Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

魔理沙好きの挽歌?

2008/06/25 23:29:19
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注意:キャラがイカレてます

・楽園の巫女と頭がアレな妹君の場合
夕暮れ時の魔法の森、そこに一人の少女――白麗霊夢が歩いていた。目指す先は霧雨邸。
「今日こそはアイツにちゃんと思いを伝えないとね」
とそうこうしている内に霧雨邸に到着する。
「魔理沙、居る?入っていい?」
しかし返事は返ってこない。
「仕方ないわね、全く……」
とリボンを弄ると、そこから針金を取り出して霧雨邸の鍵穴に。
「もう、合鍵ぐらい渡してよね。ま、そのものぐさな所も好きなんだけどね」
と顔を赤らめながらピッキング、どう考えても犯罪です本当にありがとうございました。
「魔理沙ぁー……あれ?」
と、戸を開けるとそこには散乱したガラスの破片と無残な形となった窓が霊夢の目に飛び込んできた。
しかも上から誰かの気配があるという嬉しくないオマケ付き。
「……仕方ないわね、上のやつをとっとと叩き潰して魔理沙のにほひで肺を一杯にしないとね」
と階段を上がり、気配を感じる部屋の戸に手を掛ける。
「一体誰なのよ…私の邪魔を」
「あははは~魔理沙の匂いだ~~クンカクンカ」
と魔理沙が使っていると思われるベッドの上でシーツにくるまってゴロゴロしている物体が霊夢の目に映る。
「貴様……私がしたかった事を目の前で見せつけおって………」
「アハハ~……ってお姉さまの知り合いの腋巫女?何で魔理沙の家に上がっているの?」
「それはこっちの台詞じゃボケェェエェェエェ!!!何でレミリアの愚妹が入っているんじゃぁあぁあぁぁ!!」
「ふぇ……?何を言ってるの?魔理沙が入っていいって言ったんだよ、なら問題無いもん。ねー、魔理沙」
とフランは誰も居ない場所に向かって同意を求める。
(まさか、あの子が見ているのは魔理沙の幻覚……!?)
と、霊夢の頬を一筋の液体が伝う。
(憎い!何故あんなのに見えて私に見えないの!?たとえ幻覚でも私だって魔理沙と一緒に居たいのにぃぃぃぃぃ!!!
 憎い憎い憎いニクいニクイニクイ憎ぃぃぃぃぃ!!!)
それがやたら紅かったのは言うまでもなかったり。
「許すものか……魔理沙と一緒に居ていいのは私だけ………その命を神様に返す準備はできた?」
「クスクス……コインいっこでなんとかしようだなんてね、魔理沙はあたしだけのもの。アンタなんかにゃ渡さないよ」
竜虎相打つ、互いに構えて相手を殺意を以て凝視する。それが長く続くかと思いきや、すぐに事態は急変した。
「シァァアアァァ!!」
「ハァアアァアァアァアァァァ!!」
互いに飛び掛かりそして――
「うがー」
「うにゃー」
ほっぺを引っ張ったりポカポカ叩いたりと何だか乙女ちっくな戦いとなりました。
「魔理沙は私のものー!」
「アタシのー!!」
さっきまでの人が軽く殺せそうな殺気はどこへやら、ほっぺつねられたり突っつかれたりで痛がって涙を流す女の子がここに二人。
終いには霊夢がフランのお尻をペンペンしたり、霊夢の腋をフランが舐め(検閲済)といった感じの混戦となって結局勝負はどっちつかずに。
「ハァ、ハァ………」
「ゼェゼェ……」
喧嘩とすら言えるのかどうかさえ怪しい内容であったにも関わらず、身体中傷まみれのフランと霊夢が横たわった。
「まだ、やる………?」
「やる、もん……だって、だって………まりさはあたしのだもん……ヒック、エッグ……あたしのだけだもん」
霊夢に縋りつくような形で泣きじゃくりながらもポカポカと力なく霊夢を叩くフラン。
それを見て霊夢はそっと手をフランの頭に置く。
「アンタが魔理沙をどれだけ思っているのかは解ったわ。でもね……私だって魔理沙の事を思っているもの」
そして子供を宥めるようにフランの髪を撫でる。
「っていうかむしろ私が魔理沙だし」
あまりの無茶苦茶な発言にフランはすかさず霊夢から離れ、即刻遠くから警戒。
「嘘、でしょ……?だってアンタはただの巫女じゃ」
「いや、ね。魔理沙好きが高じちゃってなんか髪も魔理沙色に染めたくなって」
と霊夢は頭を引っ張ると綺麗なブロンドの髪が出現。んでヅラはぽーいと捨てられ、
「で、ついでになんか服も魔理沙のもの真似てみたくなっちゃって」
服を掴んで放り投げると魔理沙の普段着を真似た(腋は出ている)服を纏った霊夢がそこにいた。
「あ、あわわわ……ど、どうしよう魔理沙!?魔理沙が増えちゃったよ!?アタシどうすればいいの!?」
と脳内魔理沙にすぐ相談、すると――
(簡単な話だぜ、フラン。こういうときにはな……)
と、しばらくするとフランは立ち上がりヤバい笑みを浮かべた。
「………そうだね、魔理沙。わざわざ驚く必要は無かったんだもんね」
と懐からスペルカード―禁忌「フォーオブアカインド」―を取り出し宣言する。
「クッ……」
満身創痍(らしい)の霊夢は後ずさるのがせいぜいでしかなかった。そして――
(選べないときは両方取ればいいんだ、考えなくて済むからな)
「魔理沙だいすきぃぃぃぃぃぃーーーーーー!!!」
四人に増えたフランの内、二人が霊夢にルパンダイブ。残りの二人は幻覚魔理沙相手に顔を赤らめ、服をスルスルと脱ぎ始めたのであった―――
結論:ふらんちゃんは魔理沙な霊夢も好きになりましたとさ


