Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

霊夢が諏訪子に幻想郷を案内するようです其の2~一つのミスで歪む世界~

2007/11/01 07:41:25
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前書き 続き物その2  一部キャラ扱い最悪 風神録EXネタバレ有 前使ったネタ幾つか使用 全員が霊夢好き設定(特に咲夜と永琳) キャラ崩壊 設定崩壊 距離は無視 微妙に15禁な気がしなくもない



霊夢たちが来る結構前の人間の里
「で?私になんのようだ?」
「いえ…ちょっと歴史を変えてほしくって」
「今日は満月ではないのだが…」
「ここに霊夢さんといちゃいちゃ優先券が一枚」
「よしまかせろ。で?どの場所だ?」
「前作のラストのほうの」


少し将来に不安を感じた諏訪子を連れて霊夢は次は白玉楼へと飛んでいく。


「の部分を白玉楼から永遠亭に変えてほしいんですよ。本来白玉楼は永遠亭の次のはずだったんですけど、うっかりシリーズ順にしちゃって」
「了解した。というか…お前何者だ?前作とか優先券とか持ってるとか」
「私の事を深く探索したら負けです」
「そうか…まあとてつもなく胡散臭いけれど、(一応)人間?の頼みだ。やってやろう」
「ありがとうございます。それでは再び戻らせていただきます」



「…で?誰だったんだ?あいつは」

↓以下本編





















「ん?」
「どうしたのよ霊夢?」
「いや、私達どこに向かってるんだっけ?」
「永遠亭ってとこでしょうが。アナタが言ったのよ?」
「あーそうだったわね」
 霊夢は頭をポリポリ掻いた。諏訪子はその横で少し霊夢の記憶力を心配した。
「まずは人の里を目指すわ」
「へー私、こっちの里を見るのは初めてだわ」
「でも先に森とか通るわよ」
 霊夢が指差した方向には確かに森が広がっている。そしてその向こうに家が数件みえた。
「そこの里に行く前に会わせたい子がいるわ」
「へー、アナタが会わせたいって言うくらいなら結構な良識人みたいね」
「今まで会って来た子が霞んで見えるくらいよ。といっても…今の時間帯寝てるかm」
「あー、霊夢久しぶりー!」
 霊夢の首がカクンッてなった。声のする方向を見ると目標の人物であったミスティアが飛んでくる。
「また都合のいいタイミングね」
「何となく私の霊夢センサーが発動したのよ」
 ミスティアがニヤニヤしながら頬を染める。その光景を見て諏訪子は、ああこの子もベタ惚れなんだなと心から思った。
「で?アナタはだれ?」
「えーと、神様」
「ふーん…何か私の周りの人が化け物じみてるから、そんなに怖くないわね」
「こらこら、そこまで言わない」
 霊夢がとりあえずつっこむ。
「リグルは?近頃一緒によく見るって聞くけど」
「誰それ」
「リグルならさっき民家に侵入してたよ?」
「だから誰それ」
「そう、ありがとう。また店に寄らせてもらうわ」
「だかr」
「その時はうんとサービスするからねー!」
 そういってミスティアは再び森へ帰っていき、霊夢たちは里へ向かった。
「だからリグルって誰よ…」













 森を飛び越えた二人は里に下りて、慧音のいる家へと向かった。既に慧音は玄関で仁王立ちしていた。
「おお、来たか霊夢」
「あら?何で来るの知ってたのかしら?」
「私の帽子の上の部分が開いたり閉じたりしたからだ」
二人して上を見る。パッカンパッカンしてた。
「まあ遠慮せずに入れ。今、茶を入れてこよう」


