Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

男の子の気持ち・女の子の気持ち

2008/04/02 03:52:25
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「な・・・なんだこりゃああああああ!」
朝起きてすぐに鏡を見た魔理沙はそんな悲鳴をあげていた。
魔法の森に響いたその叫び声は朝の優雅なティータイムを絶賛堪能中だった人形遣いにも届いていた。
「どうしたのよ!朝から騒がしいわよ!魔理沙!」
そう言って魔理沙の家にやってきたアリスが見たものは・・・
「あ・・・アリス~・・・(涙)」
軽くべそをかきつつ素肌をさらした美少年だった。
(えっと・・・ここは魔理沙の家ね。そしてその中に見知らぬ・・・と、言うかどう見ても魔理沙にしか見えない美少年が・・・?ええい!冷静になれ、アリス・マーガトロイド!この状況を冷静に対処しなければ我らは敗北を・・・)
「アリス~、助けてくれ~!」
「ガファッ!」
美少年の上目遣い&すがりつきコンボにはどうやら耐え切れなかったようだ。

そうして吐血しながら倒れるアリスに魔理沙はなおもすがり続けていた。










「で、何がどうなってアンタはそうなったのよ。その辺の理由が分からなきゃどうしようもないわよ!」
何とか復活を果たしたアリスは少年化した魔理沙に事情を尋ねていた。しかし、その鼻に詰まったティッシュがしまらないことこの上ない。
「そんなの、私が知りたいぜ!朝気づいたらこうなって・・・あっ・・・」
そう返答している途中で魔理沙が何かに気づく。
「そういえば・・・昨日は一個魔法薬の研究をしてたんだったぜ!確か、香霖のとこから借りてきた魔法薬の本に書いてあった奴だぜ!」
そう言って魔理沙はその本をアリスに渡す。その中に1ページだけ折れているページにアリスは目を通すが内容が読めない。
「ねえ、魔理沙・・・?あんた、どうやってこれを呼んで調合したの?」
そう尋ねるアリスは心底やな予感を感じていた。それは・・・予言の類かもしれないが・・・。
「・・・なんとなくだぜ・・・?」
「この・・・超ウルトラ大馬鹿者ー!!!!!!」
そう言ってアリスはとうとうキレた。
「魔法薬は適当に調合するなって何度行ったらわかるのよ!たまたま命に関わらないからよかったものの、中には一発で死んじゃうようなのもあるんだからね!」
そう言いながらアリスは肩で息をする。すると・・・
「っく・・・ひっく・・・ぐす・・・」
魔理沙は突然しゃくりあげ始める。そして・・・
「っく・・・ご、ごめん、アリス・・・早く・・・アリスみたいになりたくて・・・」
そう言って魔理沙が泣き始めてしまった。それを見てアリスは
「ま、魔理沙・・・何もなかなくても・・・?」
そう言って魔利沙を抱きしめてしまった。その柔らかな胸に抱かれて魔理沙はくすぐったそうにする。
「ごめんな、アリス・・・なんか、性別が変わった所為でかなり弱気になってるな、私・・・」
「仕方ないじゃない?なれないことってそんなモンよ?」
そう言ってアリスは魔利沙の手を引いて空へと舞い上がる。
「どこへ行くんだ?」
「まずは香霖堂!原因の本を霖之助さんに見てもらうのよ!」
そう言ってアリスはスピードを上げる。
(私・・・なんか・・・お姉さんみたい?ふふふ・・・♪)
そんなことを考えていると・・・
「アラ、ごきげんよう?」
香霖堂の前に咲夜が立っていた。そんな咲夜を見て何故か魔理沙はおびえてアリスの陰に隠れる。
「こんにちわ。何か御用かしら?」
そう言ってアリスは魔利沙を背中にかばう。その様子を見て咲夜は・・・
「その白黒に様子も気になるけど・・・まあ、今回は見逃してあげるわ。それじゃ、お嬢様が待ってるから・・・」
それだけ言って空へと消えてしまった。










