Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

なっなっなっなっなっなっなっなっなっなっ

2008/01/28 07:02:09
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1
「はぁ!? 何言ってんのよ魔理沙、マムシが攻めに決まってんでしょ!!」
「馬鹿かアリス!? 攻めは桃だろ!!」

紅魔館の図書館で今日も2人の少女が黄色いトークに花を咲かせていた。
そんなやりとりには目もくれず静かに本を読む図書館のオーナー・パチュリー。

内心ブチ切れていた。

ため息をつきながら本を閉じ、一枚のカードを取り出す。
ほとんどネタで作った物だが嫌がらせには丁度いい。
彼女の手から離れたカードは未だ熱い薔薇色トークをしている2人の頭上まで飛んでいき、止まる。
そして、閃光が走った!

「「!!」」






「どうぞ。」
「今日はいつもと違うにおいがするわね」
「C型の血の紅茶です」
「・・・え、C?」
「貴重品ですわ。」
「あぁ、そう」

いつも通りの穏やかな一日。
吸血鬼とその従者は優雅なティータイムに耽っていた。
従者が貧血を口実にお嬢様に抱きつこうとした、その時である!


ドォオオオォォォオォオォォオオォ!!!!


雪崩のような大きな音と地震のような揺れ。
数秒後、揺れが収まった時にはどさくさに紛れて抱きつこうとした咲夜を踏みつけながら
レミリアは何が起こったのかとあたりを見回していた。
しかしこの部屋には窓がなかったので見回せない、残念。

「お嬢様! と、とにかく様子を見てきまウボゥアアァァァァァアァ!!!?」

咲夜が何事か確認しようとドアを開けた瞬間、



大量の納豆が流れ込んできた。



「な、なんじゃこりゃあぁぁぁ!!?」

レミィ、驚愕!






「やってしまったわ・・・まさかここまで大量に出てくるなんて」

事の原因であるパチュリーは本棚の上に座って納豆で埋まった図書館を見下ろしていた。
ちなみに魔理沙とアリスは納豆という名の海に沈んだ。

「ちょっパチュリー様、何ですかこれは!?」
「あら小悪魔2号。見ての通り納豆よ。」

小悪魔2号とは・・・小悪魔が突然家出してしまったため臨時で雇った小悪魔である。
ちなみに1号と同じ種族でよく似ている。ただ1号よりも馬鹿。

「いやそんなことはわかってるんですよ!
 私が聞いてるのはなんであんな異臭の発生する物が大量発生しているかじゃボケ!!」
「へぇ・・・生意気な口聞くじゃない」
「あ、いや・・・」
「納豆を馬鹿にするなぁぁぁぁ!! 」
「そっちかよ!?」

哀れ小悪魔2号も納豆の藻くずと消えた。





「フランドールお嬢様、どうやら上の階が納豆で埋まってしまっているようです。」
「ホントだ・・・階段埋まっちゃってるじゃん。 ていうかなんで納豆?」

現在地下には悪魔の妹フランちゃんとメイドが1人。名を「辰子」という。

「お嬢様、納豆はお好きですか?」
「食って進めってか!!? どう見ても無理よ!!」
「ではどうしましょう?」
「あなた頭良いんでしょ? こないだお姉様が誉めてたわよ。
 だから何か思いつかないの?」
「そうですね・・・2人で何とか出来る方法ですか・・・」
「そうだ! 地上まで天井に穴開けたら!!」
「この地下は結構深いんです。天井を掘り続けると土砂でここが埋まってしまいますよ。
 それに上の階も納豆でいっぱいかもしれませんし。」
「そ、それじゃあ階段で上向きに納豆をふっ飛ばしちゃえば!
 多分私の力だと上まで届くわ!」
「駄目です・・・階段の真上、最上階に紅魔館の核があるのです。
 それを壊すと紅魔館は崩壊するらしいです。」
「なんでそんなのがあるの!!?」
「パチュリー様が暇つぶしに作ったそうです。」






「咲夜、霊夢を呼んできなさい。これは立派な異変だわ。」
「え? どうやって外に出るんですか?」

入り口から納豆が溢れているレミリアの部屋。
咲夜の疑問にレミリアは真顔でその納豆がいっぱいの廊下を指差した。

「この中を突き進めと仰るのですか!?」
「あなた一度納豆に飲み込まれてるんだから既にネバネバでしょう。
 もっかい行け。」
「う・・・あ、ところでその壁に穴開けて出た方が早くないですか?」
「え?」

