※この作品は、とある漫画を東方キャラで演じてます。つまりパロディー…?オマージュ…?そんな感じです。苦手な方は勘弁してください。
夜もほどよく更けた紅魔館門前、そこにあやしい影一つ。
「ふっふっふ。今日の特ダネ(ターゲット)は、紅魔館門番の寝姿!!
これで新聞の売り上げが3倍に跳ね上がるはず!!」
射命丸文だった。どうやら彼女は、紅魔館の門番である、紅美鈴を盗撮しようとしているらしい。
「これは盗撮じゃありません!!報道の新境地を開くための崇高なる取材です!!」
…まあ、盗撮だか取材だかはさておき、幻想郷最速のスピードを(無駄に)生かしながら、文は門番の詰め所にたどり着く。
無論、夜勤の妖精メイドに気づかれることなく。
なお、夜はこの館の主の時間でもあるが、彼女は最近、博麗神社に通うため、よい子の生活(早寝早起き)が習慣になっている。
吸血鬼としてどうなのか。
「さて、ここが美鈴さんの寝室ですね。
‘カチャ’情報通り鍵はかかってませんね」
ちなみにこの情報は、某日陰の魔女から入手。
対価として普通の魔女の寝姿写真。霧雨ハウスは意外と警備が手薄だそうです。
「くっくっく、ついに特ダネです。
…よく眠っているみたいです。寝顔、はいけ~ん」
ついに聖域までたどり着いた文!危うし紅美鈴(の寝姿)!!と、
「あたいったら最強ね!!」
「のわぁっ!!」
なぜか、チルノが立ち上がり、胸を張り叫んだ。寝ぼけているようだ。
「び、びっくりした!どうしてチルノちゃんがここに!?
…ほら、寝ぼけてないでおやすみなさい」
「むにゃむにゃ…、サイキョー…」
「ふう、どうやら美鈴さんは起きなかったみたいですね。
それにしても、子供に好かれそうな人?だと思ってましたけど、一緒に寝ているなんて…。
まてよ、優しいお姉さんと幼女の寝姿のコラボ!
これはこれで特ダネになりません!?新聞の売り上げが3倍から…」
「ん~、おなか減った~、とりにく~。‘かぷっ’」
寝ぼけたルーミアが、文にかみついた。
かみついた場所は想像にお任せします。
「ーーーーーーーーーーッ!!!!」
痛みで飛び回る文、けど叫び声は上げないプロ根性!
痛すぎて声を上げる余裕がないのかもしれないが。
一頻り飛び回った後、ルーミアを引きはがし、寝かしつける。
「私は食べていい鳥ではないですよ。ほら、おやすみなさい」
「そーなのかー…。むにゃむにゃ…」
「ひどい目に遭いました…。
美鈴さんは…、寝ていますね。
さて、カメラの準備をして…」
「そこのあなた、何をしているの!?」
「ひっ!!」
突然声をかけられ、文がそちらを振り向くと、咲夜と小悪魔が立っていた。
「あ、その、こ、これはですね…」
しどろもどろに弁解しようとする文。
咲夜と小悪魔は冷たい目で文を睨んでいる。
「こんな時間に門番長の寝室にいるなんて…」
「あなたまさか、美鈴に夜這いを!」
「「私たちと同じ考えね!!」」
え?と文が思っているうちに、咲夜が美鈴に飛びかかる!!
「かくなる上は、早い者勝ちよ!!美鈴のスイカップはわたしのもの!!」
小悪魔も一瞬遅れるが、ついて行く!!
「メイド長!抜け駆けはずるいですよ!!」
二人が美鈴に襲いかかる!!と、その時!!
「破ッ『華符 破山砲』!!」
「「アーーーーーーーッ!!」」
寝ていたはずの美鈴が起き上がり、スペルカードを放った!
襲いかかろうとした二人は、返り討ちにあい、お星様になりましたとさ。
撃退した美鈴は、
「ふわぁ~」
と、あくびをし、再び夢の中へ。
「…わ、私、実はとんでもない人?を狙おうとしているんでは…」
美鈴の努力返しを見て、弱気になる文。
しかし特ダネのため、後には引けない!
