Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

ベルト

2008/01/27 09:26:17
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 やあ、僕はリグル・ナイトバグ
 蟲の王と言われる永夜沙の一面のボスで
 最近は弾幕に興味があるって所かな?

 最近は平和だから、誰も攻撃してこないけど

「最近暇だな~」

 暇なのである……

「チルノは今はレティさんと遊んでるし…」
 それに近寄ったら凍りつくし…
「ルーミアは、紅魔館に連れて行かれちゃったし」
 なんか、あの屋敷の主の妹さんと仲良くなったんだって
「ミスチーは命の危険から逃げてるし……」
 うん、あの亡霊がやってくると大変だから屋台を改造して
 幻想郷中を走り回って居るんだよね…
「橙は寒くなると、遊びに来ないんだよね」
 確か、自分の主の尻尾の中にくるまれてた……うらやましい


「だからと言って、幽香の所に行くと押し倒されるし」
 幸い、グラウンドの技術は私の方が上だから
 何とかなってるけど……重量差があるから
「……89ってなんて化け物持ってるんだよ…ぐすん」

 とりあえず暇だからその辺飛んでいたら
 

「はっ!?」
 博麗神社に面白半分でやってきたとき
 その人物は、神社の近くの岩の上で足を組んで座っていた
(うわ……カッコイイ)
 その人物は、僕の事を見つめると
 おもむろに、その懐から何かを取り出して
 僕にポンとそれを渡して、こう伝えてきた






「私にならないか?」
「何処のどちら様か分かりませんが、遠慮しておきます……」
 丁重にお断りさせてもらった   
 ちなみに渡されて物はエビフライでした……揚げたての  
「まあ、そのエビフライはプレゼントだから好きに食べてほしい」
「いきなりなんですか?……あと、エビフライ美味しい」 
 せっかくのエビフライなので、美味しく頂かせてもらいました
 リグルがエビフライを食べきると、その人物に質問した
「どちら様ですか?」
 その質問に対して、その人物は
「ああ、元祖緑髪キャラの魅魔だよ」
 胸を張ってそう答えた 
「元祖様!?」
 金髪が多いこの幻想郷の中において、緑髪というのは珍しい
 そして、何度も自機になったという、英雄ではないか
 リグルが頭を下げると、魅魔は少しため息をついて
「まあ……もう出番がないんだけどね」
 そう呟いた

「ところで、いきなり何のようなんですか?」
 リグルの言葉に、魅魔が笑みを浮かべると
「ああ、文字どうりの意味さ……」
 リグルに顔を近づけると
「お前さんなら、私の技の全てを教えてもいい」
「!?」
 
「……プロレス技の」
「って!弾幕じゃないんですか!」
 リグルがずっこけた
「いや……実は幽香から何度も何度もあんたの話をされてさ」
「えっ?幽香から?」
 びっくりである……幽香にとっては、自分は邪魔になっていると思っていたからだ
「ああ、それでグラウンドの技術の高さを聞いてね……」
「高いって言っても……それにほかに教えれそうな人いるでしょう!
 その答えに、魅魔の顔が少し暗くなる
「……魔理沙に教えようと思っていたんだけどね……
 何とか48の弾幕技は教えれたんだけど、残りの52の関節技を
 教える前に、出番がなくなっちゃったもんだから…」
 体育座りして、落ち込む祟り神
 リグルがその背中を叩いてなだめる
「だ、大丈夫ですよいずれまた出番が来ますって」
 
 しばらくの間、魅魔をなだめて落ち着かせて
「でも、なんなんですか?その52の関節技って」
 その言葉に、魅魔が反応して説明をする
「本来、遠距離で戦うための48の弾幕技、そして
 接近戦のための52の関節技……この弾幕と関節技の二つを
 覚えれた者が、祟り神100殺法を伝承できるはずなんだけど
 魔理沙はすでに色んな技を自分の物にしているから」
 魅魔が再び体育座りをする
「……もう私なんか要らないよね」
「だから、落ち込まないでください!」

