子どものすきな神さま(1)
子どものすきな小さい神さまがありました。
いつもは神社で巫女さんや蛇の神様相手に遊ばれていたり、永遠に寝ていたりするのですが、ときどき妖怪の住んでいるところに出てきて好きな子供達と遊ぶのでした。
けれどこの神様、河童に貰った光学迷彩スーツ(冬眠防止用で光学迷彩はおまけ)を着たまま出かけるので、子供達にはちっともわかりませんでした。
冬の妖怪が雪をどっさり降らせたある日、子供達は真っ白な野っぱらで遊んでいました。すると一人の子供が、
「雪の上に顔をうつそうよ。」
と言いました。
そこで五人の子供達(妖怪三人+妖精二人)は腰をかがめて顔を真っ白な雪におしあてました。
そうすると、子供達の顔は、一列にならんで雪の上にうつったのでした。
「一、二、三、四、……」
と一人の妖精が顔の跡を数えてみました。
するとどうしたことでしょう。六つありました。子供は五人しかいないのに、顔の跡が六つもあるわけありません。
きっと、いつもの見えない神様が、子供達のそばに来ているのです。
そして神さまも、子供達と一緒に顔を雪の上にうつしたに違いありません。
悪戯好きの子供達は、目と目を合わせ、神様を捕まえようと相談しました。
「弾幕ごっこをしよう」
「しようよ、しようよ…って、え?」
「おや、遊ぶのかい?あんたも相当物好きだねぇ」
えらいことになったとか。
「ごめんチルノちゃん、ちょっとこっち来て」
「えっ?うわ大ちゃん羽根引っ張らな…ちょ、痛い痛い!!って、そ、そんなの押し当てないで!!」
アッー!
年齢踏み絵
今日は博麗神社で宴会の日。
「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!」
みんなで大騒ぎしているところに、八雲紫が登場しました。
「お、年齢不詳の大妖怪の登場か!」
「しっつれいね!私は少女よ!」
おやおや、ゆかりんの病気がまた始まったようです。
そんな時友人代表の西行寺幽々子様が、少女ゆかりんに合いの手を入れました。
「じゃ、そんな紫に質問ターイム」
「ふっ…私に答えられない事なんかないわ!」
「では、最近流行ったエクササイズっと言えば?」
「ぶら○がり健康器」
「クイズで間違えたら?」
「白い布地に大きく赤のバッテンのマスク」
「ムーミ○の彼女と言えば?」
「ノ○○ン」
「赤カブトと言えば?」
「流れ星○」
「Lと言えば?」
「かぼちゃ○イン」
「紫様、お願いですから帰りましょう」
子どものすきな神さま(2)
子どものすきな小さい神様がありました。
~中略~
神様を捕まえようと相談しました。
「チルノちゃん、次は頑張ろうね」
「…頑張ってるよ?」
「じゃあみんな並べ~」
「お~」
「せいれつ!ばんごう!!」
「いちっ!」
「に!」
「⑨!」
「ごめんチルノちゃん、ちょっとこっち来て」
「だ、大ちゃん?ちょ、ま、あ、熱っ!!か、顔は止めて!!!んぐぅっ!?」
アッーー!!
動かない大図書館、動く
あれ?珍しくパチュリー様が余所行きの服に着替えてる。
出かけるのかな?
「小悪魔、留守番お願い」
「はい~おまかせ下さい、ところでどちらまで?」
「商工会議所」
ショーコーカイギショ?何処だろう。
「以前レミィが月に行きたいって言ったじゃない?」
「はい、確か月の姫と弾幕りあった位でしたっけ」
夜が終わらなかった、ってのがありましたね。
「その時に色々試したんだけど中々成功しなくてね…それで他に方法が無いか調べたの」
ああ、そう言えば一時期悩んでたなぁ。
「そしたらね、外の世界ではご近所さんが集まって、月に飛ぶ方法を画策してるってことを知ってね」
「ご近所さんですか~」
「それで私もご近所さんを集めて月に行く方法を考えようと思ってね、それで今日はその会議な訳」
「そうだったんですか」
でも何で商工会議所?
「プロジェクト名もそれにちなんで『やったろー!幻想郷』」
「や、やったろー?」
「メンバーは森近さん(商)に河童(工)に月の姫、あと魔理沙とかも居るわね」
ああ、そういうことか…でも。
「…それってご近所でも選りすぐりの暇人ばっか集めてません?」
「……」
「……」
「ゆ…」
「ゆ?」
「有閑倶○部よ!これは!」
「またえらい例えだしましたね!」
子どものすきな神さま(3)
子どものすきな~中略~
神様を捕まえようと相談しました。
「チルノちゃん、次は頑張ろうね」
「うん…」
「じゃあみんな並べ~」
「お~」
「せいれつ!ばんごう!!」
「いちっ!」
「に!」
「さん!」
「しっ!」
「よんっ!」
「ごっ!」
「あれ?数合ってるね」
「ごめんチルノちゃん、ちょっとこっち来て」
「だだだ大ちゃん!?そそそそそ、そ、それ待って大き過ぎ……!!!」
アッーーーー!!!
「みんなも、駄目だよね?もっと早く突っ込まないと、いけないよね…?」
「だ、大妖精さん…?そ、それ私らにもやる気じゃないよね?」
「アイツ目がヤバいよみすちー!!は、早く逃げないと!!」
「蛙さんも一緒に逃げるのだー!」
「楽しいわー!」
(了)
年齢踏み絵、半分くらい知ってた・・・セーフかアウトかよく分からん。
紫さん・・・(汗
そしてゆかりんの言ってることが全部わからなかった・・・悔しい・・
>ぶら○がり健康機
健康器では?機は可動部がありそこが動くことで働く機械、器は可動部がないものを指します。