「そうです、写真はあまり近づかなくても、撮れるんです!
慎重にゆっくり近づいていけば、射程距離に入れるはず…」
言葉通り、ゆっくり慎重に、しかし着実に美鈴に近づく文。
だんだん目が血走ってきている。
「売り上げ3倍まで後4歩、3歩、2歩、1歩…」
シャッターチャンスまであと少し!!しかし、
「さっきから、うるさいなぁ。『禁忌 レーヴァテイン』!」
「え!!アーーーーーーーッ!!」
そして、三つ目のお星様になりましたとさ。
「ん、どうしましたか?フランドール様?」
「ん~、うるさかったから、ドカーンしたの」
「あらあら、そうですか。お昼寝(←吸血鬼だから)続けますか?」
「うん。めーりん、ギュッとしてー」
「はいはい。甘えんぼさんですね」
「甘えんぼでいーもん。ふかふかー」
「では、おやすみなさい」
「おやすみー」
翌朝。
「「いってきまーす、めーりんねーちゃん!」」
「はい、いってらっしゃい」
いつのまにか、自分の部屋に住み着いてしまったチルノとルーミアを送り出した美鈴は、いつもの通り門番をしていた。
なお、フランドールは自分の部屋でお休み中。
「おはよう、美鈴」
「おはようございますー。門番長」
「あ、咲夜さんに小悪魔ちゃん、おはようございます。で、どうしましたか、その怪我」
天候などを確認ついでに美鈴に挨拶に来た、咲夜と小悪魔。包帯姿。
「ちょっと小悪魔の悪戯に引っかかってね…」
「メイド長のお仕置きで…」
昨夜のことを話すわけにもいかず、適当にはぐらかす二人。
「そうですか、二人ともほどほどにしてくださいねー」
いつものことだと思い、美鈴は深く突っ込まなかった。
妖怪の山の滝壺にて、焦げた文が浮いていた。
「文様…、大丈夫ですか?」
一部始終を見ていた椛に、助け出される文。
「しくしくしく…、次回こそは!!」
まったく懲りてませんでした。
夜もほどよく更けた紅魔館門前、そこにあやしい影一つ。
「ふっふっふ。今日の特ダネ(ターゲット)は、紅魔館門番の寝姿!!
これで新聞の売り上げが3倍に跳ね上がるはず!!」
射命丸文だった。どうやら彼女は、紅魔館の門番である、紅美鈴を盗撮しようとしているらしい。
「これは盗撮じゃありません!!報道の新境地を開くための崇高なる取材です!!」
…まあ、盗撮だか取材だかはさておき、幻想郷最速のスピードを(無駄に)生かしながら、文は門番の詰め所にたどり着く。
無論、夜勤の妖精メイドに気づかれることなく。
なお、夜はこの館の主の時間でもあるが、彼女は最近、博麗神社に通うため、よい子の生活(早寝早起き)が習慣になっている。
吸血鬼としてどうなのか。
「さて、ここが美鈴さんの寝室ですね。
‘カチャ’情報通り鍵はかかってませんね」
ちなみにこの情報は、某日陰の魔女から入手。
対価として普通の魔女の寝姿写真。霧雨ハウスは意外と警備が手薄だそうです。
「くっくっく、ついに特ダネです。
…よく眠っているみたいです。寝顔、はいけ~ん」
ついに聖域までたどり着いた文!危うし紅美鈴(の寝姿)!!と、
「あたいったら最強ね!!」
「のわぁっ!!」
なぜか、チルノが立ち上がり、胸を張り叫んだ。寝ぼけているようだ。
「び、びっくりした!どうしてチルノちゃんがここに!?
…ほら、寝ぼけてないでおやすみなさい」
「むにゃむにゃ…、サイキョー…」
「ふう、どうやら美鈴さんは起きなかったみたいですね。
それにしても、子供に好かれそうな人?だと思ってましたけど、一緒に寝ているなんて…。
まてよ、優しいお姉さんと幼女の寝姿のコラボ!
