Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

紅魔館における最高権力者

2008/03/23 23:27:59
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「フラン…」

お姉様が怒っている。

「フラン、あなた…」

怒りで全身を震わせている。

「フラン!あなたは取り返しのつかないことをした!!」

怒りが、空気を紅く、紅く染めていく…。

けど、それは私も同じ。

怒りで体が震え、憎悪で瞳を燃やし、そして、まわりを赤く染める!

「お姉様がぁ!お姉様が、私を裏切るから!

 私は、お姉様を許さない!!」

私は、大声でそう宣言し、スペルカードを構える。

「そうよね、フラン。あなたはおとなしく謝るような子じゃなかったものね。

 いいわ、私も全力で行くわよ!」

お姉様もスペルカードを構える。

そして、同時にカードを放つ!!

『禁弾 スターボウブレイク』!!

『神罰 幼きデーモンロード』!!

お互い、全力で放つスペルカードだ。それがぶつかってできる、魔力による爆発。

その余波を、流れ弾を避けながら、次の手を放つ。

『禁弾 カタディオプトリック』!!

『獄符 千本の針の山』!!

読まれていた!?いや、こちらの方が威力が高いはず!押し通す!!

「クッ!」

お姉様が、後退する!ここよ!お姉様の技、使わせてもらうわ!!

『禁紅 スカーレットシュート』!!

「そんな!?しまっ!!」

「クスクスクス。お姉様。私はレミリア=スカーレットの妹よ。

 お姉様の技、スカーレットの技も使えるわ」

今のは手応えがあった。これで…

『紅蝙蝠 ヴァンピリッシュナイト』

「え!!」

うそ!?あれを避けるの!?

「ふふふ、フラン流石ね。今のは効いたわ。」

さすがはお姉様。簡単にはいかないか…。

だったら、力で、数で押す!!

『禁忌 フォーオブアカインド』

「「「「流石お姉様!!でも、これで終わり…!?」」」」

四人に増えた私を見ても、お姉様は不敵な笑みを浮かべている。

「フラン、私はフランドール=スカーレットの姉よ。

 あなたの技、使わせてもらうわ!」

『四紅 フォーオブアカインド』

お姉様も、四人に、増える…。

「「「「さあ、フラン。まだまだこれからよ!!」」」」




あれから、お互いに、一進一退の攻防を繰り返した。

分身は消え、体力も、魔力も、残り少ない。

「楽しかったね、お姉様」

「ええ。フラン」

「けど、パーティーの時間は」

「もう終わりね」

私は剣を、お姉様は槍を構える。

「『禁忌 レーヴァテイン』いけぇぇぇぇぇ!!!」

「『神槍 スピア・ザ・グングニル』うおぉぉぉぉぉ!!!」

真紅の剣と、真紅の槍が交錯する!!


と、

‘ゴツン’「痛っ!?」

‘ガツン’「痛い!?」

「お嬢様、フランドール様?悪ふざけが過ぎますよ?」

「「め、美鈴!!」」

拳を握って(おそらくそれで頭を殴った)仁王立ちする美鈴がいた。





そして、今、私とお姉様は、腕を組んで立つ美鈴の前で、正座している。

「それで、ケンカの原因は何ですか?」

美鈴がそう聞くと、すかさずお姉様が答える。

「フ、フランが、私のショートケーキのイチゴをとったのよ!」

「あ、お、お姉様が今日はフランのおやつは無しって嘘言うから!!」

「だからって私の楽しみにしておいたイチゴを…」

「お姉様が悪いのよ!!」

「フランが!!」

私とお姉様が言い合い、再びカードを取り出そうとすると、美鈴が言った。

「お黙りなさい」

「「はい」」

「咲夜さん。今回のケンカで紅魔館はどれほどの損害になりました?」

美鈴が聞くと、咲夜が現れて、

「半壊、正確には四割四分壊、ってところね」

損害報告をした。

「そうですか。復旧まで大体二週間ぐらいですか」

「そんなところね」

そろそろ足がしびれてきた。

「さて、お嬢様、フランドール様」

「「何?美鈴」」

「一ヶ月、おやつ抜きです」

「「ええ~~~!?」」

そ、そんな!?

「罰です」

「やだやだやだ~~~!!」

「めーりん、ごめんなさ~い!ゆるして!!」

だだをこねる私と、必死に謝るお姉様の図。

「美鈴、それはひどくないかしら?」

咲夜、頑張って!私たちのおやつのために!

「だめです。甘やかしたら、お嬢様達のためになりません」

「でも…」

「だめです。」

「…そうね」

咲夜が諦めちゃった!!

「うう、フラン、おやつ、諦めるしかないわ…」

「お姉様…」

「ねえ、美鈴、この罰が守れなかったら…」

お姉様が、美鈴に聞く。

「もちろん、お仕置きです」

美鈴は当たり前のように答えた。

…美鈴のお仕置きは過激なの。





~~~数日後~~~

「う、うう。お姉様。おやつ食べたいわ…」

「フラン、だめよ、我慢しないと…。お仕置きが…」

「お姉様、ごめんなさい」

「いいのよフラン。私も悪かったわ」

お姉様が私を抱き、慰めてくれる。

「ありがとう、お姉様」

「フラン」

それでも、おやつが食べたいわけで…。

「やっぱり、おやつが食べたいわ、お姉様…」

「フラン、私もよ…」

はぁ、おやつ…。

と、その時。

‘コンコン’

「お嬢様、おられますか?」

「咲夜?いいわ、入って」

「失礼します、あら、妹様も。ちょうどよかった」

咲夜は、何かをカートで運んできた。

「咲夜、それは?」

「はい、私用のおやつを作ったのですが、作りすぎてしまいまして。

 お嬢様と妹様に、処分を手伝っていただこうかと」

そう言いながら、咲夜は、焼きたてのアップルパイを切り分ける。

嘘つき。一人分なら、何でホール、一つ丸々作るのよ。

「でも、美鈴にばれたら…」

「お嬢様、心配ありません。これはおやつじゃなくて、処分、なのですから」

「「咲夜、ありがとーーーー!!」」



「もっと厳しくしないと行けないのに、咲夜さんは…。

 まあ、見逃している時点で、私も甘いですね…」

「憎まれ役、ご苦労様」

「パチュリー様…」

「どう?いいお酒、手に入ったんだけど、こぁはもう寝ちゃったし」

「ありがとうございます。お付き合いいたします」


紅魔館の夜は更けていく。
紅魔館における(母親的な意味で)最高権力者。
なんか、色々影響受けていますね。

かっこいいバトルが書きたかったんですが、挫折ozr
読んでいただき、ありがとうございました。
ぺ天使B
コメント



1.名無し妖怪削除
うん、紅魔館のおかーさんは、美鈴だよね。
しかし、やっぱり『気を使う(遣う)程度の能力』だから、やさしいというか、甘いというか…
つまり、美鈴最高!!
2.名無し妖怪削除
「お黙りなさい」できゅんときた
めーりんお母さん俺をしかって!
3.名無し妖怪削除
めーりんが紅魔館のお母さんがこんなにしっくりくるなんて…
カッコイイ! もう中国なんて言えない!
4.名無し妖怪削除
やってることは人間でもみられることなのに、被害が大きすぎるwww
さすが幻想郷トップクラスの姉妹だな
それをとめた紅魔館の母はさすがw
5.名無し妖怪削除
争いの原因で吹いたwwwww
6.名乗ることが出来ない程度の能力削除
あぁいいなぁ、こういう紅魔館*
7.時空や空間を翔る程度の能力削除
美鈴ママ安泰ですね