※ ここから先はオリ設定と稚拙な文章ばかりです。それでも見るという寛大な心の方は下へどうぞ。
――11:00 博麗神社・境内――
夜の境内は何時もどおりであった。
ここで言う何時もどおりがどんな様子かというと、鬼が酒を飲み、普通の魔法使いが先輩であろう魔法使い二人に腕枕をし眠っていたり
片付けをする為に完全で瀟洒なメイドと妖怪の山の巫女がいたり、人の膝を勝手に使って眠るスキマ妖怪がいたりするのである。
他に語るとするならば、膝枕をしながら明日の掃除に頭を痛める「博麗の巫女」こと博麗 霊夢、私がいることだろう。
…なによ。いっつもちゃんと掃除してるわよ?片っぱしから散らかす連中がいるだけで。
「すぅ…すぅ…」
膝の上から聞こえてくる規則的な寝息。下を向けば三国どころか世界を滅ぼせそうな大妖怪が幸せそうに寝ている。
…本当に幸せそうに寝ている。ちょっとムカついてきた。ムカムカを治す為に人差し指で膝の上の大妖怪の頬をぷにぷにすることにした。
「むぅ…んぁ…」
……っは!?い、今のは流石の私でも危なかったわよ…主に理性的な意味で。いつも胡散臭そうなオーラを放ってるので
この反応は私のハートにクリティカルだった。これが妖怪の山の巫女が言っていた『ぎゃっぷもえ』とやらなのだろうか…
「んぁ…れいむ…?」
あぁ、起きてしまったか…別に寝顔が見たかったわけではないのだけど、もう少しあの声を堪能したかったかもしれない。
「おはよう、紫」
一応挨拶してみる。
「相変わらずお金に縁がなさそうなオーラをしてるわね」
半ば脊髄反射的にその場から飛び退く。
「あいたっ!?」
枕を失って頭を打った紫の悲鳴が聞こえるが無視。そして瞬時に紫のいる場所に幻想空想穴を開く。
「いってらっしゃい、紫」
「へっ!?いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
落下していくスキマ妖怪。さようなら紫、藍は私が代わりに貰っておくわ。
「もう、危ないじゃないの」
っち。スキマで逃げてきやがった。
「あんたが変なこと言うのが悪いのよ」
「事実を伝えただけなのにー」
頬をぷくーっと膨らませながら言う。…正直、その仕草を大妖怪がやるのはどうなのだろうか。
「いい歳して、似合わない事やってんじゃないわよ」
「なっ!?誰がいい歳したオバサンですって!?」
「アンタ。」
「私はまだ(スキマによって消去)歳よ!」
「事実を伝えただけよ、おばさん」
「霊夢!伝えていい事実と悪い事実があるのよ!?」
「それをアンタが言うか。」
「私の言ったのは伝えていい事実だったのよ」
うわぁ…流石は妖怪である。言いたいことは言い、気に入らないものは変え、従わないものは殺す。簡単に言うならば唯我独尊である。
そんなものに私はなりたくない。絶対に。
「紫の言う事なんて山の上の神社の賽銭程度の価値しかないのよ」
「あの神社、結構儲かってるわよ?」
ザ・ワールド 時よ、とまれ。
「…」
「…霊夢」
「…なによ」
「明日はきっと入ってるわよ」
「…ありがと、紫」
昨日も今日もきっと明日も幻想郷は平和である。うちの神社の賽銭事情以外は。
次の日、賽銭箱には八雲一家の励ましの手紙と賽銭が入っていた。泣いた。
――11:00 博麗神社・境内――
夜の境内は何時もどおりであった。
ここで言う何時もどおりがどんな様子かというと、鬼が酒を飲み、普通の魔法使いが先輩であろう魔法使い二人に腕枕をし眠っていたり
片付けをする為に完全で瀟洒なメイドと妖怪の山の巫女がいたり、人の膝を勝手に使って眠るスキマ妖怪がいたりするのである。
他に語るとするならば、膝枕をしながら明日の掃除に頭を痛める「博麗の巫女」こと博麗 霊夢、私がいることだろう。