レミリア硬直。うー

「・・・えっと日光が入るじゃない。」
「北側なんですけど」

レミリア硬直。うー☆

「う~・・・ああたとえここから外に出ても納豆が無くなる訳じゃないし何の解決にもならないわ。
 一番なのはやっぱり咲夜が納豆の中を泳いで霊夢を呼びに行って異変解決よ!」
「わかりました・・・。」

咲夜は瀟洒で弱々しい返事をして納豆の海へ突っ込んでいった。

まず即行で廊下に出る!
そして能力で空間を広げ納豆の無い所を通り自分の部屋へ!
着替えのメイド服とパッ○をビニル袋に4重に入れまた同じ手順で紅魔館を飛び出した!
ガンダムの出撃シーンの如き勢いであったという。









こんにちは。私紅魔館で受付をしている妖精のメイドです。
名は特にありません。通称「秋子」です。
何故秋子かと申しますと人里の稗田という屋敷で女中をしている私の妹の名が「冬子」だからです。
どうして妹に名前があって姉に無いんでしょうね? 涙が出てきました。慰めてください。

話が逸れましたね。
ついさっきゲームボーイをしていると何だか大きな音がして納豆が流れてきました。
意味わかりません。
見てみると廊下の奥は完全に納豆で埋まってしまっているようです。
取りあえず外に出てみると門番の方々もざわついています。

「秋子(仮)さん、いったい何が起こったんです?」
「さぁ、私もわからないよ」

彼女は現在門番隊長代理(バイト)をしている幽香さんです。
前の門番隊長だった本味醂が小悪魔を連れてどこかへ行ってしまったので臨時で入っています。
なんでもここに来る前はホームレスだったとか。

「・・・これどうするのかしら」

私が言うとこのひまわり野郎はとんでもないこと言いやがりました。

「これだけあったらしばらくは食べ物に困りませんよね。」







紅魔館を飛び出し博麗神社へと向かう咲夜。
彼女は現在の状況を冷静に分析していた。

「(お嬢様とネバネバプレイ・・・ぬふふw)」

現在の状況を冷静に分析していた。



やがて神社上空へとたどり着くと霊夢の他にもう一人いた。

「あれは・・・巫女だったかシスターだったか忘れたけど新参の5ボス・・・」



「実はこの度博麗神社の神が幻想郷神協会の金を使い込んでいるということが発覚いたしましてね。
 ほら、これが詳しい記録です。」
「そんな・・・嘘っ100万も!?」
「責任を取る意味でこの博麗神社に営業停止命令を出させていただきます。」
「待って! それはダメ!!」
「わかりました、お金を返すのなら大目に見てあげましょう。」
「う・・・」
「月に5000円の分割がご利用できますよ。
 1ヶ月に0.5%の利子が付きますが。」

※通貨価値、単位は現代のものを採用しています。

「5000円・・・妖怪退治をしまくったら何とかなるかしら・・・」
「何とかならないわよ。」
「!?」
「咲夜!」
「霊夢、返すのが一月に5000円。利子が一月1000000円の0.5%で5000円。
 この時点で返せないじゃないの。」
「!!」
「(ま、まさか気付かれるなんて・・・!? 完璧な詐欺だと思ったのに!!)」
「あなた。」
「は、はい!?」

咲夜が睨み付ける。
気を付けをした早苗の背中を冷や汗が伝う。
こんなに汗をかいた最後っていつだろう?

まずい殺られる、と思ったその時

「利子はせめて0.1%にしてあげなさい。」
「え? あ、はい。わかりました。」

どうやら使い込みのことは本当だと思っているらしい。儲けた!



その後。

「はぁ?・・・紅魔館が納豆まみれになっちゃったから何とかしろ?
 馬鹿にしてんのあんた? あと何か臭いし」
「いや私も信じられないわよ!
 でも本当に紅魔館中が納豆で埋め尽くされているのよ! あとお風呂入らせて!」
「う~ん、じゃあそういうのに最適な奴を呼んであげるから。」

霊夢は額の位置で指をぐるぐると回して見せた。







相変わらず納豆で埋め尽くされた紅魔館。
遂にメイド達に犠牲者が出始めた。
勇敢にも納豆に挑んだのだが皆「ご飯が欲しい」と言いながら倒れていったのだ!
そしてここに本当の犠牲者が出ようとしていた・・・。

「二、六の・・・丁です。」
「ぐあーー辰子強すぎ! 何で目まで当たるのよ!!」
「はぁ・・・私は・・・耳が良いですからっ」
「・・・なんだかさっきから息荒くない?」
「い、いえ・・・大丈夫・・・で・・・」
「え? ちょっとしっかりしてよ!? どうしちゃったの!!?」

