Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

香霖堂に(魔界)神がやってきた 結婚まで(中)

2007/12/11 02:07:55
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 小さなボロアパートの中に私は居た
 ……今日もまた安酒を飲んで愚痴る
「……ふん…巫女が…なんだって言うのです」
 かつては一面とはいえボスを務めた私だが
 過去の話はなかった事になったおかげと
 ……余りにも古い作品のせいで
「誰も…名前すらも覚えていてくれない」
 壁にかけてある写真を見てつぶやく
「…魅魔さんも……今は何処にいるのか…」
 私の名前は理香……
 かつては封魔録で戦車技師やっていた者だ
 だが、誰も依頼をしてくれない
「…もう終わった物だしね……」
 かつてのやる気も時間と共に錆び付きはてた…
 今は情けない唯の酒飲みだ…

(こんこん)
「すいません…理香さん居ますか?」
「あいてるのです…好きに入ってきて来て下さい」
 新聞の勧誘なら追い返す前に来るはずもなかった
「ごめんください」
 だから…人が来るのは珍しかった
「……魔界神?…こんな所になんのようなのです?」
 そして……
「貴方の力を貸してもらいたくてきました」
 そういわれて夢でも見ているのかと思いました
「はっ、ははははっ…何冗談なのです?」
 身体は喜んでいましたが…そんなことあるはずがない
 そう思って聞き返していました
「魔界で行われる計画に…どうしてもきちんとした技師が必要なのです」
 体中に力がめぐりました
 安酒で錆び付いていたやる気が再び沸いてきました
「貴方の力が必要なんです!」
 もう酒は必要ない……
「…まかせてください……」
 
 私は今一度…働く理由が出来た!

「この封魔録……雲の理香…魔界のために喜んで
 この命ささげるのです!」









 
 
 明るい魔界再生計画…始まるよ~





 紅い屋敷の紅魔館
「ん~、今日も良い天気ですね」
 その門番である、紅美鈴は今日も門の前にいた
「暇です……門番がこんなに暇でいいのかな?」
 そう言いながらも外からやってくる者の気配は
 美鈴には良くわかっていた
「……魔理沙さんですね…」
 魔理沙が来るので、他の門番隊の連中を下がらせる
 美鈴以外の者が下手に魔理沙と戦うと
 大怪我する恐れがあると美鈴が判断したからだ
(門番としては間違っているのかも知れませんがね)

 やがて、魔理沙が目視できるようになるが
「……あれ?」
 いつもより、スピードが遅い

「おっす!中国」
 門の前までたどり着くと、いつものように返事をする
「ですから……」
 美鈴が怒るよりも先に

「こら、魔理沙……人の名前をきちんと呼ばないと失礼だろ?」
 魔理沙に怒る人がいました
「だから、中国って……」
 
「こんにちは、この館の主、レミリア・スカーレットに
 お会いしたいのですが」
 魔理沙の事を少し放って置いて
 魔理沙の事を怒った人物
「アポはとっているんですか?森近 霖之助さん」
 香霖は美鈴に話しかけた
「いや、ちょっと急ぎのようなのでね…アポは
 取っていないのだが、取り次いでもらえないだろうか?」
 香霖にそういわれて、美鈴が
「ちょっと待ってください……」
 門の上から美鈴が入っていった


「なんだよ、中国の奴…私の時とは対応が違うじゃないか」
 魔理沙が膨れていると
「…それは君の方に問題があると思うのだが…」
 香霖がそのように返した
「私はお客だぜ?」
「……お客とはきちんとしたマナーを持った人のことを言う
 ……君の場合は泥棒だ」
「酷いぜ香霖…」
 魔理沙と香霖がそのように話をしていると
「お待たせしました、OKが出ましたので、中の方に入ってください」
 美鈴が二人の前にやってきた
「では、何処から入れば?」
「あれ?門の上からですけど……」
 美鈴にそういわれて、香霖が困った
「いや、実は僕は空を飛べないんだが……」
 そういわれて、美鈴も納得した
「そうですか、ではちょっと待ってくださいね」
 美鈴がそういうと
 門の前に立つ
「門を開けますから、すぐに入ってくださいね?」
 そう言って、大きな門の前に手を当てると
「はあ~~っ!」
 その大きな門を両手で押し開ける
「あきました!……どうぞ中へ」
「あ、ああ、すまない」
 
 香霖が門の中に入ると
 美鈴と魔理沙も門の中に入ってきた
「なあ、中国?」
「ですから……はあ、もう諦めましたけどね
 ……なんですか?魔理沙さん」
「あの門って……どの位の重さあるんだ?」
 その言葉に、美鈴がしばらく考えこんだ後に
「魔理沙さんのマスタースパークに耐えれるように
 確か、片方、10トン前後あるように作ったはずですけど」
 その答えに、香霖も魔理沙も絶句した
「門を開けれないと、門番長の資格がないですから」
 そういった声が後ろから聞こえてきたような気がした


