Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

赤い髪の二人が三途の河で会いました

2008/05/21 08:42:01
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 みなさんどうも…紅美鈴です…

 今私は…三途の河に来ています…

 …うん、そろそろ驚いて良いよね?

「……って…えええええっ!?」
 
 
 

 気がついたのはちょっと前
 倒れていた私が目を覚ますと
『おいでませ!三途の河へ…可愛い閻魔が待ってます』
 目の前にこんな看板が置いてあった
 目をこすったりしたが、その文字が消える事は無かった

「あれ?お客かい?」
 唖然としている私の前に、大きな鎌を持った赤い髪の女性の姿が…
「って!お前さんは紅魔館の門番じゃないか!?」
「あれ?何で知ってるんですか?」
 私の顔を見て全力で驚いていた
「いや~…紅魔館の門番はタフな事で有名だったから…」

 …そう、紅魔館の門番として私は今まで随分大怪我を負ったり
 的にされたり、おもちゃにされたり…

「…鬱だ…死のう…」
「おいおい…そう簡単に命を投げ捨てちゃ…ってもう死んでいるのか?」
 三途の河が見えたという事は、つまりはそういう事なのだろう
「…そういえば、お前さんどうやって死んだんだ?」
 唐突に、目の前の死神に声をかけられて思い出す

「ちょっと、待ってくださいね…」
 頭の中に思い出されるのは、一つの光景…

「確か、門の前でマスタースパークを受けて…」
「ふんふん…」
 目の前の女性が頷く

「それで、咲夜さんの部屋にぶつかっちゃったからって理由で
 お仕置きと称して、傷治す間もなく殺人ドールを全身に受けて…」
「それがお仕置き!?…」
 目の前の女性が、額から汗を流す

「そのまま、吹っ飛ばされてお嬢様と妹様の喧嘩に巻き込まれて…」
 確か、二人とも全力に近い状態で喧嘩している状態でしたね
「お嬢様のスピアー・ザ・グングニルをまともに受けて吹っ飛ばされて…」
「ま、まだ続くのか!?」
 あれ?何で目の前の女性が額から汗を流しているんでしょうか…
「それで吹っ飛ばされた時に、運悪く妹様のレーヴァティンが私の首を直撃して」
 そうそう、刎ねちゃったんだっけ… 
「その後、パチュリー様がうるさいって理由で放ったロイヤルフレアで
 完全に燃え尽きちゃってから、気がついたら此処に居ました」
 そこまで言うと、目の前の女性が引きつった顔になっていました

「あれ?どうしたんですか…」
「い、いや…今まで随分いろんな霊魂運んできたけどさ
 お前さんみたいに悲惨な死に方初めて見たよ…」
 そういうと、その死神さんが何もいわずに私の肩をトンと叩いてくれて
「…辛かっただろう…」
 優しい目で私を見てくれたんですけど
「門番の仕事ってこれが普通じゃないんですか?」
 私の言葉に、その死神さんが目から涙を流した  


「…お前さんの、仕事の話…聞かせてくれるかい?」
「いいですよ?」
 その死神さんと、一緒にごつごつした岩場に座り込むと
 自分の仕事の話を話し始めた

 お嬢様に暇だからって理由でスカーレットシュートの的にされたり
 咲夜さんから、胸が大きいってだけでナイフ投げられたり
 パチュリー様から、実験と称して、ロイヤルフレアで燃やされたり
 妹様の遊び相手して、片手へし折れて、両足砕かれて何とか生き残ったり

「そうですね、それとか一週間御飯抜き…」
「もういい、これ以上泣かせないでくれ」
 そこまで話すと、目の前の死神さんが泣いていました…
「まだ、半分も喋ってないけど、まあ、あんまり話す事でもないですしね…」
 私がそう呟くと、目の前の死神さんが目を拭って
「…よし!お前さんを、絶対に映姫様の所に運んでやる!」
 そう言って、私の方を振り向いた
「渡し賃…いくら持っているか見せてくれるかい?」
 
 そういえば、三途の川を渡るときにお金が要るんでした
 とりあえず、ポケットを探って見たら
「……一枚しかない…」
 一枚しかありません…って事は渡れないんですか!?
「一枚か…!?ちょ、ちょっと待ってくれ」
 死神さんが、私の手にあるお金を見て、本気で驚いていた
「な、なんてこったい…銅銭なんかじゃない…
 よりにもよって、一番上の金銭じゃないか…」
 そう言って、死神さんが私を尊い者を見る目で見てきた
「…凄いんですか?」
 私の言葉に、死神さんが説明してくれた

「いいかい?本来、六文銭で何とかこの三途の河を渡るだけの
 行ないを生きている間にしてきた事になるんだ…その六文とは、正式に言うと『六文銅銭』
 良い事をした人によっては、それが12文だったり、3文だったりする事もある…」

 つまり、生きている間で良い事をしてきた証なのという事である

「だけど、世の中でたまに、聖人君子と呼ばれる人にはそのお金が
 銅銭じゃなくて、ランクが上の銀銭という物になる事もあるんだ
 銀銭は、銅銭の百枚分の価値があるんだ」

 銅銭100枚分以上ある者は、まずいない 

「あの…金銭って…どの位の価値あるんですか?」
 私の言葉に、目の前の死神さんがゆっくりと答える

「…銀銭10枚…お前さんだけで、どんな悪人でも
 150人は連れて行ける徳があるってわけだ」
 そう呟くと、目の前の女性は私を連れて船に乗せようとして…  
「…いや、お前さん船要らないみたいだ」
「えっ?」
 その言葉に意味が分からなかったが
 死神さんが、三途の河の方を指差すと
 そこにあったのは、ジャンプで超えれそうな小さな小川
「あれ?さ、三途の川って…」
 驚く私に目の前の死神さんが、笑って答えてくれた
「三途の河ってのは、その人の徳によって広さを変えるのさ…
 お前さんほどの徳なら歩いてでも渡れるはずさ…」

