午前5時00分
相変わらずあの人の朝は早い。
いつも私が起きる頃には既に元気ハツラツといった感じでおはようの挨拶をしてくる。
適度にあいさつを済ませた後は外に出て外の新鮮な空気を吸いつつ乾布摩擦、なんとも渋い健康法をする。
そして軽いランニングをして朝の行事は終了、あまり人がいないから心置きなく運動できるそうだ。
午前6時30分
今日の朝食は白いご飯に大根のみそ汁、それから焼き魚、生卵のおまけ付き。
素朴だけど結構な量があってなかなか食べ応えがある朝食を作っちゃったけどあの人は残さず食べてくれた。
それどころか「貴女の作ったご飯はおいしいからいくらでもいける」なんて言ってくる始末。
そんなに褒められたら恥ずかしくて顔向けできなくなるから笑顔でそんな事言わないで、嬉しいけど。
午前7時30分
あの人の仕事の午前の巡回が始まる。
沢山ある青色の箇所を1つ1つ丹念に見回し、問題がなければ紫色に塗り潰す。
今回は問題がある箇所を3つ程見つけていつものしかるべき措置を済ませた。
側で見ている私は、よくこれだけの数をこなせるものだなあと思う。
青い箇所はいつもビッシリ詰まってるから見ているこっちの方が目が痛くなりそう。
その上で問題のあるところを見つけ出すというのだから凄い集中力だ。
これが長いこと一人で仕事をしてきた経験の差というものなのかもしれない。
正直感心する、今の私ではあの人の代理にさえなれないだろうなあ。
午前10時00分
全ての青色の箇所を紫色に塗り潰して午前の作業は終了、休む間もなく私を留守番に集会の場へと足を運んでいた。
何の集会かというと、仕事の同僚さん達との話し合いだ。
始めの頃は一人だけの仕事だったけど、途中から同じ志を持った人達が出てきて今では共同で行っているんだとか。
それでも経験の差は埋められないらしく、仕事量は圧倒的にあの人の方が上だったりするのだけど。
今頃仕事の改善策の話し合いやら何やらとやっているのだろう。
私にできる事はあの人が帰ってくるまでに部屋をきれいにして昼食の準備をする事。
あの人の仕事に比べたら些細な事でも今できる事を精一杯頑張るつもりだ。
午後12時00分
あの人が帰ってきたのでそのまま昼食に。
今日はキャベツとベーコンのクリームパスタにアールグレイ。
これもまたおいしそうにパクパクと食べてくれた、朝からずっと仕事で一杯だったからお腹もすくだろう。
でも食べている途中でクリームソースを跳ねてしまいそれが顔に引っ掛かってしまう。
あの人の顔に熱くて濃厚な白い液体、そしてあの人は顔についた液体を指で拭いとって舐める。
その時の台詞が「あぁ勿体無い……ん、おいし」なんて言うものだからつい如何わしい想像をしてしまった。
そんな如何わしい想像をして頭に何かが昇ってきて飛び掛りたくなる衝動を抑えながら布巾で拭き取ってあげた。
今回のはちょっとだけ危なかった、やっぱりあの人の魅力は凄まじい。
今度はトロトロしたもので試してみようと思う。
午後12時30分
食事を済ませたあの人は食後の運動を始める。
今日はなんと身の丈の数倍はあるであろう御柱を持って素振り500回。
それはもう、あの体でどこからそんな力が沸き出てくるのだろう、と思うくらいフルスイングでだ。
むしろ神社の御柱で何をしとりますかあの人は。
でもその真剣で凛々しさを感じる顔と流れる汗で運動服が透けてほんのり見える下着が拝めるからあえて何も言わない。
1つ残念なのが、近くで見ようとすると私が御柱の餌食になりかねないので遠くからしか眺められない事。
いつも双眼鏡を使って聞こえもしないあの人の息遣いを脳内再生しながら想zもとい応援している。
ちなみに、途中で空を飛んでいた氷精とか宵闇やらが巻き込まれて幻想郷の星となった。
今のあの人ならベー○ルースも目ではないだろう。
ふと思った事、「なんでそんなに体を鍛えるのか?」という疑問を振ってみた。
すると「最近は危なっかしい人が出てきたから、もしもの場合の鉄拳制裁の為」と返してきた。
あの人の仕事も色々と大変なようだ。
午後1時00分
あの人の午後の仕事が始まる。
内容は午前の仕事と変わらない、見てきたところをもう1回隅々まで巡回をする。
