注:この作品には私BOUZUが先に投稿しましたみょんむシリーズと微妙につながりがあります。
ですがそのままでも読めるように書いたつもりですのでこのままでもお楽しみいただけます。
「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪ ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪ な~んでもこわせ~る魔剣! レ~バ~テ~イン~♪」(ガシャン!)
ある昼下がりの紅魔館の長い長い廊下、かつて紅白の巫女や黒白魔法使いがメイドたちと激しい弾幕戦を繰り広げたこの場所も今や閑静なたたずまいを・・・
「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪ ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪ ま~ほ~う~の擬音で人生ダイナシにしてあげる~♪」(ガコーン!)
していなかったようである。
先ほどから、ご機嫌で愛用の万能破壊魔剣『レーバテイン』をバトンのようにぶん回しているのは、フランドール・スカーレット。
紅魔館の地下室に495年もの間幽閉されていた少女である。
紅魔館事件後に紅魔館から脱走をしようと暴れ回り、それを聞き駆けつけた霊夢と魔理沙に弾幕ゴッコで破れた後は、
紅魔館の中のみ自由に出歩いてよいこととなったのだが・・・・。
「ぼ~く~さ~つ~あ~くま~♪ 血しぶきドロドロフランちゃ~ん♪」(ドガァ!)
「ぼ~く~さ~つ~あ~くま~♪ 心臓ドクドクフランちゃん♪」(ゴン!)
楽しそうに歌いながら廊下に合った壺を割り、クルクルと踊りながら壁に大穴をあけつつ進むフランちゃん。
「撃って! 燃やして! いたぶって~♪」(ドガガガガ!) 「埋めて! せがんで! はずかっしめって~♪」(ズドドドド!)
歌もサビに入りどんどんエスカレートしていくフランちゃん。
「で~もそれ~っt「フラン!・・・こほ」・・・ん? パチュリーどうしたの?」
「どうしたもこうしたも無いわ・・・図書館の近くで騒がれたら集中して本も読めないじゃない・・・」
そういいながらふよふよと近づいてくるのはパチュリーであった。
「何度も言うように図書館の近くで暴れないでちょうだい。 それに装飾品を破壊してまわるのもよしなさい。」
「えー? でもこんなに簡単に壊れちゃうもの置いておいたって無駄じゃない?」
何がいけないのか?といった表情で言うフランちゃんにパチュリーはあきれた表情で。
「まったく、最近はむやみやたらにメイドを壊さなくなったから大人しくなったと思っていたのに・・・・」
「うん! 霊夢と魔理沙が『生き物は大事に!』って言ってから! ねぇ?フラン偉い?偉い?」
「その点については偉いわ・・・でもね、あなたにはまだ足りないものがあるわ・・・。」
褒めろ褒めろーと差し出された頭を撫でつつパチュリーは続ける。
「足りないもの? うーん? おっぱいかな?」
「どうしてそこに飛ぶのよ・・・胸だけに括ればあなたの周りにいる殆どの者が足りていないわ・・・」
自分のまだほとんど膨らんでない胸元をペタペタと触りつつ尋ねるフランちゃん。
「でも、パチュリーと美鈴はおっきいよ?」
といきなりパチュリーの胸をむにゅんむにゅんと持ち上げるフランちゃん。
フリルつきのネグリジェで判りにくいのだがパチュリーは病弱少女の名ににあわぬほどの一品の持ち主なのだった。
「っあ!・・・よしなさいっ! フラン! こほっこほっ!」
「えー、柔らかくて気持ちいいのに~」
「とにかく、あなたに足りないものは胸ではないわ・・・。 物を大切にするという気持ちよ・・・」
少し赤くなった頬を隠すように後ろを向き、お説教を続けるパチュリー。
「紅魔館にあるものは全て代えのきかない一品ばかりよ、いえ・・・紅魔館の物だけに留まらず、この世の全てのものに同じものは存在しないの」
「でも、椅子とか机はみんな同じ形だよ?」
「形はね・・・でも、その机や椅子を作った人たちはどうかしら? 一つ一つ長く使ってもらえるようにと心をこめて作っている人たちがいるのよ」
「ふーん?」
「そうやって作られ、使われる道具たちには魂が宿るというわ。 だからそれを粗末に扱うことは生きているものを粗末にすることと同義よ」
「んー? いまいちよく分からないよ。 だって道具は動かないし、泣かないし、血も出ないよ?」
いまいち理解できないと複雑な表情をするフランちゃん。
「そうね、いままでそれを教えられる者があなたの周りにはいなかったものね・・・」
パチュリーは考え始める。
ふむ・・・物を作りその大切さを教えられる物・・・か・・・誰かいたかしら?