「で、そこの変わった帽子をかぶった御仁は神様か」
「アナタも人のこと言えない気がするけど、初めてまともに会話した気がするわ」
 諏訪子と慧音は気が合ったようで、笑顔で談笑をしている。その様子を見て安心した霊夢がふと窓の外を見ると、黄色い服を来た変な男が里を彷徨っていた。
「ねえ慧音。あの変わった男性は?」
「ん?あの男か。彼はいつの間にかここに来ていたらしいな」
「いつの間にか?」
「ああ」
 そういうと慧音は腕を組んで話し始めた。
「なんでも、決闘アカデなんとかとかいう彼の世界での流行の遊びのようなもので、ゆうき何とかとかいう者とを好敵 手だったらしい。だが、何かの拍子にこちら側に来てしまったようだ。名前は…みさ…みさ…スマン。おもいだせん」
「アンタが思い出せないってことは相当ね…」
 霊夢と慧音は互いにため息をついた。
「ねえ私里を見てくるわ」
「あら?どうして?」
「神様だもの。人の暮らしを見るのも立派な仕事よ」
 そういって諏訪子は慧音の家から飛び出した。手に立派なカエルの財布を持って。
「まったく…あの子は本当に神様なのかしら」
 霊夢がうなだれて深い深いため息をついた。
「まあそう言うな。ところで、お前とゆっくり二人っきりで話すのは初めてになるか」
「そうかしら?何故か初めてな気がしないわ」
 二人は同時に茶をすする。
「ふふ、まあいいじゃないか。そうだ、茶菓子があったんだ。持ってきてやろう」
「うれしいわ」
(あの変な奴からもらったチケット結構効果あるな…。このまま続けばいいのに…)

バーニン○フォース! ぎゃー! 

 霊夢が茶を噴き出した。しかし慧音は平然としている。
「今の声は何?」
「ああ、リグルだろう。近頃よく民家に侵入しているらしい」
「で、叫び声ってことは…撃退されたみたいね…」
哀れな子供を見るような目で、霊夢はしみじみとつぶやいた。
「ところで霊夢。お前、何か変わった声を聞かなかったか?」
「変わった声?」
 慧音が続ける。
「ああ、何でも誰もいないのに声が聞こえてくるらしい。その後気分が悪くなったと言う者が後を絶たなくてな」
「何?心配してくれてるの?」
「ち、違う!そういうわけではない!」
 慧音は顔を真っ赤にした。霊夢も、それ以上は言わなかった。

「あーやっぱり人がいっぱいいるところはいいわね。信仰心とか色々みなぎってきたわ」
 お菓子やらなんやらを買ってご機嫌の諏訪子はスキップしている。頭の上の帽子がぴょこぴょこ跳ねる。だが、急に諏訪子は足を止めた。視線の先には店があり、その店には光る丸い玉が売ってあった。
「あ、やっぱり幻想郷では現役なんだ。外ではもう遊ぶ子はあまり見れないけど…。よし!」
がちゃ
「おじちゃーん!ビーダマ頂戴!」


 霊夢は慧音から茶菓子をもらい、再び談笑を始めた。時折外から、エク○プロードだとか、ファ○ガだとか、メガ○テだとか、リグルの叫び声が聞こえてくるがもう慣れた様で、まったりと過ごしている。そこに(フタエ○キワミ、アッー!)ドアを叩き壊して諏訪子が入ってきた。今度は慧音が茶を吹いた。
「…おかえり」
 盛大に慧音の吹いた茶が、霊夢の顔にかかった。あわてて慧音がタオルをわたす。
「ただいまー。はい霊夢」
「ん?」
 諏訪子は霊夢に丁寧に包まれた箱を手渡す。その箱の包装をあけると、中にはビーダマが入っており、粉砕した扉からの光で輝いていた。
「お土産ー」
「…ありがとう」
 無邪気すぎてめまいを起こしそうな笑顔に、おもわず霊夢は照れてしまった。そのとき虫の知らせ(リグルではない)に似たような悪寒が霊夢の背中を走った。その方向を見ると、少し角が生えてきている慧音がこちらをにらんでいる。
「(満月でもないのになるなよ)…逃げるわよ諏訪子!」
「ちょ、ちょっと霊夢!」
「待たんか!お前達…一から調教してくれる!そこになおれ!」
 慧音が角を生やして襲ってくる。
「お、落ち着きなさい!」
「ダメだ許さん!」
 霊夢たちが慧音の角をかわすたび、家が穴だらけになっていく。大黒柱まで穴だらけになり既に家が揺れ始めた。「早く外に出て飛ぶわよ!」
 大急ぎで外に飛び出す。真後ろには角が突き刺さろうとしている。しかし、紙一重の差で角から避けることに成功した。
「…もうちょっと落ち着きなさい諏訪子」
「しかたないでしょー早く渡したかったんだから」
 その後ろのほうでリグルのひぎぃと言う声が聞こえた。