…なによ。いっつもちゃんと掃除してるわよ?片っぱしから散らかす連中がいるだけで。
「すぅ…すぅ…」
膝の上から聞こえてくる規則的な寝息。下を向けば三国どころか世界を滅ぼせそうな大妖怪が幸せそうに寝ている。
…本当に幸せそうに寝ている。ちょっとムカついてきた。ムカムカを治す為に人差し指で膝の上の大妖怪の頬をぷにぷにすることにした。
「むぅ…んぁ…」
……っは!?い、今のは流石の私でも危なかったわよ…主に理性的な意味で。いつも胡散臭そうなオーラを放ってるので
この反応は私のハートにクリティカルだった。これが妖怪の山の巫女が言っていた『ぎゃっぷもえ』とやらなのだろうか…
「んぁ…れいむ…?」
あぁ、起きてしまったか…別に寝顔が見たかったわけではないのだけど、もう少しあの声を堪能したかったかもしれない。
「おはよう、紫」
一応挨拶してみる。
「相変わらずお金に縁がなさそうなオーラをしてるわね」
半ば脊髄反射的にその場から飛び退く。
「あいたっ!?」
枕を失って頭を打った紫の悲鳴が聞こえるが無視。そして瞬時に紫のいる場所に幻想空想穴を開く。
「いってらっしゃい、紫」
「へっ!?いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
落下していくスキマ妖怪。さようなら紫、藍は私が代わりに貰っておくわ。
「もう、危ないじゃないの」
っち。スキマで逃げてきやがった。
「あんたが変なこと言うのが悪いのよ」
「事実を伝えただけなのにー」
頬をぷくーっと膨らませながら言う。…正直、その仕草を大妖怪がやるのはどうなのだろうか。
「いい歳して、似合わない事やってんじゃないわよ」
「なっ!?誰がいい歳したオバサンですって!?」
「アンタ。」
「私はまだ(スキマによって消去)歳よ!」
「事実を伝えただけよ、おばさん」
「霊夢!伝えていい事実と悪い事実があるのよ!?」
「それをアンタが言うか。」
「私の言ったのは伝えていい事実だったのよ」
うわぁ…流石は妖怪である。言いたいことは言い、気に入らないものは変え、従わないものは殺す。簡単に言うならば唯我独尊である。
そんなものに私はなりたくない。絶対に。
「紫の言う事なんて山の上の神社の賽銭程度の価値しかないのよ」
「あの神社、結構儲かってるわよ?」
ザ・ワールド 時よ、とまれ。
「…」
「…霊夢」
「…なによ」
「明日はきっと入ってるわよ」
「…ありがと、紫」
昨日も今日もきっと明日も幻想郷は平和である。うちの神社の賽銭事情以外は。
次の日、賽銭箱には八雲一家の励ましの手紙と賽銭が入っていた。泣いた。
藍と橙は善意で書いてそうだけど、紫は泣くとわかってて書いてそうだ
危険度の低い博麗神社の方が不人気という不思議。
河童とか天狗は意外と賽銭を入れてるんだろうか?
かんど~しあわせ~な気分になりました。
そういえば霊夢のところに差し入れとかしてるのって(そういう描写があるのって)ゆかりんだけだよなぁと思ったり
あとは皆タカりにくるだけなんでしょうから、天狗や河童から物納含め何かと奉納されているだろう山の神社には敵わないでしょうねw
がんばれいむ!負けるなれいむ!
そしてゆかりんといちゃいちゃしてろれいむ!!
とりあえず八雲一家の優しさに泣いた
文章もシンプルにまとまってて(最近良く目に付く会話文だけでもないし)良いのではないかと。
今後にも期待したくなります。
霊夢が「幻想空想穴」を使うことはあんまないんですよね
どう考えても博麗神社のほうが道のりが楽そうなのに
博麗神社の妖怪の方が達が悪いという事ですね?
故に、神社には人は来ないし賽銭も入らない…霊夢(涙)
一方博麗神社は・・・霊夢は何もやってないから博麗神社のある階段に行き着く前に妖怪に襲われる可能性も・・・
この作品で、とても和めました。