「美鈴、明日からしばらく門番首ね」
「分かりました!明日から首ですね?」
どうも紅美鈴です…訳有でしばらくの間首になってしまいました
お嬢様の隣にいた咲夜さんが言うには
『門の大改装工事をするからしばらくの間、門に誰も近づけないのよ』
らしい……
まあ、本格的な首だとしたら、私は本気で泣き崩れていたでしょう
因みに、首だと言われて、しばらくして
「私、もう紅魔館にいらないんですね…」
っていじけたら
「そんなわけない!美鈴が居なくなると困る!何処にも行っちゃ駄目!」
って言われました…
パチュリー様と咲夜さん、そして妹様とお嬢様にも全く同じ台詞を
…ああ、私此処に居ていいんですね?
嬉しいから、パチュッパラッパ踊っちゃおう…
小一時間ほど踊っていたら、いつの間にか隣に居たパチュリー様が倒れていた
仕方が無いので私のベッドの中で眠らせておいた
「…さて、とりあえず門番(一時的に)首になってしまいましたから
仕事探さないといけませんね…」
次の日から、私は別の仕事をする事にした
博麗神社の掲示板を見て仕事を調べる
「とりあえず、私にできそうな仕事…あっ、これやってみよう」
早速、その仕事の準備をする
そして、準備が整うと早速仕事が入る
「すいません、お願いしたいのですが…」
「あの…家も…」
「ここなら安心できます…」
どうやら、私に結構あっている仕事らしく
かなり沢山のところから、仕事の依頼があった
そして、その仕事が始まる
「は~い、皆おはようございます」
私の言葉に、皆が挨拶してくれる
「めーりん先生、おはようございます!」
「めーりんおはよ~」
「あの…おはようございます…」
私がしているお仕事は、幼稚園の保母さんの仕事だ
私のような妖怪が、きちんとできるか心配だったが
逆に『美鈴さんなら安心できる』
と言ってくれる人が多かった…
(う~む…喜ぶべきなんでしょうか?)
約一週間この仕事が続いた…だけど、一週間でやめることになった
私が幼稚園の保母さんをしている事をお嬢様と妹様が知って
「駄目~!美鈴は私達の物!」
と言って暴れたからだ、雇ってくれて方には申し訳なかったが
一身上の都合でやめることになった
私が見た子供達は強い子になってくれると良いんですが…
(…うん、いっしょに添い寝してあげたから、きっと強い子になるはずです)
とりあえず、次の仕事を探す事に…
「…これならなんとか……」
思い立ったら吉日…早速、次の日にそのお店に向かうと
「店員募集と聞いて歩いてきました」
「…採用!すぐにこれに着替えてくれ」
即日採用されました…
お店から用意された物に着替えると
「いらっしゃいませ…何にしますか?」
接客から始める事にした
妖怪の私が仕事ができるか心配だったが
「妖怪?そんなの関係ない!そのプロポーションなら!」
と言われたので、早速お仕事お仕事…
…私がお店に来てからお客さんの数が
倍増しました…なんででしょう?
でも、この仕事も一週間で止める事になりました
私が飲食店で、ウエイターの仕事しているのが
咲夜さんに知られて…
「美鈴に食事を運んでもらえるのは、私の特権!」
と叫んで、店主にナイフを投げつけそうになったからだ
店主には申し訳ないといって、頭を下げたが
「いや、今まで夢をありがとう…あんたのおかげでお客も満足だったと思う」
と言って結構な額の給料を貰った
「…う~ん……次にやれそうなお仕事は…」
しばらくの間、掲示板をみつめてから…
「ん?…これならできそうですね…」
自分に合った仕事を見つけたので
次の日、仕事現場に向かう事に
「お願いします!」
「ああ、今人数が足りなくて困っていたんだよ…」
すぐに雇ってもらうと、仕事をする事になった
「…いきますよ?」
「はい、お願いします」
目の前の人の身体に対して、慈愛の心を持って手で触れると
「せいや!」
思いっきり力を加える、受けた人が少し痛そうな顔をするが
「あ~…効くわ~~」
「此処も解しておきますね?」
「お願いします…」
「指圧の心は母心~…頭を撫でれば悪魔も眠りにつく~」
按摩の仕事は、私に合っているようで
気がついたら沢山の患者さんの中で
『神の指』と言われるようになってしまった
この仕事は2週間ほど持ったが
結局止める事になった…
指圧の仕事をしている事をパチュリー様が知って
「むきゅう~!美鈴の指圧を受けるのが許されるのは私の特権!」
と叫んで、倒れてしまったからだ
私が按摩の仕事をやめる事を知った患者さん達が
「先生のおかげで、歩けなかった足が動くようになりました…」
「先生!いなくならんでください!」
「先生…いなくなってしまうんですか?」
と惜しんでくれました
後で聞いたら、いつの間にか銅像が作られて
『伝説の按摩師の像』
として、後に有名な観光スポットになったらしい
「さて…次は……」
次の仕事を探していると
「……あっ!いい仕事発見!」
私に一番似合っている仕事をようやく見つけました
早速面接に向かう
「掲示板見て来ました!早速雇ってください」
「OK、即採用…早速仕事に入ってもらえるかしら?」
こうして、私は門の改装工事が終わるまでの間
その仕事を行なう事になった
「はーい!皆御飯できましたよ~!」
私の声に、皆が集まってきた
「わ~い!美鈴の御飯!」
「咲夜、すぐに行くわよ?」
「了解ですお嬢様」
「…小悪魔…ちょっと行って来るわ」
私の仕事は雑用となった
みんなの御飯を作って
朝は屋敷の主とその妹様を抱きしめて子守唄を歌い…
昼は図書館の主の肩を指圧して…
夜はメイド長の頭を撫で、そしてたまに夜食を作る
門が改装されるまでの臨時の仕事ですけど
私にもできる仕事が見つかりました
「おやつですよ~」
「「「「急げ~!」」」」
門番を首になりましたけど、これはこれで楽しい仕事です
めーりんマジ紅魔館のアイドル
> 今まで夢をありがとう
うん、よく分かるwww
とりあえず、ものすごく良かったです。
後、今から幻想卿逝ってくる。