 竹林の奥で霊夢たちは早速、てゐの案内を受けていた。時折竹やりや、落とし穴などが正確に諏訪子に発動するが、さすが神といったところでひょいひょい避けていった。そのたびにてゐは痛んだニンジンを食べたような顔をした。
「…こっちだよ」
「てゐ。何かとても嫌そうな顔してない?」
「気のせいだよ」
 心底嫌そうな顔だった。
「たかが兎のトラップに私が引っかかるとでも?昨日の宴会でも私にビール瓶投げたのアンタでしょ」
 ふぅん。と効果音が聞こえてきた。てゐの顔が真っ赤になる。だが、すぐに白くなった。目的地である永遠亭についたからだ。
「こっから先は永琳さまが案内してくれるはずだよ」
「ありがとう。てゐ」

「いらっしゃーい。よく来たわねー」
「朝に人の神社の風呂場から登場してくれといて(前話参照)よく言うわよ」
 シャイニングスマイル。その一言がピッタリ当てはまるような笑顔だ。そのまま、霊夢の手を引っ張って奥に連れて行こうとするのを諏訪子が反対の手を掴んで阻んだ。互いに笑顔で牽制しあう。
「あらあら、変わった帽子の神様じゃないですか。早くその手を離したほうがいいですよ?」
「おやおや、他人の家の風呂場から突然現れる変態に言われたくは無いわ」
 真ん中の霊夢は、両方からかなりの力で引っ張られているので、そろそろ限界が近づいてくる。正直、真っ二つにされそうな勢いだ。そのとき、永琳が手を離してうどんげを呼ぶ。
「どうしたんですか?」
「ウドンゲ。霊夢をどこか部屋に案内してあげなさい」
「え?」
 ウドンゲは戸惑った。霊夢が来る前から、永琳は「私が案内する!すーるーのー!」と駄々をこねていたからだ。その永琳が自分に霊夢を任せる。それはそれはとても素敵なことだが、とてつもなく嫌な予感がした。しかし、巻き込まれるのは嫌なので、ウドンゲは言われたとおり、自分の部屋に霊夢を連れて行った。やっぱり後ろのほうで爆音が聞こえた。

「へえ、あんたの部屋、初めてみたわ」
 少し薄暗く、静かな部屋に霊夢は案内された。部屋の隅には替えの服、恐らくは何か実験に使うと思われる白衣、そして
「…耳?」
「あー霊夢さん。こっち見てください」
 霊夢がウドンゲの方を振り向く、そこには真っ赤な瞳があった。霊夢の体の自由が効かなくなる。
「どうです?少し能力の効く方向を神経の方に集中させてみました。…動けませんよね?じゃあ遠慮なく」
 そう言って、ウドンゲは霊夢の服を軽くずらす。白い首筋を見て、ウドンゲは満足そうにため息をつく。今までロクな出番が無かったせいで、我慢の限界が来ていたようだ。
「本当に綺麗ですね…師匠が心酔するのもわかります」
 ウドンゲが舌を少しだし、首筋をなめる。霊夢は声が出せないのか声の変わりに顔を赤くする。
「クスクス…顔を真っ赤にしちゃって…かわいいですね」
 今度は耳を甘噛みする。そこでやっと霊夢の口から ひゃ という弱々しい声が聞こえた。 
「ひゃって霊夢さん…もう我慢できません…それじゃいきますよ」
 ウドンゲが霊夢の服を全部脱が

 ドスッ
 
へぶう!

