※心の広い方だけ読んでくださいまし
※※※ ※※※ ※※※ ※※※ ※※※
幻想卿 零 -第一章-
※この先には幼稚で稚拙な文章がありますが、それでもいいという方だけお読みください。
それと、東方シリーズをプレイしたことはないですが我慢してください。
多次元並行宇宙を超えてワームホールを抜けて俺は幻想卿にいた。
俺の名前は無月・零(むつき ゼロ)。人は俺を暗黒の宇宙騎兵(ダークネス・エクセキューショナー)などと呼ぶ。前の世界では不死鳥の死神(インフィニッテイー・フェニックス)とも呼ばれていた。
そんな俺がなぜこんなところにいるか。もうすぐ解ることになるだろう。俺は世界の危機を呼ぶんだ男だかららしい。
「ちょっとそこのあなた」
「何だお前は」
「私は八雲・紫。あなたが無月・零ね」
「そうだがよくわかったな」
「ふふあなたのことを知らないものはいないわ」
「そうかお前がこの世界の管理人というわけか」
「さすがね」
「それほどでもない」
八雲・紫とかいう女はよく解らない笑いをしている。えてしてこういう奴は悪いことばかりたくらんでいるものなのだ。俺は愛用の超大剣ブラック・エクスカリバーに手を伸ばす。
このブラック・エクスカリバーは地球の平行異次元に存在する魔界の王が持っていたものだが、物凄い戦いのすえに俺が手にしたのだ。この全長3mを超える県を使いこなせるのは宇宙でも俺だけだ。だが八雲・紫は
「やめておいたほうがいいわ。それに私はあなたの敵じゃない」
「そうか。俺も別にお前と闘いたいわけじゃぁない」
とかゆったので俺はブラック・エクスカリバーを懐にしまった。
「それで紫、俺が此処にいるということは幻想卿に聞けんが迫っているのだな」
「ええそうよ」
「それを何か教えろ!!」
俺は怒りをこめて叫んだ。
「今は教えられないわ」
紫は笑ってゆった。この女が考えていることはよく解らないがたぶんこいつにも危機が何かわかっていないだろう。この加齢臭め。
俺が怒っていると、紫はスキマを出して消えた。
「博霊神社に行きなさい。そこの腋巫女なら何か知ってるかも」
「わかった」
いつのまにか紫の従者の藍がいた。
「これを持っていきなさいと紫様に言われましたので持ってきました。これは超時空スキマ発生装置といわれるもので、ようは紫様と同じことができます」
「ほう。それがあれば自由に境界を使ったり結界を貼ったりできるのだな。わりと便利そうだから貰って置いてやろう」
「ははー」
藍もスッパテンコーゆってスキマの中に消えた。
「よしじゃあ博霊神社に行ってみるか」
俺は光よりも早くその場を後にした。
今にもぶっ壊れそうな博霊神社に付くと、紅白の巫女衣装を着た脇巫女が貧乏のあまり雑草をお茶といって飲んでいた。
あまりにも俺はアワレに思ったので、前回の冒険で手に入れた宝石を10個くらい賽銭箱に入れたやったら腋巫女が感謝して来た。
俺にとっては酒の代金にもならないのによほど貧乏なんだろう。
「ありがとうございます零様。お礼に何なりとお聞きください」
「ならば教えてもらおうか。幻想卿に迫っている危機とやらを」
「それ私にも解りません。あなたに解らないのですから私には手におかえねます」
「仕方がない脇巫女だ!」
「ごめんなさい…」
「いいよ君が悪いわけじゃぁない」
「はい…」
なぜか頬を赤くする腋巫女がそこにいたが俺はそれにそ知らぬ顔をした。
「兎に角何か解ったら俺に知らせること、良いね!」
「はい!!」
「そうゆえば此処は何処なんだ」
あの後腋巫女と別れて俺は空を彷徨っていたら本当に彷徨ってしまっていたのであった。眼の下には永遠に広がりを見せる魔法の森が広がっている。
確か此処にも誰か住んでいただろうと思っていると、超スピードで誰かがほうきでこっちに向かってきたので俺は左手一本で止めた。
「おっとすまねえぜほうきが暴走しちまってたんだぜ」
