Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

200X年、世界はヨガの炎に包まれた

2008/01/10 07:48:15
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しかしケンシロウもダルシムもお話には一切出てきません。



あ、こんにちは、文です。
本日はあまりにもネタに困ったので、強烈なタイトルを持って来て読者の気を引こうという作戦に出てみたんですが、いかがでしたでしょうか。

ちなみにタイトルは椛さんの盗撮中に彼女が発した寝言からとりました。一体どんな夢を見てたのかとても気になります。




さすがにこれでお話を終わらせるのもアレなのでとりあえずその辺で取材を行ってみたいと思います。
あ、早速第一河童を発見しました。



「どうもにとりさん。突然ですが、ネタをぎぶみー」
「ネタを求めるあまりキャラが壊れてますよ?」
「いいんですよ、そんなことは。で、ないですか?」
「新聞のネタになりそうな話、ですか…」


少女思考中………



「それでは私のとっておきの情報をお教えしましょう」


ほう、あの河城にとりさんのとっておきの情報ですか。それは興味深い。

「ではちょっと待ってください、今テープレコーダーを用意しますから」
「テープ…?ああ、録音するヤツですね。自分の声が残ると思うと少し緊張しますねー」
「緊張しますか?それじゃあこうして…」
私はレコーダーに布を被せて隠しました。音質が少し悪くなりますが仕方ありません。

「ではあなたのとっておきの情報をどうぞ」



「はい、実は私のスペカの『のびーるアーム』なんですがね…」
「はいはい」






「ヨガの奇跡なのです」






……一瞬息が止まりました。もしかしたら止まってた方がよかったかもしれません。
衝撃の事実です。まさかの事実を仰られました。まさかここでタイトルが絡んでくるとは思ってませんでした。

しかもこの河童、理由は分かりませんがすごい微笑んでます。全てを愛で包む聖母のようです。
でも言ってることはまさかのダルシム。


「いやいや!!そうじゃないでしょう!?のびーるアームってあの玩具みたいなやつでしょう!?」
「何を仰っているのですか、文さん。アームが、つまり腕が伸びるんですよ?」

いや、その通りなんですがね?でもやっぱりそれは違う気がするんですよ。


「文さん、そもそも人も妖怪も神もヨガを軽視し過ぎていると思いませんか?」
「いえ、これ以上ないくらい正しい判断だと思います」

「最近の里の子供たちときたら『腕が伸びる人といったら誰?』という質問に『ルフィ』と答えるんですよ?」
「まあ、最近の子供はストⅡは知りませんからねぇ」
「腕が伸びる人といえばるろ剣の般若でしょう!?」
「ヨガの人はどこ行ったんですか!?」

「大人たちにも同じ質問をしてみました!」
「無視!?」
「一番多い回答は何だったと思いますか?」
「知りませんよ…ダルシムさん(なんとなくさんづけ)とかじゃないんですか?」
「ガンダムナタクでした」
「せめて人にしましょうよ!そして里の人は何やってるんですか!?流行ってるんですかそれは!?」

「紅魔館のみなさんにも質問しました!」
「いや、もういいですよ……」
「幽霊を信じる人が9割を超えるという驚きの結果でした」
「無断で質問変えないでくれませんか!?って言うかいますよこの世界には!!」
「ふぅ…あなたは科学全盛期に何を言ってるんですか?」
「にとりー!白玉楼!!白玉楼!!!」

「ところで幽霊を否定する人は多いけど、キ○○○がやったことを否定する人が少ないのは何故でしょうね?」
「やめてください敵に回すものが巨大過ぎますホントに」
「あとミ○○―の中に人がいないことを否定する人も」
「ホントやめてくださいそれは多分否定する人がいないんじゃなくて否定した人が余りにも大きな力の壁と世界の闇に呑まれていったんだと思います」



「ふぅ……えっ…と………他には何かありませんか?」
「では、私とヨガとの出会いをお教えしましょう」
「……(いやもうヨガはいいよ…ああ、なんかすごい話したそうな目してる…)……じゃあ、お願いします。できれば手短に」

「そう、あれは私がアメリカ空軍基地に忍び込んだときのことです…」
「何やってるんですかあなたは」
「光学迷彩の出来を確かめたかったんですよ」
…まともな解答が返って来るとは思ってませんでした。

「一通り基地を周ってみると、外に人だかりを見つけました」
ふむふむ。
「そこには戦闘機が一台、人が4人、木箱が二つありました」


「……俗に言うガイルステージですね?」
「そうとも呼びます」

認めるんですか…


「そこでは謎の男性と金髪の軍人が戦っていたのです…」
「なんとなくイメージできます」
「その男性は日焼けしてがりがりの身体、首には骸骨の飾りをつけ、上半身は裸でした…」
「多分みんな分かってるんで外見の説明はいいです」




