ミスティアが新商売を始めたらしい。
そう聞いた私は早速行ってみることにした。べ、べつに暇だったわけじゃないわよ!
さて、あの夜雀が店を開いてた場所は……と、あったあった。
そしてそこにはいつもの『焼き八目鰻屋』の文字は無く、変わりにこう書いてあった。
『石鹸屋』
いや、まてまてまて。いくら幻想郷だからといってそれはまずいだろう。
石鹸屋てあんた……。
まぁ、百聞は一見にしかずとも(霊夢が)いってるし、とりあえず入ってみようかしら。
暖簾を越えて中に入ると、中には上機嫌のミスティアがいた。
「あ、いらっしゃーい」
はい、いらっしゃいました。早速だけど、ここでは何を売ってるの?
「石鹸」
ほ、本当に売ってるのね……。どんな種類があるの?
「それは沢山あるわよ」
へぇ。ちょっと見せてもらおうかしら。
「いいわよ~」
たたた、と向こう側に走って行くミスティア。そして戻ってきたかと思うと、手には一つの石鹸を持っていた。
何それ?と私が聞くと、ミスティアは胸をはって答えた。
「これが私の店の一番の商品よ」
どんなのなの?
「なんと、かの有名なメイドが使ってた石鹸なのよ」
へぇ……って、よく見たらそれ使ってあるじゃない。
「だからメイドが使ってた石鹸なんだって」
使ってたの持ってきちゃったの!?
「そうよ~だからお勧めの一品よ。瀟洒瀟洒瀟洒瀟洒!」
きゅ、急にテンパらないでよ。それより他にはどんなのがあるの?
「大根」
大根!!?何で大根があるのよ!?
「体洗うのに使うの」
洗えるわけ無いでしょうが!!そもそも大根と石鹸って何も繋がりないでしょう!?
「どっちも白い」
それだけでしょうが!
「気に入らないならトロロ芋とかもあるわよ」
いらないわよ!そんな体中かゆくなりそうなもの。
「失礼な。だれがトロロ芋で体洗うって言ったのよ」
え、じゃあ何するのよ。
「目の洗浄」
殺す気か!!……はぁはぁ。思わず口調が変わってしまったわ。ビークールよ。
「え~後は……だめだ。あとはボディソープしかない」
はじめからそれ売りなさいよ!
「だってこれ石鹸じゃないし」
大根やトロロ芋に比べたら96倍ましよ!
「分かったわよ。じゃあこの瀟洒石鹸買う?」
買わないわよ。あいにく石鹸を買うほどのお金は無いのよ。
「あ、魔理沙石鹸もあるわよ」
買った!!
さて、我ながら無駄な時間を過ごしたと思うわ。でもまったくの無駄でもなかったわね。
この紙袋の中には魔理沙の石鹸が……!
今日はこれからお風呂よ。勿論この魔理沙石鹸を使ってね、ふふ。
――――
「あれ?ねぇミスティア。ここにおいといた私の石鹸知らない?」
「ん~っと、売っちゃった」
「え~。私あれじゃないと体洗う気しないんだけど」
「まぁ、確かにあの石鹸は個性的な石鹸よね。あんまり不気味で誰も使いたがらないわよ」
「昆虫石鹸なんて」
数刻後、アリス邸から一つの巨大な悲鳴が上がった。
そう聞いた私は早速行ってみることにした。べ、べつに暇だったわけじゃないわよ!
さて、あの夜雀が店を開いてた場所は……と、あったあった。
そしてそこにはいつもの『焼き八目鰻屋』の文字は無く、変わりにこう書いてあった。
『石鹸屋』
いや、まてまてまて。いくら幻想郷だからといってそれはまずいだろう。
石鹸屋てあんた……。
まぁ、百聞は一見にしかずとも(霊夢が)いってるし、とりあえず入ってみようかしら。
暖簾を越えて中に入ると、中には上機嫌のミスティアがいた。
「あ、いらっしゃーい」
はい、いらっしゃいました。早速だけど、ここでは何を売ってるの?
「石鹸」
ほ、本当に売ってるのね……。どんな種類があるの?
「それは沢山あるわよ」
へぇ。ちょっと見せてもらおうかしら。
「いいわよ~」
たたた、と向こう側に走って行くミスティア。そして戻ってきたかと思うと、手には一つの石鹸を持っていた。
何それ?と私が聞くと、ミスティアは胸をはって答えた。
「これが私の店の一番の商品よ」
どんなのなの?
「なんと、かの有名なメイドが使ってた石鹸なのよ」
へぇ……って、よく見たらそれ使ってあるじゃない。
「だからメイドが使ってた石鹸なんだって」
使ってたの持ってきちゃったの!?
「そうよ~だからお勧めの一品よ。瀟洒瀟洒瀟洒瀟洒!」
きゅ、急にテンパらないでよ。それより他にはどんなのがあるの?
「大根」
大根!!?何で大根があるのよ!?
「体洗うのに使うの」
洗えるわけ無いでしょうが!!そもそも大根と石鹸って何も繋がりないでしょう!?
「どっちも白い」
それだけでしょうが!
「気に入らないならトロロ芋とかもあるわよ」
いらないわよ!そんな体中かゆくなりそうなもの。
「失礼な。だれがトロロ芋で体洗うって言ったのよ」
え、じゃあ何するのよ。
「目の洗浄」
殺す気か!!……はぁはぁ。思わず口調が変わってしまったわ。ビークールよ。
「え~後は……だめだ。あとはボディソープしかない」
はじめからそれ売りなさいよ!
「だってこれ石鹸じゃないし」
大根やトロロ芋に比べたら96倍ましよ!
「分かったわよ。じゃあこの瀟洒石鹸買う?」
買わないわよ。あいにく石鹸を買うほどのお金は無いのよ。
「あ、魔理沙石鹸もあるわよ」
買った!!
さて、我ながら無駄な時間を過ごしたと思うわ。でもまったくの無駄でもなかったわね。
この紙袋の中には魔理沙の石鹸が……!
今日はこれからお風呂よ。勿論この魔理沙石鹸を使ってね、ふふ。
――――
「あれ?ねぇミスティア。ここにおいといた私の石鹸知らない?」
「ん~っと、売っちゃった」
「え~。私あれじゃないと体洗う気しないんだけど」
「まぁ、確かにあの石鹸は個性的な石鹸よね。あんまり不気味で誰も使いたがらないわよ」
「昆虫石鹸なんて」
数刻後、アリス邸から一つの巨大な悲鳴が上がった。
あと密かにツンデレ
仮面のメイドガイ……懐かしいなぁ。
>脇役さん
ミスチーだから大丈夫(確信なし)そういえばツンデレだった。アリスはツンデレですよね(確信なし
>五行目で大変なことになった方
こういうものはインパクトが大事なのです。それに対してナイスインパクト、ありがとうございました。
>お買い上げしてくださった方
お買い上げどうもです。あ、通販は受け付けておりませんので実際にご来店くださいませ(ぇ
>メイドガイな方
そ、その名前は初知りです。ちょいとググって来ます(ぇ
ともあれ、皆様、感想ありがとうございました。