ある日、アリスが自宅に帰ると
「はるですよー」
春告精の姿をした、パチュリーが出迎えてくれた。
「はい?」
「はるですよー」
「で、何をやっているのよ。パチュリー」
「春だから、見てわからない?」
「わかるか!」
「春を告げているのよ」
「それはわかる」
「なら、わかってるんじゃない。はるですよー」
「だから、あなたが、私の家で、なぜ、春を告げているか、を聞いているの!」
「春だからよ」
「だーかーらー!そもそも、家に鍵がかかっていたでしょ!なんで入れるのよ!」
「春だから、針金でちょちょっと」
「こらー!!犯罪!!」
「はるですよー」
「…はぁ、なんか疲れてきた」
「春だからね」
「あんたのせいだろが!!」
「はるですよー」
「…まったく。
でも、今は春っているより、初夏って感じじゃない?」
「でも、春なのよ」
「まあ、暦の上ではね」
「はるですよー」
「もうすぐ梅雨で、じめじめするわね。」
「だけど、春なのよ」
「人形達の手入れも大変になってくるわね」
「けれど、春なのよ」
「衣替えをして、冬用の衣類を手入れしなきゃ」
「しかし、春なのよ」
「あなたのところの図書館も、手入れ大変じゃないの?
「まだ、春なのよ」
「今年の夏は、暑くなるのかなぁ」
「けど、春なのよ」
「ああ、そうだ。食べ物も傷みやすくなるわね」
「それでも、春なのよ」
「…パチュリー。あなた本当に春を告げに来たのね」
そう言ったアリスに、パチュリーは、すすす、とアリスの側により、耳元で
「そうよ。
私の、アリスへの想いが、『春』、なのよ」
と告げた。
「はるですよ」 君が私に告げたので 今日が私たちの 結婚記念日
「はるですよー」
春告精の姿をした、パチュリーが出迎えてくれた。
「はい?」
「はるですよー」
「で、何をやっているのよ。パチュリー」
「春だから、見てわからない?」
「わかるか!」
「春を告げているのよ」
「それはわかる」
「なら、わかってるんじゃない。はるですよー」
「だから、あなたが、私の家で、なぜ、春を告げているか、を聞いているの!」
「春だからよ」
「だーかーらー!そもそも、家に鍵がかかっていたでしょ!なんで入れるのよ!」
「春だから、針金でちょちょっと」
「こらー!!犯罪!!」
「はるですよー」
「…はぁ、なんか疲れてきた」
「春だからね」
「あんたのせいだろが!!」
「はるですよー」
「…まったく。
でも、今は春っているより、初夏って感じじゃない?」
「でも、春なのよ」
「まあ、暦の上ではね」
「はるですよー」
「もうすぐ梅雨で、じめじめするわね。」
「だけど、春なのよ」
「人形達の手入れも大変になってくるわね」
「けれど、春なのよ」
「衣替えをして、冬用の衣類を手入れしなきゃ」
「しかし、春なのよ」
「あなたのところの図書館も、手入れ大変じゃないの?
「まだ、春なのよ」
「今年の夏は、暑くなるのかなぁ」
「けど、春なのよ」
「ああ、そうだ。食べ物も傷みやすくなるわね」
「それでも、春なのよ」
「…パチュリー。あなた本当に春を告げに来たのね」
そう言ったアリスに、パチュリーは、すすす、とアリスの側により、耳元で
「そうよ。
私の、アリスへの想いが、『春』、なのよ」
と告げた。
「はるですよ」 君が私に告げたので 今日が私たちの 結婚記念日
しかし、かなりはじけたパチュリーだなww