 門を超えて
「ようこそいらっしゃいました……」
 目の前にメイド長が現れる
「おう!いらっしゃったぜ、とりあえずお茶を……」
 魔理沙がそう言ったあと

(ぽこっ!)
「いてっ!」
「いつも、魔理沙がお世話になっています」
 香霖が、魔理沙の頭を叩き、咲夜に頭を下げた
「ええ、家の知識人もなんだかんだで喜んでいますから」
 それを、笑って返すと
「どうぞ、こちらに……もう少しお待ちください」
 そういうと、咲夜は姿を消した


 しばらく待つと、入り口の扉が開く
「ようこそ、紅魔館へ……」
 レミリア・スカーレットが中に入ってきた
「私がこの紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ……」
 幼い姿だが、その背中には羽が
 そして、圧倒的なカリスマが……
「よう、レミリア!口元にチョコがついているぜ?」
 魔理沙に砕かれた
「えっ!嘘!」
「嘘だぜ?」
 その答えに魔理沙が笑い転げる
 レミリアがフルフルと震える
 だが、レミリアが怒る前に
「魔理沙!!!」
 香霖が一喝した 

 辺りが少しだけ静まり返る
 しばらくしてから
「……屋敷の主の前で大変申し訳ないことをした」
 香霖が頭を下げる
 レミリアもあっけに取られていたが
「ふ、ふん……まあ、いいわ…」
 そういって引き下がった

「こ、香霖?」
 魔理沙が少し怖そうに香霖を見ると
「……魔理沙、少し席を外してくれるか…」
 そう静かに言われた
 香霖に怒られたので仕方なく
「……わかった…」
 しぶしぶ引き下がった 


 魔理沙が図書館に行くと
「いつも、魔理沙がお世話になって居ます」
 レミリアの前で香霖が再び頭を下げる
「そんな事をいいに紅魔館にやってきたの?
 この紅魔館は魔理沙の事を友と思っているわ」
 レミリアがそう答えると
 香霖も下げた頭をあげる
「そう言ってもらえるとありがたい」
 そう言って
「……実は紅魔館にお願いしたい事がありまして」
 ここからがこの紅魔館に香霖が来た理由だ
 レミリアが面白そうに
「へえ……言って御覧なさい?」
 そう促した
 レミリアに促されて香霖が
「まず、率直に言いますと……門番隊長の
 紅美鈴をお貸し頂けないか…というものです」
 その解答にレミリアが驚き
「なぜ美鈴を?」
 そう話しかける
「……実は、ある計画のために彼女が必要なのです」
 香霖がそう話すと
「その計画とは……?」
 レミリアが話しに食らいついた


「外の世界の大型娯楽施設を作るので
 この紅魔館の建築技術を貸していただきたいのです」
 香霖がそう言い放つ
「もしも、完成した暁には……その娯楽施設の
 一番目のお客としてお呼びいたしますが…」
 
 レミリアが少し悩んだ
「……それで?私には何のメリットがあるの?」
 確かに、この紅魔館には何のメリットもない
 だが、その答えは既に香霖には考えてある
「……貴方のカリスマです…」
「!?」
 レミリアは顔には出さなかったが動揺した

(羽がパタパタしているな……)

 ……すごいわかりやすかった

「どういうこと?」
 レミリアが気づかれていないようにそう答えた
「簡単です……外の物を作れるぐらい技術を紅魔館の部下が持っていて
 その部下がこの紅魔館に居るのは……」
 香霖がレミリアを見て
「……貴方が居るからという事ですよ…」
 つまり、優秀な部下が居るという事は
 その主はその部下がついてくるだけの
 カリスマがあるという事だ

 レミリアの口元が緩む
「へえ……まあ、確かにそうね…」
 すぐにOKを出さない
(なるほど、主としては良だな)
 香霖が心で微笑む

「そうでした……もし受けてくれるなら」
 香霖が懐から何かを取り出す
「この商品を…」
 




 ヴウル魔法図書館の中
 魔理沙は本を読んでいた
「…………」
 だが、いつものような元気はなかった
「…魔理沙」
「あん?」
 いつもなら魔理沙の方からパチュリーに話しかけるのだが
 今日は、普通に図書館に入ってきて
「…少し邪魔するぜ」
 そう一言言ったきり静かに本を読んでいるのだ
 心配になって、普段余り自分から話しかける事がない
 パチュリーが魔理沙に話しかけたのだ
「どうしたの?」
「……なんでもないぜ」
 魔理沙はそう言って再び本を読み始める
 パチュリーもそういわれたら何も言えない

(パチュリー様…)
 小悪魔がパチュリーに対して耳打ちする
(実は…)
 先ほどあった事を報告する
「……なるほど」
 事実を知ったパチュリーは
「…下手に刺激しない方が身のためね」
 そういって魔理沙をほうっておく事にした

 しばらくして
(がたん!)
「こちらです……」
「どうもすまない」
 咲夜と香霖が図書館のやってきた
 香霖が魔理沙の前に行くと
「終わったから帰ろうか」
 魔理沙にそう話しかける
「どうなったんだ?」
「OKが出た…」
 そう言って
「魔理沙のおかげだ」
 笑って頭の上に手を置く
「うわっ!や、やめろよ」
 魔理沙が暴れるが先ほどと違い笑っていた
(なるほどね……)
 パチュリーはそれを見て確信した


