Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

どこにいたって

2008/04/02 07:20:02
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 女の子は泣きました。
 無力な自分を嘆きました。
 その嗚咽を耳にすると、彼女はいつだって女の子の所に飛んでいって、泣き止むまでよしよしと頭を撫でます。

 女の子は泣きました。
 負けず嫌いな女の子は、いつもいつもこっそり泣いていました。
 しかしどれだけ女の子が隠れて泣いても、彼女は女の子を見つけだして、その涙が流れ尽くすまで一緒にいました。

 女の子は大切な者と別れました。
 また会えるとは知っていても、別れはみんな辛いもの。
 彼女もまた辛いのですが、女の子の前では泣けませんでした。


 時が経ち、女の子は強くなりました。
 天突く強さは自信となって、女の子の心を支えます。


 負けることも少なくなりました。
 彼女と一緒に頑張った分だけ、女の子は望むものを手に入れました。


 友達も沢山出来ました。
 強い者同士、一緒に遊ぶことが増えたのです。


 泣くことも少なくなりました。
 いつも別れ際は泣いてしまうけど、それでも女の子は我慢します。
 堪えた涙の分だけ、強くなれるよう。
 もう別れなくてもいいくらい、強い力を持てるよう。


 彼女は今でも、女の子の側にいます。
 昔に比べるとほんの少しだけ、距離は離れてしまいました。
 強さはとっくに追い越されてしまいました。

 それでも、寂しくなんてありません。
 女の子を見つけることに関しては、他の誰にも負けませんから。


 だって彼女は、一瞬で何処にだって行けるのです。
 どれだけ離れても、その距離はないに等しいのですから。


「チルノちゃん、みーつけたっ」


 彼女はいつだって、女の子の側にいるのです。
瞬間移動が出来る大妖精やリリーは、きっと同じようにティルトウェイトも使えるのでしょう。
鈴風 鴻
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コメント



1.乳輪大納言削除
大妖精の優しさに心が温かくなった気がします
ってか核爆発起こすなwwww
2.名無し妖怪削除
ああ、汚れた心が洗われるようです。
3.名無し妖怪削除
チルノちゃんかわいい
4.名無し妖怪削除
なんとも羨ましい
5.名前が無い程度の能力削除
ティルトウェイトはだめぇぇw
しかし、何とも良い話ですね