咲夜・・・はダメね・・・あの子はすぐにナイフをばら撒いて物事を解決しようとするし。
魔理沙もダメね・・・実験で薬や道具は作るようだけど、あいつは他人の物には頓着しない。
霊夢は絵馬やお守りは作るけど基本的にぼったくりなのよね・・・神いないし、あの神社。
そこまで考えて、ふと思い立った。 宴会事件の時のあの人形遣いならどうだろう?
人形に名前を付けて大事そうに連れ歩いていたし、あの人形たちは殆ど手作りだと聞いている。
条件にピッタリだわ、よしあの子にしましょう、フランに物を作り慈しむ心を教えられるのはあの子しか・・・
「・・・・何してるのかしら?」
「うん? 覗いてるの」
パチュリーが考え初めて暇になったのかフランちゃんは大胆にもパチュリーのネグリジェを引っ張り中を覗いているのだった。
「うわー、やっぱりおっきいね~、それに先っちょもピンクだ~ ね?ね?触っていい? っていうか触るよ! えい! きゅー!」
「こっ、こら! フラン! 止めなさい! っていうか摘まんじゃだめ! あっ! あ~~~~~!」
☆★☆★
「顔が赤いわよ?」
「・・・ほっといてちょうだい」
あの後、なにか目の色を変えて絡んで来るフランちゃんを零距離のロイヤルフレアで黙らせ地下室に放り込んだ後、
外部のものを紅魔館に招き入れるための許可を取りにレミリアの元へと赴いたのだった。
「で?フランの勉強のためにあの七色人形遣いを紅魔館に招きたいってことでいいのね?」
「ええ・・・そうよ・・・」
「お言葉ですがパチュリー様、これ以上外部のものを気軽に紅魔館に出入りさせては館の尊厳を損ねることにもつながるかと・・・」
レミリアのそばに控えていた咲夜が苦言を呈する。
「湖の氷精と大妖精・・・」(ぴく)
ボソッとつぶやくパチュリー、 その言葉になぜかピクっと反応する咲夜。
「マヨヒガの黒猫・・・(ぴぴく) 屋台の夜雀、蟲の王・・・(びく!) 永遠亭の詐欺兎・・・(びくぅ!) アル中の鬼・・・(ビクビク!)」
一言一言連ねるたびに反応が大きくなってくる。 それを無視するように
「こんな話を聞いたわ、今連ねた連中やその他の「幼い」者たちを目の色を変えて追い掛け回しているメイドがいるそうね・・・」
「へぇ?面白そうなお話ね?」
「・・・・・・」
レミリアが乗ってくる。
「なんでもそのメイド、どんなにすばやく逃げても『時を止めて』追いついてきたそうよ。」
「へぇ? それはまた奇抜な技を使うメイドもいたものね、 ねえ? 咲夜~?」
「は・・・はい、 そのようでございますね。」
レミリアがニヤニヤしながら昨夜に向き直る、 咲夜はすでに顔を蒼白にして脂汗を流している。
「さて、咲夜? 一ついいかしら? この幻想郷で時を止めるメイド、何人いたかしら?」
突如、部屋の空気の温度がガクッと下がった気がした。
「ひっ!・・・あ・・・わた、私以外に存在しないかと・・・」
「そうよね? よくわかったわねぇ、偉いわよ?咲夜~」
小さな主人が自分よりもずっと背の高い従者の頭を撫でている、だがその両者の間の力関係は比べるまでも無かった・・・。
「後で私の寝室にいらっしゃい・・・紅魔館の尊厳を損ねた駄メイドにキツイ躾が必要なようだから・・・・」
「はい・・・畏まりました・・・」
咲夜の細い顎をクイっと持ち上げ言うレミリア、蒼白になりながらも答える咲夜・・・だがパチュリーは見逃さなかった、部屋へ来いと命ぜられた時
一瞬咲夜の顔にうっとりとした光が浮かんだことに・・・ダメだなこいつ・・・。
「さて、フランの家庭教師の件だけれど、許可を出すわ。」
「ええ、ありがとうレミィ」
「礼を言われることじゃないわ、パチェのお願いだもの。 それにフランのためならなんだってするわ」