「お世話になりました」
「おう、またな中国!」
 最後に紅魔館の門から出て行くときに
 そういって出て行った



 しばらくして、美鈴がレミリアに呼ばれた
「およびですか?」
 美鈴がやってくると
 レミリアと咲夜が待っていた
「美鈴……貴方にやってもらいたい事があるわ」
 レミリアが緊迫した様子で美鈴に話しかける
「一体なんですか……」
 ただならぬ様子に美鈴も緊張する
「……しばらくの間、香霖堂の店主と一緒に、魔界に行ってほしい」
 その解答に美鈴が驚く
「も、もしかして……私首ですか?」
 美鈴がそういうと、レミリアが首を振る
「まさか、貴方以外にこの紅魔の門番を任せれる者はいないわ」
 その返事に美鈴は喜ぶ
「貴方には、この紅魔館の力を見せ付ける
 ための重要な仕事を任せるわ…」
 その言葉に、美鈴が立ち上がる
「……任せてください…」
 そして
「レミリアお嬢様のため!魔界を侵略してきます!」
 おもいっきり勘違いしていた

「美鈴……ストップ!」
「ふふふっ……久しぶりに守りでなく
 攻めに出ることが……なんですか?」
 独り言をしている美鈴を咲夜が止める
「侵略でなくって……」
 咲夜が美鈴に書類を渡す
「友好を結びに行くのよ」
 そう言って美鈴を下がらせた


 美鈴が下がった後
「……お嬢様」
「なに?咲夜」
「……なにもらったんですか?」
「これよ」
 レミリアが香霖にもらったもの
 小さなビン……
「魔理沙と霊夢の血液」
 貴重な代物だった……吸血鬼にとっては















 
「紅魔館から力を借りれたのは大きいな……」
 香霖が、お店に戻ってそうつぶやいた
(これで、計画が楽になる)
 香霖がそう思っていると
(がたん!)
 誰かがお店に入ってきた
「香霖!」
 魔理沙がお店の中に息をきらせて入ってきた
「どうしたんだ?魔理沙」
 香霖が自分が飲もうとしていた
 お茶を魔理沙に渡すと魔理沙に問いかけた
「おう、妖怪の山の河童を説得してきたぜ」
 お茶を飲みながら、魔理沙が香霖にそう問いかけた
 妖怪の山の河童と言えば
 機械に詳しいエンジニアと聞こえている
「それは、心強いな」
「そうだろ」
 魔理沙が胸を張る
 妖怪の山の河童は余り姿を現さない
 そして、すごい人見知りだ
 一度、妖怪の山に入って暴れてきた
 魔理沙だからこそ会う事が出来たのだ
「魔理沙、ありがとう!」
「……へへっ」
 香霖に褒められて魔理沙が喜ぶ
 
 魔理沙がさらに何か話しかけようとした時だった
(こんこん!)
 誰かがお店にやってきた
 こんな夜にお店にやってくるのは
 一人しかいない
「ごめんください…香霖さん?居ますか?」
 神綺だった
「やあ、いらっしゃい……どうぞ中へ」
 香霖が神綺を中に招くと
「あ~……ちょっと用事を思い出したぜ」
 魔理沙が入れ替わりで出て行った

「……魔理沙?」
 香霖が不思議に思いながらも魔理沙を見送る
「魔理沙ちゃん…」
 神綺は、香霖と違いはっきりわかっていた
(……見たくないんだよね…ごめんなさい)
 香霖が神綺と話す所を見たくなかったという事を


「…きさん?神綺さん?」
 気がつくと、神綺は香霖に話しかけられていた
「え、あ、すみません…ちょっとぼーっとしてました」
「いや、お茶を用意したんで、飲んでくださいといっただけですから」
 二人が一息つく

 しばらく炬燵でのんびりしてから
「……どうですか?計画の為の準備の方は」
 香霖が話しかける
 神綺がそれにうなずくと
「はい、資材の準備は整っています
 それと、凄腕の技師が一人」
 その解答に、香霖もうなずく
「技師はありがたい……資材や人では
 何とかできるが、技術と知識は
 どうする事もできないからね」
「香霖さんの方は?どうなってるんですか?」
 神綺が香霖に問いかけると
「紅魔館の力を借りることが出来た
 建築の技術と、その腕は保障する
 それと、さっき魔理沙がエンジニアを
 引き入れてくれた……」
 
 結果は上々だった
「これなら、計画は実行できるな」
「はい」
 香霖が考えた計画
 それは……
「まずは、ダムの建設により滝によって起きる
 河の氾濫を止める」
「それから、そのダムのよって起きる力を使って
 ……えっと…遊園地?をつくるんでしたよね」

