Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

みょんむーみょん!

2007/12/21 06:01:15
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注:この文章には『みょん!』シーンが含まれています。









 「みょん!」

 不意に境内に響いたみょんな声に意識が覚醒する。

 「あら、いらっしゃい妖夢・・・・と?」
 「どうも、こんにちは霊夢さ「みょん!」」

 あらあら?おかしいわね・・・・。 
 今日は朝から冬にしちゃ天気もよくて気分もよかったから、境内のお掃除も面倒くさくて縁側でボーっとしてた訳だけど・・・。
 寝ぼけたかしらね?

 「妖夢、少し確認したいのだけれど、いいかしら?」
 幻覚か、気のせいかもしれないし、ひょっとしたら昨日萃香に呑まされ過ぎたせいかも知れない・・・。

 「ええ、どうぞ」 
 でも、はっきり見えるのよね。

 「私は、正気かしら?」
 妖夢が・・・・二人?

 「はい、見たとこ「みょん!みょん!」ですね。」
 あら、焦れてるのかしら? 可愛いわねぇ
 「じゃぁ・・・なぜあなたは二人いるのかしら?」
 
 と、そこで初めて妖夢は自分と手を繋いでいるもう一人の『妖夢』を見下ろし
 「ああ、今日来たのはこの子を紹介しようと思いまして」
 ぽんともう一人の頭に手を乗せる。
 妖夢自身、あまり背は高くはない・・・いや、ぶっちゃけた話、低い。 
 ・・・が、もう一人のほうはその妖夢はさらに妖夢よりも小さく幼い感じがする。
 髪形も妖夢のおかっぱと同じではなく腰当たりで切り揃えた日本人形のようで、それをおそろいの黒いリボンが飾っている。
 「紹介します、私の半霊です。 ほら・・・ご挨拶を」
 「みょん! みょんむーみょん」
 少し恥ずかしがるそぶりを見せつつも元気に挨拶をする半霊
 
 いけない・・・何故だろう、血が騒ぐ・・・みょ・・みょんむーみょんって!みょんって!
 
 「霊夢さん?」
 「っは! ああ、ごめんなさいね、ちょっとそう・・・驚いてしまって。 半霊の方だったのね、どうりであんたの周りにいない訳だわ。」
 
 顔を赤らめながらじっと見つめていたのをごまかすように言いつつ半霊妖夢の前にしゃがみ視線を合わせる。
 
 「でも、この子いつもはあのニョロっとした形よね? いったいどうしたの?」 
 
 頭を撫でてみる、幽霊特有のヒンヤリ感とさらさらした銀髪の感触が心地いい。
 「みょ!・・・みょ~ん」

 最初はびくっとなったもののどうやらお気に召したらしく、にこーっと笑ってくれた。

 「それはですね、いつかの宴会事件の時私が使ったスペルカードを覚えてますか?」 
 「ああ、あの分身するやつ?」
 妖夢が説明してくれている、だけど目が話せない。

 「正確には、半霊に私の姿をとらせて追随させる技なのです。」
 「あら、そうだったの? なるほどねぇ、あの時と同じなの? それにしてはずいぶん小さくなってるけれど・・・。」
 今度はほっぺたをぷにぷにして見る・・・ぷにぷに
 「ふみ・・ふみょん!」
 くすぐったいらしく、いやいやされてしまった・・・うはぁ
 「今回は、半霊が皆さんと交友を取ってみたいと言い出しまして、長い時間姿を保てるように体を小さくしました。」
 「ふむ、たしかに幽霊の姿だと、あんたのオマケとしてしか見てなかったわねぇ」
 今度は頭を撫でつつぷにぷにしてみよう、ちょっとフェイントも織り交ぜて。
 なでなで、ぷにぷに・・・・なでなでぷになでぷに
 「みょは! みょん~~~~みょふ!」
 「・・・・ぃぃ。」
 ああ・・・・・もう・・・・・・・・・・・・我慢できない!
 