 ―――――


・ヒッキーな魔法使い×2の場合
もう日も暮れる頃、大魔法図書館にいたのは魔理沙、それに向き合う形でパチュリーと小悪魔であった。
魔理沙とパチュリーは本を読んでおり、小悪魔はパチュリーの傍らに立っていた。が、どうも全員落ち着かない様子であった。
「あー、あのさ……」
と股をモゾモゾさせて魔理沙は正面を向く。
「ど、どうしましたか、魔理沙さん?」
「どうしたの、何か言いたいことが有るの?」
(え、何、もしかして魔理沙から愛の告白!?ど、どうしようどうしよう!!身体はともかく心の準備が出来てないのに!!)
表面上は取り繕えていても内心エラいことになっているパチュリーと何か動揺している小悪魔、とそこへ
「ちょっと待ったぁあぁああぁあぁ!!!」
と図書館のドアを勢いよく開けて出てきたのは七色魔法⑨もとい、七色の魔法使いのアリス・マーガトロイドであった。
「もう貴方の告白を待つなんて無理!!だから言わせてもらうわーー!!!
 魔理沙ぁあぁぁあぁーーー!!好きよぉぉぉぉ!!突き合ってぇぇえぇえぇ!!」
超ハイテンションな状態で告白、当然その場にいた魔理沙はちょっと赤面、他はドン引きしてしまっていた。
尚「つきあう」の字が間違っているかもしれないが、ここではあえて追及しないでおく。
「魔理沙が帰る頃合いを見計らって扉の裏で待っていたのぐらいお見通しよ、そんなセコい真似したって魔理沙がアンタになびく訳ないでしょ?」
「いいえ!そんなことはないもの!!だって魔理沙の事を心配して毎日和蘭人形とオルレアン人形に魔理沙が危険な目に合っていないかキッチリ見張ってもらってるんだから!!」
どう考えてもストーカーです本当にありがとうございました。
「……呆れた、魔理沙の事を思うならせめて私と同じ名前の花から抽出したオイルをプレゼントするとか、
 それぐらいに留めておくものだと思うけど。まぁこの香りを魔理沙にも好きになって欲しいだけなんだけどね」
注:植物のパチュリーには(検閲済)なシーン行きの作用も含まれております。
「いいえ!その程度じゃヌルいわ!一光年離れてもすぐに傍に行くぐらいの熱意がなきゃ駄目よ!!」
「無茶苦茶ね、幻想郷を消滅させるぐらいの熱量程度で十分でしょ?」
どちらにせよハタ迷惑である。
「ん………小悪魔、魔理沙を連れて私の部屋に行きなさい。今日は喘息の調子がいいからね、すぐにこれを始末するから」
「え!?わ、わかりました……」
「魔理沙、続きは後でね……」
「え、あ、ああ……」
「魔理沙、待っててね。すぐにこのもやしをナムルにしてとっとと捨てるから」
そして魔理沙と小悪魔はこの場を後にする………
「貴女を倒せば門番が喜ぶでしょうね。色関連で被んなくなった、って」
「ふぅん……とっととかかってきなさい紫もやし!!」
「潰してあげるわ人形ヲタク!!」
かくして火ぶたは切って落とされた――
「行くわ、火符『アグニシャイン』!!」
「魔符『アーティフルサクリファイス』!!」
投げられた人形に火炎弾が当たり、爆発。それは強烈な閃光となって目くらましになるが、
パチュリーは直ぐに自らの足元に強烈な風を巻き起こして高速移動、
アリスは人形に繋いでいた糸を自分に巻きつけ人形に引っ張ってもらうことで無理矢理回避する。
そして互いに次のスペルカードを構える。
「まだまだこれからよ!!」
「調子いいわね、さすが喘息という仮病を患っているだけのことはある!!」
「魔理沙が心配して色々と世話を焼いてくれるのが堪らないのよ。この気持ち、貴女には理解できないでしょうねぇぇぇ!!」
「私だって魔理沙に人形をかれこれ100体以上はプレゼントしたのよぉぉぉぉ!!それも魔理沙の声が自宅に居ながら聞ける仕様のをねぇぇぇ!!!」
聞かれるとヒくこと必死な暴露トークと共にスペルカードを乱発する二人、しかし……
「グッ………」
「クゥッ……」
一向に埒が明かないまま、両者最後のスペルカードを手にした――
「日符『ロイヤルフレア』!!」
「咒詛『首吊り蓬莱人形』!!」
そして図書館に光が爆ぜた―――
「スペルカード勝負じゃ………」
「決着は無理みたいね……」
二人は満身創痍になりながらも立っていた、そして――
「ならば」
「そうね」
「「別の方法で決着を!!!」」
かくして第二ラウンドが開始。
「うぉぉぉぉ!!」
「そらそらそらそら!!」
キュウリのみじん切り対決、
「とおーいーきーおくよみがーえるかなしーみも、あたためてゆけーるのにー」
「次はRe-sublimityを……」
「な、次歌おうと思ってた曲を!!」
カラオケ対決、
「負けて、なるものかぁ………」
「魔理沙のぉ、ためにぃ……」
登山対決といった訳のわからないチョイスによる結果、パチュリーが勝利を収めた(らしい)。
「ハァ、ハァ……ハァ」
「ゼェ、ゼェ………ヒュー、ヒュー」
「やる、じゃない……」
「アンタ………こそ」
後に二人に残ったのは真剣で戦った後に残る爽快感だった。
「私に本気を出させるなんてね………」
「私でもいっぱいいっぱいだったなんて、やる、じゃない」
上半身を起こし、互いにライバルを見つめ合う。
「ふふ………」
「フフフ……」
互いに爽やかな笑顔のまま見つめ合いそして、
「アリス、貴女に言いたいことがあるのだけれど」
「奇遇ね。私もよ、パチュリー」
