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注意:大変クロスです
そういうのが苦手な方は読まれない方が良いかと…
あと、作者は東方は紅魔郷しかやった事無いです
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ある晴れた昼下がり、霊夢は何時もの様にお茶を啜っていた。
「明日こそはお賽銭入ってると良いわ…」
「今日ではない所が実に泣ける言葉ね」
ポツリと呟かれた霊夢の言葉に何時の間に現れたのか、隣で同じようにお茶を啜る紫が答えた。
「アンタもいい加減、普通に来るって事が出来ないの?」
いつもの事なのでたいして驚きもせず、呆れ顔で紫にそう言った霊夢に紫はクスリと微笑む。
「神出鬼没で面白いでしょ?」
悪びれた様子無く、言う紫の言葉に霊夢は小さく溜息を吐いた。
「……で?何のよう?」
面倒臭そうに尋ねる霊夢の言葉に紫は服の裾で口元を隠し、首を傾げた。
「あらあら…、何の事かしら?」
「早くして頂戴」
とぼけた様に誤魔化す紫にスッ…と脇からスペルカードを取り出す霊夢。
その様子に紫はお茶を一口飲むと本題に入った。
「ちょっと、お願いがあるのよ」
「面倒な事はお断りよ」
「幻想郷や貴方の友人が消えても?」
その言葉に霊夢は紫を睨んだ。
「………何する気?」
いつでもスペルカードを発動できるように霊夢は何枚か手にする。
実際に戦えば絶対勝てない相手で在る紫に対してどれだけ有効か分からないが…
そんな霊夢の様子に紫はクスリと笑った。
「私はしてないわよ。したとしたら神様かしらね?」
とぼける様に紡がれたその言葉に霊夢は眉を顰める。
「じゃあ、なんで幻想郷消滅なんて言うのよ?」
「それは一つの可能性に過ぎないわ。幾つも在る可能性ね。
でも…ココでならアレに触れられた瞬間、誰だろうと消えるわよ」
そう答えた紫の目は何時ものとぼけた様子無く、淡々と事実を語っているのだと霊夢は理解した。
「そのアレって?」
「山の裏よ。今は萃香が監視してるわ」
監視……彼の大妖怪・八雲 紫がここまで恐れる存在とは一体何なのか…霊夢は予想も出来なかった。
「さ、行きましょう?」
スキマを広げ、霊夢を誘う紫の言葉に霊夢は何も言えず、立ち尽くす。
そんな霊夢の様子に紫は優しく声を掛けた。
「大丈夫、何も恐れることは無いわ
アレは貴方には敵わないんですもの」
ポンと霊夢の背中を叩く、二人は隙間の中へと消えていった。
「……で?今までのシリアスな展開を無視してこれは何なの、紫?」
「あらあら…」
呆れたように呟かれた霊夢の言葉に紫は困った笑みを浮かべた。
二人の目の前に広がる状況は血だらけの戦場でも、倒れ伏す鬼の姿でもなく
「ほれほれー、もっと飲め飲めぇ~♪」
「いやぁぁぁぁぁ、もう無理です!ていうか未成年ですから!!」
鬼に酒を強要される少年の姿で在った。
見た目、少…幼女と言っても鬼である彼女に一般人が勝る事は無く、グビグビと少年の喉を酒が流れていく。
「これがアンタの言った幻想郷を消す存在?」
「えぇ、能力的にはね」
能力的と一部限定にしてる辺り、先程までのは霊夢をからかう為の嘘であったことは明白であった。
後で、夢想封印シリーズ全部打ち込む事を決意しながら未だ少年に酒を飲まし続ける鬼の首を掴んで少年から引き剥がす。
「なにぃするんだ…ょ~?」
急に引っ張られたことに不満有りげに振り返る萃香の目に写ったのは物凄く不機嫌な顔の霊夢だった。
有無を言わせない霊夢の視線に萃香はこれ以上、何も言わない方が良いと判断すると霧の様にその場から去っていった。
不意に鬼の力が弱まった為、今まで力を入れていた少年はその勢いに任せてボフリと腋巫女の胸に頭を突っ込んでしまった。
ビクリと顔を赤くする霊夢の様子を紫は面白そうに笑って見ていた。
「な、なんだ…?!暗い!人生ですら暗いのに目の前まで暗い!」
少年が顔に当たったソレを退かす為にある部分に手を当てた。
ふにっと微かな音を立てたソレは次の瞬間、羞恥に燃える神符の轟音に掻き消される……はずだった。
「へ…?」
「な、なんですか…?今の…」
呟かれた言葉は二つの言葉に紫はくすりと微笑む。
「だから言ったでしょ?彼は幻想殺しなのよ」
可笑しそうに笑う紫の言葉は霊夢は漸く紫の言葉の意味を理解した。
ちなみに少年は恐れに震える子犬のように霊夢を見ていた。
注意:大変クロスです