あの人の作業場は1分1秒、刹那の単位で状況が変化していく眠る事の無い地帯、定期的に見直さなければいけない。
地味ながら結構根気のいる作業だけど、同時にそれなりの時間の余裕のある仕事でもある。
一旦巡回し終わったら30分程のティータイム、本を読みながら優雅に過ごしていく。
その間はフリーだからあの人とも自由に会話ができるこの時間が何よりも楽しみだ。
午後6時00分
午後の仕事を済ませお風呂の時間。
あの人はお風呂で1日の疲れを洗い流す。
その間に私は夕食の準備をしている訳だけどもう1つ、皆に内緒の作業をする。
それはあの人の入浴シーンの観測だ。
決してやましい気持ちでやっている訳ではない、これも大事な事の1つなのだ。
あの人の体の健康度を体の曲線、各部の肉付き、肌の色合い等など、体の隅々から観測して判断する。
特に胸、腰、尻、太もも辺りは重要なので河童から借りた光学迷彩を纏って念入りに観察、何枚も撮影した。
でもあの人は凄く勘が良い、私の微かな気配を察知すると「曲者!」といって石鹸を正確に投げてくる。
見事に額に命中して私はやむなく正体がバレる前に撤収。
観測がまだ充分じゃないから後で写真を現像してジックリ眺めるとして、夕食の続き始める事にした。
午後7時00分
夕食を済ませた後、あの人は自主トレに励む。
独特の構えをして何か大声で叫んでいるけど、私には何の意味があるのか理解する事ができない。
それでも毎日欠かさずやっているのだからきっと大事な事なのだろう。
その後、ご友人とのお付き合い。
といっても、お茶やお酒を交わすだけなのだけど。
でもそのご友人が酷く憎い、できるならば私がその位置にいてあの人とキャッキャウフフしたいのに!
今日も物陰からハンケチを噛み締めて2人の様子を眺めていた。
午後9時30分
あの人は早くも床の間につく、体を動かし続けたから疲れて早寝はいつもの事なので気にしない。
午後10時30分
あの人が深い眠りに入ったところでピッキンg、もとい合鍵を使って部屋におじゃましまーす。
目が覚めている内は中々隙がない人だけど、寝ていれば滅多な事では起きる事はない。
そう、これからは私の時間!
あの人の普段は見れない様な秘境までくまなく調べつくすのだ!
ああ、でも本当は私だってこんな事はしたくない、私は清純派でいたいと思っている。
だけどあの人がいけないんだ、私を常に魅了して止まないあの人がいけないんだ。
意図的なのかそうでないのか分からないけど私の心の悪魔を目覚めさせた貴女が悪い、責任を取ってもらう。
だからこそ、この手であの人のモチモチとしてそうな柔肌をしっかり堪能するためにパジャマの胸元へと伸ばした。
午後10時32分
私の行動は失敗に終わった。
いざ手を滑り込ませようとした瞬間、あの人の目が見開かれ強力なアッパーカットが私の顎に直撃したのだ。
私がトリプルアクセルで地面に沈んだあと、あの人は眠そうな顔で再び布団の中に潜りこんでいった。
どうやら私の気配を感じて無意識の内に反応したらしい。
この手の気配には実に敏感、難攻不落。
何の対策もなしに挑むのは無謀、今回は潔く撤退してそのまま自分の部屋で寝る事にした。
○ ○ ○
明日もあの人は朝早くから起きて、地味で根気が必要な仕事をこなして、早く寝てしまうだろう。
特別目立ったところはない、陰の立場だと言っても良い。
だけど私は知っている、この地味な作業が世界の治安を守っているのだと。
何よりも大切なリミッター的な役割を果たしているのだと。
そんな仕事を何の文句を言わずにこなしていくあの人を私は尊敬している。
だから私はあの人に一生ついていこうと、陰の陰から支えていこうと思っている。
それが私にとっての仕事であり誇りだから。
○ ○ ○
「今日も精が出ますねパチュリー様。どうぞ、『特製パッチュンドリンク』です」
「あら、気が利くじゃない小悪魔。やっぱり運動した後はこれよね」
おまwwwwwwwww
真面目に吹いたwww
お茶返せwww
何じゃこりゃーーーーーwwwwwwwwwwwwwwww
スイング始めたあたりからオンバシラ様だと思いました
まさかもやしとは
↓
あー、神奈子様かー
↓
ん?何か違うぞ?これ中国か?
