小休止程度の小ネタ集です。
そして作者は旧作を『まるで』知りません。あえて此処に書いておきますが間違いがあったらご指摘の方お願いします。主に性格、呼称、一人称、誤字など。
~母の愛~
此処はマーガトロイド邸。魔理沙が遊びに来ていた時のこと。
「アリス、好きだぜ」
「ぶーーーーーーー!」
アリスは紅茶を噴き出しました。
「けほけほ、ななな何を言い出すのよ!ととと、突然そんな事言われても、こ・・・心の準備が・・・でも魔理沙が言うなら私はゴニョゴニョ・・・」
「冗談だ、ははは」
魔理沙はにこやかに笑っていた。アリスは顔を真っ赤にしていた。
「な!そ、それくらい判ってたわよ・・・別に信じた訳じゃないわよ」
妙に悲しそうに言いました。
ドカーン!
「アリスちゃんはあげないわよーーー!!!」
そこへドアを蹴破り出てきたのは魔界神様。
「えっ!?お、お母さん!!」
「落ち着いてください神綺様。魔理沙は冗談とグハァ!!」
「離しなさい夢子ちゃん!離さないと殴るわよ!!」
だがその声は聞こえていない。夢子はボディブローがクリティカルヒットして気を失っていた。
「殴ってから言うもんじゃないぜ」
魔理沙はつい余計な事を口走ってしまう。
「うるさーい!母の怒りを思い知れー!」
「どわぁ!」
「きゃあ!!」
魔理沙は弾幕を避け切ったが流れ弾にアリスは直撃してしまう。人形達は『我関せず』といってるかのように楽しそうにトーキング中だった。倒れぎわにアリスが人形達に目を合わせようとした瞬間一斉にそっぽをむいた。・・・この人形達は。さあて、もう助けてくれる人が居ない。どうする魔理沙。
「(ごめんねアリス、私達じゃ神綺様を止められないよ)」
人形達は心が痛んだ。でもここで誰が人形達を責めよう。アリスだけだろう。
「くそーー!マスターーーーー!!!スパーーーーーク!!!!!!」
「何をーー!マザーーーーー!!!スパーーーーーーク!!!!!!」
「そんなスペルカードは存在しn」
魔法VSマザー、どっちが勝ったのか?これだけ伝えとこう。
母の愛
時に魔女まで
ぶちのめす
言うまでも無かったが神綺の勝ち。
「アリスちゃん、起きなさい」
それはまさに母の顔だった。
「いたた、誰の所為だと思ってるのよ」
「いいからちょっとここに座って」
はぁ、と溜息を吐いて正座をする。
「いい?アリスちゃん、まだあなたは結婚なんてして良い年じゃ無いでしょ。なのにあなたは・・・」
「いや、結婚するなんて言ってないよ!それに私もう(ピーーー)才だよ。結婚してもいいはず」
頬を赤くして反論する。
「黙りなさい。それに魔理沙ちゃんは女の子でしょ?確かに幻想郷には女の子が多いからそう言うのに目覚める事もあるかもしれないけど」
「いやいやいやいや、違うわよ?魔理沙がそう言う意味で好きなわけが」
耳まで真っ赤になっている。だが神綺にはその声も耳に入ってない。
「どうしても結婚したいならそうねえ・・・あ!」
神綺は急に思いついた様に言い出した。
「男の人だったらいるじゃない。ほら、眼鏡を掛けた銀髪のお店の人、その人となら結婚を許すわ。あの人優しそうだもの。」
もう魔界神は止まらない。気が付くと夢子が目を覚まして後ろに立っていた。アリスはこの羞恥プレイから助けを求めて夢子に目を合わせた。すると夢子はスケッチブックみたいなものにこう書いた。
『ごめんアリス』
そう書いて俯き首を横に振りアリスに見せた。
「アリスちゃん聞いてる?だから早くその人と結婚して、子供作ってお母さんに孫を見せて頂戴」
左手でOKサインを作り右手の人差し指でそのOKの輪の中に(以下略)
「だからなんでそうなるのよ!その手の動きをやめてよ!」
