Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

メタルマックス・ザ・こあー 1

2007/11/01 06:19:04
最終更新
サイズ
8.96KB
ページ数
1

分類タグ


 小悪魔が図書館から出てきた


「い~まは~むかしの~旧作じだ~い~♪」
 
 小悪魔が歌を歌いながら歩いていた

「す~ごい~あほげ~が~♪天をつく~」
 
 外にある門の方に向かって

「ハ~クレイの巫女~を倒すため~♪」

 そこにある門番隊の倉庫に向かって

「怒りで~火をともせ~♪」

 本来なら図書館に居るはずなのだが…

「あ~つい~♪心が~♪よ~びさ~ます~♪」

 この日はちょっとだけ違った

「まかいし~ん♪し~んき~♪わ~れ~とあり~♪」

 そして目的の場所に着いたようです





「どうも~、ターゲットモンスターの
 殺人アメーバ32体狩りましたよ~」
「はいはい、そしたら…一体10ですから…
 はい、320Gですね」
「よかった~前は終わっていて
 悲しかったですからね」
 門番隊ハンターオフィスに
 お金の換金に来ていたのでした
「…でも…もう少し高くなりませんかね~」
「いや~それはちょっと…でも、これつけますね」
 そういって門番隊の方がくれたのは
「うわ!BSコントローラじゃないですか!
 いいんですか?」
 BSコントローラとは
 ハンターとして一人前の証である
 これがあるのとないのではまったく違う
「いいですよ少し古い奴ですから…まあ、頑丈な奴ですから
 それでは、また門番隊ハンターオフィスに来てくださいね」



「うわ~、これで私もハンターだ」
 何で小悪魔がこのような事をしているのかと言うと…
「…でも戦車まではまだまだ遠いな~」
 

 図書館においてある、図書館襲撃型魔砲対策兵器として
 おいてある、ブラドはいわば紅魔館としての備品なのである
 そして、美鈴さんの持ち物として借りているわけだが

「…私も、自分でオリジナルの改造したいな…」
 美鈴の作ったブラドは高性能だが、小悪魔はそれでは物足りなくなっていた
 だが、戦車を作るには、大量の鉄くずが要る
 しかも、それを持ってこなければならない
(美鈴は、鉄くずを自分の力だけで門番隊倉庫まで運んだ…)
「…パチュリー様とドライブしたいし…」
 これこそが小悪魔がハンターになろうとした理由であった…
 彼女の主であるパチュリーは、基本的に外に出ない
 いつ喘息が起こるかわからないと言うのもあるし
「…面倒くさがりなんですよね…」
 だが、車があれば話は別だ…
「…絶対にパチュリー様を外に連れ出してみせる!」
 小悪魔の真っ赤な誓いだった



「と言うわけで…美鈴さん、どんなのなら出来ますかね?」
「と、言われましても…まずは鉄くずがないと…」
 幻想郷には、なかなか鉄くずがない
 と言うのも、戦車を作るまでの純度の高い鉄はなかなか出来ないからだ
「え~、だって美鈴さん普通に作っていたじゃないですか」
「いや、あれは妹様が暴れたせいで
 純度の高い鉄だけが残ったから
 出来たんですよ…」
 …そこまでの火力は小悪魔にはない…
「…まあ、ある程度の鉄を集めてくれれば 
 私が何とかしてあげるけど…」
 しかし、余り外に出ない小悪魔ではそれは無理だ
「…他に戦車を手に入れる方法は?」
「ん~…いっそのこと戦車に近いものを拾うとか」
「もっと無理じゃないですか~」
「…でも無縁塚なら…たまに色々なものが捨てられていますから…」
 そういわれて、小悪魔は
「…行ってみます」
 行く事を決めた
「そうだ、これ持って行ったら?」
「…?何ですこれ」
 変な機械を渡されて困惑している
 小悪魔に美鈴が一言
「金属探知機」
 それを持って小悪魔は無縁塚を目指した

「あれ?門番長?確か賞金首が無縁塚に
 居るんじゃありませんでした?」
「えっ?」
 小悪魔…下手すると命の危機





「ここが…無縁塚……」
 やってきました無縁塚
 感想を一言
「…ただのごみ置き場じゃないですか」
 そう、捨てられたものが大量に
 置いてあるとしか言いようがない
 そんな感じだった
「…とっ、とりあえず…美鈴さんからもらった
 金属探知機で…」
 借りた金属探知機のスイッチを入れる
 すると (ピコン!ピコン!ピコン!)
「…結構ありますね…」
 金属探知機を使用することで
 意外と近くに色々なものが
 落ちているのが発見できた

 がさがさ
「え~と…サイゴンの角は…いらないから」
 ごそごそ
「うわっ?このはねかざり、ごみで出来てる!」
 がさごそ
「シリコンパッド?…必要ないですね…」

 小悪魔が必死に探していると
 遂に何か見つけることが出来た
「戦車…なのかな?…これなら…」
 そこにあったのは鉄で出来た
 大きな塊だった
「このぐらいあれば…」
 そういってその大きな塊に
 近づいたら……
(グルルルルッ~~ルッ~)
 大きな紅い犬がそれをさえぎった
 そしてその塊の前に立つ
「っ!!」
 どうやらお腹が減っているようだ
「…何か…武器武器…」
 Eパチンコ
 E小悪魔のツナギ
「…無理ですね…でもせっかくここにあるのに…」
 仕方がないので
「持ってきたロケット花火でも使いましょう」
 
 ひゅるるるるぅ~~
 
   パ~ン
 綺麗な花火が空に舞う
 そして…それを攻撃と思った
 大きな紅い犬が
「アオ~~~~ン!!」
「うわ!攻撃してきた~」
 犬が背中に背負った
 兵器から何か打ってきた
(これくらいならなんとか…)
 そう思って避けると