 リグルの言葉に魅魔が涙目で呟く
「……じゃあ…私の話聞いてくれる?」
「……とりあえず話ぐらいは…」
 リグルがそう呟くと、魅魔は話をし始めた
 ……目薬が下に落ちたが二人とも気がつかなかった


「いいかい?……幻想郷には派閥がある」
「派閥?」
 魅魔がその言葉を聞いて頷く
「ああ各派閥にはチャンピオンがいる…たとえば」
 魅魔がリグルに写真を渡した
 そこには……

「一番上から、KMCのベルト保持者……『絶対門番』」
「紅魔館の門番さんじゃないですか」
「その下のEHCベルトの持ち主『KAGUYA』」
「あ、永遠邸の人だ」
「他にも、レティ・ザ・ジャイアントやスイカ・バーナードとかもいる」
「レティさんと萃香さんじゃないですか!」
 リグルが突っ込むと魅魔がコホンと咳をして、リグルに背中を向けると
 再び話を続けた
「まあ、重量級にはあんたじゃ出れないから……狙うのは軽量級……」
「(今見せたの関係ないじゃん)で、軽量級の相手は?」
 リグルが、そう答えると魅魔が首を横に振って一言
「いや、実は軽量級は無い」
「えっ!?」
「だから作ろうかと思っていたところでね……」
 魅魔がそういうと、リグルに何かを渡した
「……これは…」
「ああ、これをつけてあんたがジュニアヘビーのチャンピオンになるんだ」

  
 それから数年後、幻想郷にジュニアヘビーのチャンピオンとして
 覆面レスラーが生まれた……その名は…




「赤コーナ~挑戦者!因幡~て~ゐ~!」
 挑戦者として、絶対にベルトを剥ぎ取ろうという意志を持った
 永遠邸のてゐが、その目に闘志を燃やしていた
 そして、ジュニアヘビー初代チャンピオン…

「青コーナ~……JHC初代チャンピオン……」
 花道から誰かが走ってきて、リングの上に颯爽と現れる
 そして、会場に居る人達に向かって片手を挙げると
 会場から歓声がなり響いた…
「ムシキング~リグル~!」

 チャンピオンとして、最近は里の子供達からも好かれて居るらしい
 
 プロレス見てて……頭に…電波が…
 ムシキング・テリー……(ここで作者の脳波は途切れている)



 本日の試合

 スイカ・バーナード VS レティ・ザ・ジャイアント
 
 デンジャラスA VS 覆面小悪魔 ザ・コアー

 絶対門番 VS ハクタク

 以上の三試合です…
 なお、チケットは全て売り切れとなっております
脇役
コメント



1.名無し妖怪削除
転売されたものだろうとそのチケット手に入れてみせる。

スイカ・バーナードにお茶吹きましたw
2.苦有楽有削除
ダフ屋! ダフ屋はどこだぁ!!

3.ぺ天使B削除
ネットオークションに無いかぁ!!

く、ガッツ(お金)が足りない!!
4.名無し妖怪削除
萃夢想でのアリスの蹴りに惚れました

絶対門番VSハクタク
頭突き勝負になるんだろうか・・・?
5.名無し妖怪削除
見たくて堪らん
6.名無し妖怪削除
ムシキング大人気www
チケットは今頃プレミア物か・・・orz
7.名無し妖怪削除
チケットを分けてくれ~~~!

てゐ「チケットは此処にあるぞぅぅぅぅ!」
8.時空や空間を翔る程度の能力削除
魅魔様、
マスクを被って「○○マングレード」として
活躍をーーーーーー!!!!
9.名無し妖怪削除
えーと、話は素直に楽しめたんですが軽い突っ込みひとつだけ。

挑戦者が青コーナーでチャンピオンが赤コーナーなんだぜ?