 つまり、水力発電によって起きた力で
 魔界で遊園地を動かすと言う計画だった

 香霖が、外の世界からやってきた
 ヴウル魔法図書館にも余りない
 貴重な本を読みつくして考えた
 幻想郷にない技術だった

「後は……」
 計画のための資材、人材は整った
 後は、最後の問題
「霊夢に魔界の入り口を開いてもらわないとな」
 幻想郷に魔界の入り口を開いてもらう事だった  
「明日、霊夢に話をつけてくるから神綺は……」
「はい、魔界に行って皆に計画の事について
 改めて話し合いと確認をしてきます」
 その日は、神綺もすぐに魔界に帰った



 次の日


「やあ、おはよう霊夢」
「……なんで霖之助さんがここにいるの?」
 珍しく、香霖が神社にやってきたので
 霊夢は驚いた
「実は、お願い事を聞いてほしいんだが」
「面倒だからいや」
 取り付く島もなかった

(しかたがないな……)
 おもむろに、神社の賽銭箱に立つと
「霊夢が話ぐらいは聞いてくれますように」
 わざと聞こえるように大声で言って
(チャリン!)
 賽銭を入れる

「さあ、どんなお願い事?」
 ……山が動いた



「実は、魔界の入り口を開いてほしいんだ」
 香霖の口から魔界の文字が出てきて
 霊夢は驚いたが
「……残念だけどそのお願いはきけないわ…」
 そう答えた
「博麗の大結界ほどではないけど
 あの結界は強固な物よ」
 そういって最後に
「第一、私がめんどくさい」
 そう言って、再びごろんと寝転がろうとする

「だが、それでお金が儲かるとしたら?」
(ぴくっ!)
 霊夢の動きが少し止まった
 そして、体を高速反転
「詳しく教えてもらおうかしら?」
 とりあえず、交渉の余地はあるみたいだ

「魔界で、大型の施設を作って幻想郷から
 遊びに来てもらう?」
「ああ、そのとおりだ」
 霊夢が頭を悩ませる
「……なんで私がお金が儲かるのよ…」
 香霖にそういうと
「協力してくれるのなら、魔界から売り上げの一部を
 賽銭として博麗神社に寄付するそうな」
 その言葉に、霊夢が飛びつく
「どのぐらい!?」
 香霖がそろばんを持ち出し
 それをはじいた
「……利潤の…」

 霊夢は、即断した
「OK!明日にでも結界を開くわ!」
 こうして、三つの難題は解決されたのだ







 霊夢が魔界のへの道を開いて数日後
 香霖堂に数人の影があった
「それでは、よろしくお願いしたい」
 香霖がその場に居た人達にそう話しかける
「はい、よろしくお願いしますね」
 紅魔館の建築技師こと
 紅美鈴がそう答える
「外の機械を作る事が出来るんだ、喜んで行くよ」
 妖怪の山のエンジニアこと
 河城にとりが手に持ったスパナーを肩に構えてそう答えた
 

「では、今から魔界へ向かう」
 香霖の言葉とともに三人は  
 魔界の入り口へと向かった

美鈴「ところで、魔界って何処にあるんですか?」
ニトリ「……そういえば何処にあるの?」
香霖「……実は博麗神社の後ろの山からいけるんだ
   霊夢がきれて封印してしまったんだけど」

 

「ようこそ魔界へ……」
 魔界の入り口に着くと、三人の前に
 サラが現れて挨拶をした
「魔界の入り口を守護する、サラと言うものです
 よろしくお願いします」
 三人もサラに頭を下げる
「それでは、こちらの方に来てください」
 サラが三人を誘導する
 
 そして三人が連れてこられた場所には
 椅子に座っている魔界神とその傍に控える、一人のメイドが待っていた
「……ようこそ魔界へ」
 傍に控えていたメイドが三人に話しかける
「私は夢子、この魔界神である神綺様の従事者だ」
 いきなり、魔界のトップが出てきたことで
 美鈴とニトリが驚く
 その様子を見た神綺は椅子から立ち上がり
「気楽にしてください」
 そう一言言ってから
「……今日貴女方に来てもらったのは
 魔界の再生計画に力を貸してもらいたいからです」
 神綺が本題に入った
「貴方達にとっては魔界は関係ないことかもしれませんが
 この計画が駄目になれば……魔界は完全に終わるでしょう」
 下手したら、一つの世界が消える
 だがそれより
「……もし、失敗することがあったら
 霊夢が破壊神となるだろうな」
 香霖のその言葉に、ニトリと美鈴がふるえた

「こちらで用意できるものは、できる事なら何でもします
 それと、もう一人……」
 神綺が部屋の奥から誰かを呼んでくる
「よろしく~」
「技師の理香さんです、彼女もこの計画に参加してくれるそうです」
 
 美鈴と香霖とニトリが
 理香に挨拶をする
 その時、夢子が
「食事の準備が整いました、こちらの方へ」
 そう言って会場の方へ誘導した




 料理の方はすごい物だった
 
 ……だが、それよりも会場に居る者達が
 お酒を飲んだせいで

「……すごいことになっているな」
「でも、皆楽しそうですよ」
 会場の隅っこで、香霖と神綺でこっそりと
 お酒と、つまみを持ち出して見学していた




 理香(旧作の技術師)VSニトリ(新作の技術師)