こうして延々3時間アリスの羞恥プレイが続いた。
~終わり~
~アリスの名字~
またもマーガトロイド邸。魔理沙が(以下略)
「なあアリス」
「なによ、おかわりなら自分で入れてね」
魔理沙は紅茶を飲み干した後だった。
「いや、そうじゃなくてな?アリスと神綺は親子だよな」
「何よ突然、そうよ親子よ。それがどうかした?」
「アリス、お前の名字は?」
「な!ま、まさかあなた拾い食いでも・・・」
心配そうに、それでいて軽蔑をしている顔だ。
「いやいやいやそんな事(最近は)してないぜ、お前普段私をどんな目で見てるんだ。」
「ただのあほ」
「よーしそこに直れ。家ごと吹き飛ばしてやる」
八卦炉を構える魔理沙。だがアリスは慌てる様子も無く言い放った。
「冗談よ。私の大切な親友、それじゃ駄目?」
魔理沙は八卦炉を落とした。
(「アリス、お、お前!」そしてがしい!と抱きつく・・・)
そういう反応が来るかと思っていたのだが・・・
「え?私達・・・親友だったのか?」
180°違う返事が返ってきた。
「じ、冗談よ・・・」
アリスは顔を引きつらせた。動揺しているのか魔理沙がにやけているのに気付いていない。
「で、話に戻るけどアリスの名字はマーガトロイド、で親の名字が神綺・・・」
「それが何なのよ、要領得ないわね」
「名字が違うって事はだ。つまり二人は血が繋が・・・」
言い切る前にアリスが遮った。
「ごめん、それ以上言わないで。気付いてたから私」
所変わって此処は魔界。
「神綺様」
「何?夢子ちゃん」
見ると団扇を持っていた。そこにはI♡ アリス!と書かれていた。何時もの事なので特に気にしない。
「アリスの名字はマーガトロイド、そして神綺様は神綺ですよね」
「まあ神綺様って言ってるものね」
「失礼かもしれませんが何故二人は名字が違うのでしょうか」
不思議そうな夢子。
「・・・・・・・・」
それに対し横を向き黙りこくる神綺。
「神綺様?」
「・・・・・・・・」
「あの・・・・」
「・・・・・・アリスちゃんには黙ってて」
「どうしましょうか」
笑顔で言ってみせる。
「あなた最近くだけ過ぎよ」
「申し訳ございません」
「まさか摩り替わってたと思わなかったのよ」
~終わり~
~宴会で母は敵知らず?~
此処は博麗神社。今日は宴会だ。
「あはははは!もっとやれ萃香ーーー!!」
魔理沙は酔っていた。萃香が何をやっているのかと言うと自分のドロワ(自主規制)
「魔理沙、飲みすぎらないの?」
そう気に掛けているアリスも顔が真っ赤だ。ようするに酔っていた。
「あはははははははは!!!萃香ちゃんもっとよーーー!!」
誰かの声、さっきまで居なかった者の声だ。
「ええ!?お、お母さん!!!」
誰もが沈黙した・・・なんて事は無い。いまでもドンチャン騒ぎだ。
「な、なんれお母さんがいるのよ!!」
「だって・・・寂しかったんだもん♡」
「どこかのスキマじゃないんらから『♡』はやめて、私が恥ずかしい」
アリスは前後にクラクラ揺れている。しかし突っ込みはきちんとこなす。流石・・・。
「それよりも幻想郷はあれなの?あんな小さな子にまでお酒飲ませて大丈夫なの?」
「おろろろろろろろろろろろろろろ」
「ぎゃーーー!やめろ萃香!」
指を指した先にいたのは当然萃香だった。今彼女は賽銭箱に吐いている。霊夢は悲痛な叫びを上げている。
「あのねえ、あの娘は鬼よ。らんれん(何年)いりているろ思ってるの(生きていると思ってるの)」
どんどん酔いが進んでいる。もう呂律も回らない。
「ほらもう、あなたもそんなに飲んで・・・」
ちなみに夢子はと言うと。
