Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

マリ×アリ書いてみた

2008/04/30 21:03:19
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私の名前はアリス・マーガトロイド、ちょっぴりおませな魔法使いで見た目年齢16歳。

今、私は親友で恋人の霧雨魔理沙の家の前にいるの。
けど、夜中に押しかけるのってちょっぴり勇気がいるよね・・・・・・。

暗いところを往くのって危なくって怖いし・・・・・・。
でも大丈夫、私には心強い味方があるから!!







 








 

 
 

 



「にとりの暗視スコープ・・・・・・。凄いわ、まるで昼間みたいに見通せる」

河童に高い金を積んだ甲斐があったというものだ。
おかげで見える見える、魔理沙が仕掛けたであろうトラップの数々が丸見えさ。
おもむろに仕掛けられているピアノ線、巧妙に隠された落とし穴。
その全てが今の私にとっては何の障害にもなりはしない。

往こう、死地へ。
私は、魔理沙の為に死ににいく。







魔理沙は怯えていた。
薄々気づいていたことだったが、アリスの自分を見る視線は尋常ではない。

それでも、アリスは魔法の森の隣人であり、同じ魔法使い。
主義主張の違いはあれど、いい友人であろうと努めていた。

しかし、それが先日崩れ落ちた。

アリスによる夜間襲撃もとい、夜這い。
幸い、その日は博麗神社に泊まっていたので大事には至らなかったが。
テーブルの上に残されていた置手紙を見て戦慄した。

「叉愛魔性」

家にあるありったけの金銭をかき集め、家の周りに厳重なトラップを仕掛けた。
カッパにも協力を要請し、赤外線センサーなるものも採用した。重量感知器も併せて購入した。
二酸化炭素感知器はあいにくお金がなく購入することはできなかったが
でき得る限りの対策はしたつもりだ。

さあ、どこからでもかかって来いアリス・・・・・・!!

襲撃はいつ何時行われるかはわからない、魔理沙は眠れない夜を過ごしていた。





「ふぅん、赤外線センサーね。洒落たものを付けてるんじゃないの」

暗視スコープを装着したアリスは匍匐全身でズイズイ前進していく。
さあ約束の場所はあと少しだ、ファイアー!!

数あるトラップも、人形部隊がその命を散らせても解除していく。
命を問わぬ荒くれどもの進軍をあなたは止められるかしら!!

ぼがーん!!

「なっ!! 爆発!?」

どうやら人形部隊が地雷の解除に失敗したらしい。
爆音で魔理沙が飛び出してくることを警戒したのだが、その様子もない。
熟睡しているのか、据え膳状態で待っているのか。

OK、人形が一体壊れたところで進軍は止まらない。
愛する人形よ、先にヴァルハラで待っていなさい!!

「シャ、シャンハーイ!!」

「なっ!!」

先導させていた上海人形が木に吊り上げられた。
巧妙に偽装されていたためトラップに気づけなかったらしい。
魔理沙・・・・・・。あなたはどこまで鬼畜なの!?

「ごめんなさい上海、必ずあなたを迎えにくるわ・・・・・・」

溢れる涙を止められず、それでも上海のほうを振り返ることもなく。
私は魔理沙の家を目指した。

待ってなさい、必ず上海の仇は討つわ!!

「よいか蓬莱。我々はこれからインペリアルアリスという陣形で闘う。
私が中央に立ち、防御の高いオルレアンが後衛、 両脇を西蔵と倫敦で固める。
お前は私の前に立つ。 お前の位置が一番危険だ。 覚悟して闘え」

「ホ、ホラーイ」

「気づいたことがあったらすぐに報告して、入念に偽装はされているだろうけど
トラップを仕掛ければ土の盛りやその他諸々が細かく違うはずだから。
その入念なチェックが、あなたたちの命を救うわ」

河童からリークした情報によると、魔理沙は対人地雷を多く買っていったらしい。
殺傷力は抑えてあるため足が吹き飛ぶということはないらしいが
魔法使いや人間にとってはかなりの脅威になるだろうとのこと。