「香霖!この本に書かれた薬をくれ!」
中に入るなり魔理沙は霖之助の襟首につかみかかって薬を要求する。
「魔利沙、ちょっと待ちなさい!それじゃ相手も理由が分からなくて何も出来ないわ!」
そう言うとアリスは周囲に無数の人形達を配置して霖之助に言葉をかける。
「・・・さあ、この本に書かれている薬をすべて出しなさい?そうすればあなたは明日のご飯も今日の晩御飯もおいしくいただけるわ。もし拒否すれば・・・分かってるでしょう?」
そういうアリスの瞳は正に魔女と呼ぶにふさわしい魔力をほとばしらせていた。
「二人とも、まずは落ち着こうか?今お茶を入れるから。魔理沙はいつものココアで良いね?」
しかし、霖之助にはまったく通じてはいなかった。






「結論から言うと、僕は薬は持ってない。しかし、そのツテはあるよ。最近、

幻想郷に来た少年がいるだろう?たしか・・・博麗神社にいる・・・」
「ああ、あいつか・・・。たしか・・・明って言ったっけ?」
「そう、確か、そう言ってたわね?」
そう言うと二人を見て霖之助は本を二人に渡して呟く。
「この本は、彼から貰ったんだ。何でも、彼のいたところで作られた薬の本らしい。こちらでも作れたとわね・・・。彼なら詳しく効果も知ってるだろう。聞いてみるといい」
そう言って二人に微笑みかけると霖之助は魔利沙に一式の洋服を渡す。
「それを着なさい。そのままじゃ不便だろう」
そういわれて魔理沙は店の奥に入って服を着替えた。









「霊夢。掃除のほう、終わったぜ」
「ん、そうしたらお茶とお菓子お願い~」
「おう、すぐに用意するよ」
幻想郷に迷い込んだ少年、明は境内の掃除を済ませると霊夢に言われたままお茶とお菓子を用意した。そこへ、
「あっ、ちょうど良いところに!」
「明!お前に用があるんだぜ!」
アリスと魔理沙が空から舞い降りた。明は別段驚く事もなく二人を見る。
「とりあえず、お菓子は二人分追加だな・・・」









「へえ、この本の薬をマジで作ったんか。すげえな・・・」
そう言って明は追ってあるページを確かめる。
「え~っと・・・【ムーンライトドローン】・・・これって性転換薬だぜ?効果は・・・同じものを飲めば直るらしい。まあ、一度作れたんならもう一回・・・」
そういった明の顔に真っ青になった魔理沙の顔が見えた。
「作った奴・・・少なかったから捨てちまったぜ・・・」
「えっと・・・」
「はあ・・・」
「あのな・・・」




「「「この・・・大馬鹿者ーーーーーー!!!!!!」」」
その瞬間3人がかりの叫び声が響いた。





「で、足りないものはなんなのよ!」
「レシピを見るにゃ【マンドラゴラ】【月光石】【蛍の涙】【夜雀の爪】だな・・・」
そう言ってアリスと明は魔理沙邸の中に無い薬の原料をリストアップする。
「マンドラゴラは私が持ってるからいいとして、他のは・・・」
「月光石は俺が調合材料として常備してるのがあるから良いよ。永琳先生にも卸してるしね」
「と、なると・・・問題は蛍の涙と夜雀の爪ね・・・」
そう言ってアリスが考え込んでいると・・・


「♪馬鹿が見る~豚のお尻の上のほう~」
「・・・意味わかんないよ、みすちー・・・」
都合よく屋台の準備をするリグルとミスティアが発見される。
「ちょうど良いや、あの二人に頼んで・・・」
そう言って明が駆け寄ろうとすると・・・
《ドドドドドドドドドドドドドドドド・・・・・・・》
大量の弾幕が二人(二匹?)に襲い掛かった。
「・・・二人とも・・・おとなしく・・・涙と・・・爪を・・・頂戴?」
【死刑宣告(ラストワード)】グランギニョル座の怪人を展開して二人を威嚇するアリスの姿があった。その姿を見て明は合掌した。
(すまん。俺にゃ無理だ。あきらめてくれ)
その日、二人の哀れな叫び声が森中に木霊した。