「そうね、それじゃ早速手配するわ」
☆★☆★
「・・・コア!こほっ!」
「はいはいはーーーい! なんでしょう?パチュリー様?」
図書館に帰り一声そう叫ぶと広大な図書館の一角から小悪魔が飛来した。
小悪魔はパチュリーが召喚した悪魔で、図書館全域の本の管理を任されている。
ニコニコと人の良い笑顔を浮かべていて実際いい子なのだが、真面目な人を堕とすのが大好きという困った性癖を持っているため油断できない。
「今日の、図書の整理の仕事はもういいわ、変わりに頼みたいことがあるの」
「はい~、なんでしょう? お茶の用意ですか? お風呂ですか? それとも わ・た・し?」
とりあえず本の角で思いっきり殴っておいた。
「この前の宴会事件の時、図書館に侵入した人形遣いを覚えているわね?」
「ああ? アリスさんですか? はい~よ~く存じておりますよ~、
あの方礼儀正しくって私みたいな史書にもちゃんと挨拶してくれるんですよ~。」
「そうなの?」
「ええ、ああいう方ってこの周りじゃ珍しいじゃないですか? だから私、すぐにキュンときちゃっていつかチャンスがあったらぜひとも・・・」
「ああ、いいわ。それ以上言わないで・・・で、その人形遣いをね紅魔館に招待してほしいの」
胸の前に腕を祈るように組んで乙女ちっくに話し続けるコアをさえぎり言う
「へ?それまた絶好のチャンス到来!っていうか何でです?」
「お客に手を出しちゃダメよ、少なくとも用が済むまでは・・・」
「フランの教育に力を貸してもらうためよ、詳しくは来てもらって私から直接依頼するわ。」
「了解しました! それでは準備をしてすぐいってまいりますね! さぁ! おめかししなくっちゃ!」
「ええ、お願い・・・」
うきうきと奥へ消えるコアに何か不安なものを感じつつこれから必要となるものを準備しようと考え始めるパチュリーだった。
ですがそのままでも読めるように書いたつもりですのでこのままでもお楽しみいただけます。
「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪ ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪ な~んでもこわせ~る魔剣! レ~バ~テ~イン~♪」(ガシャン!)
ある昼下がりの紅魔館の長い長い廊下、かつて紅白の巫女や黒白魔法使いがメイドたちと激しい弾幕戦を繰り広げたこの場所も今や閑静なたたずまいを・・・
「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪ ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪ ま~ほ~う~の擬音で人生ダイナシにしてあげる~♪」(ガコーン!)
していなかったようである。
先ほどから、ご機嫌で愛用の万能破壊魔剣『レーバテイン』をバトンのようにぶん回しているのは、フランドール・スカーレット。
紅魔館の地下室に495年もの間幽閉されていた少女である。
紅魔館事件後に紅魔館から脱走をしようと暴れ回り、それを聞き駆けつけた霊夢と魔理沙に弾幕ゴッコで破れた後は、
紅魔館の中のみ自由に出歩いてよいこととなったのだが・・・・。
「ぼ~く~さ~つ~あ~くま~♪ 血しぶきドロドロフランちゃ~ん♪」(ドガァ!)
「ぼ~く~さ~つ~あ~くま~♪ 心臓ドクドクフランちゃん♪」(ゴン!)
楽しそうに歌いながら廊下に合った壺を割り、クルクルと踊りながら壁に大穴をあけつつ進むフランちゃん。
「撃って! 燃やして! いたぶって~♪」(ドガガガガ!) 「埋めて! せがんで! はずかっしめって~♪」(ズドドドド!)
