妙な肌寒さを感じてゆっくりと目を覚ます。
ああこの感じは…また見たか。
暗い月明かりのなか寝転んだまま布団の中の手を持ち上げ目に軽く押し当てる。
少し腫れてる…
そのまま手を枕に持っていく。
少し濡れてる…
いつからだったか彼女は、博麗霊夢は夢にうなされていた。
最初に見たのは…2,3年前?…子供の頃から見てたような気もする。
よく覚えていない。夢を見始めた時期もそして
どんな夢なんだろう。私が泣く夢って…
どんな夢かも……
とんでもない悪夢?
そうかも知れない。思い出せないのはそれほど怖い夢なのかもしれない。
だけど最後のは…嫌いじゃない…
夢の事で唯一判ることはその夢は最後には絶対に救いがあること
暖かいから…
なぜそう判るのか?知らない。ただ霊夢はその夢を見て泣きながら起きたことはない。
そういえば久しぶりに見たな…
前は数週間に一度、酷いときは数日おきだった夢をここしばらく見ていなかった。
前に見たのはいつだったかしら…あれは確か春が来なくなって………アホくさ、止めよう。どーでもいい
夢とは別に、思い出しちゃいけないヤツのことを思い出しそうになった。
寒いし、まだ夜中だし、寝直しますか。
霊夢はいつの間にか布団の左側に寄っていた体を中央にずらし枕を裏返して目を閉じる。
…いつもの布団が無駄に広く感じるのも…
布団は暖かいままだった。
…頭に違和感を感じるのも…
髪は梳かれたように流れていた。
両手が両腕が物足りなさを感じてるのも…
今日はもうあの夢は見ないだろう。枕にかすかに残るなにかの香りが霊夢に伝えていた。
全部…夢のせい…
そうして霊夢はまた現実から夢への境界に落ちていく。
何かの話の一部を持ってきたという感じで、そういう意味では悪くなかったのですが
>死んで詫びればいいですか?
質問系にするな。「ちょっといってきます」とかならいいけど、個人的にこれは頭にくる。即刻消せ!
お話全体の雰囲気が、極めて霊夢っぽいのは好きなんですが。
あと後書きで色々書かれているのは、ご自身でこれが未完成だと言っているのと同じです。死ぬとか内容がないとかは謙遜でなく、投げています。自信の持てる作品になるまで推敲してからにしてください。
個人的にこの話自体は現状のまま、ありのままに受け入れられますが、それが作者に投げられたものだと思うと悲しくなります。