 その言葉を聞いて私が三途の川を越えようとした時
 私は、その動きを一旦止めて振り返る
「あの、名前聞いてもいいですか?」
 私の言葉にその死神さんは、手をぽんと叩くと

「あたいの名前は、小野塚小町…」
 少し、照れながら私に名前を教えてくれました
「ありがとうございました、小町さん…」
 私は頭を下げると、閻魔が居るとされる裁判所に向かう事にした 

「お前さんなら絶対天国に行けるはずだよ!」
 後ろから聞こえる応援を受けて、私は閻魔様の居る所に向かった





 そして、閻魔の裁きを受ける…
 私は、一体これからどうなるのでしょうか…
 期待を胸に私は前に歩き出した


映姫「有罪!胸が大きいので地獄行き!」
美鈴「ちょ!?」

 結局地獄に行く事になりました…
 今は地獄の温泉で、のんびりしています
美鈴「あれ?紅魔館に居る時より楽じゃないですか…」
 

 


 あははっ…ギャグ大失敗しちゃった…
 美鈴は、人がいいから六文以上持っていると思います
 ……さて、次の作品を書くとしましょうか…
 
脇役
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
脇役さんならしょうがない。

巨乳ならしょうがない。
2.名前が無い程度の能力削除
えーきさまひでぇwwww

あと、美鈴が亡くなった後の紅魔館はどうなったんだろう…
3.イスピン削除
落ちがひでぇw

そして地獄のほうがまだいいと称される紅魔館www
4.転寝削除
亡霊が闊歩してるような世界なら、地獄もそれなりに賑やかそうですね

泣いて詫びに来るメイド長を所望!
5.欠片の屑削除
なるほど赤い髪の二人、確かに!

> 妹様の遊び相手して、片手へし折れて、両足砕かれて何とか生き残ったり

ピッコ○大魔王!? 妹様ー!貫かれるーー!!
6.名前が無い程度の能力削除
映姫様、審判に私情はいりまくりじゃないですかwww
7.幻想入りまで一万歩削除
えーきたま・・・あんたって人は・・・

8.名前が無い程度の能力削除
(´;ω;`)<ウッ……美鈴カワイソウ



(#´・ω・`)<紅魔の奴らめ 許 さ な い お
9.名前が無い程度の能力削除
さすが悪魔の住まう城、紅魔館

地獄なんてめじゃねーぜ!フゥハハハハハハハ



なんかめーりんの後にパチェが三途の川渡りそうだな・・・
10.名前が無い程度の能力削除
このあと紅魔館軍が美鈴を連れ戻しに地獄に来るとこまで幻視しました
11.名前が無い程度の能力削除
いや、面白いと思う前にさすがに引きました。

ぶっちゃければ紅魔館の連中に美鈴が苛め殺されたってだけですし。
12.名前が無い程度の能力削除
これ美鈴いじめ?
13.名前が無い程度の能力削除
いや、美鈴愛だ。だって、美鈴じゃなきゃ、説得力ないし
14.名前が無い程度の能力削除
これは、ここからが本番なのでは?

美鈴を殺しちゃった紅魔館メンバーの動向とか……。

きっと、何事も無く過ごしているんだろうけどw
15.名前が無い程度の能力削除
えーき様ヒドイっすよwwwwww

ところでその温泉に俺もi(ピチューン)
16.名前が無い程度の能力削除
めーりん不憫すぎる……
17.名前が無い程度の能力削除
普通にひでー話だけど、美鈴に悲壮感が無いから虐めネタには見えない。

なんてやつだ。
18.狂信者ギリメカラ削除
今までの脇役さんの作品と比べると随分変わった気がしますが、

新しい試みだったのでしょうか?

続きを密かに期待してます~
19.名前が無い程度の能力削除
さすがにここまでくると、読んでいて不快になる。

他のキャラを貶めるのはどうかと思う。
20.名前が無い程度の能力削除
美鈴が「温泉」といっているそれは人が入れる温泉なのですか?100度で紅い色していたりしませんか?
21.削除
妹様の剣ってレーヴァティンじゃなくてレーヴァテインじゃなかったっけ?細かいことですいません。
22.名前が無い程度の能力削除
勝手に後を予想。

「ねぇ、レミィ…」
「なに、パチェ?」
「なんか、部屋の真ん中に、さっき燃えた美鈴の灰が集まってきてるんだけど…」
「はい!?」
「いや、オヤジギャグはいいから。
 ほら見てよ。」
「(渾身のカリスマジョークを…)なによ、風のせいじゃないの?」
「いやいや、いつも閉め切ってるこの館でそんなわけないでしょ。
 ほら、どんどん濃くなっていく。」
「…ほんとだ。
 しかも、ちょっとづつ人の形になって…」


はい、美鈴です。
閻魔様に追い返されて戻ってきました。
「温泉に浮かぶお前のバカでかい乳が目障りだ!」
と言ってました。
23.名前が無い程度の能力削除
あとがきの美鈴と一緒に「ちょっ!?」って言いましたとも
美鈴は地獄で幸せ(地獄のほうが楽ってどうなんだw)になれるんならこれの続きなんていらんですね
24.名前が無い程度の能力削除
最後に生き返らないなら、ギャグでこういう死にネタは微妙じゃないかなぁ…
シリアス路線や感動系なら良いと思いますが
ギャグでやるならもっと徹底的にシュールにした方が良いかと