" />紅魔館における最高権力者 作者: ぺ天使B
Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

紅魔館における最高権力者

2008/03/23 23:27:59
最終更新
サイズ
5.01KB
ページ数
1
閲覧数
750
評価数
0/0
POINT
0
Rate
5.00
「フラン…」

お姉様が怒っている。

「フラン、あなた…」

怒りで全身を震わせている。

「フラン!あなたは取り返しのつかないことをした!!」

怒りが、空気を紅く、紅く染めていく…。

けど、それは私も同じ。

怒りで体が震え、憎悪で瞳を燃やし、そして、まわりを赤く染める!

「お姉様がぁ!お姉様が、私を裏切るから!

 私は、お姉様を許さない!!」

私は、大声でそう宣言し、スペルカードを構える。

「そうよね、フラン。あなたはおとなしく謝るような子じゃなかったものね。

 いいわ、私も全力で行くわよ!」

お姉様もスペルカードを構える。

そして、同時にカードを放つ!!

『禁弾 スターボウブレイク』!!

『神罰 幼きデーモンロード』!!

お互い、全力で放つスペルカードだ。それがぶつかってできる、魔力による爆発。

その余波を、流れ弾を避けながら、次の手を放つ。

『禁弾 カタディオプトリック』!!

『獄符 千本の針の山』!!

読まれていた!?いや、こちらの方が威力が高いはず!押し通す!!

「クッ!」

お姉様が、後退する!ここよ!お姉様の技、使わせてもらうわ!!

『禁紅 スカーレットシュート』!!

「そんな!?しまっ!!」

「クスクスクス。お姉様。私はレミリア=スカーレットの妹よ。

 お姉様の技、スカーレットの技も使えるわ」

今のは手応えがあった。これで…

『紅蝙蝠 ヴァンピリッシュナイト』

「え!!」

うそ!?あれを避けるの!?

「ふふふ、フラン流石ね。今のは効いたわ。」

さすがはお姉様。簡単にはいかないか…。

だったら、力で、数で押す!!

『禁忌 フォーオブアカインド』

「「「「流石お姉様!!でも、これで終わり…!?」」」」

四人に増えた私を見ても、お姉様は不敵な笑みを浮かべている。

「フラン、私はフランドール=スカーレットの姉よ。

 あなたの技、使わせてもらうわ!」

『四紅 フォーオブアカインド』

お姉様も、四人に、増える…。

「「「「さあ、フラン。まだまだこれからよ!!」」」」




あれから、お互いに、一進一退の攻防を繰り返した。

分身は消え、体力も、魔力も、残り少ない。

「楽しかったね、お姉様」

「ええ。フラン」

「けど、パーティーの時間は」

「もう終わりね」

私は剣を、お姉様は槍を構える。

「『禁忌 レーヴァテイン』いけぇぇぇぇぇ!!!」

「『神槍 スピア・ザ・グングニル』うおぉぉぉぉぉ!!!」

真紅の剣と、真紅の槍が交錯する!!


と、

‘ゴツン’「痛っ!?」

‘ガツン’「痛い!?」

「お嬢様、フランドール様?悪ふざけが過ぎますよ?」

「「め、美鈴!!」」

拳を握って(おそらくそれで頭を殴った)仁王立ちする美鈴がいた。





そして、今、私とお姉様は、腕を組んで立つ美鈴の前で、正座している。

「それで、ケンカの原因は何ですか?」

美鈴がそう聞くと、すかさずお姉様が答える。

「フ、フランが、私のショートケーキのイチゴをとったのよ!」

「あ、お、お姉様が今日はフランのおやつは無しって嘘言うから!!」

「だからって私の楽しみにしておいたイチゴを…」

「お姉様が悪いのよ!!」

「フランが!!」

私とお姉様が言い合い、再びカードを取り出そうとすると、美鈴が言った。

「お黙りなさい」

「「はい」」

「咲夜さん。今回のケンカで紅魔館はどれほどの損害になりました?」

美鈴が聞くと、咲夜が現れて、

「半壊、正確には四割四分壊、ってところね」

損害報告をした。

「そうですか。復旧まで大体二週間ぐらいですか」

「そんなところね」

そろそろ足がしびれてきた。

「さて、お嬢様、フランドール様」

「「何?美鈴」」

「一ヶ月、おやつ抜きです」

「「ええ~~~!?」」

そ、そんな!?

