皆練習し始めた

「チルノちゃん、技が早いです、もっとゆっくり」
「わ、分かってるわよ」
 動きが早いチルノに告げる

「ルーミアちゃん、そこ違いますよ?」
「そうなのか?」
 ルーミアの違っている動きを矯正する

「ミスチーは少し遅いかな?」
「ちんちん!わかった」
 ミスチーの動きをもう少しだけ早くするよう指示する

「リグルは少し体力をつけて」
「わ、わかった」
 リグルには、皆に少し足りない体力を



 そして、あっと言う間に一週間が経った
「皆、よくここまでやってきました」
「当然ね!あたいは最強なんだから」
「チンチン!苦労したよ」
「僕だってやれば出来るんだから」
「そうなのだ」
 美鈴の前に居るのは四人の猛者
 このコンビネーションを覚えるために
 皆、体を鍛えてきたため、少しだけかっこよくなっていた

「それでは、皆こちらに来てください」
 美鈴の言われたので、四人が美鈴の後についていくと

「それでは、最後に皆に教えた技をテンポ良く繰り出してもらいます!」
 その言葉を聞いた四人が気合を入れる
「ついでですので、門番隊の皆にも手伝ってもらいます」
 美鈴の言葉を聞いた門番隊の面々が
 現れる、そして四人と一緒に円陣を組むと
「それでは行きますよ~」

 美鈴が曲をかけると同時に、門番隊と四人が曲にあわせて
 コンビネーションを連続でこなしていく
 そして、遂に四人は曲がなり終わるまでコンビネーションをこなし続けたのだ

「これで、一週間の修行は終わりです!後は皆各自で技を磨いていってください」
 美鈴が拍手とともにそう告げると、四人とも両手を挙げて喜んだ


 こうして、バカルテットの四人は美鈴から拳法を教わる事に成功したのだ 




「ちんちん…明日はなんで遊ぼうか?」
「今度は、ボクシングで勝負よ!」
「ボクシングなのか~」
「うぇ…減量きつそう…」


 四人のお話は取り留めなく続いていく…
 どうも、脇役です
 馬鹿四人は可愛いですよね…
 なんか…癒される…
 今回出てきた技、分かる人…その人は
 脇役と同じような趣味していると思います
 それではまたノシ 

※リグルについては、分かりやすくするために『僕』とさせております
 …リグルは女の子…ごめんよ?



咲夜「ねえ?美鈴…」
美鈴「なんですか?咲夜さん」
咲夜「あの四人に教えた技って…あれよね?」
美鈴「はい、あれですよ?」
咲夜「阿波踊りよね?」
美鈴「阿波踊りですよ?…」

咲夜・美鈴「同じ馬鹿なら踊らにゃ損損♪」

バカルテット「「「「へっぷし?」」」」
脇役
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
懐かしいってレベルじゃねーぞ!!
2.名前が無い程度の能力削除
ウルトラ忍法帖吹いたwwwwww
3.名前が無い程度の能力削除
良い話です。
しかし、リグルの一人称って私だったような…。
あ、いやでもリグルって男の子だっけ?あれ?
4.名前が無い程度の能力削除
ミスチー・・・悲しいかな、その拳は最も美しいが死亡フラグなんだ
ほのぼのしましたw
5.名前が無い程度の能力削除
殺意の波動はまずいだろwwwww
6.欠片の屑削除
可愛いなぁw
>対スカーレット姉妹用リーサルウエポン
姉にも有効なんかい!!w
7.名前が無い程度の能力削除
真面目に教えてるって思ったのにw
気付かないってより、楽しければそれでいいのかカルテット
8.名前が無い程度の能力削除
ちんちんでそれどころじゃないw