「仕事とかはいい、パソコンを買うんだ」
「はぁ……」
姫様御乱心中。
いきなり何を言う、この人は。
「いやね、最近巷じゃ私のことをニートだのニートだのニートだのひっきーだのとか言ってるらしいじゃん?で、私だけそう言われるのがつらいから」
「道連れに私を誘おうと、そういう魂胆ですか姫様。……ですが、私は仕事がちゃんとあって忙しいので、そんなことをしてる暇がないのです。申し訳ありませんが」
「まぁまぁ、待ちなさいよ永琳。そもそもニートってだらしない人がなるものじゃない。つまり、これで永琳が嵌らなかったらだらしないのは私。逆ならあなた、そういうことになるじゃない」
とんでも理論です、姫様。
「だから、これは証明なのよ。私がだらしなくない、ということを証明するためのも。ね、いいでしょ?」
「ですから、私は忙しいので」
「もしも永琳がだらしなくならなかったら、私は働くわ」
「即行で買ってきます」
* * *
さて、香霖堂で『ぱそこん』なるものを買ってきました。
まだあまりこちらの世界には浸透してないものらしいのですが。なぜ姫様は持っていたのだろう?
……ともかく、早速つけてみることにしましょう。
つけ方わかんねぇよ(切実)
あ、このボタンかな?
……うわ、動いた、すげぇ!
ん?あれ?何か画面が青くなって。
わ、わ、へんな文字がたくさん出てきた!これどうすればいいの!ちょ、誰か、これに詳しい人!
わ、わ、わ、わ、わ!!
「たすけて、てるよ!(右上、左下」
「呼んだ?」
ず、随分と来るのが早かったですね、もしかして待ち構えてました!?
と、とにかく助かりました。
「これ、画面がこういう風になってしまったのですが」
「あぁ、起動して最初の画面って、総じてこういう風になるものなのよ。設定とか決めなくちゃいけないしね」
姫様が鍵板(キーボードともいうらしい)をかたかたといじってる。
途中いろいろ聞かれたが、私にはサッパリなので曖昧に返事をしておいた。
―――――数分後
ピンピロピロピロポロン♪
変な音がなると同時に草原が画面に映し出された。
「よし、起動完了ね」
姫様が腕で額の汗をぬぐう。
その顔にはやり遂げた感があった。仕事もこんな感じでこなしてほしいものだ……。
あ、そのために今こうしているのか。
「さて、後は適当につらつらと見てみなさい、いろいろと面白いわよ」
「そうなんですか、ありがとうございます姫様。……あれ?右下に何か出てきましたが」
「あぁ、これは……」
そう姫様に教えてもらうこと数十分後、ようやくして私は『ぱそこん』なるものをちゃんといじることができるようになったのだ。
―――――数ヵ月後―――――
コンコン
「輝夜様、ご飯の準備ができましたよ~」
私は輝夜さまのお部屋の扉を叩いて輝夜様をお呼び出ししました。
……しばらくしても、反応なし。
「輝夜様、食べないんですか~?」
……反応なし。
「えと、あけますよ?」
カラカラ。
「うっわ、何こいつ。マジでKYじゃん?このスレの趣旨をよく理解しろっての。厨房が」
パタム。
えぇと、見なかったことにしましょう。
さて、次に私はお師匠様のお部屋を叩きました。
コンコン。
「お師匠様、ご飯の支度ができました」
……反応なし。新しいお薬でも作ってるんでしょうか?
「お師匠様~?ご飯ですよ~」
反応なしです。
「お師匠様、入りますよ?」
カラカラ。
「うわ、こいつマジでKYじゃん。いちいち反応してんじゃぇねよ、厨房が」
パタム。
あれあれ?いつからお師匠様もそっちの道に?
なんだかもう、つかれてきましたよ私。
……仕方ないから、てゐと一緒に食べようかな、ご飯。
こんこん。
「てゐ、ご飯できたよ~」
……反応なし。……まさか。
「てゐ。……入るよ?」
カラカラ。
「ぷっ、こいつらうぜぇ~。マジでKYじゃん。見てて飽きないからしばらく閲覧しててやるよ厨房共」
パタム。
その後、私は一人で夕食を食べました。
ちょっと味が濃すぎて涙が出てきました。くすん。
終わり(落ちなし)
「はぁ……」
姫様御乱心中。
いきなり何を言う、この人は。
「いやね、最近巷じゃ私のことをニートだのニートだのニートだのひっきーだのとか言ってるらしいじゃん?で、私だけそう言われるのがつらいから」
「道連れに私を誘おうと、そういう魂胆ですか姫様。……ですが、私は仕事がちゃんとあって忙しいので、そんなことをしてる暇がないのです。申し訳ありませんが」
「まぁまぁ、待ちなさいよ永琳。そもそもニートってだらしない人がなるものじゃない。つまり、これで永琳が嵌らなかったらだらしないのは私。逆ならあなた、そういうことになるじゃない」
とんでも理論です、姫様。
「だから、これは証明なのよ。私がだらしなくない、ということを証明するためのも。ね、いいでしょ?」
「ですから、私は忙しいので」
「もしも永琳がだらしなくならなかったら、私は働くわ」
「即行で買ってきます」
* * *
さて、香霖堂で『ぱそこん』なるものを買ってきました。
まだあまりこちらの世界には浸透してないものらしいのですが。なぜ姫様は持っていたのだろう?