ニトリ「だから!この機械はこうやって」
 理香「それだとこの部分がうまく動かないのです!」
 先ほどから、香霖が持ってきた外の世界の
 機械の設計図を、己らの知識と経験でさらに
 詳しくわかるために語り合っていたら

ニトリ「ここはこうする方がいい!」
 理香「では、こっちはこうする方がいいのです!」

 加熱していって……

 理香「勝負です!」
ニトリ「望む所!」
 お互いがスパナーを持って
(ヒュン!)
 一瞬でお互いの位置が入れ替わる
 何も起こらないか?と思っていたら

「ぐっ……」
 理香の膝が地面に着く
 ニトリが振り向き
「私の勝ちだね」
 そういうと、今度は理香が
「……少し踏み込みが甘かったみたいです」
 そういうと同時に
(カシャン!)
「なっ!?」
 ニトリが身体につけていた
 工具が地面に落ちる
「この『三解』と呼ばれた理香をなめないでほしいのです」
「……私の工具を…」 
 この二人は、心行くまで己の考えを
 持っているスパナーで教えあっていました
 







「香霖さん…止めなくていいんですか?」
「あのままの方が仲良くなれると思うから……」
 つまみを食べながらその勝負を見ていた


 サラ(魔界代表の門番)VS美鈴(幻想郷代表の門番)

 初めは普通にお酒を飲んでいたが
「……というわけなんですよ…」
 サラが、門番の愚痴をこぼすと
「……甘いです…魔界の門番は…」
 
 その一言から、言い争いになって
 周りの人も
マイ「いけ~サラ!みせてやれ」
ユキ「がんばれ!」
ルイズ「サラ、ファイト!」

 応援し始めたもんだから



夢子「朱雀の門!魔界代表…サラ!」
  いつも以上に気合を入れたサラが
  いつの間にか用意された即席の門から出てくる
サラ「……魔界の門番をバカにさせない!」

夢子「紅龍の門!え~と…」
美鈴「ホン・メイリンです!」
  いつものように名前を間違えられそうになったので
  お酒の力もあって、きれている美鈴の姿が会った

夢子「試合は、一対一、武器の使用は認められない
   それ以外は噛み付き、目潰し何でもあり
   決着は審判が判断して、それを選手が認めた場合か
   完全に気絶した時のみ認めます」 
 
 その言葉を聞いた美鈴とサラが
 一旦後ろに下がる

 サラが準備運動をしながら
(試合開始と共に真っ先に攻撃を…)
 そう考えていた

 その時、試合開始の太古の音が鳴り
 サラが後ろを振り向いた瞬間
 
「ふん!」
 サラは美鈴に蹴り飛ばされた 
 周りの方々も、いきなりの事に驚く
 まさか……
(この場において……胴回し回転蹴り!?)
 サラが壁にぶち当たる
「ぐっ……」
 だが、美鈴からの追撃はなかった
「………」
 静かにサラの方を見る美鈴 

 サラが起き上がると
「ふ、ふふふっ……」
 笑い始める
「貴女は、唯一の勝機を逃した……あのまま畳み掛ければ
 勝てていたものを……」
 美鈴が起き上がったサラに向かって殴りかかる
 だが、サラはその攻撃を避けると
「せいっ!」
 美鈴の側頭部に肘打ちを放つ
 そして流れるように美鈴の顔にハイキック

(勝った!) 
 サラが勝利を確信する

 だが、次の瞬間……サラが吹き飛ぶ
「がはっ!?」
 人体の弱点である頭部に連続して
 打撃を与えられたら、少しは怯むはずである
 だが

「………」
 美鈴は一切の遅れを取らず殴り返してきた
 
「くっ!」
 痛みを耐えてサラが起き上がる
「………」
 だが美鈴はサラに対して、再び追撃をしなかった 
 サラが起き上がったのを確認すると
 無言のまま拳を握りしめて

(まさか……そのまま殴ってくる?)
 サラがまさかと思いながらも
 美鈴の攻撃の威力を押さえるために
 美鈴の拳を、手と膝で挟み込みその拳を
 砕こうとした

 はずだった……
(めきっ!?)
「あがっ!?」
 サラは殴られたお腹を押さえると
 その場にうずくまった
(な、なんて威力……)
 
 美鈴が拳をもう一度振り上げるのが見えたので
「くっ!?」
 サラがそれを避けるために
 美鈴の腕を取って投げ飛ばす
 そして、美鈴から距離をとる



「あああ……サラちゃんが!?」
 神綺様が目の前の光景を見て、試合を止めようとする
「いや、止めちゃ駄目だ」
「な。何でですか香霖さん!?」
 だが、それを香霖が止めた
「今止めたら、サラさんは二度と門番ができなくなる」
 香霖は闘っている二人をただ見つめていた



 
 距離をとったサラに美鈴が襲い掛かる
 だが、サラは
「うあああっ!!!」
 美鈴の鳩尾に足をかけて
「シャイニングウイザード!」
 膝を美鈴の顎にあてる
「おまけ!」
 さらに脳天に肘を落とす
(決まった!)
 サラが微笑む

「顎を揺らして脳天に一撃……」
 美鈴がボソッとつぶやく
「!?」
 サラがやばいと思った時には
「華符『破山砲』」
(ドゴーン!!!)