「やはり噂どうりのお転婆娘だな霧雨・魔理沙」
「そうゆうあんたも流石だぜ無月・零。俺のほうきを片手で止めたのはあんたが初めてなんだぜ」
そうして俺と魔理沙は笑いあった。
「ところで無月・零。あんたに俺の技を見てもらいたいんだぜ」
「構わないがどんな技だ」
「今見せるぜ! マスター・スパーク!」
とたんに向こうに会った山がビームで穴だらけになった。
「ほう凄いなだが俺のほうが凄い」
俺はブラック・エクスカリバーを抜き放つと、刹那、空気が両断されその衝撃波が向こうにあった山を両断した。
魔理沙は驚いた。超驚いた。驚きが海を割ってにとりとやらがおぼれて(俺はにとりとやらの事をあまり知らない)、天が割れて射名丸ふみが落ちた(射名丸ふみのことは好きです)。そして潤んだ瞳で俺を見つめ始めた。
「そうだぜ!あんたのことを師匠と呼んで良いかなのだぜ!」
「ふ、俺は弟子を取らない主義だが師匠と呼ぶのは構わない」
「解ったぜ師匠!」
「では魔理沙。この幻想卿の危機を何か知っているか?」
「さっぱり解らないぜ師匠!」
「困った弟子だ。仕方ない、俺はまだ此処に来て間もない。案内とかしてくれるか?」
「解ったぜ師匠!」
「ならばついてこい!」
そして俺は光よりも早くその場を後にした。
「此処は何処だ?」
俺は魔理沙煮聞こうと思ったら姿がなかった。後ろを見ると小さい黒い点がやがて魔理沙になった。
「早すぎるぜ師匠」
「ならばお前も俺を超えて見せよ!!」
「解ったぜ師匠!」
「それで此処は何処なんだ」
「此処は白玉楼だぜ」
白玉楼とはおいしそうな名前だ。俺は何を隠そう甘党なのだ特に白玉ぜんざいはとても好きなのだ。でもチョコパフェとかも好きだしこういうちょっとしたギャップというのに女は惹かれるらしいが正直鬱陶しいだとか思っていたら長い階段の上からなんか降りてきた。
妖怪だった。
そいつらは闇のような色をしていた蜘蛛のような存在で、裂けた口から赤い舌を出してどうやら俺と魔理沙を喰うつもりらしい。だが相手が悪かったな。
俺はブラック・エクスカリバーを抜き放つと魔理沙も八卦炉を取り出して魔法を唱え始めた。それが合図となって襲い掛かってくる魔物、魔物、魔物。
だがしかしブラック・エクスカリバーの一振りでそいつらはあっという間に肉の塊となって血の雨を降らした。魔理沙のマスター・スパークが放たれると魔物が一気に30匹ほど消し炭になる。
なかなかいい弟子だが俺も負けて入られないので「はああ!!」剣を振りかざすとそこから炎のビームが飛び出し、その熱は狂ったように敵に襲い掛かって辺りを紅蓮の炎で燃やし尽くしたと思った瞬間には300匹ほどの敵は蒸発しきっている。
「流石だぜ師匠!」
「⑨(バカ)油断するな敵はまだいる」
「な、なんだってー」
「そうだ私がいるお前達は誰だ」
「俺は魔理沙だぜ」
「⑨(バカ)師匠より名乗る奴がいるか。暗黒の宇宙騎兵と言えば解るか、お嬢ちゃん」
「な、なに貴様が無月・零か。私は白玉楼の門番と言えば解るか」
「魂魄・妖夢だぜ師匠」
「わかったぞお前が魂魄・妖夢か」
魂魄・妖夢は二つの剣を持って俺を威嚇してきた。俺はそれを鼻で笑ってやる。
「わっはっは」
「鼻で笑うな! 貴様のような無礼な奴を此処からとうすわけにはいかん! 勝負だ!」
「俺は闘いは好きなほうじゃぁないがお前がそうゆうなら仕方ない相手をしてやろう。だがどうなっても知らんぞ!!俺のブラック・エクスカリバーに触れたものは皆死ぬんだからな!!」
とゆうとブラック・エクスカリバーは暗黒の力を発しながら唸るような音を出した。魂魄・妖夢はそれにすこしびびったようだが剣士の悲しい性(サガ)なのだろうか、俺から眼を離すことができない。
じりじりと間合いが詰まると
「行くぞ!!1」
「応ッッッ!!!」
飛んで剣劇がぶつかり合ったと思ったらもう勝敗は付いていた。魂魄・妖夢は俺の背中の方でばたりと倒れた。
