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*これはクロス作品です。
そういったのが苦手な方は今すぐ戻りましょう
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上条当麻は霊夢に連れられ、博麗神社に来ていた。
「まぁ、座れば」
「ぁ、あぁ…」
霊夢は素っ気無くそう言うと屋内から湯飲みを取り出し、お茶を入れると当麻に差し出す。
当麻は恐る恐る湯飲みを手にするとちらちらと霊夢を窺っていた。
見られている方の霊夢も同じようにその視線を当麻から外さず、先程起きた出来事を考えていた。
あの時、霊夢は確かにスペルカードを発動した。
だが、当麻が反射的に差し出した右手に直撃した瞬間、夢想封印はパンッ!と音を立てて消えてしまった。
まるで最初から何も起きなかったかのように上条当麻は霊夢を見上げていた。
驚きつつもしょうがないので素手で殴ったものの‥‥
何やら知ってるらしい紫に聞こうと振り返ってみたが在るのは『あとはよろしく~♪』と書かれた立て看板のみ
しょうがなく、本人に聞こうと男に視線を戻すと腫れた顔で『あれー?またですか?かみじょーさん、なにもしてもせ‥いやしたけど‥』と何やらブツブツ呟いていた。
何も見なかった事にして、神社に戻ろうか‥と、本気で考えたが‥‥
一度、小さく溜息を吐いた後、しょうがなく背負って連れてきたわけだ。
「で‥?どうやってここに来たの?」
未だ怯える当麻を呆れ顔で見ながら尋ねる。
「‥か、帰りに青髪ピアスの奴が急に『この恋愛ぶるじょあじーめぇッ!俺にも分けてください!』とか言いつつ
襲ってきたから逃げてたら、途中で路地裏に向かう女子学生が居まして、その先は危ないぞと教えようとしたら
変な穴に吸い込まれただけですが‥?」
霊夢の問いに当麻は恐る恐るといった感じに答えると出されたお茶を一口飲む。
とても薄い御茶、我が家でも何度か飲んだ事が在る事から彼女も俺と同類なのか‥と涙する。
「穴‥?‥スキマの事かしら?」
「あら?違うわよ?」
ポツリと呟かれた霊夢の言葉に紫はハッキリとそう答える。
いきなり現れた紫に驚いた様子無く、霊夢はジトッとした視線を紫に向ける。
「穴って言ったらアンタしか居ないでしょう?」
「それはあんまりよ。他にも居るかもしれないでしょ?」
「じゃあ、その他の誰かって誰よ」
ジトッとした霊夢の視線などお構いなしに紫はくすりと微笑み、チラリと当麻に視線を送る。
「魔術師‥かしらね‥?」
その言葉に二人はそれぞれ違った反応を見せる。
霊夢はアイツか‥と溜息を吐き。当麻は驚いた表情で紫に視線をやる。
「‥‥‥アンタは‥」
「貴方の事を頼またのよ。嫌だと言ったのに強引な人ね」
「‥‥ローマ正教か‥?」
先程までとは違った意味で当麻は恐れていた。
何処だか分からない場所に放り込まれ、更にローマ政教が絡んでるとしたら‥‥
腰を僅かに浮かし、いつでも立ち上がれるようにする。
「違うわよ?私は宗教には入らない主義なの」
そんな当麻の行動に紫は笑みを崩さず、そう答えた。
ならば…?と眉を寄せているとクスクスと紫は笑みを絶やさず、当麻に声を掛けた。
「教えてあげるわ、この幻想郷のことを……」
所変わって、紅魔館近くの池に二つの影があった。
「あァ?ドコだ?」
真っ白な男は松葉杖片手に辺りを見渡す。
学園都市とは正反対に自然に溢れる光景、池の中心に見える紅い屋敷以外、人工物らしき物はどこにも無い。
面倒臭そうに溜息を吐くと近くの切り株に腰を下ろす。
「ッタく…ナんなンだ?」
いつものように適当に買い物を済まし、アジトに戻ろうとした途中でアイツに出会って逃げようとした所までは憶えてる。
その後、不意に足場が無くなり、気づいたらココ。
「訳、分かンネーぞ…」
そう呟き、少し離れた所に居るソイツに視線を移す。
「ミサカはミサカって言うんだよ!」
「そーなのかー」
「あたいはチルノって言うのよ!」
「へぇ~、早苗以外にも外から来た子が居たんだ?」
その光景に白い男、こと一方通行は一人溜息を漏らす。
「ンで、増えてんだよ…」
先程見たときは青い髪の子供と打ち止めだけだったはずだ。
目を放したのも数瞬だというのに……
はぁ…と3度目の溜息が漏れる。
何か面倒な事になるな…と感じながら、一方通行はこちらに向かって手を振る打ち止め達を見た。
さらに2人増えていた。
*これはクロス作品です。