幸い地雷は金属製らしく、薦められた金属探知機でなんとかなるかもしれないということだった。

「ホラーイ!! ホラーイ!!」

どうやら地雷が見つかったらしい。
地雷処理のやり方は聞いている。

「要するに、誘爆させればいいのよ!! アーティクルサクリファイス!!」

音が漏れぬよう、厳重に結界を張った上で人形を爆発させる。
地面に大穴が開いたけれど、地雷の脅威はこれで去った。

魔理沙の家まではもう少し、あと何回これを続ければいいのだろうか



「ホラーイ!! ホラーイ!!」







幾多の犠牲を払って、ついに私は魔理沙ハウスの戸口へ立つことができた。
ドアノブを回してみるが、当然の如く鍵がかかっている。

「魔法アイテム、魔法ハリガネの出番ね」

説明しよう、魔法ハリガネとは鍵穴をガチャガチャするといつのまにか鍵が開くという
現代科学もビックリな超魔法アイテムなのだ。

「よし、開いた」

伊達に、魔理沙宅の鍵穴をコピーして実戦練習をしているわけではないのだ。

この程度10秒かからずに突破できなくて誰がアリス・マーガトロイドか。

――合鍵は作らないの?

ハリガネで侵入するからこそ背徳感が増すんじゃないの。
見える、扉の向こうの桃源郷が!!

こんにちは、魔理沙・・・・・・。

――ギィ

暗視スコープで見る魔理沙の家は、昼間よりもなんだかエロティックだった。
この背徳感がたまらない!!
身震いを抑えながら、一歩ずつ足を進める。

室内には流石にトラップもないだろう、研究機材を巻き込んでしまえば
魔理沙にとっても相当な痛手だから。

「うふ、うふふふ・・・・・・」

魔理沙の寝室までもう少し、待っていなさい小猫ちゃん。

――ギィ

「アリスぅ・・・・・・。お前が来るまでは絶対眠らないぜ・・・・・・」

戸を開けると、魔理沙が椅子に座ったまま眠っていた。
ぼそぼそと寝言を呟くあたり、夢の中ではしっかり起きているつもりなのだろう。



「・・・・・・なんだか興が殺がれちゃったわね」

蓬莱や他の人形が、どうしたのかと私の表情を伺っている。

「こんなに幸せそうに寝てられたら、起こすことなんてできないじゃないの」

椅子で寝てたら風邪引くよ。
私は魔理沙の軽い体を抱きかかえ、ベッドへ寝かしつける。
ほんのりとピンクに染まった頬が何より愛しい。



「おやすみなさい、魔理沙」
















<終わり>
アリ×マリだったかも・・・・・・。

マリアリはジャスティスガンダムらしいですが
どうにもフリーダムガンダムです
電気羊
コメント



1.名無し妖怪削除
真面目にやれwwwww
2.名無し妖怪削除
ぼくのかんがえたさいきょうのがんだむ!
3.名無し妖怪削除
なんだこれwwww
4.名無し妖怪削除
にとりの死の商人っぷりに吹いたwww
5.名無し妖怪削除
×じゃなくてVSってつけたほうがいいんじゃないのかwww
それとカッパさん商売上手いなぁ
6.名無し妖怪削除
良い話で終わらすなよwwww
総力戦吹いたwww
7.時空や空間を翔る程度の能力削除
魔理沙・・・同情するぜ・・・
8.名無し妖怪削除
死の商人がいるから戦争は終わらないんだw
9.樽合歓削除
にとり勘弁してくれw
当て字手紙からマジック針金まで突っ込みきれないw
10.名無し妖怪削除
無理やりいい話っぽく終わるなwww
そして魔理沙は今日も眠れぬ日を過ごすww
11.名無し妖怪削除
アリスはお母さんだから……。
12.名無し妖怪削除
ここまで根性入ってたら、もうそれはそれで良いと思う
13.名無し妖怪削除
インペリアルアリスwwww
でもってオルレアンはパリィを閃くんですね、わかります
14.名前が無い程度の能力削除
なんでいい話っぽく終わるんだwww

魔理沙頑張れ!
15.名前が無い程度の能力削除
どうしてこうなったwww
16.名前が無い程度の能力削除
これはマリ×アリの基本形ですね
17.名前が無い程度の能力削除
叉愛魔性

また会いましょう か
18.名前が無い程度の能力削除
ええ話やん…