Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

少し…心落ち着けようか…

2007/11/22 11:22:30
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1

前書き
美鈴の独白のような霊夢との会話のような 全員が霊夢好き設定 キャラがかなり違います それでもいい方だけどうぞ































「…雨ですか」

 パチュリー様が言うには今日は曇りのはずだったのに…

「傘ささないと風邪引いちゃいますね」

 こんなときのために傘が用意されててよかったです

「…あれ?傘が…こわれちゃってます」

 なんで私はこういうことに不幸なんでしょうか…

「仕方ありませんね。雨に濡れながら門を守りますか」

 雨が上がれば…うっすらと霧が出て…

「心頭滅却すれば火もまた涼しといいますし、少しくらいならなんとかなりますよね」

 ああそういえば…あの人と初めて会ったのは霧がかった日でしたね







 あの人は酷い人だ

 色々な人の想いを一身に受けている でもそれに答えようとしない

 理由はわかってる 誰か1人でも選んでしまうと他の人はどうなってしまうか、あの人にはわかってるからだ

 あの人は酷い人だ

 まるで誰にも興味を持ってるように誰でも同じように接する もちろん私にも同じように接してくれる

 そんな風に接されると誰でもアナタに興味を持ってしまう
 
 あの人はズルイ人だ

 内ではどんなことを考えてるかわからない あまり感情を表情に出さない 

 それが私には怖い 嫌われてるかもしれない

 あの人は酷い人だ

 きっとこれからも想いを一身にうけるのだろう そしてそれを誰にも漏らさないのだろう
 
 私だってあの人の力になりたい でもあの人はそれを断るに違いない

 あの人は―

「風邪…引くわよ?」

「…あ」

 ああ―どうしてこんな時に来るんですか

「…ほら、傘貸してあげるから」

「いいです。私は門を守る仕事があるんです」

 お願いだから…優しくしないでください

「風邪引いたら元も子も無いわ」

「それより…なんで紅魔館に」

「咲夜が何か用があるみたいでね」

「…そうですか」

 ああ、やっぱりこの人には私はつりあわないのだ

「じゃあ、早く行ったほうがいいです」

「でも美鈴」

「早く行ってください!」

「…わかった」

 何で怒鳴ったんでしょうか…私にもわかりません でも後悔してます

「もう行っちゃいました…ね」

 これでいいんだ 私にあの人は釣り合わない そう自分に納得させよう

「あ、あれ?おかしいですね?何で…泣いてるんでしょうか、弾幕で負けてもこんなこと…」

 よかったんですよ…これで…これ…で










「本当に…どうし…て…」

 この雨も私の心と同じ…あれ?雨が…

「何…泣いてるのよ」

「霊夢さん」

 どうして戻ってきたんですか

「後ろで急に泣き声が聞こえたら誰でも様子を見に来るわよ」

「わ、私…そんな大きな声で?」

「いえ、なんでかな?ただの空耳だったのかもしれないけれど、確かにアナタの泣き声だったわ」

「そうですか…」

「少し隣いいかしら?」

「え?」

 さっき怒鳴った私に何の話だろうか?

「…別にいいですけど」

「ほら、傘に入りなさい」

「いえ、大丈夫です」

「ダメよ」

「…ハイ」

 突然どうしたのだろうか

「一つだけ言うわ」

「え?」

「私はアナタが思ってるよりもアナタをを見ているわ」

「…」

 ああ―本当にこの人は酷い人だ







「雨…あがったわね」

「ええ」

「じゃあ私は今から咲夜のところに行くわ」

「わかりました」

「あ」

「あ…」

「「虹だ」」

「…綺麗ね」

「そうですね」

「それじゃあね美鈴」

「あ、霊夢さん」

「ん?」

「ありがとうございました…」

 今の私にはこれでしか感謝をあらわせません

「…アナタが私を抱きしめるなんて珍しいわね」

「私も少しは積極的になろうとおもいまして」

「…勝手になさい」

「はい!」

やっぱり思いをを捨てるなんて出来ません 

確認します 

私は―アナタが好きです







懺悔室
ああああああああああああああああああああカフェオレのみてええええええええええええええ!!!!!!!
まさかの咲夜さん全消しが発動。別のカオス書いてます


皇束篠秋
コメント



1.創製の魔法使い削除
新作お待ちしておりましたーって、早すぎ!?

今回はいつもと違う雰囲気でしたー。

美鈴の心が天候と繋がってる感じがします。凄く巧く表現できてると思います。

美鈴の霊夢に対する一途な恋心が私の心を刺激します(笑

次の新作楽しみにしています