「師匠!!」
「安心しろ峰撃ちだ」
「峰撃ちなら安心だぜ」
俺くらいの使い手になるとブラック・エクスカリバーを我が指のように使えるものなのだ。峰撃ちなどどうということはない。
「では幽々子とやらに会いに行くぞ」
※※※ ※※※ ※※※ ※※※ ※※※
「ふう・・・、こんなところかね・・・」
そう独り言を呟きながら、私は煙管に手を伸ばす。火をつけ咥えようとして
「あら、何をしてるの藍?」
「わぁ!? ご主人様頼みますからいきなり背後に立つのはおやめください!!」
急に名を呼ばれ危うく火種ごと床に落っことしそうになった。
ここは八雲 紫の住処。私は紫様の式と言えば解るか・・・おっと、今まで書いていた文にあてられたようだ。私は八雲 藍。
急いで火の始末をし、物書き机の上を急いで片付けようとする。その小さな抵抗はあっさりとスキマから伸びた手によって未遂に
終わる。
「何これ?」
ご主人様の手にあったのは今しがたとんでもない文を書いていた紙束である。こちらが何かを答える前にすでに読み始めて
いたので邪魔をするのは止めた。下手なことをすれば即折檻なのは言うまでも無い事実。しばらくご主人様の様子を窺って
いると、読み終わったのか顔を上げた。
「・・・何これ?」
その表情は呆れと困惑の色が見え、ついでに言うと頭痛でも起こしてそうな感もある。たぶん全部正解。
「それはですねぇ、筆ですよ」
とりあえず笑みで答える私。
「・・・あなたはいつから私の物言いを真似するようになったのかしら?」
おっと、ちょっとばかり癪に障ったようだ。すぐに言い直すのが吉、と。
「文の内容は本当のところを言ってどうでもいいものなんです。誰かに見せるために書いた文とは到底思えないでしょう、それ?」
「まぁ、それはね」
あんな頭の悪い文章を公然と見せるほど私は恥を知らないわけではない。
「ご主人様のお昼寝と同じですよ、暇潰しの一環です」
「あれは仕事よ」
「それについてはあとでしかと話し合いましょう」
なんだか私の方が頭痛がしてきたよ。ともあれご主人様はまだ納得されたご様子はない。それも当然ではあるが。
「つまりですね、新しい筆を幾らか買ってきたんです。ですが、筆はある程度慣らしてから使わないといけないのはご主人様も
ご存知ですよね?」
「つまり、その慣らしついでにこんな頭の痛い文を書いていた、と」
「全く持ってその通りでございます。もちろん、それはわざとですけれどね」
理解の早いご主人様を持つと、こういうときは楽でいい。得心した表情のご主人様に、私も笑みで答えた。
「ところで」
得心したところでご主人様の興味がなくなったと思ったのだがそうではないらしい。続くだろう言葉に耳を傾ける。
「いい筆はあった?」
・・・あぁ、なるほど。ご主人様もごく稀に筆を取ることがある。その疑問は当然だろう。ふむ、と私は考える。
「まだ、わかりません。ですが」
少し頭の中で言葉を整理して
「・・・全ての筆は文を綴る為にあります。中には折れてしまうものもあるかもしれません。なかには筆先が変になってしまって
とてもまともな文を残せないものもあるかもしれません」
続ける。ご主人様は優しい笑みで聞き手に回ってくれた。
「けれど、やはり全ての筆が、良い筆であると私は信じています。そうであるとわかるには墨で真っ黒にもなるでしょう。書こうとする
紙に合わせてなじませるのに一苦労するかもしれません。でも、筆は筆ですから」
「・・・そう。私も全ての筆が、良い筆であると信じることにするわ。そっちの方が楽しそうですものね」
「全くです」
ご主人様と私の笑い声が、混じって空に吸い込まれていった。
「それはそれとしてこの文章の中の私の扱いが酷いので、この文は預かってあなたが忘れたころに見せ付けてあげるわね」
「ぎゃぁぁぁ!! そ、それだけはやめてくださぁぁぁい!!」
文筆家最大のお仕置きってこれですよねー。