「なんらこいつ。たった一口でダウンしたぞ」
萃香に飲まされてダウンしていた。
そしてその近くには酔った映姫&小町がいた。
「あなたはほんとにいつもいつも怠けてばっかりでくどくどくどくど・・・・」
「はい、すみません(なんで宴の席でお説教を・・・)」
説教をされていた。
「あら、あの娘は・・・」
映姫に気付いた神綺は映姫にふらふらと歩み寄っていった。
「四季ちゃ~ん」
手を振っていた。
「私より少し胸が大きい程度でそこまで成り上がれるんだものうらやましい限りですねちくしょー」
「はいすみません」
「四季ちゃん」
「だいたいなんで私のほうが長く生きているのに私は全然胸が成長成長しないであなたばかりどんどん成長を遂げるのでしょう。地獄に落としますよ?」
「すみません」
「ねえ、聞いてる?」
映姫はまるで聞いていない。小町はもう傷心していた。酔ってる所為だろう。
「四季ちゃん!!」
「いつかその胸を捥ぎとって・・・てなんですかさっきか・・・ら」
映姫は顔を青ざめてく。それと同時に小町は安堵の表情になっていく。
なぜ青ざめたか、それは神綺が正にあれを初めようとしていた目だったからだ。
「あのね四季ちゃん。ちゃんと呼ばれたら返事をしなきゃ駄目よ?それに四季ちゃんまでお酒を飲んでる・・・他人を裁く身でありながら非行に走るなんて、それにお酒は成長を妨げるのよ?」
「はあ、す、すみません」
突然説教が始まった。普段説教慣れしていない映姫には多少きついものがあっただろう。
「それにお胸がちっちゃいくらいで何言ってるの。四季ちゃんは閻魔様なんでしょ?その程度の事を僻んでたら示しがつかないでしょ」
「(こ、小町!助けて!)」
アイコンタクトを出すも小町はもう他の者達と飲んでいた。
「っ!」
部下に見放された!そう映姫は思っていた。そう言う訳でも無いのに。すると二人の周りに人及び妖怪が集まっていた。
「お、なんだなんだ?おーい皆!!面白い物があるぞー!!」
魔理沙が言い出したら皆が集まってきた。
「~~~~~~~~~~~~~っ!!!!」
映姫は心底恥ずかしかった。まさか自分が説教される事になろうとは。
「あらあら、いい物が見れたわねぇ」
「明日の記事は『過去のしっぺ返し!?閻魔が説教を喰らった日』で決定ですね」
「ははは、あの閻魔が起こられてらあ!」
三者三様に意見を述べている。
「四季様、大丈夫ですか~」
「小町!!たす・・・」
助けて!と言いかけたが小町はざまあ見ろと言わんばかりにニヤニヤしていた。
「くぅ~~~~~っ」
映姫は顔を真っ赤にして俯いていた。だからギャラリーがやってくるに・・・
「部下がサボるのはあなたに威厳が無いからよ。だから頭ごなしに怒るのではなくまず自分に至らぬ面があったかな?と考えてみるのが大切よ」
「お、お母さんそろそろやめてあげたら・・・」
「アリスさん!!」
映姫は女神を見たかの様な顔でアリスを見た。
「ああ、アリスちゃん、あなたも最近ちっとも連絡くれないじゃないの。あなた母親をなんだと・・・」
「いや、御免続けて・・・・」
「アリスさん・・・」
映姫は世界の終わりを見たかの様な顔でアリスを見た。
「だいたいあなたさっき小町ちゃんに地獄に落とすとか言ってたじゃないの。それは職権乱用といってね・・・とてもいけない事なの・・・聞いてるの?」
「はい、反省しています。すみませんでした」
「じゃあ、もうこの辺でいいかな。さてと、じゃあアリスちゃんちょっとおいで」
「っ!!」
「小町、ちょっと神社の裏まで来てください」
「えっ!!」
やばい、二人の脳裏にはこの言葉が浮んでいた。
公衆の面前で説教なんざ喰らってたまるか。アリスはそう思っていた。
