前書き
作者の妄想、幻想を多分に含んでおります パチュリーと霊夢の会話のみ 全員が霊夢好き設定 パチュリーのキャラが少し(かなり)おかしくなってるのでダメな方は見ないほうがいいです それでもいい方だけ
↓
「いらっしゃい」
「おじゃまするわ」
「めずらしいわね。アンタが神社に来るなんて」
「私だって偶には外に出るわよ」
「ふーん…」
「…なに？その目」
「いや…今日は太陽の日差しが一段と強いのに、よくこれたなと」
「最近は少し図書館を歩いているの。だから前よりは丈夫になったわ」
「へー」
「だから」
ドンッ
「きゃ！」
「こういう風にアナタを押し倒したりもできるわ」
「…わかったから放してくれる？」
「…このままじゃダメ？」
「ダメ」
「しかたないわね」
「そんなしぶしぶどかないでよ…こっちが悪いことした気分になるじゃないの」
「悪いと思ってるなら資料をとらせて」
「ダメ」
「…むきゅー」
「はいはい、お茶入れてくるから待っててね」
パラ
「おまたせーって何読んでるの？」
「図書館の隅に放置されてたの、隅すぎて気付かなかったわ」
「ふーん…で？どんな内容？」
パラ
「…」
「ん？なんで黙ってるの？」
「それは…」
「あ…まさか…」
「…」
「ご、ゴメン！そんな本だとは知らずに！」
「…悪いと思ってる？」
「う…うん」
「じゃあ」
ゴクリ
「膝枕でもさせてもらおうかしら」
「へ？」
「脳の容量が多いとどうも頭が重くなっちゃってね」
「な、何で私。しかもひざって…」
「悪いことしたんじゃなかったの？」
「う…」
「…」
「中々気持ちいいわ」
「そりゃどーも」
「褒めてるのよ？私が褒めるなんて滅多にないわ」
「…それは光栄ね」
「それにしても風と日光が気持ちいいわ」
「ここは元々風通しがいいからね」
「少し興味があるわ」
「いくらでも調べればいいじゃない」
「最近研究に没頭してて、まともに寝てないのよ」
「だったらこんなところにいるより帰って寝たほう…あら？」
「くーくー…」
「パチュリー…寝ちゃった？」
「くー…くー…」
「…膝の上にいられたら私動けないじゃないの」
「うーん…」
「まったく、しょうがない。起きるまでこのままでいてあげるわ。そういえば…なんでコイツ手に包帯まいてるのかしら」
「くー…すー…すー…」
「こんな寝顔じゃ起こすわけにもいかないし…、起きたら聞いてみましょ」
「ふぁー…おはよう」
「…おはよう」
「あら、起きるまで待っててくれたの？」
「アンタが膝で寝るから動けなかっただけよ。すっごいきつかったんだから」
「あ…それは悪かったわね…そうだ、お礼にこれあげるわ」
「え？」
「料理の本を見つけてねそれで作ってみたくなったの」
「これって…クッキー？」
「ええ、とりあえずは手作りよ。少しトラブルがあったりしたけど」
「トラブルってひょっとしてその包帯―」
「あ、もう夕方じゃない。じゃあ私は帰らせてもらうわ」
「あ、パチュリー」
「暇になったらまた来るわー。それとさっきの本はただの恋愛小説だからー」
「何ィ！」
「それじゃあねー」
「…まったく。お礼言いそびれちゃったわ…仕方ない。今度は私が何か作って行こうかしら」
終
霊夢もパチュリーも可愛いですね～。
ほのぼのとした感じも良いです。
しかし、パチュリー大胆だなぁ････････