「あぁ、チルノが羨ましい」
元はそんなリグルの一言から始まった。
端で聞いてた大妖精はその言葉に驚愕(大がつく程)した。
「ど、どうしたんですかリグルさん!最近自分の出番がないからって脳にウジかなんか湧いてしまったんですか!?」
「違うんだよ大妖精ちゃん。ほら、たとえば私一面のボスじゃん。で、ルーミアも一面のボスでしょ?
でもルーミアはその口癖『そーなのかー』で人々を大変驚かせたという。私にはそういうインパクトがないな~と思って」
「はぁ」
大妖精が凍ること10秒。我に返った彼女は大声でリグルにまくしたてた。
「いやだからって別にチルノちゃんを羨ましがることないじゃないですか」
「いや、そうでもない」
神妙な顔で告げるリグルに思わず息を呑む大妖精。
「だってあいつ⑨だよ?」
だからなんだよ~って、大妖精が叫ぶまで十秒。
「だってだってあいつそれだけでアイデンティティが成り立ってるんだよ!私はそういったもの何もないんだもん」
「だからなんだよ~」
「重大な話だよ!○○といったら□□って感じのものがないじゃん!
巫女といったら腋!
魔法使いといったら黒白!
お嬢様といったらカリスマ!
バカといったら⑨!
なら私といったら何!?はい、大妖精ちゃん!!」
「……え、え?」
急に当てられて困惑の大妖精。頭の中で必死に『リグル=X』の方程式を完成させようとする。
そうして、彼女の頭に電球(40W)が光った。
「あ!リグルちゃんといったら男のk」
「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーっか!!」
手をクロスさせて大声を出す。
あまりの怒声に両耳をふさぎたくなるくらいである。というかふさいでる妖精がいるけど。
「結局そこに行き着くなんて、大妖精ちゃんもまだまだね」
「え?ってことはリグルちゃんは何か考えてきたの?」
「勿論、教えてほしい?教えてほしい?」
いいから、早く言えよ、って大妖精が言うまで20秒。
「いい、私ことリグルンはキャルンなイメージとボーイッシュなイメージを重ね合わせたキャラ!
つまり、私にあうキャッチフレーズ、それは……!!!」
「ここで一旦CMね」
「いいから早く言えよ」
「はい、CM終わり。改めて言うわよ、私のキャッチフレーズ、それは……!!」
「……それは?」
「20秒後!さらに衝撃的な展開g「言う気ねぇだろ」
「あれ?大妖精ちゃんと……り、り……リムル?だっけ?」
そうこうしてる内に、ご本人登場。歌ってる夜雀もびっくり。歌い終わったのに曲が続いてて後ろ振り向くとチルノが!みたいな。
後名前間違ってる。
「あ、こんにちはチルノちゃん。あとナムルだよ。」
仲良しの大妖精が間違いを指摘する。指摘してまた間違える。多分わざとに。
「そっか、ナコルルか。ありがとう大妖精ちゃん」
「どういたしまして」
どうやったらそう間違える?って端から見てる人が聞きたくなる状況。後突込みがいないのでボケ倒し状態。
因みにナコルルはいまだ20秒の間を保ったままだった。
「それで、何を話してたの大妖精ちゃん?」 「さて、20秒たったね。それじゃぁ重大発表だよ!」
「特に何も。あ、そうだ、これから遊びに行かない?」 「私のこの発言は誰にもう止められない!」
「うん、いいよ!あたい湖に行きたい!!」 「ふふ、私もついに代名詞を得られるときがきたのね!」
「チルノちゃんがいいなら私は大丈夫だよ」 「さぁ!恐れおののくがいい!われは虫姫様!祟りを行う神なり!」
「やった!じゃあ行こう!飛んで!」 「あ、虫姫様っていいかも。今突拍子に言ったものだけど」
「あ、待ってよチルノちゃん!」 「うん。決定!よし皆聞きなさい!私の新しい代名詞に!」
「私の新しい代名詞は……ってあれ?皆?ちょっとどこいったの?」
リグルはあたりをきょろきょろと見渡すが、そこには誰もいない。
「……ま、まさか」
流石にリグルもここにきて気がついたらしい。彼女の虫脳から搾り出したこの状況への答え、それは。
「みんな、虫隠しにあった!!?」
所詮は虫の脳であった。
公式がどうであれ、私の中ではチルノとレティは仲良しさ
「♪」とか「☆」もたぶんMacじゃ駄目だろうけど、
今まで誰も何も言ってないから大丈夫じゃないでしょうか。
今まで4回くらい、お世話になっていますorz
大丈夫さ、例え100wの電球でも「リグル=X」の答えは一緒さ。
>気になる点
後半の台詞部分は余り使わないほうが良いですよ。読者によっては非常に見づらくなる場合がある為
>何を話して他の
変換ミスでは?
誤字修正しておきました。
それとアドバイスありがとうございました。
次回からはその点に気をつけたいと思います。
……ゴキ?