Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

紅魔館の真理(咲夜最高の環境で寝る)

2008/04/05 17:42:36
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 紅魔館の門番長である紅美鈴が門の前で何かを作っていた
 木を素手でへし折り、表面を闘気によって薄く削り
 組み合わせる所を指で穴を空け
 そして、30分後には作品が出来上がった
「これでよし」
「何がよし!なのよ」
 美鈴が額の汗を手でぬぐっていると
 その場にメイド長である十六夜咲夜がやってきた
「あ、咲夜さん」
 美鈴が咲夜に頭を下げると、出来上がった物を門の少し横にある
 門番隊宿舎の前に立てかけた
「……看板?」
「はい!」
 咲夜が立てかけられた物を見て呟くと
 美鈴がそれに頷いた
 そこに書いてあった文字は

『癒し所メーリンの部屋』

「…何?これ…」
 咲夜が微妙な顔でその看板を見て呟いた
 それに対して、美鈴が頭をかきながら答える
「今日からの私の仕事ですけど?」

「ちょっと待って!貴方の仕事、門番隊じゃないの!?」

「門番隊の仕事だけじゃ食べていけないから、今はこっちが本業ですけど?」

「門番の方が副業!?って言うかいつの間にこんな商売を!?」

 突っ込みどころ満載な言葉に咲夜が驚く

「え~と、魔理沙さんが良くやってくるようになってから
 周りの人から相談を良く受けるようになりまして…」

「…人は来ているの?」

「はい、今日は…朝にパチュリー様と小悪魔さんの予約が入っていて
 昼から魔理沙さんと霊夢さんが来る予定になっていて
 昼から夜にかけて、お嬢様と妹様が…あと不定期に大妖精さんと
 チルノちゃんとルーミアちゃん…それと橙ちゃんとリグル、ミスチー…
 これで半分って所ですかね」
 
 あまりの人数に驚く咲夜、そんな咲夜に美鈴が一言
「咲夜さんも、予約入れますか?」

「えっ?」

「今なら…そうですね、お嬢様と妹様クラスの夜の部に入れますけど」

 しばらく咲夜が考えて

「…た、試してみましょうか…」

 咲夜がそう答えると、美鈴が笑顔で頷いた

「はい、では夜に寝巻きに着替えてからこの部屋に来てくださいね」


 ……そしてその日の夜

「……と、とりあえずやってきたけど…」

「どうしたの?咲夜~」

「どうしたの~?」

 咲夜の後ろに着いて来たのは、新月のせいで幼い姿になっている
 妹様とお嬢様…すなわちレミリャとフリャンの姿
「な、何でお二人ともここに?」
 咲夜がそう伝えると、二人が答えた
「あのね、怖い夢見たの~」

「うん、フリャンも~」

「それでねそれでね、怖いからメーリンの部屋に来ることにしたの!」

「うん!フリャンも!」

 そういわれたら仕方が無い、それにこれ以上このお二人を見ていると
 押し倒したくなりそうなので、それよりも先に美鈴の部屋に入る事にした

「は、入るわね美鈴」
「わ~いお邪魔しまーす!」
「わ~い!」

 三人が部屋に入ると、そこには寝床を準備している美鈴の姿が
「待っていましたよ…それではこっちに来て下さい」
「「わ~い」」
 美鈴がそう叫ぶと、レミリャとフリャンが美鈴に抱きついた
 その様子を見て、呆然とする咲夜
 その咲夜に向かって美鈴が一言
「どうしましたか?咲夜さん…」
「よ、夜の部って一体何!?」
 その言葉で動き出した咲夜がどもりながら喋る 
 それに対して、皆が一言

