う……、ううぅ……。
ひっ、ぐぅ……。
ふっ、う……、えぅ……、ぐ……。
――とすとす
おっ、じぃ……。し……しょぉ……。
……ぇんな、さ……。
とすとすとす
う、うえぇ、ええぇ……っ。
すぅ、ううぅ……っ!
ふ、うぅ……っ、ひっ。
すしゃ、とん
見つけたわよ、妖夢。
ふ、ううぅ……。ゆ、ゆこ……さまぁ……。
…………。
お、じい……。……しょうがぁ……、しっ、ぉうがぁ……。
……そうね、知っているわ。
この部屋の物も、全部持って行ったのね……。
ふっ、ううぅっ。う、ぇえ……、ぇっ……。
ご……めんな、さ……っ……!
……妖夢。どうして妖夢が謝るの?
何も言わなかったのは、妖忌だわ。
……って、……ったし……きの、も、怒られ……て。
ずと、叱られ、て……。ぜ、ぜんぜ……、
……んぜん、ししょ、の……う事……聞け、あ、くて……っ!
…………。
でもね、妖夢……、
もっ、他にも!
他にお……わ、たし……、だ、ぇで……。
剣、の……事もぉ……、おっ庭の、事もぉ……、
いっぱいぃ、う、ひう、ダメ、でぇ……。
……これからが、あるじゃない。
貴女はまだまだ幼いのだから、何でもできないのはあたり前でしょう?
貴女がダメな訳じゃないわ。
っ、じゃ、なんで……。
ひっく。
ぁんで、いなく、なっ……!
……それは……、
……っ、たし……。
捨っ……て、れぇ……。
…………!
ぃ、っと、……たしの、せ……っ!
うっ、ふうっ……!
わっ、たしが、ひぐ、私、がぁ……っ!
う、あぁ……、ひぅ……あ、うぅ……っ!
妖夢……。
う、ああっ!
ああああっ!
ご、ごめんなさっ!
ごえんなさいぃっ!
ふ、あっ! あぁぁああっ……!
ごめんなさいいぃ……っ!
………………。
っ、じいちゃっ……、ごめ、なさいぃ……っ!
あああああっ!
うあぁああぁあっ!
とすとす、ぽす
う、ぅこさまぁあ……っ!
ああああああっ!
ぎゅうっ
泣きなさい、妖夢。
好きなだけ、泣きなさい……。
うああああぁあっ!
ごめ、なさいいぃっ!
ぅぉ、おえん、ぁさいぃ……っ!
…………。
うわああぁああっ!
――ねえ、妖夢。
このままで聞いてもらえるかしら?
ふぅっ、はあぁっ!
は、はっ、ひぃ……っ!
返事しようとしなくていいから。
ただ、聞いてくれるかしら?
すっ、ふっ……うううぅっ!
う、ああぁっ、はああっ!
あなたにこれから、一番大切な事を命じるわ。
辛いかもしれないけれど、よく聞きなさい。
――貴女にはこれから、冥界一の剣になってもらう。
冥界一の盾になってもらう。
私の為の、貴女で居てもらう。
うっ……ええっ……?
ひ、ぐうぇ……?
何をいまさらと思うかもしれない。
けれどね、もう妖忌は――いないから。
だからそれは、貴女にやってもらわなくちゃいけない事で、
妖忌はいないからこそ、貴女にしか出来ない……、
いや、貴女だからこそできる事なの。
貴女は、妖忌の弟子にして孫でしょう?
だったらもっと胸を張りなさい。
妖忌は貴女を捨てたりなんかしないわ。
貴女を信じているからこそ、
私を守ってくれることができるからこそ、
妖忌は去って行く事ができたのだと思うわ。
ふっ、ああっ!
わ、ああぁあああっ!
そりゃ、何にも言わないで急に居なくなっちゃったのはどうかと思うけれど、
でも、何か言う程度の事じゃ無かったって事だもの、
もしかしたら、すぐ戻ってくるかも知れないわ。
――それにね?
まだ、私がいるじゃない。
私は妖夢に何にも言わずにいなくなったりなんてしないわよ?
妖夢の事、大好きだからね。
もう今日みたいな理由で泣かせたりなんかしないわ。
それとも妖夢は、私の事嫌い?
っな、こ……と、な……っ!
そう。
だったら良かったわ。
じゃあ、今から改めて私が貴女の主人よ。
だから、主人として命じるわ。
今日はたくさん泣いていいから、
妖忌がいない所為でなくのは、今日だけにしなさい。
分かった?
ふっ、はっ……!
そう、いい子ね……。
うわあああああああああああっ!!
********************
すー、すー
あらあら、気持ち良さそうに寝ちゃって。
ふふふ。膝を貸してあげた甲斐があるわねぇ。
――ぽた
……あら?
ぽたぽた
あっ、やだ。
妖夢が起きちゃうわ……。
…………
…………。
――すん
………………。
すん……すん
妖忌……、
すん、すん
早く、帰ってきてね……?