※※※ ※※※ ※※※ ※※※ ※※※
幻想卿 零 -第一章-
※この先には幼稚で稚拙な文章がありますが、それでもいいという方だけお読みください。
それと、東方シリーズをプレイしたことはないですが我慢してください。
多次元並行宇宙を超えてワームホールを抜けて俺は幻想卿にいた。
俺の名前は無月・零(むつき ゼロ)。人は俺を暗黒の宇宙騎兵(ダークネス・エクセキューショナー)などと呼ぶ。前の世界では不死鳥の死神(インフィニッテイー・フェニックス)とも呼ばれていた。
そんな俺がなぜこんなところにいるか。もうすぐ解ることになるだろう。俺は世界の危機を呼ぶんだ男だかららしい。
「ちょっとそこのあなた」
「何だお前は」
「私は八雲・紫。あなたが無月・零ね」
「そうだがよくわかったな」
「ふふあなたのことを知らないものはいないわ」
「そうかお前がこの世界の管理人というわけか」
「さすがね」
「それほどでもない」
八雲・紫とかいう女はよく解らない笑いをしている。えてしてこういう奴は悪いことばかりたくらんでいるものなのだ。俺は愛用の超大剣ブラック・エクスカリバーに手を伸ばす。
このブラック・エクスカリバーは地球の平行異次元に存在する魔界の王が持っていたものだが、物凄い戦いのすえに俺が手にしたのだ。この全長3mを超える県を使いこなせるのは宇宙でも俺だけだ。だが八雲・紫は
「やめておいたほうがいいわ。それに私はあなたの敵じゃない」
「そうか。俺も別にお前と闘いたいわけじゃぁない」
とかゆったので俺はブラック・エクスカリバーを懐にしまった。
「それで紫、俺が此処にいるということは幻想卿に聞けんが迫っているのだな」
「ええそうよ」
「それを何か教えろ!!」
俺は怒りをこめて叫んだ。
「今は教えられないわ」
紫は笑ってゆった。この女が考えていることはよく解らないがたぶんこいつにも危機が何かわかっていないだろう。この加齢臭め。
俺が怒っていると、紫はスキマを出して消えた。
「博霊神社に行きなさい。そこの腋巫女なら何か知ってるかも」
「わかった」
いつのまにか紫の従者の藍がいた。
「これを持っていきなさいと紫様に言われましたので持ってきました。これは超時空スキマ発生装置といわれるもので、ようは紫様と同じことができます」
「ほう。それがあれば自由に境界を使ったり結界を貼ったりできるのだな。わりと便利そうだから貰って置いてやろう」
「ははー」
藍もスッパテンコーゆってスキマの中に消えた。
「よしじゃあ博霊神社に行ってみるか」
俺は光よりも早くその場を後にした。
今にもぶっ壊れそうな博霊神社に付くと、紅白の巫女衣装を着た脇巫女が貧乏のあまり雑草をお茶といって飲んでいた。
あまりにも俺はアワレに思ったので、前回の冒険で手に入れた宝石を10個くらい賽銭箱に入れたやったら腋巫女が感謝して来た。
俺にとっては酒の代金にもならないのによほど貧乏なんだろう。
「ありがとうございます零様。お礼に何なりとお聞きください」
「ならば教えてもらおうか。幻想卿に迫っている危機とやらを」
「それ私にも解りません。あなたに解らないのですから私には手におかえねます」
「仕方がない脇巫女だ!」
「ごめんなさい…」
「いいよ君が悪いわけじゃぁない」
「はい…」
なぜか頬を赤くする腋巫女がそこにいたが俺はそれにそ知らぬ顔をした。
「兎に角何か解ったら俺に知らせること、良いね!」
「はい!!」
「そうゆえば此処は何処なんだ」
あの後腋巫女と別れて俺は空を彷徨っていたら本当に彷徨ってしまっていたのであった。眼の下には永遠に広がりを見せる魔法の森が広がっている。
確か此処にも誰か住んでいただろうと思っていると、超スピードで誰かがほうきでこっちに向かってきたので俺は左手一本で止めた。
「おっとすまねえぜほうきが暴走しちまってたんだぜ」
「やはり噂どうりのお転婆娘だな霧雨・魔理沙」
