前置き
本作品はキャラ一人の台詞のみで構成されております。
所々に入る「――」部のインタビュアーの台詞を脳内補完すると楽しめるかもしれません。
題名への突っ込み禁止><
††††
名前は十六夜咲夜(いざよいさくや)、職業はここ紅魔館のメイド長、座右の銘は瀟洒。
――質問内容なら美鈴から聞いてるわよ。それで、次は職務内容かしら? それとも休日の過ごし方? 早目に切り上げたいのよ。
――お嬢様から休みを頂いているけど、部隊の子達が心配なのよ。ああ、心配っていっても勘違いしないでね、うちのメイドの殆どは妖精でしょ? ちょっと目を離すとすぐ好き勝手始めるのよ。一応美鈴にお願いはしておいたけど、それでもね。
††††
お嬢様の身の回りのお世話は私が、それ以外の屋敷の清掃や食堂の調理なんかは他の子に任せてあるわ。
――紅魔館の組織図としてはまず内勤と外勤で総まとめを私、外勤部隊は美鈴にまかせているわ。内勤部隊はそこから清掃班、調理班と図書館担当の三つに分化されて、私はおのおのに指示を下す。これがメイド長としての職務ね。新人が入った時は教育係もやってるわ。
――外勤はほとんど美鈴任せよ。武闘派揃いでノリも体育会系が多いから。私とじゃイマイチ噛み合わせが悪いのよね。
――勤務時間はそれこそ一日中。さっきも言ったけど、妖精メイド達は放っておけないから。妖怪メイドも何だかんだでいい加減なのよ。まったくそれなりの給料払ってるんだから、相応の働き位はして欲しいわ。
――私も一応、頂いてるわ。いらないと断ったのだけど「奉仕の心に報いないようではスカーレットの名が廃る」とお嬢様が無理矢理ね。でも使い道があまり無いから貯まる一方なのよね。
――収入源ね。一番の収入は近隣の里からの上納金ね。お嬢様が幻想郷に来てすぐ、ここら一帯を縄張りにしていた妖怪達を駆逐して、里の人間を無事に通行させる代わりに金銭や現物を受け取る仕組みを作ったの。向こうとしても行商を安全に出来るようになったわけだし、一方的な搾取をしてるわけじゃないわよ。
――言わないで。私も少しはそれっぽいかなと感じてるんだから。
――流石に休み無しじゃ倒れるわよ、こちとら人間なんだから。とは言え、再度繰り返すけど、うちのメイドたちは目が離せないからね。やむなく、時を止めて休んでるわ。幸い、美鈴の力のおかげで力の消耗はすぐに回復できるのが救いね、
††††
お嬢様に拾われたのよ。「貴女は私のものになる運命よ」って言われてね。
――それは苦労したわよ。魑魅魍魎の群れにいきなり放り込まれたんだから。妖怪にとっては人間なんて捕食対象だもの。襲われた回数も両の指じゃ足りないくらいにね。
――それとな~く守ってくれた人が居るのよ。本人はひた隠しにしてたみたいけど、まあ、バレバレよ。本人はいまだに気付かれてないと思ってるみたいだから、名前は一応伏せさせていただくわ。
††††
休日ねぇ、基本的に館に居るわね。妹様のお相手をしたり、図書館で本を読んだりしてる事が多いかしら。
――あまり外には出ないわ。出てもする事が無いのだから当然でしょう? まあ、暇が合えば、美鈴が授業している寺子屋に顔を出しに行くくらいはするわね。
――その辺りは私とあなたの活動領域の違いでしょ。あなたにとっての幻想郷が、私にとっては紅魔館。外のことには正直、あまり興味がないのよ。
――特に無いわね。私にとってお嬢様に仕えることは仕事とは違うのよね。あなたの新聞稼業と似たようなものかしらね、こういう生き方なのよ。
††††
さあ? 私のこの身は全て、髪の先から足の先、血の一滴はもとより、運命の全てをお嬢様に捧げてるから。お嬢様の望むがままに、といった感じかしら。
本作品はキャラ一人の台詞のみで構成されております。
所々に入る「――」部のインタビュアーの台詞を脳内補完すると楽しめるかもしれません。
題名への突っ込み禁止><
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名前は十六夜咲夜(いざよいさくや)、職業はここ紅魔館のメイド長、座右の銘は瀟洒。