このままじゃまた説教だ!そう小町は思っていた。
「お、お母さんちょっと待って」
アリスは逃れる術が思いつかなかった。観念しかけた時に小町がとっさに言った。
「あ、あの、実は四季様は・・・自分のミスをあたいに押し付けた事がありました!!」
「!!!」
「え?」
小町の言葉は映姫にさらなる地獄を・・・アリスには安心と驚きを与えた。
「(いいの?あんな事言って)」
「(ああ、あたいだって怒られるのは嫌だもの)」
「(・・・感謝するわ)」
「(なあに、礼には及ばないさ)」
二人は小声で話し合っていた。
「四季ちゃん、ほんとなの?」
「・・・はい」
本当に過去に一度だけあったのだが閻魔が嘘を吐く訳にはいかなかったので正直に言った。
「あのね四季ちゃん、自分のミスを他人に押し付ける、その後小町ちゃんはどうしたの?」
「上司に怒られてました」
「まじか、閻魔様もやることがえぐいねー」
「うーん『自分のミスを棚に上げ踏ん反り返る閻魔の真実』にしようか迷いますね」
「誠実そうな閻魔様がそんな事しちゃうのね」
一時間後
「うっ、ぐす・・・もう勘弁してください」
「だいたいあなたさっき小町ちゃんに地獄に落とすとか言ってたじゃないの。それは職権乱用といってね・・・とてもいけない事なの」
最初に戻っていた。
~終わり~
おまけ
「神綺様、またアリスの所に行かれるのですか?魔界の神たる存在がいつまでも子離れできないなんて情けなく思わないのですか?」
「はい、御免なさい」
「前もその言葉を聞きました。いつもいつもそういえば逃がしてもらえると思ったら大間違いですよ?」
そして作者は旧作を『まるで』知りません。あえて此処に書いておきますが間違いがあったらご指摘の方お願いします。主に性格、呼称、一人称、誤字など。
~母の愛~
此処はマーガトロイド邸。魔理沙が遊びに来ていた時のこと。
「アリス、好きだぜ」
「ぶーーーーーーー!」
アリスは紅茶を噴き出しました。
「けほけほ、ななな何を言い出すのよ!ととと、突然そんな事言われても、こ・・・心の準備が・・・でも魔理沙が言うなら私はゴニョゴニョ・・・」
「冗談だ、ははは」
魔理沙はにこやかに笑っていた。アリスは顔を真っ赤にしていた。
「な!そ、それくらい判ってたわよ・・・別に信じた訳じゃないわよ」
妙に悲しそうに言いました。
ドカーン!
「アリスちゃんはあげないわよーーー!!!」
そこへドアを蹴破り出てきたのは魔界神様。
「えっ!?お、お母さん!!」
「落ち着いてください神綺様。魔理沙は冗談とグハァ!!」
「離しなさい夢子ちゃん!離さないと殴るわよ!!」
だがその声は聞こえていない。夢子はボディブローがクリティカルヒットして気を失っていた。
「殴ってから言うもんじゃないぜ」
魔理沙はつい余計な事を口走ってしまう。
「うるさーい!母の怒りを思い知れー!」
「どわぁ!」
「きゃあ!!」
魔理沙は弾幕を避け切ったが流れ弾にアリスは直撃してしまう。人形達は『我関せず』といってるかのように楽しそうにトーキング中だった。倒れぎわにアリスが人形達に目を合わせようとした瞬間一斉にそっぽをむいた。・・・この人形達は。さあて、もう助けてくれる人が居ない。どうする魔理沙。
「(ごめんねアリス、私達じゃ神綺様を止められないよ)」
人形達は心が痛んだ。でもここで誰が人形達を責めよう。アリスだけだろう。
「くそーー!マスターーーーー!!!スパーーーーーク!!!!!!」
「何をーー!マザーーーーー!!!スパーーーーーーク!!!!!!」
「そんなスペルカードは存在しn」
魔法VSマザー、どっちが勝ったのか?これだけ伝えとこう。