そういうのが苦手な方は読まれない方が良いかと…
あと、作者は東方は紅魔郷しかやった事無いです
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ある晴れた昼下がり、霊夢は何時もの様にお茶を啜っていた。
「明日こそはお賽銭入ってると良いわ…」
「今日ではない所が実に泣ける言葉ね」
ポツリと呟かれた霊夢の言葉に何時の間に現れたのか、隣で同じようにお茶を啜る紫が答えた。
「アンタもいい加減、普通に来るって事が出来ないの?」
いつもの事なのでたいして驚きもせず、呆れ顔で紫にそう言った霊夢に紫はクスリと微笑む。
「神出鬼没で面白いでしょ?」
悪びれた様子無く、言う紫の言葉に霊夢は小さく溜息を吐いた。
「……で?何のよう?」
面倒臭そうに尋ねる霊夢の言葉に紫は服の裾で口元を隠し、首を傾げた。
「あらあら…、何の事かしら?」
「早くして頂戴」
とぼけた様に誤魔化す紫にスッ…と脇からスペルカードを取り出す霊夢。
その様子に紫はお茶を一口飲むと本題に入った。
「ちょっと、お願いがあるのよ」
「面倒な事はお断りよ」
「幻想郷や貴方の友人が消えても?」
その言葉に霊夢は紫を睨んだ。
「………何する気?」
いつでもスペルカードを発動できるように霊夢は何枚か手にする。
実際に戦えば絶対勝てない相手で在る紫に対してどれだけ有効か分からないが…
そんな霊夢の様子に紫はクスリと笑った。
「私はしてないわよ。したとしたら神様かしらね?」
とぼける様に紡がれたその言葉に霊夢は眉を顰める。
「じゃあ、なんで幻想郷消滅なんて言うのよ?」
「それは一つの可能性に過ぎないわ。幾つも在る可能性ね。
でも…ココでならアレに触れられた瞬間、誰だろうと消えるわよ」
そう答えた紫の目は何時ものとぼけた様子無く、淡々と事実を語っているのだと霊夢は理解した。
「そのアレって?」
「山の裏よ。今は萃香が監視してるわ」
監視……彼の大妖怪・八雲 紫がここまで恐れる存在とは一体何なのか…霊夢は予想も出来なかった。
「さ、行きましょう?」
スキマを広げ、霊夢を誘う紫の言葉に霊夢は何も言えず、立ち尽くす。
そんな霊夢の様子に紫は優しく声を掛けた。
「大丈夫、何も恐れることは無いわ
アレは貴方には敵わないんですもの」
ポンと霊夢の背中を叩く、二人は隙間の中へと消えていった。
「……で?今までのシリアスな展開を無視してこれは何なの、紫?」
「あらあら…」
呆れたように呟かれた霊夢の言葉に紫は困った笑みを浮かべた。
二人の目の前に広がる状況は血だらけの戦場でも、倒れ伏す鬼の姿でもなく
「ほれほれー、もっと飲め飲めぇ~♪」
「いやぁぁぁぁぁ、もう無理です!ていうか未成年ですから!!」
鬼に酒を強要される少年の姿で在った。
見た目、少…幼女と言っても鬼である彼女に一般人が勝る事は無く、グビグビと少年の喉を酒が流れていく。
「これがアンタの言った幻想郷を消す存在?」
「えぇ、能力的にはね」
能力的と一部限定にしてる辺り、先程までのは霊夢をからかう為の嘘であったことは明白であった。
後で、夢想封印シリーズ全部打ち込む事を決意しながら未だ少年に酒を飲まし続ける鬼の首を掴んで少年から引き剥がす。
「なにぃするんだ…ょ~?」
急に引っ張られたことに不満有りげに振り返る萃香の目に写ったのは物凄く不機嫌な顔の霊夢だった。
有無を言わせない霊夢の視線に萃香はこれ以上、何も言わない方が良いと判断すると霧の様にその場から去っていった。
不意に鬼の力が弱まった為、今まで力を入れていた少年はその勢いに任せてボフリと腋巫女の胸に頭を突っ込んでしまった。
ビクリと顔を赤くする霊夢の様子を紫は面白そうに笑って見ていた。
「な、なんだ…?!暗い!人生ですら暗いのに目の前まで暗い!」
少年が顔に当たったソレを退かす為にある部分に手を当てた。
ふにっと微かな音を立てたソレは次の瞬間、羞恥に燃える神符の轟音に掻き消される……はずだった。
「へ…?」
「な、なんですか…?今の…」
呟かれた言葉は二つの言葉に紫はくすりと微笑む。
「だから言ったでしょ?彼は幻想殺しなのよ」
可笑しそうに笑う紫の言葉は霊夢は漸く紫の言葉の意味を理解した。
ちなみに少年は恐れに震える子犬のように霊夢を見ていた。
あんた、なんばしよっとね!!!
幻想郷滅亡の危機よっ!!
じゃあ、とりあえず次は禁書とパチュリーでヨロシク。
アクセラレータカッコヨス
フラグを立てられる前に回収してもらえ!