「そして軍人さんは常にソニックブームと判定の強いサマソーで優位に立っていました…」
そりゃそうでしょう。あの時代のガイル強いもん。
「しかしその男性は伸びる手足と炎を使って形成を逆転させたのです!!」
「頑張ったんでしょうねぇ(ダルシムが)」
「俗に言う『のびーるアーム』ですね」
「言いません」

「私はすぐに彼の元に向かいました」
「ヨガの方法を聞きにですか?」
「いえ、『あなたとザンギエフさんで同人誌を描いてもいいですか?』と聞きに、です」
「聞いてくださいよ!そして需要ないですよ!?確実に!」
「いえ、ジミーさんという方に是非描いてくれと頼まれたので」
「ブランカが!?」
「ちなみに彼を緑色にしたのは私です」
「あなたを犯人か!!」


「はぁ、そうだったんですか…まさかダルシムさんのお知り合いとは知りませんでした」
「はい?」
「え?いやだからダルシムさんの…」
「ダルシム?誰ですかそれは?」
「え?」

「私が教えてもらった人は本田という名前でしたけど?」

……本田?

「…エドモンド?」
「はい」


エドモンド!!まさかのエドモンド本田!!!相撲レスラーじゃないか!!
何紛らわしい格好してるんだ!!相撲はどうしたんだあああぁぁぁぁ!!!











……もういいです。もう疲れました。これ以上は時間の無駄です。
もうこのへんにして帰りましょう。
「じゃあ、ありがとうございました。失礼します」


そう言って帰ろうとした瞬間、彼女の眼が変わった。
まるで、鷹のような、恐怖を感じる瞳。
あどけない少女の姿であっても、妖怪であることを思い出させる眼光。
死の恐怖
そんな言葉が浮かんだ。

「何なんですか、あなたさっきから」
「え、何がですか?」
「私の話を聞く振りしながら、人のこと異常者扱いしてる目なんですよ」
「いえ、そんなことは決して」

「それじゃあ異常者は異常者らしく、狂言でも吐くとしましょうか…」
「……」
「あなたはロクな死に方をしません」
「………」

「貴方は、ね。生きたまま喰われるんですよ。自分より遥かに強い存在に。為す術も無く、ね」



……怖い
私は、逃げることにした。
「……さようなら、にとりさん」
「にとり?誰ですかそれは」


私を欺いていた幻が消える。

彼女が自分の顔の皮を剥いでいく。その下には、まったく別の顔が笑っていた。

恐ろしいほどの微笑みと、『鶏肉が食べたかったの』という台詞と…

頭にはドリキャスマークの布が………





あと一歩というところで妖夢さんに助けられました。



ゆゆ様はオチに使いやすくていいなぁ。

今回はストⅡ世代じゃないと分からないかも知れません。
懐かしいですね、ザンギのコンボとか、本田のコンボとか。
知りません?
そうですか。

なんでゆゆ様があんな事してたのかとか、どうやってやったんだとかその辺は気にしたら負けです。鶏肉が欲しかったからです。

あと一応最初に言った通り、ダルシムは一度も出てきてません。そろそろ幻想入りしてもいい気もしますが。
コメント



1.名無し妖怪削除
ゆゆ様がオチに使いやすいのは判りました。ですが
>幽霊を信じる人が9割を超えるという驚きの結果でした
待てwww
2.高冷削除
>「あなたを犯人か!!」
ちょww素晴らしい誤字ww
あ、ネタ的な意味で、ですよ。
3.ころび削除
気がつけばもう、世界が炎に包まれるであろう200X年って今年か来年のどちらかなんですよね・・・
思えば短い人生だったけれど・・・みんなと会えて、楽しかったぜ・・・?
4.名無し妖怪削除
>般若
>力の壁
W月N宏さん好きですねw
5.名無し妖怪削除
少女思考中………の前(上?)があいてないのは仕様でしょうか?
6.名無し妖怪削除
前者の伏せ字が分からない…
ダルシム以外ストリートファイターは分かりませんが、なんとなく分かってとても面白かったです。
7.欠片の屑削除
文さん、随分暴走してるなーって思ってたら、にとりがもっと激しく暴走してたので思わず笑ってしまったw
でも、河童って肩が繋がってるから、片方の腕を引っ込めたらもう片方の腕が伸びるんだよね、確か。
8.削除
>3人目の名無し妖怪さん
ご指摘の点を修正しました。

>4人目の名無し妖怪さん
それを言ったら伏せた意味が無いのですが…まあ、あえて言うならロンギヌスの槍で刺されて三日後ぐらいに生き返った方です。
9.名無し妖怪削除
>「あとミ○○―の中に人がいないことを否定する人も」
今年の干支の中身はともかく、みすちーの中には誰も居ませんぜ。
おっと誰か来たようだ・・・
10.名無し妖怪削除
腕が伸びる人といったらJOJO(初代)だよな
11.名無し妖怪削除
ゆゆ様の行動に説明など不要ッ!そこに食料があり食材があるからッ!
……彼女が紫といいコンビなのも納得。