「そうゆうあんたも流石だぜ無月・零。俺のほうきを片手で止めたのはあんたが初めてなんだぜ」
そうして俺と魔理沙は笑いあった。
「ところで無月・零。あんたに俺の技を見てもらいたいんだぜ」
「構わないがどんな技だ」
「今見せるぜ! マスター・スパーク!」
とたんに向こうに会った山がビームで穴だらけになった。
「ほう凄いなだが俺のほうが凄い」
俺はブラック・エクスカリバーを抜き放つと、刹那、空気が両断されその衝撃波が向こうにあった山を両断した。
魔理沙は驚いた。超驚いた。驚きが海を割ってにとりとやらがおぼれて(俺はにとりとやらの事をあまり知らない)、天が割れて射名丸ふみが落ちた(射名丸ふみのことは好きです)。そして潤んだ瞳で俺を見つめ始めた。
「そうだぜ!あんたのことを師匠と呼んで良いかなのだぜ!」
「ふ、俺は弟子を取らない主義だが師匠と呼ぶのは構わない」
「解ったぜ師匠!」
「では魔理沙。この幻想卿の危機を何か知っているか?」
「さっぱり解らないぜ師匠!」
「困った弟子だ。仕方ない、俺はまだ此処に来て間もない。案内とかしてくれるか?」
「解ったぜ師匠!」
「ならばついてこい!」
そして俺は光よりも早くその場を後にした。
「此処は何処だ?」
俺は魔理沙煮聞こうと思ったら姿がなかった。後ろを見ると小さい黒い点がやがて魔理沙になった。
「早すぎるぜ師匠」
「ならばお前も俺を超えて見せよ!!」
「解ったぜ師匠!」
「それで此処は何処なんだ」
「此処は白玉楼だぜ」
白玉楼とはおいしそうな名前だ。俺は何を隠そう甘党なのだ特に白玉ぜんざいはとても好きなのだ。でもチョコパフェとかも好きだしこういうちょっとしたギャップというのに女は惹かれるらしいが正直鬱陶しいだとか思っていたら長い階段の上からなんか降りてきた。
妖怪だった。
そいつらは闇のような色をしていた蜘蛛のような存在で、裂けた口から赤い舌を出してどうやら俺と魔理沙を喰うつもりらしい。だが相手が悪かったな。
俺はブラック・エクスカリバーを抜き放つと魔理沙も八卦炉を取り出して魔法を唱え始めた。それが合図となって襲い掛かってくる魔物、魔物、魔物。
だがしかしブラック・エクスカリバーの一振りでそいつらはあっという間に肉の塊となって血の雨を降らした。魔理沙のマスター・スパークが放たれると魔物が一気に30匹ほど消し炭になる。
なかなかいい弟子だが俺も負けて入られないので「はああ!!」剣を振りかざすとそこから炎のビームが飛び出し、その熱は狂ったように敵に襲い掛かって辺りを紅蓮の炎で燃やし尽くしたと思った瞬間には300匹ほどの敵は蒸発しきっている。
「流石だぜ師匠!」
「⑨(バカ)油断するな敵はまだいる」
「な、なんだってー」
「そうだ私がいるお前達は誰だ」
「俺は魔理沙だぜ」
「⑨(バカ)師匠より名乗る奴がいるか。暗黒の宇宙騎兵と言えば解るか、お嬢ちゃん」
「な、なに貴様が無月・零か。私は白玉楼の門番と言えば解るか」
「魂魄・妖夢だぜ師匠」
「わかったぞお前が魂魄・妖夢か」
魂魄・妖夢は二つの剣を持って俺を威嚇してきた。俺はそれを鼻で笑ってやる。
「わっはっは」
「鼻で笑うな! 貴様のような無礼な奴を此処からとうすわけにはいかん! 勝負だ!」
「俺は闘いは好きなほうじゃぁないがお前がそうゆうなら仕方ない相手をしてやろう。だがどうなっても知らんぞ!!俺のブラック・エクスカリバーに触れたものは皆死ぬんだからな!!」
とゆうとブラック・エクスカリバーは暗黒の力を発しながら唸るような音を出した。魂魄・妖夢はそれにすこしびびったようだが剣士の悲しい性(サガ)なのだろうか、俺から眼を離すことができない。
じりじりと間合いが詰まると
「行くぞ!!1」
「応ッッッ!!!」
飛んで剣劇がぶつかり合ったと思ったらもう勝敗は付いていた。魂魄・妖夢は俺の背中の方でばたりと倒れた。
「師匠!!」
「安心しろ峰撃ちだ」