「誰が自作のエロ小説音読しろって言った!このエロウサギが!そして霊夢もおとなしく聞くんじゃないわよ!」
 いつの間にか現れた輝夜により、延髄に蹴りを食らったウドンゲはそのまま気絶した。そこでようやく霊夢は自分がボーっとして聞いてるのに気付き、赤面した。
「今、永琳があのもう1人の客と割るか割られるかの壮絶頭突きたいけ…グフングフン。もとい、穏便な話し合いをしてるわ。せっかくだし、私と家を回らないかしら。案内するわよ」
 案内という名の口実を提案する。しかし、霊夢は永琳に散々永遠亭に連れてこられたので、ほとんどの部屋や、物の置き場所を覚えていた。輝夜のへそくり等もばっちりだ。しかし、ここまで言ってるのを断るのはどうかと思ったので、霊夢は少し時間を置いて、輝夜の記憶からそのことを忘れさせることにした。
「あ、私すこしお手洗い借りるわ」
「場所は、上上下下左右左右ABよ」
「どこよABって」

 とりあえずは嘘をついて部屋から出たが、心なしか本当に行きたい気分になったので、お手洗いにむかう。
「あったあった」
 がちゃ
「お、霊夢じゃないか、奇遇だな。これも運命ってやつk」
 バタン
「私は何も見ていない。トイレの中で妹紅が薔薇の花持って待機してたなんて見てない」

「おかえり」
「・・・ただいま。案内頼める?」


「で、ここがね・・・」
「はいはい」
 まるで子供のようにはしゃいで、輝夜は霊夢を連れまわす。その光景はとてもほほえましいものだった。
「んでここがお風呂!みてこの大浴槽!」
 ガラッ
「おお、霊夢奇遇だな」
 再び妹紅がいた。今度は風呂に入っていた。
「妹紅おおおおおおおお!」
「輝夜あああああああ!」
 
 ドコーン ズダーン ダダダダダダ ポコぺーン

「・・・頭痛くなったし、そろそろ諏訪子連れて行かなきゃ」
 オイ・・・ハヤ・・・コッ・・・
「ん?何か聞こえたような」



「てゐ!こいつの腕押さえなさい!」
「了解!」
「何するのよ!私の腕離しなさいよ!」
「この新発明の胸についてるものねじきりマシーンで」
「何やってんのよ!」
 霊夢が永琳に袖から取り出したハリセンで頭を引っぱたく。とてもいい音がした。
「あら、霊夢おかえり」
「霊夢ー怖かったよー!」
 諏訪子が霊夢の胸に抱きつく。相当怖かったらしい。霊夢の目の届かない場所で笑ってるが。
「はいはい抱きつかないの。んじゃ永琳おじゃましたわ」
「あら、もう行っちゃうのね。次はドコに行く気かしら?」
 抱きついて離れない諏訪子をジト目で見ながら永琳は尋ねる。
「そうね・・・白玉楼に行こうと思うわ」
 その言葉を聞いて、永琳の顔が輝く。
「あら、私もそこに用があるのよ。一緒に行きましょ」
「…なんの用よ」
「精神安定剤をあそこの庭師に」
「ああ・・・なるほど」
 何故か霊夢は納得した。


「何で私はここにいるのかしら・・・」
 咲夜は足元にナイフだらけになったレティを見てつぶやいた。今年の冬は暖冬になりそうだった。







懺悔室
正直素で間違ってました。
実は3日前に完成してたんですが、前作を見直すと場所をものっそ間違ってるわけで、場所によっては修正どころかほぼ書き直しの領域までいったわけで。
そのため時空に無駄なゆがみが発生してます。
次は間違いなく白玉楼です。

皇束篠秋
コメント



1.道端から覗く程度の能力削除
さりげなくリグルが慧音先生の犠牲になってるのが泣けた
2.創製の魔法使い削除
霊夢を取り合う陰謀渦巻く幻想郷ですねw

今回も面白かったです。次も楽しみにしてますー。

3.名無し妖怪削除
そうか…「  」も幻想郷入りか…。
4.名無し妖怪削除
某黄色いのは、自分の意思で異次元に残っていた。
ということは、異世界編の舞台は幻想郷で、
そう遠くないところに慧音先生の集落がある!?
5.名前が無い程度の能力削除
ちょwwwさんさわwwwwww
彼なら幻想卿に居ても不思議じゃないな