……ともかく、早速つけてみることにしましょう。
つけ方わかんねぇよ(切実)
あ、このボタンかな?
……うわ、動いた、すげぇ!
ん?あれ?何か画面が青くなって。
わ、わ、へんな文字がたくさん出てきた!これどうすればいいの!ちょ、誰か、これに詳しい人!
わ、わ、わ、わ、わ!!
「たすけて、てるよ!(右上、左下」
「呼んだ?」
ず、随分と来るのが早かったですね、もしかして待ち構えてました!?
と、とにかく助かりました。
「これ、画面がこういう風になってしまったのですが」
「あぁ、起動して最初の画面って、総じてこういう風になるものなのよ。設定とか決めなくちゃいけないしね」
姫様が鍵板(キーボードともいうらしい)をかたかたといじってる。
途中いろいろ聞かれたが、私にはサッパリなので曖昧に返事をしておいた。
―――――数分後
ピンピロピロピロポロン♪
変な音がなると同時に草原が画面に映し出された。
「よし、起動完了ね」
姫様が腕で額の汗をぬぐう。
その顔にはやり遂げた感があった。仕事もこんな感じでこなしてほしいものだ……。
あ、そのために今こうしているのか。
「さて、後は適当につらつらと見てみなさい、いろいろと面白いわよ」
「そうなんですか、ありがとうございます姫様。……あれ?右下に何か出てきましたが」
「あぁ、これは……」
そう姫様に教えてもらうこと数十分後、ようやくして私は『ぱそこん』なるものをちゃんといじることができるようになったのだ。
―――――数ヵ月後―――――
コンコン
「輝夜様、ご飯の準備ができましたよ~」
私は輝夜さまのお部屋の扉を叩いて輝夜様をお呼び出ししました。
……しばらくしても、反応なし。
「輝夜様、食べないんですか~?」
……反応なし。
「えと、あけますよ?」
カラカラ。
「うっわ、何こいつ。マジでKYじゃん?このスレの趣旨をよく理解しろっての。厨房が」
パタム。
えぇと、見なかったことにしましょう。
さて、次に私はお師匠様のお部屋を叩きました。
コンコン。
「お師匠様、ご飯の支度ができました」
……反応なし。新しいお薬でも作ってるんでしょうか?
「お師匠様~?ご飯ですよ~」
反応なしです。
「お師匠様、入りますよ?」
カラカラ。
「うわ、こいつマジでKYじゃん。いちいち反応してんじゃぇねよ、厨房が」
パタム。
あれあれ?いつからお師匠様もそっちの道に?
なんだかもう、つかれてきましたよ私。
……仕方ないから、てゐと一緒に食べようかな、ご飯。
こんこん。
「てゐ、ご飯できたよ~」
……反応なし。……まさか。
「てゐ。……入るよ?」
カラカラ。
「ぷっ、こいつらうぜぇ~。マジでKYじゃん。見てて飽きないからしばらく閲覧しててやるよ厨房共」
パタム。
その後、私は一人で夕食を食べました。
ちょっと味が濃すぎて涙が出てきました。くすん。
終わり(落ちなし)
>鍵版
鍵盤とか鍵板では?(版では初版・第二版などの意味になってしまいます)
あたふたするえーりん先生がマジ可愛い
しかし、これだとまだイージーな感じなのでご参照を。
てゐ(ノーマル)
「はいはいワロスワロス、そんな釣りに引っかからねぇよ
って、こいつ引っかかってやんの( ´,_ゝ`)プッ
ホント、救えねぇな。(^Д^)9mプギャー」
輝夜:通常モード(ハード)
「うはwwwwwwwwwwwおまwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwっうえwwwっうえwwwwwwっうえwwwwwww
テンションみwwwwなwwwぎwwwっwwwてwwwきwwたww」
輝夜:狂気モード(ルナティック)
「イヤァァァァァァ!お姉ちゃん!
お○ん○、恥ずかSIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
以上、お粗末で。orz
永遠亭を起点に幻想郷中にパソコン中毒が広がっていきそうな予感。
――文々。新聞の記事一部を抜粋――
参照ありがとうございます。これを受けてさらにへんな方向に進むことを誓います。
え、スピンオフ?
次回の東方はついに香霖登場か!?
……でわ、感想ありがとうございました。