「「「添い寝((だよ?))ですよ?」」」

 その言葉を聞いて咲夜が真っ赤になって逃げようとするが

「咲夜も一緒にねよう?」
「うん!咲夜も咲夜も!」
 己の主とその妹が、上目遣いで覗かれたらどう断れようか

「わ、分かりました!」
「「わ~い」」

 咲夜が折れると、二人が喜ぶ
「じゃあ、咲夜に特等席上げる!いいよね?フリャン?」
「うん!いいよお姉さま!」
「特等席…?」

 その回答に首を傾げる咲夜だが、考える暇もなく
 咲夜はレミリャとフリャンに手をつながれて
 美鈴のベッドに運ばれた
 そして、美鈴が頷くと
「ああ、今日は咲夜さんが真ん中ですか」
 そう呟いて、咲夜を真正面から抱きしめる
「ちょ、ちょっと?美鈴!?」
 真っ赤になってパニックになる咲夜に美鈴が頭を撫でながらベッドに運び込む
「あっ…」
 その暖かさに包まれて、気がついたら何もいえなくなっていた
「じゃあ、フリャンが右手ね」
「うん!お姉さまが左手」
 そして、気がついたら自分の右に妹様が
 そして、左手に自分の主が抱きつくと
「それでは…おやすみなさい」

 美鈴がそう呟くと、部屋の明かりを消した

 
 次に日から、夜の部に咲夜も入るようになった


 
 紅魔館に新たな裏スポットが出来ました
咲夜「美鈴!大変よ!」
美鈴「なんですか?咲夜さん」
咲夜「何も言わずに、私をギュって抱きしめなさい!」
美鈴「分かりました!」
   10分経過
美鈴「で?何が大変なんですか?」
咲夜「どうやら解決したみたいね」
美鈴「はあ、そうですか」


レミ「美鈴!緊急事態よ!」
美鈴「お嬢様、なんでしょうか」
レミ「いいから!何も言わずに私をギュって抱きしめて頭を撫でなさい!」
美鈴「りょ、了解しました!」

 20分経過
美鈴「お嬢様、緊急事態とは?」
レミ「…よかった、何とかなったみたいね…」
美鈴「はあ…そうですか…」 

フラ「メーリン!メーリン!大変大変!」
美鈴「どうしました?妹様」
フラ「大変だから、私をギュって抱きしめて頭を撫でて添い寝して!」
美鈴「はいはい!分かりました!」

 30分経過
美鈴「ところで妹様…」
フラ「すやすや…」
美鈴「……なんなんでしょうね?大変な事って…」



 まあつまり、紅魔館でどんな事がおきても
 
『メーリンがギュって抱きしめて、頭を撫でれば物事は
 するりと片付き申す…そう言ったのは貴方ではありませんか!作者!』

 お終い
脇役
コメント



1.名無し妖怪削除
脇役さんの美鈴は素敵すぎる。
個人的に昼の部の主人公コンビが気になります。
2.名無し妖怪削除
ちょwwwバチカンwwww
そりゃまあ美鈴が抱きしめればどんな緊急事態でも何とかなるでしょうよ
3.名無し妖怪削除
タイトルに偽りなしですね
それにしても藍さま嫉妬してないかなぁ
4.名無し妖怪削除
うん、美鈴最強w
5.脇役削除
見ていただき、感謝カンゲキしている脇役です
今回は、頭に浮かんだ短編を書かせてもらいましたので
次こそは、アンケートの通り長い物を投稿させて貰います
ありがとうございました
6.名無し妖怪削除
本編で和んで後書きの13課で噴いたじゃねぇかwww
7.名無し妖怪削除
朝と昼も添い寝なのかが気になる
(もしそうなら、寝っぱなしじゃんw
門番隊の仕事だけじゃ食べていけないんだ、美鈴(涙
8.犬にほえられる程度の能力削除
次かこっかなーって思ってたネタとかぶっている!!
しかも脇役さんのが上手い!w
私は!私は言ったいどうすれば!!


次書いたのが多少かぶっても怒らないでいてくれませんか?
勝手な願いではあるのですが
9.時空や空間を翔る程度の能力削除
ちっと待って、
美鈴さん1日中寝てませんか
しかも堂々とwww
10.名無し妖怪削除
さすが美鈴だ。
羨ましい……なんて思ってないんだから!
11.名無し妖怪削除
いいだろう、これからめーりんの胸にまっしぐらに突入する

もっと奥へ! 奥h(レッドマジック