先日、私はとあるスキマから一枚の楽譜を受け取った。
2、3枚で構成された楽譜だった。
目を通そうと思ったが、なんせ幻想郷の呪いを絶賛運送中のあのスキマからやってきたのだ、すぐにでも破いて捨てようと思った。
が、流石に私はそんな性分をしていない為、とりあえず目だけでも通そうと、その楽譜を見た。
ある意味、運命の出会いだったのかもしれない。
その楽譜に書いてあったのは、簡単な数個の楽器で構成された、歌詞付きの曲だった。
歌詞付き、という時点ですでに思い悩んでしまった。ウチには歌い手なんて一人もいないのだ。
歌い手、と聞いてどこぞの夜雀が浮かんだが、この曲を見る限り、あいつが歌うようなもんじゃなさそうだ。
まぁこの曲がどのような事を演奏する曲なのかを知るぐらいにはなる、と思い、オマケ程度に読んでみた。
正直言って、この時は本当にオマケ程度でしかなかった。
引っこ抜かれて、あなただけについて行く
今日も運ぶ、戦う、増える、そして食べられる
……なんじゃこりゃ。
この曲の第一印象を語る部分が頭っからおかしい。
正直言って、笑う気が起きるか起きないかの瀬戸際だった。なんだ引っこ抜かれるって。しかも食べられる?
まぁ、歌詞だからいいやと受け流し、先へと読み進める。
ほったかされて、また会って、投げられて
私が妹達の性格にあと数歩似ていたら、すでに読むのを止めていたと思う。
たった三行なのに、ここまで私の心を明後日の方角に向けてくれる文は始めてだろう。あの天狗もびっくりだ。多分。
んで、もっとびっくりなのが次の一文。
でも私たちあなたに従い尽くします
「……ん?」
おもわず疑問符が浮かぶ。
前三行で散々な目に遭っていたのに、健気だな、こいつは。従うってあたり、従者であろう。
従者という言葉にあちらこちらの従者を思い出すが、それも受け流して、次を読む。少し興味が沸いてきた。
そろそろ遊んじゃおうかな
そっと出かけてみようかなーんて
「…………」
この従者、やけに遊び心が耐えないんだな。
前文から急に調子が変わってるじゃないか、と度肝を抜かれつつだが、この辺から少し曲調を変えているらしい。まぁよしとしよう。
嗚呼 嗚呼 あの空に
恋とか、しながら
「……ふーん」
頭っから否定してしまったが、良い歌詞だと思う。
曲もゆったりとしたいいテンポだし、この歌詞もその気持ちにさせてくれる。それに面白い。
私もその気分に乗せられて、いつの間にか微笑み出していた。
いろんな生命が生きているこの星で
今日も運ぶ、戦う、増える、そして食べられる
「……また食われたのか」
正直言って、最初の時と同じで食われる理由が分からない。
よく読むと、増えるとか運ぶとかのあたり、力の弱い妖精みたいなのが沢山集まってるのが一人に従ってるとでも思えばいいんだろうか。
しかし食われるとは、かなり弱肉強食な世界観に生きているんだなと思う。のわりに遊んじゃおうかなはどうだろう。
引っこ抜かれて、集まって、飛ばされて
そういえば、引っこ抜かれてってなんだろう。こやつらは土に埋まっていた奴らなのか?
それだけならば随分と残酷な生物をイメージするが、この歌詞を読むとまた別のイメージが出来る。凄く可愛らしいのが。ちょっと見てみたいな、実物。
そんな可愛らしい奴らの発する次の言葉に、私は心に大きなダメージを背負った。
でも私たち愛してくれとは言わないよ
「え……」
なんだろう、声に出す事でもないのに。
弱肉強食な世界に生きる、決して一人じゃ生きていけないような場所で、この子達は温もりを欲しがらないのか?
ただでさえ、いつ途絶えるかわからない命じゃないか。それなのに、なんで?
この子達は、一体どんな心構えをしているんだろう? いや、そもそもそんな事考えない種族なんだろうか?