「峰撃ちなら安心だぜ」
俺くらいの使い手になるとブラック・エクスカリバーを我が指のように使えるものなのだ。峰撃ちなどどうということはない。
「では幽々子とやらに会いに行くぞ」
※※※ ※※※ ※※※ ※※※ ※※※
「ふう・・・、こんなところかね・・・」
そう独り言を呟きながら、私は煙管に手を伸ばす。火をつけ咥えようとして
「あら、何をしてるの藍?」
「わぁ!? ご主人様頼みますからいきなり背後に立つのはおやめください!!」
急に名を呼ばれ危うく火種ごと床に落っことしそうになった。
ここは八雲 紫の住処。私は紫様の式と言えば解るか・・・おっと、今まで書いていた文にあてられたようだ。私は八雲 藍。
急いで火の始末をし、物書き机の上を急いで片付けようとする。その小さな抵抗はあっさりとスキマから伸びた手によって未遂に
終わる。
「何これ?」
ご主人様の手にあったのは今しがたとんでもない文を書いていた紙束である。こちらが何かを答える前にすでに読み始めて
いたので邪魔をするのは止めた。下手なことをすれば即折檻なのは言うまでも無い事実。しばらくご主人様の様子を窺って
いると、読み終わったのか顔を上げた。
「・・・何これ?」
その表情は呆れと困惑の色が見え、ついでに言うと頭痛でも起こしてそうな感もある。たぶん全部正解。
「それはですねぇ、筆ですよ」
とりあえず笑みで答える私。
「・・・あなたはいつから私の物言いを真似するようになったのかしら?」
おっと、ちょっとばかり癪に障ったようだ。すぐに言い直すのが吉、と。
「文の内容は本当のところを言ってどうでもいいものなんです。誰かに見せるために書いた文とは到底思えないでしょう、それ?」
「まぁ、それはね」
あんな頭の悪い文章を公然と見せるほど私は恥を知らないわけではない。
「ご主人様のお昼寝と同じですよ、暇潰しの一環です」
「あれは仕事よ」
「それについてはあとでしかと話し合いましょう」
なんだか私の方が頭痛がしてきたよ。ともあれご主人様はまだ納得されたご様子はない。それも当然ではあるが。
「つまりですね、新しい筆を幾らか買ってきたんです。ですが、筆はある程度慣らしてから使わないといけないのはご主人様も
ご存知ですよね?」
「つまり、その慣らしついでにこんな頭の痛い文を書いていた、と」
「全く持ってその通りでございます。もちろん、それはわざとですけれどね」
理解の早いご主人様を持つと、こういうときは楽でいい。得心した表情のご主人様に、私も笑みで答えた。
「ところで」
得心したところでご主人様の興味がなくなったと思ったのだがそうではないらしい。続くだろう言葉に耳を傾ける。
「いい筆はあった?」
・・・あぁ、なるほど。ご主人様もごく稀に筆を取ることがある。その疑問は当然だろう。ふむ、と私は考える。
「まだ、わかりません。ですが」
少し頭の中で言葉を整理して
「・・・全ての筆は文を綴る為にあります。中には折れてしまうものもあるかもしれません。なかには筆先が変になってしまって
とてもまともな文を残せないものもあるかもしれません」
続ける。ご主人様は優しい笑みで聞き手に回ってくれた。
「けれど、やはり全ての筆が、良い筆であると私は信じています。そうであるとわかるには墨で真っ黒にもなるでしょう。書こうとする
紙に合わせてなじませるのに一苦労するかもしれません。でも、筆は筆ですから」
「・・・そう。私も全ての筆が、良い筆であると信じることにするわ。そっちの方が楽しそうですものね」
「全くです」
ご主人様と私の笑い声が、混じって空に吸い込まれていった。
「それはそれとしてこの文章の中の私の扱いが酷いので、この文は預かってあなたが忘れたころに見せ付けてあげるわね」
「ぎゃぁぁぁ!! そ、それだけはやめてくださぁぁぁい!!」
文筆家最大のお仕置きってこれですよねー。
よくやってくれた、お前には褒美をやろう!
