Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方学園冬の陣

2008/01/19 07:30:56
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「あら、藍さんじゃない。ずいぶんと早いのね」
「明日から学会なんでね、これから帰って準備さ」
「たいへんね」
「ところでお前、明日は試験だろ?こんな所にいていいのか?」
「できることは全部やったわ、あとは本番を待つのみよ」
「ほう、余裕だな」
「そうでもないわ、これでもずいぶん緊張してるの」
「お前がそんなこと言うとはね。まあ、お前なら大丈夫だろ」
「うん、ありがとう」



「香霖、ノートくれ!」
「またかい?これで今日は三冊目じゃなかったかな?」
「明日は試験だからな、とばして行くぜ」
「やりすぎて明日に響かないようにしてくれよ、ほら」
「おや、私は鉛筆は頼んでないぜ?」
「サービスさ、合格しますようにってね。ほら、五角形なんだよ」
「サンキュー、これがあれば百人力だぜ!」
「明日は頑張ってくれよ」

「河城先生、ノート買ってきたぜ!」
「よし、ラストスパートといこうか」
「はい!」



「ところで八雲先生はどうしたの?」
「明日の試験の準備だ」
「貴方がすればいいんじゃない?」
「私もそう言ったんだけどね、お前たちの一生に関わることだから、疎かにはできないってさ」
「へえ、それじゃ明日は期待に応えないとね」
「おいおい、帰り道はそっちじゃないだろ」
「ちょっと神社に寄ってくの」
「そうか、明日は頑張れよ」



「八意先生、次の問題お願いします」
「あら、まだやるの?あなたの実力ならもう十分すぎる程よ?」
「やるからには、満点取りたいんです」
「ふふ、十六夜さん、あなたのそういう所大好きよ。明日は楽しみね」
「任せてください」



「こんにちは」
「あら、新聞屋さん。今日は取材は勘弁してくれない?」
「見かけたから声をかけただけよ。取材は明日の夕方まで取っておくわ」
「そうなの」
「明日は笑顔の写真を撮らせてね」



「できました」
「見せてみなさい……うん、これなら上出来ね」
「あ、ありがとうございます!」
「大げさね、そんなに喜ばなくてもいいじゃない」
「す、すいません。ノーレッジ先生に褒めてもらうのって、初めてだったので……」
「なら妖夢、貴方はもっと自信を持ちなさい。この私が太鼓判を押すんだから」
「はい!」
「明日は吉報を期待しているわよ」



「あら、霊夢じゃない」
「こんにちは」
「あ、アリスに稗田先輩、こんにちは」
「調子はどう?」
「まあ、大丈夫だと思うわ」
「明日はがんばってね」
「うん」
「ところで、明日試験なのに寮に帰らなくていいの?」
「神社に寄ってから帰ろうと思って」
「ちょうど私達も行くところなんです」



「どうしたの、ウドンゲちゃん?」
「西行寺先生……メルランのレッスンはいいんですか?」
「ちょっと休憩よ。それよりどうしたの、ため息なんかついて」
「模試の成績が良くなかったので、ちょっと不安で……」
「担任なのに、何も教えられなくて、ごめんなさいね」
「そんな、先生が気にすることじゃないですよ」
「でもね、貴方が今までとっても一生懸命に勉強してきたのは知ってるわ。だから、きっと大丈夫よ」
「先生……」
「だから、今日はもう帰って早く寝なさい。夜更かしすると良くないわよ」
「はい、先生!」
「明日はがんばってね」



「そういえば、神社に何しに行くの?」
「だって、明日は試験じゃない」
「でも、貴方達は受けないでしょ?」
「そうよ、去年は大変だったわ」
「だから、今年は貴方達がうまく行きますように、ってお願いするんです」



「お帰りなさい、東風谷さん。もうすぐ夜ご飯できるわよ」
「あ、神綺さん、いい匂いですね」
「あなた達が明日頑張れるようにって、今日はトンカツよ」
「きっといい点とって来ますね」
「うふふ、楽しみにしてるわ」
「ところで、初等部の子達はどうしたんですか?いつもはこの辺で騒いでるのに」
「ちょっと用事があるって、少し前に出て行ったわ」



「あー、霊夢だー」
「あんた達、神社で何してるの?」
「明日は霊夢たちの大事な試験でしょ」
「だからみんなでお参りしに来たの」
「良かったですね、霊夢。みんな応援してくれていますよ」
「……もう、これじゃお参りする必要ないじゃない」
「あら、していかないの?」
「していくわよ、私の分じゃなくて、皆の分を、ね」
「よーし、みんなでいっしょにお願いしよー!」


『明日はうまくいきますように』


朝、センター試験のニュースを見てインスピレーションが沸きました。
忙しかったので投稿する時間が遅くなってしまいました、すいません。
この場をお借りして応援のメッセージを送ります。

頑張れ、受験生!

※1/19 ご指摘いただいた部分を訂正

SAM
コメント



1.ハイネ削除
頑張ります……もう一年
2.名無し妖怪削除
うん、みんな頑張って欲しいです。努力が実るという当たり前で素敵なことだけは幻想入りしないで欲しい。

>この私に太鼓判を押す
「私が」だと思うのですが……(または少し冗長に「私に~押させた」)
3.名無し妖怪削除
私にとっては来年の話ですが…
来年受験生の方、一緒に頑張りましょうね!