大体、この子達の主は何を考えている? 従者の命なんて容易いとでも思っているのか?
そもそも、そんな事言われたら、たとえどんな悪者であろうとも愛そうとしか思えないじゃないか?
どうやら私はこの曲をなめきっていたらしい。ここにきて、この歌詞に切なさを感じようとは。
ここまできて、私はすでに真面目に歌詞を読み進めていた。短い歌詞だったが、私は何度もそれを読み返した。
いつの間にか演奏の練習もしていた。すでに妹達が寝ている夜にだって、私は手に持つ楽器を休ませようとは思わなかった。
私の操る音で、あの子達の言葉を形に出来るんだろうか。いや、やってみせる。私は本気だった。
私は、毎日ヴァイオリンの音色を響かせた。あの空に、恋をしていたあの子達を想って。
「……出来た」
というわけで、あの幻想郷の呪いを絶賛運送中、スキマ運送(株)から受け取ったあの曲を、見事マスター。
つっても、実は練習して1、2週間で満足に弾けるようになったのだが、これまたどうしたものか全然納得がいかなかったのだ。満足したのに納得しないて、矛盾だ。
結局、歌こそないこの曲は私の表現力が全てだろう。大丈夫だろうか。
まぁ、まずお得意さんの白玉楼の主さんに聞かせてみた。
「…………」
「あれ、どうしたの?」
涙を流した。
「え、え? 泣いてるの?」
「ごめんね妖夢、あなたが成長しないのって、私があなたの栄養分を奪ってるからなのよね……ぐすっ」
「あ、ちょ、ちょっとー?」
しばらく泣き止まなかった。
その後、庭師の話によるといつもよりご飯を控えたらしい。で、その庭師さんがぼそっと「胸」とかいう単語を発したのだが、あれは一体。
次に、紅魔館のメイド長さんに聞かせてみた。
「……素晴らしい」
「は、はぁ、練習したばっかなんで、どうかと思ったんですけど」
「いえいえ、これほど素晴らしい演奏、他に無いくらいでしたわ」
「そうですか?」
「はい、もしこの曲を屑とでも言う奴がいたら、お仕置きが必要なくらいに……ふふ」
「あー、そ、そんな事しなくたって……」
「いいえ、これは上司の威厳、という奴よ」
「は?」
やけに高い評価をもらった。
その後聞いた話によると、メイド長がめずらしい事に門番を一週間名前で呼んであげたらしい。本人は狂喜乱舞だったそうだ。
次、魔法の森に住む人形屋さん、じゃなくて遣いさん。
「……ぐすっ」
「わぁ……ど、どうしたの?」
「ご、ごめん、その。凄くバカみたいで……」
「え?」
「あ、いや、違うの、その、あなたじゃなくて……」
よくわからないが、凄い思いつめていたようだった。
後日、博麗神社の巫女の話によると、神社の裏の木によく打ち付けられていた藁人形が、しばらく出てこなくなったらしい。
次は永遠てゐ、じゃなくて永遠亭のお姫様と薬師さん。とりあえず、妹紅さんに感謝。会えなかったら一生迷っていた。
「……姫」
「……わかってるわ、永琳。私達は間違ってたのね」
「は? 何を?」
「永琳、あの子を精一杯愛してあげましょう。それが私達に出来る唯一の罪滅ぼし」
「勿論です、姫……うっ」
なんか、抱き合って泣いてた。
後日、詐欺師の愚痴によると「鈴仙め、一体何をしたんだ。あんなに扱いよくなりやがって」との事。まぁ、あの人随分とイジラレキャラだったしなぁ。
えー、次。部下のサボりで暇してた裁判長。
「……何故?」
「あぁ?」
「そうよ、見た感じ働いてくれそうとか考えて小町選んだんじゃないのよ、選んだ理由は何、私?」
「あの、ちょっと?」
「……ひょっとして、小町ってそういう子だったのかしら……?」
すっごい悩んでた。
後日、とある死神が休暇をもらったという奇跡が起こった。ちょっとマジ過ぎじゃね?