だがそれがいい。
しかし、こんな風にわざとメチャクチャな文章にするのって、かえって難しそうですね。
前半のインパクトでうっかり忘れかけましたが、全ての筆が良い筆であると信じるって、いい言葉だなあ。
投稿する場所が、どういった目的で使用されている紙なのか理解する事って、とても大切ですよね
それから
>全ての筆が良い筆であると信じる
この言葉に感動しました
誤字…ですよね?作品が作品なので指摘するのが怖いのですが。
というか
>全ての筆が、良い筆であると私は信じています。そうであるとわかるには墨で真っ黒にもなるでしょう。
>書こうとする紙に合わせてなじませるのに一苦労するかもしれません。でも、筆は筆ですから
感動した。
あのめちゃくちゃなノリからいきなりこれはズルい…もちろんいい意味でですが。
筆慣らしと文法的な間違いは別次元の話だから
演出上わざと誤字とかしてるなら誤字直後の文でツッコミいれたりして「訂正した跡」も演出したほうが良かったかと思う
案内とかしてくれるか?ならばついてこい!
この時点で腹筋が崩壊しました
全ての筆はよい筆であると信じる、そのほうが楽しい
まったく、いいことを言ってくれるぜ・・・。
それをこういう風に戯画化して笑うのは趣味が悪いと思う。
趣味が悪いで最後まで通すなら、そういう作品として楽しめたかもしれないけど、
最後の含みは心底嫌悪感を覚えた。書き手に悪意はないのに結果として悪筆となってしまった
だけなんだ、と言いながらそれを晒しものにしてるよなこれ。
作中の表現を借りるなら、この文章を書いた筆が良い筆であるとは俺には決して思えない。
力説することでもないし、ひとまず落ち着いたら?
あーやばいやばいこれ以上ないおしおきなんてやられたら体の穴という穴から血を噴出してぶっ倒れそうだw
深くは考えずに笑うのが一番だなこれはwww
句読点なかったりした箇所もあったので、読みづらくて仕方なかったですよ。
以下、誤字(?)報告
この全長3mを超える県 →「剣」でしょww
幻想卿に聞けんが →幻想「郷」に「危険」が・・・で。
博霊神社 →博麗・・・じゃなかったかなぁ?
スッパテンコーゆって →ここは「言って」でいいのでは?
射名丸ふみが →「文」って漢字にしてあげましょうよ。
行くぞ!!1 →勢い余って・・・?「!」
可愛いなあ、もう!(ぉ
17番の名無しさんは、SSとか書いたことのない人なんだろうなぁ。
手帳のはしっこに書いたネタの切れ端を、後で読み返した経験とかあればわかりますよ。
>>やりやがったの件
やっちゃいました!! でもそれなりに本気で書きましたのでご容赦を。東方つけりゃよかった。
>>2
特定しました。
>>藍しゃま
藍しゃまかわいいよ藍しゃま
>>ゆかりん
ゆかりん泣かせてぇよゆかりん
>>お仕置きの件
あー・・・これはですねー・・・。
24番さんのコメントがまさにそれです。
もの書き、もの描き、及び全てのクリエイターってヤツは昔の自分が作ったものに不意に触れると
様々な痛い痛い痛い思い出が蘇って頓死しそうになるものなのです。
でもこれを通り過ぎて
「あれ? なんか昔の自分のほうが上手かったんじゃね?」
とかなると実は末期です。時々自分がそうなる。末期です。
>>誤字脱字その他もろもろ訂正しなさいよ
実はそういうマジな訂正を一番求めていたりしました。なんてダメな作者なんでしょう。蹴っていいよ!
>>さいごに。
感動してくれた方。 ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございます。
憤った方。 ほんとうに、ほんとうに、ごめんなさい。
よろしければ、今後ともよろしくお願いいたします。