すん、すん…………
ひっ、ぐぅ……。
ふっ、う……、えぅ……、ぐ……。
――とすとす
おっ、じぃ……。し……しょぉ……。
……ぇんな、さ……。
とすとすとす
う、うえぇ、ええぇ……っ。
すぅ、ううぅ……っ!
ふ、うぅ……っ、ひっ。
すしゃ、とん
見つけたわよ、妖夢。
ふ、ううぅ……。ゆ、ゆこ……さまぁ……。
…………。
お、じい……。……しょうがぁ……、しっ、ぉうがぁ……。
……そうね、知っているわ。
この部屋の物も、全部持って行ったのね……。
ふっ、ううぅっ。う、ぇえ……、ぇっ……。
ご……めんな、さ……っ……!
……妖夢。どうして妖夢が謝るの?
何も言わなかったのは、妖忌だわ。
……って、……ったし……きの、も、怒られ……て。
ずと、叱られ、て……。ぜ、ぜんぜ……、
……んぜん、ししょ、の……う事……聞け、あ、くて……っ!
…………。
でもね、妖夢……、
もっ、他にも!
他にお……わ、たし……、だ、ぇで……。
剣、の……事もぉ……、おっ庭の、事もぉ……、
いっぱいぃ、う、ひう、ダメ、でぇ……。
……これからが、あるじゃない。
貴女はまだまだ幼いのだから、何でもできないのはあたり前でしょう?
貴女がダメな訳じゃないわ。
っ、じゃ、なんで……。
ひっく。
ぁんで、いなく、なっ……!
……それは……、
……っ、たし……。
捨っ……て、れぇ……。
…………!
ぃ、っと、……たしの、せ……っ!
うっ、ふうっ……!
わっ、たしが、ひぐ、私、がぁ……っ!
う、あぁ……、ひぅ……あ、うぅ……っ!
妖夢……。
う、ああっ!
ああああっ!
ご、ごめんなさっ!
ごえんなさいぃっ!
ふ、あっ! あぁぁああっ……!
ごめんなさいいぃ……っ!
………………。
っ、じいちゃっ……、ごめ、なさいぃ……っ!
あああああっ!
うあぁああぁあっ!
とすとす、ぽす
う、ぅこさまぁあ……っ!
ああああああっ!
ぎゅうっ
泣きなさい、妖夢。
好きなだけ、泣きなさい……。
うああああぁあっ!
ごめ、なさいいぃっ!
ぅぉ、おえん、ぁさいぃ……っ!
…………。
うわああぁああっ!
――ねえ、妖夢。
このままで聞いてもらえるかしら?
ふぅっ、はあぁっ!
は、はっ、ひぃ……っ!
返事しようとしなくていいから。
ただ、聞いてくれるかしら?
すっ、ふっ……うううぅっ!
う、ああぁっ、はああっ!
あなたにこれから、一番大切な事を命じるわ。
辛いかもしれないけれど、よく聞きなさい。
――貴女にはこれから、冥界一の剣になってもらう。
冥界一の盾になってもらう。
私の為の、貴女で居てもらう。
うっ……ええっ……?
ひ、ぐうぇ……?
何をいまさらと思うかもしれない。
けれどね、もう妖忌は――いないから。
だからそれは、貴女にやってもらわなくちゃいけない事で、
妖忌はいないからこそ、貴女にしか出来ない……、
いや、貴女だからこそできる事なの。
貴女は、妖忌の弟子にして孫でしょう?
だったらもっと胸を張りなさい。
妖忌は貴女を捨てたりなんかしないわ。
貴女を信じているからこそ、
私を守ってくれることができるからこそ、
妖忌は去って行く事ができたのだと思うわ。
ふっ、ああっ!
わ、ああぁあああっ!
そりゃ、何にも言わないで急に居なくなっちゃったのはどうかと思うけれど、
でも、何か言う程度の事じゃ無かったって事だもの、
もしかしたら、すぐ戻ってくるかも知れないわ。
――それにね?
まだ、私がいるじゃない。
私は妖夢に何にも言わずにいなくなったりなんてしないわよ?
妖夢の事、大好きだからね。
もう今日みたいな理由で泣かせたりなんかしないわ。
それとも妖夢は、私の事嫌い?
っな、こ……と、な……っ!
そう。
だったら良かったわ。
じゃあ、今から改めて私が貴女の主人よ。
だから、主人として命じるわ。
今日はたくさん泣いていいから、
妖忌がいない所為でなくのは、今日だけにしなさい。
分かった?
ふっ、はっ……!
そう、いい子ね……。
うわあああああああああああっ!!
********************
すー、すー
あらあら、気持ち良さそうに寝ちゃって。
ふふふ。膝を貸してあげた甲斐があるわねぇ。
――ぽた
……あら?
ぽたぽた
あっ、やだ。
妖夢が起きちゃうわ……。
…………
…………。
――すん
………………。
すん……すん
妖忌……、
すん、すん
早く、帰ってきてね……?
すん、すん…………
どうしてくれる妖夢と一緒に泣いてしまったじゃないか(待て
いや、本当泣ける
戻ってこいや妖忌!