母の愛
時に魔女まで
ぶちのめす
言うまでも無かったが神綺の勝ち。
「アリスちゃん、起きなさい」
それはまさに母の顔だった。
「いたた、誰の所為だと思ってるのよ」
「いいからちょっとここに座って」
はぁ、と溜息を吐いて正座をする。
「いい?アリスちゃん、まだあなたは結婚なんてして良い年じゃ無いでしょ。なのにあなたは・・・」
「いや、結婚するなんて言ってないよ!それに私もう(ピーーー)才だよ。結婚してもいいはず」
頬を赤くして反論する。
「黙りなさい。それに魔理沙ちゃんは女の子でしょ?確かに幻想郷には女の子が多いからそう言うのに目覚める事もあるかもしれないけど」
「いやいやいやいや、違うわよ?魔理沙がそう言う意味で好きなわけが」
耳まで真っ赤になっている。だが神綺にはその声も耳に入ってない。
「どうしても結婚したいならそうねえ・・・あ!」
神綺は急に思いついた様に言い出した。
「男の人だったらいるじゃない。ほら、眼鏡を掛けた銀髪のお店の人、その人となら結婚を許すわ。あの人優しそうだもの。」
もう魔界神は止まらない。気が付くと夢子が目を覚まして後ろに立っていた。アリスはこの羞恥プレイから助けを求めて夢子に目を合わせた。すると夢子はスケッチブックみたいなものにこう書いた。
『ごめんアリス』
そう書いて俯き首を横に振りアリスに見せた。
「アリスちゃん聞いてる?だから早くその人と結婚して、子供作ってお母さんに孫を見せて頂戴」
左手でOKサインを作り右手の人差し指でそのOKの輪の中に(以下略)
「だからなんでそうなるのよ!その手の動きをやめてよ!」
こうして延々3時間アリスの羞恥プレイが続いた。
~終わり~
~アリスの名字~
またもマーガトロイド邸。魔理沙が(以下略)
「なあアリス」
「なによ、おかわりなら自分で入れてね」
魔理沙は紅茶を飲み干した後だった。
「いや、そうじゃなくてな?アリスと神綺は親子だよな」
「何よ突然、そうよ親子よ。それがどうかした?」
「アリス、お前の名字は?」
「な!ま、まさかあなた拾い食いでも・・・」
心配そうに、それでいて軽蔑をしている顔だ。
「いやいやいやそんな事(最近は)してないぜ、お前普段私をどんな目で見てるんだ。」
「ただのあほ」
「よーしそこに直れ。家ごと吹き飛ばしてやる」
八卦炉を構える魔理沙。だがアリスは慌てる様子も無く言い放った。
「冗談よ。私の大切な親友、それじゃ駄目?」
魔理沙は八卦炉を落とした。
(「アリス、お、お前!」そしてがしい!と抱きつく・・・)
そういう反応が来るかと思っていたのだが・・・
「え?私達・・・親友だったのか?」
180°違う返事が返ってきた。
「じ、冗談よ・・・」
アリスは顔を引きつらせた。動揺しているのか魔理沙がにやけているのに気付いていない。
「で、話に戻るけどアリスの名字はマーガトロイド、で親の名字が神綺・・・」
「それが何なのよ、要領得ないわね」
「名字が違うって事はだ。つまり二人は血が繋が・・・」
言い切る前にアリスが遮った。
「ごめん、それ以上言わないで。気付いてたから私」
所変わって此処は魔界。
「神綺様」
「何?夢子ちゃん」
見ると団扇を持っていた。そこにはI♡ アリス!と書かれていた。何時もの事なので特に気にしない。
「アリスの名字はマーガトロイド、そして神綺様は神綺ですよね」
「まあ神綺様って言ってるものね」
「失礼かもしれませんが何故二人は名字が違うのでしょうか」
不思議そうな夢子。
「・・・・・・・・」
それに対し横を向き黙りこくる神綺。
「神綺様?」
「・・・・・・・・」
「あの・・・・」