「罰です」

「やだやだやだ~~~!!」

「めーりん、ごめんなさ~い!ゆるして!!」

だだをこねる私と、必死に謝るお姉様の図。

「美鈴、それはひどくないかしら?」

咲夜、頑張って!私たちのおやつのために!

「だめです。甘やかしたら、お嬢様達のためになりません」

「でも…」

「だめです。」

「…そうね」

咲夜が諦めちゃった!!

「うう、フラン、おやつ、諦めるしかないわ…」

「お姉様…」

「ねえ、美鈴、この罰が守れなかったら…」

お姉様が、美鈴に聞く。

「もちろん、お仕置きです」

美鈴は当たり前のように答えた。

…美鈴のお仕置きは過激なの。





~~~数日後~~~

「う、うう。お姉様。おやつ食べたいわ…」

「フラン、だめよ、我慢しないと…。お仕置きが…」

「お姉様、ごめんなさい」

「いいのよフラン。私も悪かったわ」

お姉様が私を抱き、慰めてくれる。

「ありがとう、お姉様」

「フラン」

それでも、おやつが食べたいわけで…。

「やっぱり、おやつが食べたいわ、お姉様…」

「フラン、私もよ…」

はぁ、おやつ…。

と、その時。

‘コンコン’

「お嬢様、おられますか?」

「咲夜?いいわ、入って」

「失礼します、あら、妹様も。ちょうどよかった」

咲夜は、何かをカートで運んできた。

「咲夜、それは?」

「はい、私用のおやつを作ったのですが、作りすぎてしまいまして。

 お嬢様と妹様に、処分を手伝っていただこうかと」

そう言いながら、咲夜は、焼きたてのアップルパイを切り分ける。

嘘つき。一人分なら、何でホール、一つ丸々作るのよ。

「でも、美鈴にばれたら…」

「お嬢様、心配ありません。これはおやつじゃなくて、処分、なのですから」

「「咲夜、ありがとーーーー!!」」



「もっと厳しくしないと行けないのに、咲夜さんは…。

 まあ、見逃している時点で、私も甘いですね…」

「憎まれ役、ご苦労様」

「パチュリー様…」

「どう?いいお酒、手に入ったんだけど、こぁはもう寝ちゃったし」

「ありがとうございます。お付き合いいたします」


紅魔館の夜は更けていく。
紅魔館における(母親的な意味で)最高権力者。
なんか、色々影響受けていますね。

かっこいいバトルが書きたかったんですが、挫折ozr
読んでいただき、ありがとうございました。
ぺ天使B
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.簡易評価なし
1.無評価名無し妖怪 削除
うん、紅魔館のおかーさんは、美鈴だよね。
しかし、やっぱり『気を使う(遣う)程度の能力』だから、やさしいというか、甘いというか…
つまり、美鈴最高!!
2.無評価名無し妖怪 削除
「お黙りなさい」できゅんときた
めーりんお母さん俺をしかって!
3.無評価名無し妖怪 削除
めーりんが紅魔館のお母さんがこんなにしっくりくるなんて…
カッコイイ! もう中国なんて言えない!
4.無評価名無し妖怪 削除
やってることは人間でもみられることなのに、被害が大きすぎるwww
さすが幻想郷トップクラスの姉妹だな
それをとめた紅魔館の母はさすがw
5.無評価名無し妖怪 削除
争いの原因で吹いたwwwww
6.無評価名乗ることが出来ない程度の能力 削除
あぁいいなぁ、こういう紅魔館*
7.無評価時空や空間を翔る程度の能力 削除
美鈴ママ安泰ですね