 サラは縦回転で空中を舞っていた
 そして、地面に落ちる
「うっ…ぁぁぁっ」
 意識が朦朧としているサラを見つめて
 美鈴が仁王立ちで
「脆い……」
 そうつぶやく
 その声を聞いたサラは意識を取り戻す
「も…ろい?」
 意識はまだはっきりしていないが
 声は聞こえる
「貴方と私は門番だが、決定的に違う所がある」
 美鈴がサラをにらむ
「甘えと環境です!」
 美鈴はサラを起こすと
「同じ門番でも、覚悟が違う!鍛え方が違う!待遇が違う!……」
 サラの目の前で美鈴が涙を流す
「休みが少ない?……私にそんなものは無い!
 
 食事の時間が不安定?……ふざけるな!出るだけましだ!
 
 上司がいじめる?……私は常に死と隣り合わせだ!
 
 貴方は、お仕置きと称してEXボスの弾幕相手が出来るか!?
 
 毎回毎回、マスタースパークや夢想封印を身体でうけて

 挙句に、体中にナイフを刺されるなんて事が出来るか!?

 一回でも防衛できなかったら、朝ご飯抜きって事がわかるか!?

 挙句に名前を渾名でしか呼ばれないって気持ちが……」
 
 美鈴が泣きながら、サラに対して拳を握る

「わかってたまるか~!!!」
 まともにサラがその拳を受けて吹っ飛ぶ
 そして、壁にぶつかる
 
(なんか……わかってきた…)
 
 倒れたサラに美鈴が寄ってくる

(私なんかと……全然違う…)

 サラが諦めようとしたときだった
「が、頑張ってサラちゃん!」
 誰かの応援が聞こえた
(この声…)
 夢子「頑張れ!サラ!」
ルイズ「負けるな~!」
  
 二人が応援していた
(そうだ……私大きな勘違いしていた…)
 美鈴がトドメをさすために拳を振り上げていた
(守りたい人が……居る!)

 美鈴の拳が空を切る
 そして、美鈴の顔にサラのサマーソルトが入る
「すいません……貴方のように強くないですけど…」
 サラが美鈴を見据える
「守りたい人が居るんです!」
 その答えに、美鈴が一瞬微笑む
 そして再び構えを取ると
「せいっ!」
 殴りかかる
 だが、サラは美鈴の間合いより一歩踏み込む
「はあっ!!!」
 その次の瞬間
 二人とも吹っ飛んでいた


「え、えっ?なにがあったんですか?」
 神綺がうろたえた
「……すごいな…」
 香霖には見えたようだった
「あの、なにがあったんですか?」
「……正中線四連突き…まさかこの土壇場で」
 体の中心を狙って空中で四回の攻撃を美鈴に食らわせたのだ


 吹っ飛ばされた二人が起き上がる
 サラが美鈴よりも少し先に起き上がり
「美鈴さん……決着つけましょう…」
 拳を構える
「この技……貴方にささげます」
 美鈴が起き上がると
 同じように拳を構える
「これで終わりましょうか」
 美鈴も次の一撃で決めるつもりで居た

 静かな一瞬
「「せいっ!」」
(どふっ!)
 サラの拳は美鈴の胸に当たっていた
 だが、美鈴は攻撃をしていなかった
 両腕を広げて相手の攻撃を受けとめていた
「な、なんで?」
 サラが驚いていると
 美鈴が笑って
「……大切な人を守りたって言う心…
 私と同じ門番を…もう殴れませんよ」
 そう言って、高らかに宣言した
「私の負けです」
 そう言って後ろを振り向き
 会場を後にした 
 

「サラちゃん……」
 神綺は感動していた
「これで、サラさんは門番としてさらに強くなったと思う…」
 香霖はそういうと美鈴がやってきた事に気がついた
 美鈴が神綺の前に立つと
「えーと……神綺さん…でいいですか?」
「はい……そうですけど」
 神綺が返事をすると、美鈴が頭を下げる
「すいません、大切な席でこんな無礼な事をして」
 そういって頭を下げた美鈴に対して
「顔を上げてください……」
 神綺が静かにそう告げる
「貴方のおかげでサラちゃんは一つ成長できました……
 娘を攻撃されていい気はしませんけど……」
 神綺が美鈴の身体を労わる
「貴方も痛かったんでしょう?」
 その言葉に美鈴は笑った
「ええ、強い娘さんをお持ちですね」
「はい!自慢の娘です」
 この後、しばらく神綺と美鈴の
 お互いの自慢の娘を語り合うという戦いになった 