「・・・・・・アリスちゃんには黙ってて」
「どうしましょうか」
笑顔で言ってみせる。
「あなた最近くだけ過ぎよ」
「申し訳ございません」
「まさか摩り替わってたと思わなかったのよ」
~終わり~
~宴会で母は敵知らず?~
此処は博麗神社。今日は宴会だ。
「あはははは!もっとやれ萃香ーーー!!」
魔理沙は酔っていた。萃香が何をやっているのかと言うと自分のドロワ(自主規制)
「魔理沙、飲みすぎらないの?」
そう気に掛けているアリスも顔が真っ赤だ。ようするに酔っていた。
「あはははははははは!!!萃香ちゃんもっとよーーー!!」
誰かの声、さっきまで居なかった者の声だ。
「ええ!?お、お母さん!!!」
誰もが沈黙した・・・なんて事は無い。いまでもドンチャン騒ぎだ。
「な、なんれお母さんがいるのよ!!」
「だって・・・寂しかったんだもん♡」
「どこかのスキマじゃないんらから『♡』はやめて、私が恥ずかしい」
アリスは前後にクラクラ揺れている。しかし突っ込みはきちんとこなす。流石・・・。
「それよりも幻想郷はあれなの?あんな小さな子にまでお酒飲ませて大丈夫なの?」
「おろろろろろろろろろろろろろろ」
「ぎゃーーー!やめろ萃香!」
指を指した先にいたのは当然萃香だった。今彼女は賽銭箱に吐いている。霊夢は悲痛な叫びを上げている。
「あのねえ、あの娘は鬼よ。らんれん(何年)いりているろ思ってるの(生きていると思ってるの)」
どんどん酔いが進んでいる。もう呂律も回らない。
「ほらもう、あなたもそんなに飲んで・・・」
ちなみに夢子はと言うと。
「なんらこいつ。たった一口でダウンしたぞ」
萃香に飲まされてダウンしていた。
そしてその近くには酔った映姫&小町がいた。
「あなたはほんとにいつもいつも怠けてばっかりでくどくどくどくど・・・・」
「はい、すみません(なんで宴の席でお説教を・・・)」
説教をされていた。
「あら、あの娘は・・・」
映姫に気付いた神綺は映姫にふらふらと歩み寄っていった。
「四季ちゃ~ん」
手を振っていた。
「私より少し胸が大きい程度でそこまで成り上がれるんだものうらやましい限りですねちくしょー」
「はいすみません」
「四季ちゃん」
「だいたいなんで私のほうが長く生きているのに私は全然胸が成長成長しないであなたばかりどんどん成長を遂げるのでしょう。地獄に落としますよ?」
「すみません」
「ねえ、聞いてる?」
映姫はまるで聞いていない。小町はもう傷心していた。酔ってる所為だろう。
「四季ちゃん!!」
「いつかその胸を捥ぎとって・・・てなんですかさっきか・・・ら」
映姫は顔を青ざめてく。それと同時に小町は安堵の表情になっていく。
なぜ青ざめたか、それは神綺が正にあれを初めようとしていた目だったからだ。
「あのね四季ちゃん。ちゃんと呼ばれたら返事をしなきゃ駄目よ?それに四季ちゃんまでお酒を飲んでる・・・他人を裁く身でありながら非行に走るなんて、それにお酒は成長を妨げるのよ?」
「はあ、す、すみません」
突然説教が始まった。普段説教慣れしていない映姫には多少きついものがあっただろう。
「それにお胸がちっちゃいくらいで何言ってるの。四季ちゃんは閻魔様なんでしょ?その程度の事を僻んでたら示しがつかないでしょ」
「(こ、小町!助けて!)」
アイコンタクトを出すも小町はもう他の者達と飲んでいた。
「っ!」
部下に見放された!そう映姫は思っていた。そう言う訳でも無いのに。すると二人の周りに人及び妖怪が集まっていた。
「お、なんだなんだ?おーい皆!!面白い物があるぞー!!」
魔理沙が言い出したら皆が集まってきた。
「~~~~~~~~~~~~~っ!!!!」