他にも、いろんなところでこの曲を演奏してみせたのだが、主従関係を持つ者達の過ごし方が変わったというのが多い。
それが無くとも、私の鬱と重なり合ったこの曲は元より切なさを一層増しているようで、どうもまわりの考えが変わったようだ。
どうやら表現力の方は逆に有り余る事を心配すべきだったらしい。
が、みんながこの曲の歌詞を知ったら、一体どんな反応をするのだろうか、ちょっと興味が沸く。
しかし、どんなに変な歌詞であれ、この曲は弱肉強食の状況に置かれた命が訴える『愛』を示している。
幻想郷にはない命と愛の尊さというのが、痛く痛感するのだろう。そう考えると、なんか良い事をした気分だ。
「――という訳で、今、幻想郷中の人達がルナサさんの曲を評価しておられますが」
後日、鴉が来た。
「この曲は一体どのような経緯で作られたのでしょうか?」
「えー、経緯とか言われても、スキマから出てきた楽譜に興味持っただけだし」
「ほほぅ、スキマから出てきたと? あのババァめ、何考えてやがるこんちきしょー」
「ちょっとー?」
「おおっと、失礼。それでは詳細はなかなか調べられそうにありませんねぇ……あ、そういえばどの方も題名を聞かされていないんですが、一体なんですか?」
「題名? あ、そういえばなんだっけ、忘れた」
「なんと、覚えていらっしゃらない?」
「ごめん、ちょっとまって。あの歌詞どこにやったかなぁ……」
ここに来てど忘れとは、如何なものだろう。なんだったっけ、題名。
(愛、愛の……あれ、簡単な題名だったのに)
「……へぇ、これが」
その歌詞は今、プリズムリバー三姉妹三女の手に渡っていた。
「……“愛のうた”」
彼女の顔こそは笑っていたが、目は涙で潤っていたらしい。次女談。
2、3枚で構成された楽譜だった。
目を通そうと思ったが、なんせ幻想郷の呪いを絶賛運送中のあのスキマからやってきたのだ、すぐにでも破いて捨てようと思った。
が、流石に私はそんな性分をしていない為、とりあえず目だけでも通そうと、その楽譜を見た。
ある意味、運命の出会いだったのかもしれない。
その楽譜に書いてあったのは、簡単な数個の楽器で構成された、歌詞付きの曲だった。
歌詞付き、という時点ですでに思い悩んでしまった。ウチには歌い手なんて一人もいないのだ。
歌い手、と聞いてどこぞの夜雀が浮かんだが、この曲を見る限り、あいつが歌うようなもんじゃなさそうだ。
まぁこの曲がどのような事を演奏する曲なのかを知るぐらいにはなる、と思い、オマケ程度に読んでみた。
正直言って、この時は本当にオマケ程度でしかなかった。
引っこ抜かれて、あなただけについて行く
今日も運ぶ、戦う、増える、そして食べられる
……なんじゃこりゃ。
この曲の第一印象を語る部分が頭っからおかしい。
正直言って、笑う気が起きるか起きないかの瀬戸際だった。なんだ引っこ抜かれるって。しかも食べられる?
