Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

聖夜に変身

2007/12/24 23:41:54
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「トナカイをやらないか?」
寺子屋にやってきた魔理沙は開口一番、そんな事を言った。

「突然何を言ってるんだお前は?」
そう答えたのは慧音である。

「いやぁ、今日はクリスマスだぜ?人間の里の子供たちにプレゼントを
渡そうと思ってサンタに変装したものの、トナカイを調達する時間が無くてな・・」
魔理沙は頬を掻きながらそんな事を言う。

「で、なんで私がトナカイなんだ?」
慧音はもっともな疑問を魔理沙にぶつけるが、
「いや、だってほら、お前には立派な角があるじゃないか?」
飄々と言ってのける魔理沙。

人から変身について云々言われるのが好きではない慧音は、
「・・確かに私は変身できるが、今日は満月じゃないから無理だ、帰れ」
と、そっけなく返す。

「じゃあ、変身出来ればやってくれるか?」
それでもなおしつこく食い下がる魔理沙。
「あぁ、出来るものならな」
どうせ無理に決まっている、そうタカをくくった慧音は安請け合いをする。

それを聞いた魔理沙はにやりと笑い、
「じゃあ・・変身してもらうぜっ!」
そう言って、魔理沙は掌に力を込め始めた。

そして頭上に向かって、掌に集まったエネルギーの塊を放ち、叫んだ。


「はじけて混ざれ!!」


途端、辺りは眩しい光に包まれる。

「良し、成功したみたいだぜ」
魔理沙は満足気な顔をして慧音の方を振り返る。
すると慧音の頭部からはしっかりと角が生えていた。

「・・一体何をしたんだ?」
突然の出来事に眼を白黒させる慧音。
何が起こったのか分からないようだ。

説明を求める慧音に魔理沙は一言、
「簡単なことだ。1700万ゼノ以上のブルーツ波を作っただけだぜ?」
と言う。

「え、なん・・ブルーツ・・何だって?」
その手の知識には疎いのか、慧音はまだ理解出来ていないようだ。

「まぁ、その話は今度パチュリー辺りに聞いてくれ。それよりも約束は守れよ?」
勝ち誇った表情で魔理沙は慧音にそう告げる。

「あぁ、不本意だが・・まぁ約束だからな、仕方ない」
慧音は嘆息しながら、そう答えた。

コメント



1.名無し妖怪削除
そのネタは某同人作家さんがすでにやってますから。
かぶりやすいといえばそうでしょうけど。
2.偽物削除
>そのネタは某同人作家さんがすでにやってますから。

そーなんですか?

いや、申し訳ないです、何分知らなかったものでして・・反省します。
でもやっぱりこの手のネタを思いつく方は大勢いらっしゃるんですね。
3.名無し妖怪削除
因みに今日は満月だそうな
4.欠片の屑削除
で、どっかで大ザルが暴れてると…

大丈夫!既出ネタなんざ幾らでも調理出来ますよ!
そもそも二次創作なんだし、被ったからって気にしない気にしない!
おもろいネタは被るモンです。
5.時空や空間を翔る程度の能力削除
♪~ちゃ~ら、へっちゃら~!!
 な~にが起こっても~気分は~♪
6.名無し妖怪削除
で、魔理沙に角が迫ると
フリーザ様の如き勢いと威力で
7.名無し妖怪削除
今年のクリスマスは普通に満月だったから弾けて混ざれは必要なかったはずなんですよね。パソコンだけじゃなく夜空も眺めてると、意外と東方に繋がったりもしますよ。