「フウ、やっともとの体に戻れたぜ!」
そう言って魔理沙は普段の魔女ルックに着替える。
「ホント、苦労したわ!この責任は取ってもらいますからね?!」
そう言いつつもアリスもまんざらではなさそうにする。そこへ、
「ホイヨ、本のこっちの言葉に訳した版、二人分作ってやったぜ?」
明が2冊の本を手にしてやって来、二人に一冊づつ渡した。
「もう、こんな厄介ごとはごめんだからな」
そう言って明は霊夢との会話に戻ってしまった。




「なあ・・・アリスは私が男だったら・・・どうする?」
帰り道で魔理沙はふと、そんなことをアリスに尋ねる。
「・・・馬鹿ねえ、魔理沙は本当に・・・」
そう言ってアリスは魔理沙に不意打ちでキスをする。
「な・・・なにを・・・」
「私は何時だって・・・あなただけしか見てないわ?どんな風でも・・・あなただけが大好きよ?」
それだけ言ってアリスは自分の家に帰って行ってしまった。あとには・・・
「不意打ちは・・・反則だぜ・・・」
呆然とする魔理沙だけが残っていた。

二度目の投稿です。すいません。
あんまりタイトルとかは深く考えないと幸せです。

それと、今回どうしても外の世界の知識をもってる人間が必要だったので作者が出てます。
設定としては霊夢に拾われて小間使いをやってる外の世界の薬師って言うだけです。年齢は18歳。
幻想郷に迷い込んだきっかけは家出。

賛否問わずに感想は待ってますのでよろしくですよ。
天野明
コメント



1.名無し妖怪削除
ムーンライトドローン……SWで出てきたような? 別物か?
こうりんはすごいな。少しはどうじろと。
2.名無し妖怪削除
・・・とりあえず
>今回どうしても外の世界の知識をもってる人間が必要だったので作者が出てます。
設定としては霊夢に拾われて小間使いをやってる外の世界の薬師って言うだけです。年齢は18歳。
幻想郷に迷い込んだきっかけは家出。
は後じゃなくて最初に載せとけ
本編読み中は??????????????????????

それに、どうしても必要だったという割には、その必要性はまったくかんじませんでした
というか、無理やり出したという感じですね
どこに必要性があったかぜひ説明が欲しい
(『【ムーンライトドローン】』とやらに元ネタがあるのかもしれんが、
別に【ムーンライトドローン】である必要が無いし
3.乳輪大納言削除
突然のオリキャラ登場は吃驚しますよぅ
出すなら出すで最初に説明入れた方が良いかと
前作から探しちゃったじゃないですか
4.アティラリ削除
多分誤字かな? 魔『利』沙となってる箇所がちらほら。
いっそのこと魔理沙はずっと男でいいんじゃねぇの!?w
5.名無し妖怪削除
えーりんはあらゆる薬を作る程度の能力なんだぜ
あとオリキャラでるなら前もって書いといたほうがいいと思う
6.名無し妖怪削除
なにこれ?キャラの性格付けは荒いし、殆ど(全く)意味の無いオリキャラはいきなり出てくるしで違和感が凄い凄い。思いつきで書きたいことを書き殴ったような練度の低い自己中心的な作品に感じました。
7.卯月由羽削除
外の世界の知識を使いたければ紫様や早苗たち、
薬を作らせたければえーりんが居る。
外の世界の本が図書館にあった……っていう設定も見かけるし、
オリキャラを出す必要性がまったく感じられません。
というか、薬自体もただの性転換の薬として出せばいいような気がします。
8.名無し妖怪削除
>超ウルトラ大馬鹿者
どう見ても厨ニ病です。本当にありがt(ry

誤字が酷い、オリキャラいるのに最初に何も書かない、
オリキャラも「どうしても必要」なんじゃなくて「どうしても出したかった」の間違いでは?
そしてオチが不自然すぎ。フラグも見当たらないし

まぁ自己満足の小説はチラシの裏にでも書けと言わざるおえない