「話したいことは同じ気がするわ」
「そうね、私もそう思うわ。じゃあ一斉に話しましょうか」
そして二人は同時に同じ言葉を紡ぐ――
「「魔理沙は私のものよ!!」」
そして見事に決まるクロスカウンター、かくして二人は仲良くノックアウトしたのだった………
結論:一番を譲らないのがライバル、少なくとも今回はそう
extra
※百合注意
「こちらです、魔理沙さん」
「あぁ、悪い……」
と、小悪魔に導かれて魔理沙はパチュリーの部屋に入る、と
「あふ……」
「え……?」
といきなり子悪魔が倒れ、それに魔理沙が覆いかぶさる形で一緒に倒れた。
「いだ!?……っと、大丈夫か?小悪魔」
「平気……です」
あからさまに胡乱な声で魔理沙の問に小悪魔は答えた。
「だ、大丈夫じゃないじゃないか……顔、赤いぞ?」
「魔理沙さんも、ですよ……?」
「うぁ、ぁぅ………」
互いに顔が赤いのはこんな体勢のせいなのかそれとも距離が近いからか。ただ二人ともその体勢を解こうとはしない。
「魔理沙さん、あの……」
「ど、どうしたんだ小悪魔」
小悪魔は唾を嚥下し、意を決して、以前から思い続けてきた言葉を口にする。
「少し前から何だか頭がおかしくなっちゃってますから、よかったら聞き流してくれても構いませんよ?」
「それは私も同じだ、だから、その……続けて、いいぜ」
その言葉で少し気が楽になったのか、呟いた言葉はまた同じ――
「私は……魔理沙さんが、好きです」
「え、えぇぇえぇ!?」
また思いがけない言葉が出てきて、魔理沙は困惑した表情を浮かべてしまう。だが小悪魔の眼は真摯なものだった。
「驚かしちゃいましたか?でも嘘じゃないんですよ、ずっと前から……あなたがこの魔法図書館に最初に忍び込んできた時から。
 初めはロクでもない侵入者か、って思ったんですよ。でも、魔理沙さんと戦っている時、あなたの弾幕が凄く綺麗で途中から見惚れてしまって……
 私が倒された後もずーっと見てました、思わずパチュリー様を援護することも忘れてしまって」
魔理沙は思い出した。かつて紅霧異変の際に異変解決のために紅魔館で異変の主を探している途中、大魔法図書館での弾幕ごっこの事、
その時小悪魔やパチュリーの弾幕をかわしきれなくなる度に、スペルカード―魔符「スターダストレヴァリエ」―を使っていたことを。
星型弾幕を散らしながら自らを流星のようにして突撃するこのスペルもまた、魔理沙は気に入っていたため、魔理沙は何だか気恥ずかしくなった。
「あ、ぁぅ……そ、そんなにベタ褒めするなよ、照れるじゃないか」
だが小悪魔は魔理沙の発言に表情を少し緩めながらも言葉を紡ぐ。
「そして大図書館からあなたが去っていくとき思ったんですよ。星を使ってこんなに綺麗な弾幕を張る人は、きっと純粋で素敵な人なんだなって。
 そしてレミリア様とあなたが戦ってボロボロになった時、何だかとても悲しくなって、見ていられなくなったから魔理沙さんにも治癒魔法を施して。
 ……おかしいですよね、仮にも悪魔なのにこんな事考えるなんて」
「小悪魔……」
「図書館に忍び込んだ時も、傷を治した後でも我侭言いたい放題、
 勝手に本を持ち出したりと本当無茶苦茶です。でも――」
「でも……?」
「あなたの、あなたの生き生きとした笑顔が眩しくて……パチュリー様がしていただけるのはあくまでも契約者としての労いだけで、
 あなたのように純粋に感謝してくれるひとは初めてでしたから。だから、嬉しくて……好きに、なっちゃいました……」
恥ずかしそうに顔を赤らめていたが、一転して不安げな表情を浮かべ、問いかける。
「こんな事を言った後で言うのは卑怯なのは承知しています。
 ですけど言わせてください……魔理沙さんにとって、私はただの司書ですか、それとも便利な給仕?ただの――んぅ!?」
と、ここで小悪魔の言葉が遮られる、
「ホント、卑怯だ」
「――え、えええ!?」
「小悪魔が恥ずかしいの我慢して言ってくれたんだ。私だって、ちゃんと伝えないとな」
腹を括って、魔理沙も思いを口にする――
「レミリアと派手にやり合って全身が痛くて堪らない時にさ、小悪魔が傷を癒してくれたのが切欠だったんだ。
 あそこまで派手に弾幕を展開して怪我させたのに、それもあまり時間が経ってないのにさ。
 感情が収まっている筈が無い、なのに何の躊躇いもせずに小悪魔が傷を治してくれたのが凄く、嬉しかった。
 ………私が何時もここに来るのはさ、実は小悪魔に会いたかったからなんだ。
 でも凄く気恥ずかしくて、本を借りてくって名目で来てたんだよ。だから、その………」
目を逸らしつつも魔理沙は本心を打ち明ける――
「私も……小悪魔、お前が、す、す……好き、だ……」
魔理沙は消え入りそうな声でそう呟いた。その瞬間何かがプツリ、と切れた音がした。
「うー、あー!!恥ずかしい!!私はこんなんじゃ――」
いきなり小悪魔が魔理沙の唇を奪う、それもただ口をつけるだけの軽いものではなく、
「んむ!?んー……ぁふ……」
「んふぅ……ふむぅ……」
小悪魔は魔理沙の唇の柔らかさを暫し堪能した後、唇を放す。だが子悪魔はまだ満足してなかった。
「もう、我慢できません……!!私、魔理沙さんをいただきます!!」
そう言って小悪魔は魔理沙の服に手をかけ、
(省略されました…全てを読むにはここを押してくださいウサ)
等品 骸
コメント