 この食事会のおかげで
 皆、一気に打ち解ける事が出来た



 食事会が終わったので、
 美鈴とニトリは準備してもらった
 部屋に向かって休むことになった
 
 
 香霖も部屋に戻ったが
「……さて」
 もうそろそろ来るだろうと思っていると
(コンコン!)
 部屋を叩く音がしたので
「どうぞ」
 香霖はその人物を中に入れた

「お邪魔します~」
「失礼する」 
 神綺と夢子が香霖の部屋に入ってきた
 そして、二人とも用意されていた椅子に座ると 

「さて、明日からの計画なんだが」
 香霖の言葉に二人がうなずいた
「ダムの建設と、施設の建設は同時に行う」
 その答えに、夢子が反論する
「それでは、人数が足りないのでは?
 どちらか片方を先に作り上げた方が…」
 夢子の言葉に、香霖が答える
「ダムの方は、美鈴さんとニトリさんがある程度形を作れる
 と思う、しばらくダムの方に力を入れる
 そして、理香さんのほうは施設のための機械を作ってもらう」
 その答えに、今度は神綺が
「でも、今から機械を作ったら時間がかかりすぎませんか?」
 そう答える
 だが、香霖は
「実は、無縁塚である程度形が出来ている物を見つけてある」
 既にある程度の事は考えていた
「それを拾ってきているから……それを基本にして
 作る事が出来るはずだから、後はその時に応じて
 色々と考えようかと思う」
 香霖がそう答えると、二人は
「それでは、とりあえずはそういうことで」
「……明日から忙しくなりますね」
 そういって香霖の部屋から出て行った





 次の日から作業は始まった


「本来なら大量の人…とかいるのかもしれないが……」
 ダムの建設現場に大量の資材を運ぶのが
 一つのネックだったが
「よ~いしょ!」
 (ずど~ん)
 資材が入っている袋を10束ぐらい抱えて
 美鈴がやってきた
「……美鈴さん居るからフォークリフトいらないな…」
 
「後は、河の水を何とかしなければいけないな」
 香霖がそういうと
 ニトリが
「河童のポロロッカ!」
 ダムの建設予定の場所にある邪魔な水を
 全て別の方向に流れるように変えた

「……ん?私が水を操る程度の能力って事忘れていない?」
「……すまない、本気で忘れていた」 


 思わぬ出来事で、ダム建設の時間が一気に縮まった
 
 遊園地の建設の現場では
「これと、これとこれ!……次は!?」
 理香の目が違っていた
 香霖に渡された設計図を基にして
 遊園地で動かされる大型の機械を作っていた
「……足りない部分はお店から持ってこないと…」
 香霖が、一度お店に戻って、ここでは作れそうにない物を
 持って来ようとすると
 神綺がやってきて
「あの……別に作り出してもいいんですよね?」
「えっ?……」
 そういうと
 神綺が己の能力で……
「……これでいいですか?」
「……ああ(真面目に持ってくるのがバカらしくなった)」
 大型の機械を作り出していた
「でも、動かし方は?」
「あ~」
 ちょっと困ったが
「動かすのなら、一度中を見れば簡単なのです!」
 きちんとした技師が居て何とかなった



「門番長!」
「あれ?なんで門番隊が?」
「レミリアお嬢様からの命令で、しばらくは
 隊長の手伝いをしろと!」
 紅魔館の門番隊が駆けつけてくれたり

 
「……よう、手伝いに来たぜ」
「人手が足りないかと思ってやってきたわよ」
「あ、アリスちゃん!」
「魔理沙も来てくれたか」
 魔理沙とアリスが手伝いに来てくれたり


「このでこぼこ道をなんとかしないとな……」
「簡単だぜ香霖」
「魔理沙?」
「マスタースパーク!」
 魔理沙が道を平らにしたり


「上海!蓬莱!仏蘭西!露西亜!西蔵!倫敦!オルレアン!  
 和蘭!京人形!メディ!全人形隊出動!」
 アリスが全ての人形を出して
 建築の作業にあたったり……






 そのような事があってしばらく時間が流れた
 

「……まさかこんなに早く…」
 思っている以上に早い段階で遊園地の原型ができかけていた
 そして、ダムにいたっては
「ダムも稼動できる所まで行くとは……」
 恐るべきは、紅魔館の建築技術と
 その隊長の支持のうまさ
 ニトリの能力とその科学力
 理香の年季と応用力は
 凄いとしか言いようがなかった
 
「これなら、思っている以上に早くこの計画が終わりそうだ」
 香霖が自分の部屋でそうつぶやいていると
(こんこん)
 誰かが部屋にノックしてきた
「はいはい…どうぞ」
(神綺かな?)
 香霖がそう思っていると
「……よう…香霖」
「魔理沙?」
 予想外に入ってきたのは魔理沙でした
「どうしたんだい?こんな時間に」
 香霖が問いかけると
「……ちょっと散歩しないか?」
 いつもと違い、魔理沙が香霖に静かに話しかける
「今じゃないと駄目かい?」
 香霖がそう話すと
「……話したい事があるんだ」
 魔理沙がなにか覚悟を決めたように
 そう伝えた、香霖も何かを感じ取ったのか
「わかった、少し付き合おう」
 そう伝えて、魔理沙の後を追った




