Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

めーりん好かれてます

2008/05/05 10:32:34
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5.37KB
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1
この作品は同作品集内の『れいむ好かれてます』の続編的なものです。

読まなくても問題ありませんが読まれた方が楽しめるかと思います。





「んー、今日もがんばりましょう」

門番の朝は早い。

今日も日が昇る前に門前に立つ。

「そういえば、なんで妹様は私と一緒に寝てたんでしょうか?」

起きたら妹様の抱き枕にされててビックリしましたよ。

なかなか離してくれませんでしたし。

……まぁ、妹様の天使のような寝顔を見れたのでいいんですけどね。





気を引き締め門前に立ち続けます。

一日中立っていると正直暇なんですが、がんばります。

何時魔理沙さんが現れるかわかりませんし。

現れないのが一番なんですが、現れたら今日こそは撃退してみせます。


対策なんかを考えていると、突然額にナイフが刺さったかのような衝撃と痛みが。

「……居眠りなんていい度胸ね、美鈴」

さ、咲夜さんっ!!?

辺りを見回しても姿が見えません。

ど、何処にいるんでしょう?

「……起きないわね。そうだ、キスしてみましょう」

……今、なんと申しましたか?

「女は度胸。なんでもやってみるものよね」

思いっきり目を開く。

そうすると目の前には咲夜さんの顔が。

……どうやら私は今まで夢の中で門番してたみたいです。

見詰め合うこと数秒。

「……うっひゃあ!!!」


ドゴッ


後ろに飛び退いた私は門に後頭部をぶつけてしまいました。

い、いひゃい……。


「……おはよう、美鈴」

物凄く残念そうな顔をしています。

「あなたもタイミングが悪いわね。もう少しでキスで目覚めるっていうロマンティックな経験が出来たのに」

確かにキスで目覚めるのはロマンティックな感じがします。

でも、額にナイフが刺さってる時点でロマンティックじゃありません。

「あ、今からでもしましょう。おはようのキスを」

「な、なんでキスしようとするんですかーーー!?」

「じゃあ、胸揉ませなさい、胸」

「何が『じゃあ』なんですかーーー!?」



十五分ほど胸を揉まれた後、説教が待ってました。

説教してる顔がやたら嬉しそうなのはなんででしょう?

「……聞いてるの!? 美鈴!!?」

「ひゃ、ひゃい、す、すいませんーー!!」

説教は十分ほどでした。胸揉んでた方が長いって……。





昼食を食べ、また門番の仕事をしていると妹様が来られました。

「めーりん、一緒に遊ぼう♪」

「申し訳ありませんが、まだ仕事中なんですよ」

流石に門番の仕事を蔑ろにはできない。

「ふーん。じゃあ、私も一緒に門番するー♪」

「……はぁ、仕方がありませんね」

実は一緒に門番をするのは初めてではありません。

最初に言われた時はお嬢様に相談しましたけど、その答えは「好きにさせときなさい」でした。

なので、一緒に門番することにしています。

私が日傘を持ち並んで門前に立ちます。

そして、お話をしながら過ごします。

「そういえば、どうして私の部屋で寝てたんですか?」

「んー、めーりんのおっぱい気持ちいいから」

おっぱい目当て!?