↓
ちょwwwwwwwwws
いつもお疲れ様ですパチェ様
でもパチュリーは気付いていない、もっと身近にそこまでよ的な人物が存在することに。
>ねぇよwwwwwwwwwwwww
こんなパッチュさんの日常があってもいいじゃないか!
>オンバシラかと思ったらガンジーバットかよwwwww
インド独立の父は血痕付きバットなんて持ってないよ、ホントだよ
>アクティブすぎるわwwww
これぐらいしないと某所のストッパーは務まらないんですよ
>ちょwww
>おまwwwwwwwww
うはwww
ぅぇwwwwwwwww
>盛大に吹き出したwwww
>真面目に吹いたwww
>お茶返せwww
これはとんだ失礼を……
代わりのお茶を出しましょう、ゲルセミウム・エレガンス入りのお茶ですが。
>紫様かと思ったのにwwwwww
意外!それはパチュリー!
>時空の方
某所の最終安全装置、ソコマデヨ神であるパチュリー・ノーレッジの一日にございます。
>オンバシラ様じゃないのかよwww
素振りに使った御柱は山の神社から拝借したそうです、青巫女が大分反対してたようですが。
>このパチュリーならファイマットフルバーストができるに違いないwwww
いかなる悪行も種が割れたパチュリー様の目から逃れる事はできない。
>パチュリーとは予想外w
引き篭もりの喘息持ちがこんな健康的生活をしてるとは誰も思わないでしょう。
>オンバシラww
今日もパチュリーは元気良く御柱を振り回している事でしょう。
>最初は藍視点のゆかりんかと思いました
>スイング始めたあたりからオンバシラ様だと思いました
>まさかもやしとは
簡単に気付かれないようにと色々配慮させていただきました。
色々なキャラに思わせ振らせるのが今作の狙いだったりします。
>いつもお世話になってますwww
,. -- ,ヘ_
rγーノ)yン´
`i Lノ」_〉
|l ゚-゚i| 最近あそこはそっちの話題に流れる事が多いわ。禁止しろとは言わないけど程ほどにしときなさい。
!γリ,i 夜雀だって泣いて訴えてる時があるんだからね
|,( ll_|」
└'i,_ァ┘
>なんてこったい、見事にしてやられたぜwww
してやったりなんだぜ
>ん?咲夜さんかな?それとも紫?
>あー、神奈子様かー
>ん?何か違うぞ?これ中国か?
>ちょwwwwwwwwws
計画通り!(AA略
>"青を紫にしてしかるべき処置"をようやく理解したw
>いつもお疲れ様ですパチェ様
ちなみに、彼女は最近プリンと合体するのがマイブームなんだとか。
Happyプッチンプリンあたりと差し入れに渡すと喜ぶかもしれませんよ?
作者さえ想像しなかった新たな選択肢!
青を紫がわからなかった。
AA見てから即理解余裕でしたwwww
>青を紫がわからなかった。
>AA見てから即理解余裕でしたwwww
このタイプのAAを見るだけで全て理解、向こう側のパッチュさんは偉大である。
でも納得してしまっている自分がいるwww