 「ええ、そのことで半霊はつねづね寂しいと私に訴えていましたもので、私も半霊も同一の魂をわけあっているものの精神は双子に近い感じですし。」
 「私自身の鍛錬もさることながら、この子にもいろいろ経験をさせて。 幽々子様の警護兼指南役としてさらなる飛躍をとそうかんがえ・・・あれ?」
  
 気がつくと妖夢だけが境内に取り残され、霊夢と半霊妖夢は縁側の奥の座敷に引っ込んでいた。
 「さ! 私の秘蔵の芋羊羹よ? この間秋姉妹から大量に巻き上・・・もらってきたの。おいしいからお食べなさい。」
 「みょん!」 
 「ほらほら、あわてないの。 羊羹は逃げたりしないから落ち着いてね。」
 「みょーん、はぐはぐ」
 「ああ、なんて・・・かわいい・・・。」
 「みょぐ!けほっけほっ。」
 「ああ!大変!・・・ほらお茶を飲みなさい・・・そう、ゆっくりね・・・」
 「みょふ・・・みょ~ん・・・」
 「大丈夫よ、まだまだ沢山あるから好きなだけ食べていいわ。」
 「みょん!」すりすり
 「ああああ、こんな!こんなに幸せなんて・・・もう咲夜や永琳のことをロリだのショタだのペドだのとバカにできなくなったわね・・・」
 「でもいいわ! こんなにかわいいんだもの、私は全力でこの子のことを育ててみせる!」

 そこでほったらかしにされていた妖夢が駆け込んでくる。
 「ちょっと! ひどいじゃないですか! 折角この子の希望とこれからの私の警護兼指南役についての展望を熱く語ろうとおもっていたのに・・・
 ってうわ!なんですかこの幸せ波動!? っていうか半霊ももうすっかりなついてるし! うわ、霊夢さんの膝の上にのって芋羊羹食べてる!
 こんな厚待遇、ここじゃ見た事ねぇええ!!」
 
 「ちょっと、落ち着いて妖夢、そして聞いて頂戴」
 幸せスマイル100%な霊夢はゆっくりと言う
 「はぁ、なんでしょうか?」
 「この子、うちで引き取るから。」
 さらりと、言ってのける。
 「ちょ! なんでですか!ダメですよ、そのこは私の半身なんですよ? 
  っていうかあんたの神社明日の夕飯も不安なほどきり詰まってるんじゃないんですか!?」
 
 「大丈夫、愛を知ったからには、この博麗 霊夢・・・幻想郷の全ての勢力に殴りこんででも生活を安定させて見せるわ!」
 ぐっと拳を握りメラメラゴォーっと燃える霊夢
 「待てマテMATEEEE! ダメですよ! 幻想郷の中立的存在の霊夢さんがそんなことをしては。」
 かつてないほどやる気の霊夢を前になおも妖夢は食い下がる。
 「とにかく、ダメです! 私は幽々子様の警護兼指南役として一生を捧げる身!それは半身も同じです!」
 「そうなの?」
 「はぐはぐ・・・・みょーん?」
  霊夢は半霊妖夢に訪ねるが芋羊羹に夢中だった半霊妖夢はよくわかってないようだった。
 「ほら、違うっていってるっぽいわよ?」
 「みょ?」
 「ただ単に判ってないだけでしょうが! 勝手に脚色しないでください! っていうかほんとにダメったらダメ!」
 だんだん、余裕がなくなってきた様子の妖夢
 「判ったわよ、今日のところは返してあげるわよ。 ほんとにケチなお姉ちゃんだよねー?」
 「みょーん?」
 名残惜しそうに半霊妖夢を立たせると妖夢に引き渡す。
 「もう・・・、お前神社に来る前はあんなに不安がってたくせに・・・」
 ため息と共に迎える妖夢。
 「みょん!」
 元気に答える半霊妖夢。
 「ああそうそう、そのこ名前はもう決まっているの?」
 思い出したように手のひらをぽんと打つ霊夢。
 「いえ、先ほども申しましたがこの子はわたしと一心同体ですから。」
 「でもそれじゃ、不便じゃない。 それに精神は双子のようなものなんでしょう?」
 「はぁ、まぁ・・・。 通じ合ってお互いの知識や思いを共有することはできますが基本は別ですね」
 「なら、名前がないとかわいそうじゃない。 っというわけで私がその子の名付け親になってあげるわ!」
 とてもいい考えね!と笑う霊夢に妖夢はまた焦りだし
 「い、いえ!名付け親になって頂くならばやはり幽々子様かと・・・」
 「なってあげる」
 「ですから、幽々子さまに・・・」
 「な っ て あ げ る」
 「ひぃあっ! 御札を取り出してる!? なにするつもりなんですか? ねぇ? ちょっと!」
 御札を取り出してジリジリと妖夢との間合いを詰め始める
 「いいわよね?」
 「~~~~~~~~~・・・はい・・・・」
 あまりの鬼気に涙目になりついには承諾してしまう。
 そんな妖夢を尻目に
 「よし、今日からあなたは博麗 みょんむよ!」
 「みょ~~ん!」
 「いろいろと待てぇえええええええ! この腋モロ巫女ぉおおおお!」
 もう我慢がならんと、大絶叫。
 「なんで、博麗なんですか! 魂魄でしょ? 私の半身なんだから! そしてなんですかそのみょんな名前は!」
 「なによ、可愛いじゃないのよ、みょんむも気に入ったわよねぇ?お名前」
 「みょ~ん」
 嬉しそうににこにこしながらバンザイするみょんむ。
 「く・・・、判りました本人が気に入ったのなら仕方ありません。 でも苗字はゆずりません!」
 「拘るわねぇ、じゃぁ 魂魄・H・みょんむにしなさい。 これなら完璧よ!」
 「ミドルネーム!? なんてハイカラな響き・・・じゃない! そのHはどっから出てきたんですか!?」
 「勿論 HAKUREI(博麗)よ」
 「もう、いい加減にしてください! いくら霊夢さんでも斬りますよ? 刀の錆びにして研いで流しますよ!?」
 「わかったわよ、ほんとに我侭ねぇ」
 溜息とともに承諾する。
 「くぅ~~~、すっごいツッコミたい!でも我慢だ妖夢!私は我慢できる子だ、ツッコミません勝つまでは・・・ふ~っふ~っ」
 先ほどから臨界点突破を繰り返したせいか、満月のワーハクタクバリに息が荒い妖夢を尻目に
 「それじゃ、またいらっしゃいみょんむ」
 「みょん!」
 「ん! いい返事ね? 今度は山に行って栗を仕入れてきてあげるから、一緒に栗羊羹を食べましょうね。」
 「みょんみょん!」
 「ふふ、それじゃまたね」
 「みょんみょーん!」
 「ふぅ、それではまだ他にもご挨拶に回りますのでこれにて失礼します。」
 元気よく手を振って妖夢のところにもどるみょんむ
 みょんむと手を繋ぎなおしてぺこりと頭を下げる妖夢
 それを見て真似をするみょんむ。