――質問内容なら美鈴から聞いてるわよ。それで、次は職務内容かしら? それとも休日の過ごし方? 早目に切り上げたいのよ。
――お嬢様から休みを頂いているけど、部隊の子達が心配なのよ。ああ、心配っていっても勘違いしないでね、うちのメイドの殆どは妖精でしょ? ちょっと目を離すとすぐ好き勝手始めるのよ。一応美鈴にお願いはしておいたけど、それでもね。
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お嬢様の身の回りのお世話は私が、それ以外の屋敷の清掃や食堂の調理なんかは他の子に任せてあるわ。
――紅魔館の組織図としてはまず内勤と外勤で総まとめを私、外勤部隊は美鈴にまかせているわ。内勤部隊はそこから清掃班、調理班と図書館担当の三つに分化されて、私はおのおのに指示を下す。これがメイド長としての職務ね。新人が入った時は教育係もやってるわ。
――外勤はほとんど美鈴任せよ。武闘派揃いでノリも体育会系が多いから。私とじゃイマイチ噛み合わせが悪いのよね。
――勤務時間はそれこそ一日中。さっきも言ったけど、妖精メイド達は放っておけないから。妖怪メイドも何だかんだでいい加減なのよ。まったくそれなりの給料払ってるんだから、相応の働き位はして欲しいわ。
――私も一応、頂いてるわ。いらないと断ったのだけど「奉仕の心に報いないようではスカーレットの名が廃る」とお嬢様が無理矢理ね。でも使い道があまり無いから貯まる一方なのよね。
――収入源ね。一番の収入は近隣の里からの上納金ね。お嬢様が幻想郷に来てすぐ、ここら一帯を縄張りにしていた妖怪達を駆逐して、里の人間を無事に通行させる代わりに金銭や現物を受け取る仕組みを作ったの。向こうとしても行商を安全に出来るようになったわけだし、一方的な搾取をしてるわけじゃないわよ。
――言わないで。私も少しはそれっぽいかなと感じてるんだから。
――流石に休み無しじゃ倒れるわよ、こちとら人間なんだから。とは言え、再度繰り返すけど、うちのメイドたちは目が離せないからね。やむなく、時を止めて休んでるわ。幸い、美鈴の力のおかげで力の消耗はすぐに回復できるのが救いね、
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お嬢様に拾われたのよ。「貴女は私のものになる運命よ」って言われてね。
――それは苦労したわよ。魑魅魍魎の群れにいきなり放り込まれたんだから。妖怪にとっては人間なんて捕食対象だもの。襲われた回数も両の指じゃ足りないくらいにね。
――それとな~く守ってくれた人が居るのよ。本人はひた隠しにしてたみたいけど、まあ、バレバレよ。本人はいまだに気付かれてないと思ってるみたいだから、名前は一応伏せさせていただくわ。
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休日ねぇ、基本的に館に居るわね。妹様のお相手をしたり、図書館で本を読んだりしてる事が多いかしら。
――あまり外には出ないわ。出てもする事が無いのだから当然でしょう? まあ、暇が合えば、美鈴が授業している寺子屋に顔を出しに行くくらいはするわね。
――その辺りは私とあなたの活動領域の違いでしょ。あなたにとっての幻想郷が、私にとっては紅魔館。外のことには正直、あまり興味がないのよ。
――特に無いわね。私にとってお嬢様に仕えることは仕事とは違うのよね。あなたの新聞稼業と似たようなものかしらね、こういう生き方なのよ。
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さあ? 私のこの身は全て、髪の先から足の先、血の一滴はもとより、運命の全てをお嬢様に捧げてるから。お嬢様の望むがままに、といった感じかしら。
休みの日には何をしてるのかも答えて欲しかったなぁ・・・
まあ、でも瀟洒な咲夜さんをどうもです
雰囲気が相変わらず素敵です