まぁ、歌詞だからいいやと受け流し、先へと読み進める。
ほったかされて、また会って、投げられて
私が妹達の性格にあと数歩似ていたら、すでに読むのを止めていたと思う。
たった三行なのに、ここまで私の心を明後日の方角に向けてくれる文は始めてだろう。あの天狗もびっくりだ。多分。
んで、もっとびっくりなのが次の一文。
でも私たちあなたに従い尽くします
「……ん?」
おもわず疑問符が浮かぶ。
前三行で散々な目に遭っていたのに、健気だな、こいつは。従うってあたり、従者であろう。
従者という言葉にあちらこちらの従者を思い出すが、それも受け流して、次を読む。少し興味が沸いてきた。
そろそろ遊んじゃおうかな
そっと出かけてみようかなーんて
「…………」
この従者、やけに遊び心が耐えないんだな。
前文から急に調子が変わってるじゃないか、と度肝を抜かれつつだが、この辺から少し曲調を変えているらしい。まぁよしとしよう。
嗚呼 嗚呼 あの空に
恋とか、しながら
「……ふーん」
頭っから否定してしまったが、良い歌詞だと思う。
曲もゆったりとしたいいテンポだし、この歌詞もその気持ちにさせてくれる。それに面白い。
私もその気分に乗せられて、いつの間にか微笑み出していた。
いろんな生命が生きているこの星で
今日も運ぶ、戦う、増える、そして食べられる
「……また食われたのか」
正直言って、最初の時と同じで食われる理由が分からない。
よく読むと、増えるとか運ぶとかのあたり、力の弱い妖精みたいなのが沢山集まってるのが一人に従ってるとでも思えばいいんだろうか。
しかし食われるとは、かなり弱肉強食な世界観に生きているんだなと思う。のわりに遊んじゃおうかなはどうだろう。
引っこ抜かれて、集まって、飛ばされて
そういえば、引っこ抜かれてってなんだろう。こやつらは土に埋まっていた奴らなのか?
それだけならば随分と残酷な生物をイメージするが、この歌詞を読むとまた別のイメージが出来る。凄く可愛らしいのが。ちょっと見てみたいな、実物。
そんな可愛らしい奴らの発する次の言葉に、私は心に大きなダメージを背負った。
でも私たち愛してくれとは言わないよ
「え……」
なんだろう、声に出す事でもないのに。
弱肉強食な世界に生きる、決して一人じゃ生きていけないような場所で、この子達は温もりを欲しがらないのか?
ただでさえ、いつ途絶えるかわからない命じゃないか。それなのに、なんで?
この子達は、一体どんな心構えをしているんだろう? いや、そもそもそんな事考えない種族なんだろうか?
大体、この子達の主は何を考えている? 従者の命なんて容易いとでも思っているのか?
そもそも、そんな事言われたら、たとえどんな悪者であろうとも愛そうとしか思えないじゃないか?
どうやら私はこの曲をなめきっていたらしい。ここにきて、この歌詞に切なさを感じようとは。
ここまできて、私はすでに真面目に歌詞を読み進めていた。短い歌詞だったが、私は何度もそれを読み返した。
いつの間にか演奏の練習もしていた。すでに妹達が寝ている夜にだって、私は手に持つ楽器を休ませようとは思わなかった。
私の操る音で、あの子達の言葉を形に出来るんだろうか。いや、やってみせる。私は本気だった。
私は、毎日ヴァイオリンの音色を響かせた。あの空に、恋をしていたあの子達を想って。
「……出来た」
というわけで、あの幻想郷の呪いを絶賛運送中、スキマ運送(株)から受け取ったあの曲を、見事マスター。
つっても、実は練習して1、2週間で満足に弾けるようになったのだが、これまたどうしたものか全然納得がいかなかったのだ。満足したのに納得しないて、矛盾だ。
結局、歌こそないこの曲は私の表現力が全てだろう。大丈夫だろうか。
まぁ、まずお得意さんの白玉楼の主さんに聞かせてみた。
「…………」
「あれ、どうしたの?」
涙を流した。
「え、え? 泣いてるの?」
「ごめんね妖夢、あなたが成長しないのって、私があなたの栄養分を奪ってるからなのよね……ぐすっ」
「あ、ちょ、ちょっとー?」
しばらく泣き止まなかった。
その後、庭師の話によるといつもよりご飯を控えたらしい。で、その庭師さんがぼそっと「胸」とかいう単語を発したのだが、あれは一体。