 こうしてみると年の離れた姉妹にしか見えない。 その様子をほほえましく見送りつつ霊夢は思うのだった。
 (他に・・・ねぇ・・・・心配だわ。 この無重力たる博麗 霊夢を陥落せしめたあの可愛さ。 他の連中がほっとくかしら?)
 
 みょん! はじめまして、BOUZUと申します。 仕事中に「みょんむーみょん!」のフレーズが頭に浮かんきて、もう頭の中が「みょんみょんみょんみょん・・・(15ページ)」 もう、我慢できない! 初投稿だがそんなの関係ねぇ! みょんだ! みょんむーみょんなんだ! と書き上げました。
 初投稿の上に文章の勉強もまったくしたことのない自分です。 お見苦しい点、間違っている点、ありえない俺設定等あると思います。 その点は厳しく突っ込んでください。 満月の慧音バリの辛口で宜しくお願いします! 
BOUZU
コメント



1.名無し妖怪削除
みょんむーみょん!
2.卯月由羽削除
みょーん
3.名無し妖怪削除
みょん
4.名無し妖怪削除
みょんみょんみょん
5.名無し妖怪削除
みょろーん
6.名無し妖怪削除
みょん!…みょんーむーむむみょん!
7.名無し妖怪削除
米が空気読み過ぎてて笑ったwwww
8.名無し妖怪削除
「みょん」がゲシュタルト崩壊起こした
9.名無し妖怪削除
なんか感染してるwwww
あれ・・・俺も・・・・・・
・・・・みょーんみょんみょーん!
10.名無し妖怪削除
くそ、みょんな気分だっ
11.名無し妖怪削除
みょんみょーん
12.名無し妖怪削除
みょみょみょみょみょーん!
13.祟と祚を操る程度の能力削除
みょん会話学校
そんな言葉がなんか浮かんだ。
14.三文字削除
あれだ、米欄見ててアナグマ語思い出した。
みょん!
15.名無し妖怪削除
皆も、一緒に!!
みょんみょんむ―――――――!!
16.名無し妖怪削除
これを学会で「みょん語に関する研究」と発表すれば私は…
みょん!