歌もサビに入りどんどんエスカレートしていくフランちゃん。
「で~もそれ~っt「フラン!・・・こほ」・・・ん? パチュリーどうしたの?」
「どうしたもこうしたも無いわ・・・図書館の近くで騒がれたら集中して本も読めないじゃない・・・」
そういいながらふよふよと近づいてくるのはパチュリーであった。
「何度も言うように図書館の近くで暴れないでちょうだい。 それに装飾品を破壊してまわるのもよしなさい。」
「えー? でもこんなに簡単に壊れちゃうもの置いておいたって無駄じゃない?」
何がいけないのか?といった表情で言うフランちゃんにパチュリーはあきれた表情で。
「まったく、最近はむやみやたらにメイドを壊さなくなったから大人しくなったと思っていたのに・・・・」
「うん! 霊夢と魔理沙が『生き物は大事に!』って言ってから! ねぇ?フラン偉い?偉い?」
「その点については偉いわ・・・でもね、あなたにはまだ足りないものがあるわ・・・。」
褒めろ褒めろーと差し出された頭を撫でつつパチュリーは続ける。
「足りないもの? うーん? おっぱいかな?」
「どうしてそこに飛ぶのよ・・・胸だけに括ればあなたの周りにいる殆どの者が足りていないわ・・・」
自分のまだほとんど膨らんでない胸元をペタペタと触りつつ尋ねるフランちゃん。
「でも、パチュリーと美鈴はおっきいよ?」
といきなりパチュリーの胸をむにゅんむにゅんと持ち上げるフランちゃん。
フリルつきのネグリジェで判りにくいのだがパチュリーは病弱少女の名ににあわぬほどの一品の持ち主なのだった。
「っあ!・・・よしなさいっ! フラン! こほっこほっ!」
「えー、柔らかくて気持ちいいのに~」
「とにかく、あなたに足りないものは胸ではないわ・・・。 物を大切にするという気持ちよ・・・」
少し赤くなった頬を隠すように後ろを向き、お説教を続けるパチュリー。
「紅魔館にあるものは全て代えのきかない一品ばかりよ、いえ・・・紅魔館の物だけに留まらず、この世の全てのものに同じものは存在しないの」
「でも、椅子とか机はみんな同じ形だよ?」
「形はね・・・でも、その机や椅子を作った人たちはどうかしら? 一つ一つ長く使ってもらえるようにと心をこめて作っている人たちがいるのよ」
「ふーん?」
「そうやって作られ、使われる道具たちには魂が宿るというわ。 だからそれを粗末に扱うことは生きているものを粗末にすることと同義よ」
「んー? いまいちよく分からないよ。 だって道具は動かないし、泣かないし、血も出ないよ?」
いまいち理解できないと複雑な表情をするフランちゃん。
「そうね、いままでそれを教えられる者があなたの周りにはいなかったものね・・・」
パチュリーは考え始める。
ふむ・・・物を作りその大切さを教えられる物・・・か・・・誰かいたかしら?
咲夜・・・はダメね・・・あの子はすぐにナイフをばら撒いて物事を解決しようとするし。
魔理沙もダメね・・・実験で薬や道具は作るようだけど、あいつは他人の物には頓着しない。
霊夢は絵馬やお守りは作るけど基本的にぼったくりなのよね・・・神いないし、あの神社。
そこまで考えて、ふと思い立った。 宴会事件の時のあの人形遣いならどうだろう?
人形に名前を付けて大事そうに連れ歩いていたし、あの人形たちは殆ど手作りだと聞いている。
条件にピッタリだわ、よしあの子にしましょう、フランに物を作り慈しむ心を教えられるのはあの子しか・・・
「・・・・何してるのかしら?」
「うん? 覗いてるの」
パチュリーが考え初めて暇になったのかフランちゃんは大胆にもパチュリーのネグリジェを引っ張り中を覗いているのだった。
「うわー、やっぱりおっきいね~、それに先っちょもピンクだ~ ね?ね?触っていい? っていうか触るよ! えい! きゅー!」
「こっ、こら! フラン! 止めなさい! っていうか摘まんじゃだめ! あっ! あ~~~~~!」
☆★☆★
「顔が赤いわよ?」
「・・・ほっといてちょうだい」
あの後、なにか目の色を変えて絡んで来るフランちゃんを零距離のロイヤルフレアで黙らせ地下室に放り込んだ後、
外部のものを紅魔館に招き入れるための許可を取りにレミリアの元へと赴いたのだった。
「で?フランの勉強のためにあの七色人形遣いを紅魔館に招きたいってことでいいのね?」
「ええ・・・そうよ・・・」
「お言葉ですがパチュリー様、これ以上外部のものを気軽に紅魔館に出入りさせては館の尊厳を損ねることにもつながるかと・・・」
レミリアのそばに控えていた咲夜が苦言を呈する。
「湖の氷精と大妖精・・・」(ぴく)
ボソッとつぶやくパチュリー、 その言葉になぜかピクっと反応する咲夜。