次に、紅魔館のメイド長さんに聞かせてみた。
「……素晴らしい」
「は、はぁ、練習したばっかなんで、どうかと思ったんですけど」
「いえいえ、これほど素晴らしい演奏、他に無いくらいでしたわ」
「そうですか?」
「はい、もしこの曲を屑とでも言う奴がいたら、お仕置きが必要なくらいに……ふふ」
「あー、そ、そんな事しなくたって……」
「いいえ、これは上司の威厳、という奴よ」
「は?」
やけに高い評価をもらった。
その後聞いた話によると、メイド長がめずらしい事に門番を一週間名前で呼んであげたらしい。本人は狂喜乱舞だったそうだ。
次、魔法の森に住む人形屋さん、じゃなくて遣いさん。
「……ぐすっ」
「わぁ……ど、どうしたの?」
「ご、ごめん、その。凄くバカみたいで……」
「え?」
「あ、いや、違うの、その、あなたじゃなくて……」
よくわからないが、凄い思いつめていたようだった。
後日、博麗神社の巫女の話によると、神社の裏の木によく打ち付けられていた藁人形が、しばらく出てこなくなったらしい。
次は永遠てゐ、じゃなくて永遠亭のお姫様と薬師さん。とりあえず、妹紅さんに感謝。会えなかったら一生迷っていた。
「……姫」
「……わかってるわ、永琳。私達は間違ってたのね」
「は? 何を?」
「永琳、あの子を精一杯愛してあげましょう。それが私達に出来る唯一の罪滅ぼし」
「勿論です、姫……うっ」
なんか、抱き合って泣いてた。
後日、詐欺師の愚痴によると「鈴仙め、一体何をしたんだ。あんなに扱いよくなりやがって」との事。まぁ、あの人随分とイジラレキャラだったしなぁ。
えー、次。部下のサボりで暇してた裁判長。
「……何故?」
「あぁ?」
「そうよ、見た感じ働いてくれそうとか考えて小町選んだんじゃないのよ、選んだ理由は何、私?」
「あの、ちょっと?」
「……ひょっとして、小町ってそういう子だったのかしら……?」
すっごい悩んでた。
後日、とある死神が休暇をもらったという奇跡が起こった。ちょっとマジ過ぎじゃね?
他にも、いろんなところでこの曲を演奏してみせたのだが、主従関係を持つ者達の過ごし方が変わったというのが多い。
それが無くとも、私の鬱と重なり合ったこの曲は元より切なさを一層増しているようで、どうもまわりの考えが変わったようだ。
どうやら表現力の方は逆に有り余る事を心配すべきだったらしい。
が、みんながこの曲の歌詞を知ったら、一体どんな反応をするのだろうか、ちょっと興味が沸く。
しかし、どんなに変な歌詞であれ、この曲は弱肉強食の状況に置かれた命が訴える『愛』を示している。
幻想郷にはない命と愛の尊さというのが、痛く痛感するのだろう。そう考えると、なんか良い事をした気分だ。
「――という訳で、今、幻想郷中の人達がルナサさんの曲を評価しておられますが」
後日、鴉が来た。
「この曲は一体どのような経緯で作られたのでしょうか?」
「えー、経緯とか言われても、スキマから出てきた楽譜に興味持っただけだし」
「ほほぅ、スキマから出てきたと? あのババァめ、何考えてやがるこんちきしょー」
「ちょっとー?」
「おおっと、失礼。それでは詳細はなかなか調べられそうにありませんねぇ……あ、そういえばどの方も題名を聞かされていないんですが、一体なんですか?」
「題名? あ、そういえばなんだっけ、忘れた」
「なんと、覚えていらっしゃらない?」
「ごめん、ちょっとまって。あの歌詞どこにやったかなぁ……」
ここに来てど忘れとは、如何なものだろう。なんだったっけ、題名。
(愛、愛の……あれ、簡単な題名だったのに)
「……へぇ、これが」
その歌詞は今、プリズムリバー三姉妹三女の手に渡っていた。
「……“愛のうた”」
彼女の顔こそは笑っていたが、目は涙で潤っていたらしい。次女談。
内容は良いのですが、いくらなんでも歌詞の全文掲載は不味いのでは。
……うかつだった。
実は掲載後、大体12時間後にそれに気付き、ちょっとオロってました。(意味わからん
んー、どーしよーかなーとでも思いつつ、修正または後日削除要請でもだそうかと。
まぁ、いったん修正しますが、問題が発生しそうになり次第、ちゃちゃっと削除しようかな。
わざわざすみませんでした、本当。
可愛いなぁ
めいりん、よかったね!