「あと、めーりんと一緒に寝ると怖い夢をみないの」

「そうなんですか」

よかった、おっぱいだけじゃなくて。

「だからね、今日も一緒に寝ていい?」

う、上目遣いは反則です、妹様。



「ええ、いいですよ」



そう答える前に私達の前に一人の女性が現れました。

「咲×美がマイジャスティス!!」

何を言ってるんでしょうか、咲夜さんは。

何なんですか咲×美って。

「フランお嬢様、申し訳ございませんが本日美鈴は私と寝ることになっています」

「えぇーーー!!!?」

「そして美鈴のおっぱいは私のモノです」

いつの間にか私の目の前に立ち、私の胸を鷲掴みにしています。

「めーりんのおっぱいは私のだよ!!」

妹様にも鷲掴みにされました。

「ふ、二人とも放してくださいよー!!」

「大体、なんでお姉様が神社に行ったはずなのに咲夜がいるの!?」

「お嬢様の部屋に行ったら書き置きがあって、付いて来るなと書いてあったのです」

お二人とも私の言葉に耳を傾けず言い争います。

胸を揉みながら。

あぁ、そんな風に揉まれたら……。


「こうなったら弾幕で決着をつけよう、咲夜」

「ええ、いいでしょう」


何かとんでもないことになってます。

この二人に暴れられたら私では止められませんし……。

ど、どうしましょう?



「あのー……」



突然声を掛けられました。

「いったい何の騒ぎなんですか?」

声を掛けてきたのは妖夢さんでした。

「あ、妖夢さんじゃないですか。何の御用ですか?」

「あ、はい、美鈴さんと手合わせでも、と思ってきたんです。ってこんな会話をしてて平気なんですか?」

「ああ!!そうでした!!!」

大変なんでしたぁ……。

「どうしてこんなことになったんです?」

「ええと、私と一緒に寝る権利と……、私の胸を賭けての戦い……らしいです」

「!!? ほ、本当ですか!!!!?」

シャキン

「ひゃう!?」

い、いきなり刀を抜かないでくださいよー!!

「わ、私も参加します!!!!!」

「えええええええ!!!?」

よ、妖夢さーーーん!!?

「あれぇ? あなたも勝負するの?」

「め、美鈴さんと一緒に寝る権利とおっぱいは私が頂きます!!!」

「……あなたは帰らないとお腹を空かせる人がいるでしょう?」

「幽々子様なら恋煩いで全然ご飯食べないので大丈夫です」

ええーーー!!?ほ、本当なんですか!!!!?

「相手は霊夢さんらしいです」

……霊夢さんも大変ですね。

博麗神社の方から「夢想封印」という声が聞こえた気がした。



三人が臨戦態勢に入り、さぁ戦いが始まるというところで



三人の頭に金ダライが落ちてきました。

三人とも目を回してます。

い、いったい何が起きたんでしょう?


「まったく……、騒がしいわね」

「パチュリー様!!?」

まさかパチュリー様が外に出て来るとは思いませんでした。

「あぁ美鈴、一緒にお茶にでもしましょう」

「え? ですが門番の仕事が……、それに」

目を回している三人を見る。

「ほっといていいわよ、そんなの。それに門番は小悪魔にやってもらうわ」

小悪魔さん……かわいそうに。


流石に三人をそのままにして行けないので、それぞれの部屋(妖夢さんは私の部屋)に寝かしておきました。

そして私はパチュリー様と一緒にお茶を楽しんだのでした。





「そういえば、三人を倒したのは私だからあなたと一緒に寝る権利と胸は私のものよね?」

「え?」



お嬢様の書き置き

『私が霊夢の嫁 霊×レミがマイジャスティス』







この作品が二作目となってます。

相変わらずの稚拙な文で申し訳ありません。

お母さんな美鈴も書こうとがんばったんですが無理でした。

どうしてもほのぼのになってしまいまして。申し訳ない。



最後に、ここまで読んで頂いた皆様に感謝を。
たいし・S
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
やっぱ美鈴は愛されてなんぼですよね。

そしてパチュリー策士すぎです。
2.名前が無い程度の能力削除
緋想天では、こんどこそ美鈴ストーリーを
3.名前が無い程度の能力削除
ナイフが刺さった痛みで目を覚まさないってw

門に頭ぶつけるよりも痛いと思うんだ
4.名前が無い程度の能力削除
お嬢様は純度100%乙女さ!それにしてもこのパッチュさん、漁夫の利である。

5.名前が無い程度の能力削除
パッチェさんいつドリ符使えるように・・・・。
総受けって大好きなので楽しんで読ませてもらいました