「……」
「……」
 魔理沙と香霖はゆっくりと
 そして、無言で歩いていた
 そのまま夜の遊園地の前まで歩いていた
「…もうすぐこの施設も完成するんだよな」
 完成間近の遊園地の前で魔理沙が止まり 
 そうつぶやく
「ああ…完成したら楽しい施設になるだろう」
 香霖もそう話しかけると
 
「……香霖に聞いてもらわないといけない言葉があるんだ」
 魔理沙が小さく話しかける
「なんだい?」
 香霖もそれに対してゆっくりと待つ
 魔理沙は少しの間話すのをためらったが
 覚悟を決めると

「……私は香霖の事が好きだ!
 あの魔界神にも渡したくない!」

 大きな声でそう答えた
 そして、香霖の胸に抱きつく
 香霖はいきなりの事に驚く
「ま、魔理沙!?」
「ごめん!」
 だが、香霖は魔理沙の肩を抱き返さなかった
 そして、魔理沙は香霖から離れるとまだ完成していない
 遊園地の中に入っていった
 香霖が、ようやく動き出す
「ま、待て魔理沙!この施設はまだ完成していない!」
 香霖も少し遅れてから、遊園地の中に入る 
(まだ完成してない物もあるから、危ない!)




(……はあ、これで終わりだな…)
 魔理沙は遊園地の中で走っていたが
 ある程度走ると、その動きを止める
(……初めから勝てない勝負だったけど)
 そして完全に歩くのをやめる
(勝負をしないで負けるよりは……砕けた方がまだいい)
 魔理沙はそう思うと、静かに涙を流した
(だけど……悔しいぜ…)
 小さい頃から見ていたのだ……憧れの人を


「魔理沙~!」
(……香霖…来てくれたか…)
 自分の事をまだ見てくれる事を
 うれしく、そして悲しく思った



(何処だ!……この辺の建物は倒れてくる可能性が…)
 香霖が走っていると
 止まって泣いている魔理沙を見つけることができた
(よかった、無事か……)
「魔理沙~!」
 魔理沙が香霖の方を見る
(魔理沙にはきちんと言葉で返さないと)
 香霖が魔理沙に近づく……

(ぴしっ)

 だが、香霖には上から落ちてくるそれが見えてしまった
「魔理沙!?」
 香霖は魔理沙を突き飛ばした



「いててっ……なんだよ…香霖…」
 いきなり突き飛ばされて魔理沙は香霖の方を見た
「……香霖!?」
 香霖に突き飛ばされた所には、上から降ってきたと思われる
 大きな鉄の塊が落ちてきていた
 ……先ほど魔理沙が居た位置に…
 では、なんでそこに居たはずの魔理沙がここに居て

 香霖が居ないのか
「香霖!!!」
 答えは簡単だ
 魔理沙の変わりに
「ぶ……無事…かい…?ま…りさ…」
 
 血まみれになって……片腕が引きちぎれている
 香霖の姿があったからだ

「う、うあああああああぁぁぁあああ!!!!」
 人が居ない遊園地に魔理沙の絶叫が響いた




 続く
 戦車技師のあの子の事を思い出しました 
 でも話の内容がバキとホラーになってしまいました
 ……後は怒涛の終盤まで一直線!の予定
 
 感想、苦情、誤字脱字、その他もろもろ書き込んでください
  
 それではノシ
 
 誤字訂正しました
脇役
コメント



1.イスピン削除
紅魔館ってゾルディック家だったのか、そーなのかー。
2.名無し妖怪削除
ずっと続きを待っていました。
3.欠片の屑削除
おお!お久しぶりですね!
ってこーりん!死ぬなー!!
4.幻想入りまで一万歩削除
アリスさん一体違うの居るよ?・・・もしや拉致?!

どえらい急展開、さ、先が気になる~。
5.紅鎌削除
なかなか素晴らしい内容…どんどん話に引き込まれていく
私のこーりんとイメージが重なる
後編期待してます。頑張ってください。
がんばれこーりん…生きて…
6.名無し妖怪削除
戦車技師・・・・・・戦車技師!?
メタルマックス・ザ・こあーの世界にぴったりな方、発見!
あ、でも美鈴が居るか・・・
ていうか、彼女の事をすっかり忘れてました。ごめんよ
7.時空や空間を翔る程度の能力削除
ふむ、よく「よし、こーりん殺す」って
言葉が出で来るけど
ここは「こーりん無事でいろ!!」って言葉に
なるのは何でだろう~??。

しかし・・・
霊夢はお金が絡むと・・・(汗
8.名無し妖怪削除
あやややや、こーりんががが…!

何とか生き延びてー!!
9.名無し妖怪削除
今回は神綺さまより他の面々がメインの話しですね
個人的に美鈴がかっこよくていい感じだと思います
ところで
>ポポロッカはポロロッカですよー
10.名無し妖怪削除
>ああ、そのとうりだ
とおりです。
>貴女方にとっては
香霖もいるなら「貴方方」では。
>鍛え方違う!
がの脱字では。
11.名前が無い程度の能力削除
ん・・・?メディ・・・?
12.名前が無い程度の能力削除
にとりはにとりであってニトリではない。決してお値段以上では無いのだ。