あらすじ
ちんちんかもかも
冬のある日に藤原妹紅が
ハクタクセンセにこう言った
「慧音はホントにもてるよねえ」
「一体どうした藪から棒に」
首を傾げるハクタクセンセに
指折り数えて藤原妹紅
「朝も早よから私とたぬきがまずは慧音に会いに来た」
「たぬきも元気で何よりだ」
冬のある日に妹紅の助けた
小さなたぬきがもんもこ鳴いた
もんもこたぬきを二人で撫でつつ
里の慧音の庵の囲炉裏
もひとつ数えて藤原妹紅
「それから我らの大神さまが、今日も今日とてやってきた」
「うちの頼れる神様だ」
デカくて白くてけむくじゃらァ
悩ましボディのアマ公さまが
今日も今日とて里を見回り
ハクタクセンセに告げてった
「お昼にゃ稗田のお嬢様」
「資料のお礼をしただけだから」
「そうかな?」
「そうとも」
「朴念仁」
ため息吐きつつ藤原妹紅
三つ目指折りまた数え
今日のお昼を一緒に食べた
稗田のお嬢を思い出す
横目ちらちら慧音を見つつ
妹紅に細々気を使う
命短し恋せよ乙女
寿命短し恋せよ阿求
淡い初恋
相手は慧音
押しても引いてもさっぱりだ
「なんのことだ?」
「なんでもない」
「気になるじゃないか」
「さてさてと。午睡時には子供がたくさん、夜になったら霧雨魔理沙」
「子供は遊びに来ただけだ」
「霧雨魔理沙は」
「夕飯泥棒」
疾風のようには現れて
ご飯を食べたら帰ってく
後日お礼はするかもだけど
今のところは泥棒か
お手並み鮮やか霧雨魔理沙
今日のおかずも持ってった
指折り数えてさて5本
人数数えりゃそれ以上
「今日はこれでも少ない方だな」
「やっぱり慧音はもてるじゃない」
首を捻って「ううむ」と唸る
頼り頼られワーハクタク
生真面目勤勉律儀で真面目
溢れんばかりの責任感
自然と人妖引き寄せられる
もてるアイツは朴念仁
「さっぱりわからん」
「さいですか」
たぬきとじゃれつつ藤原妹紅
今はセンセを独り占め
うなる姿も可愛いものだと
しみじみ眺めてみていたら
「もてる、もてると」
筆と紙出しハクタク先生
さらりさらりと「もてる」と書いた
何をするかと眺めてみたら
しばし考えハクタクセンセ
『も こ てる』
ちょいと「こ」の字を書き足した
「ええええええええええええええええええええええええええええ!?」
「――――これはどういうことだ妹紅?」
それはそれは静かな声音で
ハクタク先生仰った
「私の方こそ何がなんだか!?」
「見ろ、この見事な『もこてる』を! お、お前は私を『もてる』『もてる』と持て囃しておきながら
その実、『もう慧音には皆が居るから私は輝夜と一緒になっていいよね?』と私に伝えていたんだな!?」
「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」
絶叫フジワラヴォルケイノ
妹紅も思わず叫び出す
ハクタクセンセの超理論
「ひ、ひどい! お前は私の気持ちを知っていて、そんな遠まわしなことを……!
どうせなら、どうせなら目の前でハッキリ言ってくれた方がマシだ! なのに! なのに!」
「清らかな涙までこぼしつつ! あまつさえそんな儚げな顔で!?」
口許押さえてハクタク先生
マジで泣いちゃう五秒前
「もこてると聞いて歩いてきました。もこたーん、けーねー、遊びに来たわー」
「げぇ、輝夜!?」
「じゃーんじゃーん?」
待て あわてるな これは孔明の罠だ
「この期に及んで、私に『もこてる』を見せつけるつもりなのか!?