映姫は心底恥ずかしかった。まさか自分が説教される事になろうとは。
「あらあら、いい物が見れたわねぇ」
「明日の記事は『過去のしっぺ返し!?閻魔が説教を喰らった日』で決定ですね」
「ははは、あの閻魔が起こられてらあ!」
三者三様に意見を述べている。
「四季様、大丈夫ですか~」
「小町!!たす・・・」
助けて!と言いかけたが小町はざまあ見ろと言わんばかりにニヤニヤしていた。
「くぅ~~~~~っ」
映姫は顔を真っ赤にして俯いていた。だからギャラリーがやってくるに・・・
「部下がサボるのはあなたに威厳が無いからよ。だから頭ごなしに怒るのではなくまず自分に至らぬ面があったかな?と考えてみるのが大切よ」
「お、お母さんそろそろやめてあげたら・・・」
「アリスさん!!」
映姫は女神を見たかの様な顔でアリスを見た。
「ああ、アリスちゃん、あなたも最近ちっとも連絡くれないじゃないの。あなた母親をなんだと・・・」
「いや、御免続けて・・・・」
「アリスさん・・・」
映姫は世界の終わりを見たかの様な顔でアリスを見た。
「だいたいあなたさっき小町ちゃんに地獄に落とすとか言ってたじゃないの。それは職権乱用といってね・・・とてもいけない事なの・・・聞いてるの?」
「はい、反省しています。すみませんでした」
「じゃあ、もうこの辺でいいかな。さてと、じゃあアリスちゃんちょっとおいで」
「っ!!」
「小町、ちょっと神社の裏まで来てください」
「えっ!!」
やばい、二人の脳裏にはこの言葉が浮んでいた。
公衆の面前で説教なんざ喰らってたまるか。アリスはそう思っていた。
このままじゃまた説教だ!そう小町は思っていた。
「お、お母さんちょっと待って」
アリスは逃れる術が思いつかなかった。観念しかけた時に小町がとっさに言った。
「あ、あの、実は四季様は・・・自分のミスをあたいに押し付けた事がありました!!」
「!!!」
「え?」
小町の言葉は映姫にさらなる地獄を・・・アリスには安心と驚きを与えた。
「(いいの?あんな事言って)」
「(ああ、あたいだって怒られるのは嫌だもの)」
「(・・・感謝するわ)」
「(なあに、礼には及ばないさ)」
二人は小声で話し合っていた。
「四季ちゃん、ほんとなの?」
「・・・はい」
本当に過去に一度だけあったのだが閻魔が嘘を吐く訳にはいかなかったので正直に言った。
「あのね四季ちゃん、自分のミスを他人に押し付ける、その後小町ちゃんはどうしたの?」
「上司に怒られてました」
「まじか、閻魔様もやることがえぐいねー」
「うーん『自分のミスを棚に上げ踏ん反り返る閻魔の真実』にしようか迷いますね」
「誠実そうな閻魔様がそんな事しちゃうのね」
一時間後
「うっ、ぐす・・・もう勘弁してください」
「だいたいあなたさっき小町ちゃんに地獄に落とすとか言ってたじゃないの。それは職権乱用といってね・・・とてもいけない事なの」
最初に戻っていた。
~終わり~
おまけ
「神綺様、またアリスの所に行かれるのですか?魔界の神たる存在がいつまでも子離れできないなんて情けなく思わないのですか?」
「はい、御免なさい」
「前もその言葉を聞きました。いつもいつもそういえば逃がしてもらえると思ったら大間違いですよ?」
なぜ魔理沙が神綺を様付け?
あと、アリスだけでなく、夢子も含めて魔界に在るもの全部は神綺様が母親です
だから、夢子がアリスを様付けで呼んでるのも上と同じく?
まるで知らなくて自信がないならイザヨイネットというサイトに会話文など
載ってますので参考にすればよいかと思います。
名前が無い程度の能力様、以後参考にさせて貰おうと思います。