なんと辰子は納豆で密閉された地下のせいで酸欠を起こしていた。 そんな馬鹿な。 通気口とか無いのか。

「ど、どうしよう!
 そうだ! メッセ!!
 パチュリーは・・・やっぱりいない!
 てるよは・・・今寝てるよ!!
 あ! やった永琳いるじゃん!」



「んーやっぱりペトリュスは良いわ~」

八意永琳は優雅にステーキとワインに洒落込んでいた。
自分の部屋で。1人で。勿論兎や姫には内緒である。ばれたら反乱が起こる。

アッ―――――――――!!

「あら、今の効果音は・・・」

フランドールのメッセージ: 納豆をどかす方法教えて

「・・・は?」







「納豆を食べに来いと言われて来てみれば・・・何が起こってるのかしらねこれは?」

食欲魔人・西行寺幽々子 見参!!

「妖夢、この納豆に似合う量のご飯と醤油を。」
「無理に決まってんでしょうが」
「紫、スキマにこれ全部保存しましょう。」
「駄目よ。スキマが納豆でいっぱいになっちゃうわ。」
「いくらでも入るんじゃないの?」
「いくらでも、って訳じゃないけれど確かにたくさん入るわ。
 でも納豆には殺菌作用があってね、スキマの中の妖怪達が一部やられちゃうのよ。
 だから無理。」
「結局・・・今回私達は何も出来なかった・・・」

妖々夢3人衆は肩を落とした。





八意永琳は困っていた。
納豆をどかす方法。聞いてみると納豆がいっぱいで階段が登れないのだという。


まじかる☆えーりんのメッセージ: ごめんなさい。よくわからないわ。

















フランドールのメッセージ: 使えねぇ













「うん、こうなったら正面突破!!」

フランドールは納豆の階段を走って駆けのぼることにした。
吸血鬼のパワーなら何とかなると信じ。
気を失ってしまった辰子を背負いフランドールは走り出した!

「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

もの凄い勢いで階段を駆けのぼる。
前が見えなくて踊り場で壁に激突するが逆にそれを目印として、進んだ。








「秋子(仮)さん、本当にふっ飛ばしちゃうの・・・?」
「そうよ。幽香さんのレーザーで廊下の納豆をどーんよ!
 奥の壁は壊れちゃうけどこれが最善の方法だと思うわ。」
「うっごめんなさい納豆さん!! 後でお墓作るからねーー!!!」

幽香の傘の先端が光を発し始める。
そして今まさにレーザーが放たれようとしたその時!

「お゙ぉぉぉおぉぉぉぉぉ!!!!」
「え、何!? ぎゃーーーー!!」

納豆の中からフランドールが飛び出してきた。
そして幽香と見事に正面衝突。
更に日光に晒されたフランドールは幽香と辰子の肺の中へと消えていった。







「ぷは! し、死ぬかと思った・・・って素っ裸で何してるんですかパチュリー様!?」
「なに・・・? 納豆浴よ。きっとお肌すべすべになるに違いないわ。」
「ちょっスッパチュリー様正気に戻ってください!! スッパチュリー様ぁぁぁ!!」




この後納豆は射命丸のカメラで消していきました。
yura
コメント



1.名無し妖怪削除
なんというカオスwww
何処を突っ込んで良いのか分からんwwwwww
2.名無し妖怪削除
笑った!面白かった!!
3.名無し妖怪削除
射命丸すげえええ
4.名無し妖怪削除
もやしが腐ったw
5.名無し妖怪削除
なんじゃこりゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ
6.名無し妖怪削除
なにげに出続けてる辰子さんラブ
7.名無し妖怪削除
「そうだ!メッセ!」で不覚にも吹いた
納豆多く食べた次の日の屁の臭さはガチですよね
8.名無し妖怪削除
考えてみれば、もやしも納豆も、もとは一緒w
9.名無し妖怪削除
紅魔館の核に笑った。
何の意味があるんだよw
10.浜村ゆのつ削除
もうなんていうか、何から何まで…カオスww
11.削除
タイトルそういう意味か!
「妖夢、この納豆に似合う量のご飯と醤油を。」に不覚にもカリスマを感じたw
12.名乗ることが出来ない程度の能力削除
おもろいけど、最後のフランの末路にないた(´;ω;`)フランちゃん・・・
13.名無し妖怪削除
>てるよは・・・今寝てるよ!!

ブフォ…!w