これはこれで特ダネになりません!?新聞の売り上げが3倍から…」
「ん~、おなか減った~、とりにく~。‘かぷっ’」
寝ぼけたルーミアが、文にかみついた。
かみついた場所は想像にお任せします。
「ーーーーーーーーーーッ!!!!」
痛みで飛び回る文、けど叫び声は上げないプロ根性!
痛すぎて声を上げる余裕がないのかもしれないが。
一頻り飛び回った後、ルーミアを引きはがし、寝かしつける。
「私は食べていい鳥ではないですよ。ほら、おやすみなさい」
「そーなのかー…。むにゃむにゃ…」
「ひどい目に遭いました…。
美鈴さんは…、寝ていますね。
さて、カメラの準備をして…」
「そこのあなた、何をしているの!?」
「ひっ!!」
突然声をかけられ、文がそちらを振り向くと、咲夜と小悪魔が立っていた。
「あ、その、こ、これはですね…」
しどろもどろに弁解しようとする文。
咲夜と小悪魔は冷たい目で文を睨んでいる。
「こんな時間に門番長の寝室にいるなんて…」
「あなたまさか、美鈴に夜這いを!」
「「私たちと同じ考えね!!」」
え?と文が思っているうちに、咲夜が美鈴に飛びかかる!!
「かくなる上は、早い者勝ちよ!!美鈴のスイカップはわたしのもの!!」
小悪魔も一瞬遅れるが、ついて行く!!
「メイド長!抜け駆けはずるいですよ!!」
二人が美鈴に襲いかかる!!と、その時!!
「破ッ『華符 破山砲』!!」
「「アーーーーーーーッ!!」」
寝ていたはずの美鈴が起き上がり、スペルカードを放った!
襲いかかろうとした二人は、返り討ちにあい、お星様になりましたとさ。
撃退した美鈴は、
「ふわぁ~」
と、あくびをし、再び夢の中へ。
「…わ、私、実はとんでもない人?を狙おうとしているんでは…」
美鈴の努力返しを見て、弱気になる文。
しかし特ダネのため、後には引けない!
「そうです、写真はあまり近づかなくても、撮れるんです!
慎重にゆっくり近づいていけば、射程距離に入れるはず…」
言葉通り、ゆっくり慎重に、しかし着実に美鈴に近づく文。
だんだん目が血走ってきている。
「売り上げ3倍まで後4歩、3歩、2歩、1歩…」
シャッターチャンスまであと少し!!しかし、
「さっきから、うるさいなぁ。『禁忌 レーヴァテイン』!」
「え!!アーーーーーーーッ!!」
そして、三つ目のお星様になりましたとさ。
「ん、どうしましたか?フランドール様?」
「ん~、うるさかったから、ドカーンしたの」
「あらあら、そうですか。お昼寝(←吸血鬼だから)続けますか?」
「うん。めーりん、ギュッとしてー」
「はいはい。甘えんぼさんですね」
「甘えんぼでいーもん。ふかふかー」
「では、おやすみなさい」
「おやすみー」
翌朝。
「「いってきまーす、めーりんねーちゃん!」」
「はい、いってらっしゃい」
いつのまにか、自分の部屋に住み着いてしまったチルノとルーミアを送り出した美鈴は、いつもの通り門番をしていた。
なお、フランドールは自分の部屋でお休み中。
「おはよう、美鈴」
「おはようございますー。門番長」
「あ、咲夜さんに小悪魔ちゃん、おはようございます。で、どうしましたか、その怪我」
天候などを確認ついでに美鈴に挨拶に来た、咲夜と小悪魔。包帯姿。
「ちょっと小悪魔の悪戯に引っかかってね…」
「メイド長のお仕置きで…」
昨夜のことを話すわけにもいかず、適当にはぐらかす二人。
「そうですか、二人ともほどほどにしてくださいねー」
いつものことだと思い、美鈴は深く突っ込まなかった。
妖怪の山の滝壺にて、焦げた文が浮いていた。
「文様…、大丈夫ですか?」
一部始終を見ていた椛に、助け出される文。
「しくしくしく…、次回こそは!!」
まったく懲りてませんでした。
続編の奴、この前終わったんだよね・・・orz
元ネタうんぬんを別にして面白い