妹紅、お前は………お前はどこまでひどいヤツなんだっ! うっ、ううっ………」
「うわ、もこたん、慧音どうしたの? まるでもこたんに手酷いフラれ方をしたみたいなんだけど……」
すべて私の作戦通り
にやり孔明ほくそ笑む
火計炎上涙腺決壊
うわんうわんとハクタク先生
大声べそかき泣き出した
「ああ!? よしよし泣かないで~」
「泣きたい気分はこっちだよ…………」
姫様センセをあやす横
頭を抱えて藤原妹紅
生真面目勤勉律儀で真面目
溢れんばかりの責任感
けれども時々うっかり暴走
純情一途な一直線
もてるセンセにもてまくる
苦労の絶えない蓬莱人
そんな二人の冬のある日の
よくある一幕でしたとさ
ちんちんかもかも
冬のある日に藤原妹紅が
ハクタクセンセにこう言った
「慧音はホントにもてるよねえ」
「一体どうした藪から棒に」
首を傾げるハクタクセンセに
指折り数えて藤原妹紅
「朝も早よから私とたぬきがまずは慧音に会いに来た」
「たぬきも元気で何よりだ」
冬のある日に妹紅の助けた
小さなたぬきがもんもこ鳴いた
もんもこたぬきを二人で撫でつつ
里の慧音の庵の囲炉裏
もひとつ数えて藤原妹紅
「それから我らの大神さまが、今日も今日とてやってきた」
「うちの頼れる神様だ」
デカくて白くてけむくじゃらァ
悩ましボディのアマ公さまが
今日も今日とて里を見回り
ハクタクセンセに告げてった
「お昼にゃ稗田のお嬢様」
「資料のお礼をしただけだから」
「そうかな?」
「そうとも」
「朴念仁」
ため息吐きつつ藤原妹紅
三つ目指折りまた数え
今日のお昼を一緒に食べた
稗田のお嬢を思い出す
横目ちらちら慧音を見つつ
妹紅に細々気を使う
命短し恋せよ乙女
寿命短し恋せよ阿求
淡い初恋
相手は慧音
押しても引いてもさっぱりだ
「なんのことだ?」
「なんでもない」
「気になるじゃないか」
「さてさてと。午睡時には子供がたくさん、夜になったら霧雨魔理沙」
「子供は遊びに来ただけだ」
「霧雨魔理沙は」
「夕飯泥棒」
疾風のようには現れて
ご飯を食べたら帰ってく
後日お礼はするかもだけど
今のところは泥棒か
お手並み鮮やか霧雨魔理沙
今日のおかずも持ってった
指折り数えてさて5本
人数数えりゃそれ以上
「今日はこれでも少ない方だな」
「やっぱり慧音はもてるじゃない」
首を捻って「ううむ」と唸る
頼り頼られワーハクタク
生真面目勤勉律儀で真面目
溢れんばかりの責任感
自然と人妖引き寄せられる
もてるアイツは朴念仁
「さっぱりわからん」
「さいですか」
たぬきとじゃれつつ藤原妹紅
今はセンセを独り占め
うなる姿も可愛いものだと
しみじみ眺めてみていたら
「もてる、もてると」
筆と紙出しハクタク先生
さらりさらりと「もてる」と書いた
何をするかと眺めてみたら
しばし考えハクタクセンセ
『も こ てる』
ちょいと「こ」の字を書き足した
「ええええええええええええええええええええええええええええ!?」
「――――これはどういうことだ妹紅?」
それはそれは静かな声音で
ハクタク先生仰った
「私の方こそ何がなんだか!?」
「見ろ、この見事な『もこてる』を! お、お前は私を『もてる』『もてる』と持て囃しておきながら
その実、『もう慧音には皆が居るから私は輝夜と一緒になっていいよね?』と私に伝えていたんだな!?」
「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」
絶叫フジワラヴォルケイノ
妹紅も思わず叫び出す
ハクタクセンセの超理論
「ひ、ひどい! お前は私の気持ちを知っていて、そんな遠まわしなことを……!
どうせなら、どうせなら目の前でハッキリ言ってくれた方がマシだ! なのに! なのに!」
「清らかな涙までこぼしつつ! あまつさえそんな儚げな顔で!?」
口許押さえてハクタク先生
マジで泣いちゃう五秒前
「もこてると聞いて歩いてきました。もこたーん、けーねー、遊びに来たわー」
「げぇ、輝夜!?」
「じゃーんじゃーん?」
待て あわてるな これは孔明の罠だ
「この期に及んで、私に『もこてる』を見せつけるつもりなのか!?
妹紅、お前は………お前はどこまでひどいヤツなんだっ! うっ、ううっ………」
「うわ、もこたん、慧音どうしたの? まるでもこたんに手酷いフラれ方をしたみたいなんだけど……」
すべて私の作戦通り
にやり孔明ほくそ笑む
火計炎上涙腺決壊
うわんうわんとハクタク先生
大声べそかき泣き出した
「ああ!? よしよし泣かないで~」
「泣きたい気分はこっちだよ…………」
姫様センセをあやす横
頭を抱えて藤原妹紅
生真面目勤勉律儀で真面目
溢れんばかりの責任感
けれども時々うっかり暴走
純情一途な一直線
もてるセンセにもてまくる
苦労の絶えない蓬莱人
そんな二人の冬のある日の
よくある一幕でしたとさ
なおるよ!!
けーね先生は本当にもうwww
なおるよ!
>てる→もこ→けね→あきゅ
矢印の方向が違うとこがあるような?
じょにーずさんすげぇww
歌調に作れるなんて尊敬ですわぁ~ん。
そりゃあ妹紅も絶叫するさ。読んでるこっちも絶叫したさ。
なおるよ!!
しかし、すごい思考回路ですね。
ってか、あなたの発想というか感性が羨ましい・・・・・・
なおるよ!なおるよ!!
なおるよ!
それはさておき
なおるよ!
最高!!
上手い言葉遊びですね