そういったのが苦手な方は今すぐ戻りましょう
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上条当麻は霊夢に連れられ、博麗神社に来ていた。
「まぁ、座れば」
「ぁ、あぁ…」
霊夢は素っ気無くそう言うと屋内から湯飲みを取り出し、お茶を入れると当麻に差し出す。
当麻は恐る恐る湯飲みを手にするとちらちらと霊夢を窺っていた。
見られている方の霊夢も同じようにその視線を当麻から外さず、先程起きた出来事を考えていた。
あの時、霊夢は確かにスペルカードを発動した。
だが、当麻が反射的に差し出した右手に直撃した瞬間、夢想封印はパンッ!と音を立てて消えてしまった。
まるで最初から何も起きなかったかのように上条当麻は霊夢を見上げていた。
驚きつつもしょうがないので素手で殴ったものの‥‥
何やら知ってるらしい紫に聞こうと振り返ってみたが在るのは『あとはよろしく~♪』と書かれた立て看板のみ
しょうがなく、本人に聞こうと男に視線を戻すと腫れた顔で『あれー?またですか?かみじょーさん、なにもしてもせ‥いやしたけど‥』と何やらブツブツ呟いていた。
何も見なかった事にして、神社に戻ろうか‥と、本気で考えたが‥‥
一度、小さく溜息を吐いた後、しょうがなく背負って連れてきたわけだ。
「で‥?どうやってここに来たの?」
未だ怯える当麻を呆れ顔で見ながら尋ねる。
「‥か、帰りに青髪ピアスの奴が急に『この恋愛ぶるじょあじーめぇッ!俺にも分けてください!』とか言いつつ
襲ってきたから逃げてたら、途中で路地裏に向かう女子学生が居まして、その先は危ないぞと教えようとしたら
変な穴に吸い込まれただけですが‥?」
霊夢の問いに当麻は恐る恐るといった感じに答えると出されたお茶を一口飲む。
とても薄い御茶、我が家でも何度か飲んだ事が在る事から彼女も俺と同類なのか‥と涙する。
「穴‥?‥スキマの事かしら?」
「あら?違うわよ?」
ポツリと呟かれた霊夢の言葉に紫はハッキリとそう答える。
いきなり現れた紫に驚いた様子無く、霊夢はジトッとした視線を紫に向ける。
「穴って言ったらアンタしか居ないでしょう?」
「それはあんまりよ。他にも居るかもしれないでしょ?」
「じゃあ、その他の誰かって誰よ」
ジトッとした霊夢の視線などお構いなしに紫はくすりと微笑み、チラリと当麻に視線を送る。
「魔術師‥かしらね‥?」
その言葉に二人はそれぞれ違った反応を見せる。
霊夢はアイツか‥と溜息を吐き。当麻は驚いた表情で紫に視線をやる。
「‥‥‥アンタは‥」
「貴方の事を頼またのよ。嫌だと言ったのに強引な人ね」
「‥‥ローマ正教か‥?」
先程までとは違った意味で当麻は恐れていた。
何処だか分からない場所に放り込まれ、更にローマ政教が絡んでるとしたら‥‥
腰を僅かに浮かし、いつでも立ち上がれるようにする。
「違うわよ?私は宗教には入らない主義なの」
そんな当麻の行動に紫は笑みを崩さず、そう答えた。
ならば…?と眉を寄せているとクスクスと紫は笑みを絶やさず、当麻に声を掛けた。
「教えてあげるわ、この幻想郷のことを……」
所変わって、紅魔館近くの池に二つの影があった。
「あァ?ドコだ?」
真っ白な男は松葉杖片手に辺りを見渡す。
学園都市とは正反対に自然に溢れる光景、池の中心に見える紅い屋敷以外、人工物らしき物はどこにも無い。
面倒臭そうに溜息を吐くと近くの切り株に腰を下ろす。
「ッタく…ナんなンだ?」
いつものように適当に買い物を済まし、アジトに戻ろうとした途中でアイツに出会って逃げようとした所までは憶えてる。
その後、不意に足場が無くなり、気づいたらココ。
「訳、分かンネーぞ…」
そう呟き、少し離れた所に居るソイツに視線を移す。
「ミサカはミサカって言うんだよ!」
「そーなのかー」
「あたいはチルノって言うのよ!」
「へぇ~、早苗以外にも外から来た子が居たんだ?」
その光景に白い男、こと一方通行は一人溜息を漏らす。
「ンで、増えてんだよ…」
先程見たときは青い髪の子供と打ち止めだけだったはずだ。
目を放したのも数瞬だというのに……
はぁ…と3度目の溜息が漏れる。
何か面倒な事になるな…と感じながら、一方通行はこちらに向かって手を振る打ち止め達を見た。
さらに2人増えていた。
どうなる幻想郷!?
あとローマ政教ではなくローマ正教ですよ
パチュリーとインデックスの魔術論争とかみてみたいねぇ
しかし、アクセラレータ、バッテリー切れたら\(^O^)/になるじゃないか