1.等品 骸削除
ほんとのあとがき
久々に投稿した割にはオチが弱い気が……むしゃくしゃしてやった、マイノリティってレベルじゃないけどどーでもよかった。反省はしていない。
2.脇役削除
畜生!なんど押さえても省略された文章が出てこないぞ!
続きを!小悪魔と魔理沙の続きを!ww
3.名前が無い程度の能力削除
>夕暮れ時の魔法の森、そこに一人の少女――白麗霊夢が
博麗

で、いつになれば省略された文が読めますか?
俺のマウスがクリックのしすぎで壊れそうです。
4.名前が無い程度の能力削除
投稿者の魔理沙愛だけは伝わりました
5.名前が無い程度の能力削除
ウサ・・・・・・・・あの因幡の仕業かぁあああああ!!
6.名前が無い程度の能力削除
マウスが壊れてるみたいなので買ってきますウサ
7.名前が無い程度の能力削除
このやろうwwwwww
ちょっと、あのウ詐欺を一回〆て鍋にしてくるわ。三┏(#^o^)┛
8.名前が無い程度の能力削除
クリックのし過ぎでタッチパネルに穴が開きましたが、省略された文はまだ読めません。
9.名前が無い程度の能力削除
クリックのし過ぎでマウスが素粒子まで分解されたので新しいのを買ってきますね。
今夜は兎詐欺鍋じゃー!!