「マヨヒガの黒猫・・・(ぴぴく) 屋台の夜雀、蟲の王・・・(びく!) 永遠亭の詐欺兎・・・(びくぅ!) アル中の鬼・・・(ビクビク!)」
一言一言連ねるたびに反応が大きくなってくる。 それを無視するように
「こんな話を聞いたわ、今連ねた連中やその他の「幼い」者たちを目の色を変えて追い掛け回しているメイドがいるそうね・・・」
「へぇ?面白そうなお話ね?」
「・・・・・・」
レミリアが乗ってくる。
「なんでもそのメイド、どんなにすばやく逃げても『時を止めて』追いついてきたそうよ。」
「へぇ? それはまた奇抜な技を使うメイドもいたものね、 ねえ? 咲夜~?」
「は・・・はい、 そのようでございますね。」
レミリアがニヤニヤしながら昨夜に向き直る、 咲夜はすでに顔を蒼白にして脂汗を流している。
「さて、咲夜? 一ついいかしら? この幻想郷で時を止めるメイド、何人いたかしら?」
突如、部屋の空気の温度がガクッと下がった気がした。
「ひっ!・・・あ・・・わた、私以外に存在しないかと・・・」
「そうよね? よくわかったわねぇ、偉いわよ?咲夜~」
小さな主人が自分よりもずっと背の高い従者の頭を撫でている、だがその両者の間の力関係は比べるまでも無かった・・・。
「後で私の寝室にいらっしゃい・・・紅魔館の尊厳を損ねた駄メイドにキツイ躾が必要なようだから・・・・」
「はい・・・畏まりました・・・」
咲夜の細い顎をクイっと持ち上げ言うレミリア、蒼白になりながらも答える咲夜・・・だがパチュリーは見逃さなかった、部屋へ来いと命ぜられた時
一瞬咲夜の顔にうっとりとした光が浮かんだことに・・・ダメだなこいつ・・・。
「さて、フランの家庭教師の件だけれど、許可を出すわ。」
「ええ、ありがとうレミィ」
「礼を言われることじゃないわ、パチェのお願いだもの。 それにフランのためならなんだってするわ」
「そうね、それじゃ早速手配するわ」
☆★☆★
「・・・コア!こほっ!」
「はいはいはーーーい! なんでしょう?パチュリー様?」
図書館に帰り一声そう叫ぶと広大な図書館の一角から小悪魔が飛来した。
小悪魔はパチュリーが召喚した悪魔で、図書館全域の本の管理を任されている。
ニコニコと人の良い笑顔を浮かべていて実際いい子なのだが、真面目な人を堕とすのが大好きという困った性癖を持っているため油断できない。
「今日の、図書の整理の仕事はもういいわ、変わりに頼みたいことがあるの」
「はい~、なんでしょう? お茶の用意ですか? お風呂ですか? それとも わ・た・し?」
とりあえず本の角で思いっきり殴っておいた。
「この前の宴会事件の時、図書館に侵入した人形遣いを覚えているわね?」
「ああ? アリスさんですか? はい~よ~く存じておりますよ~、
あの方礼儀正しくって私みたいな史書にもちゃんと挨拶してくれるんですよ~。」
「そうなの?」
「ええ、ああいう方ってこの周りじゃ珍しいじゃないですか? だから私、すぐにキュンときちゃっていつかチャンスがあったらぜひとも・・・」
「ああ、いいわ。それ以上言わないで・・・で、その人形遣いをね紅魔館に招待してほしいの」
胸の前に腕を祈るように組んで乙女ちっくに話し続けるコアをさえぎり言う
「へ?それまた絶好のチャンス到来!っていうか何でです?」
「お客に手を出しちゃダメよ、少なくとも用が済むまでは・・・」
「フランの教育に力を貸してもらうためよ、詳しくは来てもらって私から直接依頼するわ。」
「了解しました! それでは準備をしてすぐいってまいりますね! さぁ! おめかししなくっちゃ!」
「ええ、お願い・・・」
うきうきと奥へ消えるコアに何か不安なものを感じつつこれから必要となるものを準備しようと考え始めるパチュリーだった。
咲夜さんが始まりすぎて終わってるww
咲夜さんがね、もう何て言うか色々終わってるな紅魔館www
かぎかっこが増えると誰が話しているのか掴みにくくなりますから。
咲夜さんが始まりすぎて終わってるww
はい!私大好きなキャラほどぶっ壊したくなる変態ですので!
>こあも終わってるなwwww紅魔館ヤバス
さらに紅魔館の住人は全員好きなのでカオス紅魔館の出来上がり~♪
>撲殺天使って人を選ぶネタな気がするけど気のせい?
無邪気に理不尽な暴力を振るうすがたがフランちゃんと重なってしまって・・・思わず書いちゃいました^^;
>会話文は無理に一行に収めなくてもいいと思いますよ。
かぎかっこが増えると誰が話しているのか掴みにくくなりますから。
ありがとうございます!なにぶん手探りで書いてるもので^^;
次もがんばりますからまたよろしくお願いします!
フラン様はけして悪気はありません。
無なんです。
そんな無邪気さに大爆笑wwwwwwwwwww