(ズドーーン!!!)
 後ろのごみが吹っ飛んだ
「げっ!にっ逃げるしかありません」
 そういって逃げると
「ガルルルッ~~!」
「追ってきた~」
 そうこうしているうちに、逃げ場がなくなって行った
 そして、遂に追いこめられた
「あわわわっ」
「グルルルルッ~~」
 左右を壁に囲まれて絶体絶命のピンチ
(ううっ…ここまでですか…ああ、まだパチュリー様
 に告白していないっていうのに…)
 ここまでか…と思っていたら
「…んっ?こんな所に珍しい人が居るな…」
 何者か現われました
「…まあ、何かの縁だ…助太刀しよう」
 そういうとその人は犬の化け物に
「せいっ…」
 何かを投げつけました
 するとその犬がそれを食べ始めました
「…いまのうちに逃げる方がいい…」
「はい!」
 
 犬が食べてるのに夢中なっている隙に
 うまい具合に逃げる事が出来た
「助かりました…え~と…」
 助けてくれた人を見ると
「ああ、僕は森近霖之助だ…香霖と言われているがね」
 香霖堂の店主でした
「…ところでさっきのアレ…なんだったんですか?」
「取っておきの物さ…わんわんグルメ…ワンちゃんに
 食べさせるって使い道があるらしい…
 ところで君は何故こんな所に?」
「それは…」
 小悪魔はいままでの経緯を
 全て話した…
 
「と言うわけで…何か変な塊があっちの方に
 あったんですけど…」
 最後まで話すと香霖が
「…君一人だと心配だから僕も
 ついていく事にしよう」
「本当ですか?」
「…パチンコで勝てるのは、大きな蟻だけだ…」
 そういう会話をしながら
 変な塊の所にやってきた
「…これですけど…」
 その変な塊に香霖が近ずく
 そして…手を当てると
「…これは…かなり壊れているけど戦車だね…」
 そういうとその塊の中に入る
 そのまましばらくすると
(がたがたがた!)
「…どうやら…まだ動くみたいだね…」
「本当ですか?」
 小悪魔が微笑む
 そして、中から香霖が出てきた
「ん~この副砲はなかなか使えそうだが…
 どうだい?この戦車は君にあげるから
 この副砲はもらってもいいかな?」
 香霖が交渉をしてきた
(まあ、私は…武器とかあんまり要らないし…
 いいかな?)
「別にかまいませんけど……外まで運んでくれませんか?」
「よし、それで交渉成立だな…」
 そういうと香霖が戦車に乗った
 そしてそのまま
「とりあえず…香霖堂まで行くがいいかい?」
「はい」
 そのまま香霖堂まで移動する事になった







「やれやれ…副砲以外はどうも余り良いパーツではないみたいだな」
「そうですか?」
 無事に香霖堂にまで着くと
 香霖が戦車の中をみて回った
「ああ、主砲も37ミリ砲は規格としては一番小さい
 エンジンもジャンゴ…戦車を動かすのがやっとだな
 装甲もほとんど張れない…
 CユニットもスパシーボⅡ…これはまあ、動いてくれるだけでも
 御の字だな……
 戦うのならこれではちょっとな…」
 香霖がせめてチヨノフにしないと…
 といっている横で
「かまいません!パチュリー様とドライブが出来れば!」
 そういって戦車に乗ろうとした
 そこに香霖が
「まった、帰るのならいいものがある…」
 そういって中から変な道具を持ってきた
「?何ですかこれ」
「ドッグシステムだ…BSコントローラでいった所なら何処にでもいける…
 しかも、壊れないという代物だ」
「すごいですね…」
 そこで香霖が胸を張って言う
「今ならバーゲン中だから二割三割当たり前だ」
 小悪魔がズッコケかけた
「…さすがにただじゃないんですね…いくらですか?」
 それに対して香霖がそろばんをはじく
「まあ、175Gでいいか…」
 小悪魔がそれを聞いて断ろうとしたが
(ん?そう言えば今日は賞金もらったんだっけ
 なら買っちゃおうかな…)
「決めた!ください」
「まいど」
 即決で買いました
 さっそく戦車にそれをつけると
「今日はありがとうございました」
「ああ…それともうひとつ…」
 その戦車の名前だが… 






 紅魔館の門の前で美鈴が立っていた
「あっ!大丈夫でしたか!」
「どういうことですか?」
「実は…いま無縁塚に賞金首が居るらしくて…」
「もっと早く言って下さいよ!
 死ぬ所だったんですからね!」
「ごめんごめん…でも手に入ったんだ」
 そういって美鈴が小悪魔が手に入れた
 戦車を手で触る
「…はい」
 小悪魔がそれに答える
「名前は決まりましたか?」
 名前…それは戦車を持つ事が出来た者が
 その戦車に命を吹き込むようなものだ
「はい…」
 そういうと小悪魔はその戦車を
 門番隊の倉庫に移動させた
「…行こうか…ガルシア…」


 復讐し終えた戦車が
   今度は小さな悪魔と共に
      旅に出る


「…今度は…復讐じゃないからね…」

   香霖がこの戦車の中で見つけた
   プレートに書いてあった文字が
   ガルシアだった
   香霖はたまにアイテムの中を
   読む事が出来る
   そこには、母代わりの女性を殺された
   男の思いが詰められていた
   そして最後は復讐をはたし
   この戦車は…最初から最後までその男
   と共に戦い…最後に守って壊れた
   そしてここに来たのだ…







 その翌週
「パチュリー様!着きましたよ」
「たまには…外もいいわね…」
 今度は
 小悪魔の夢を乗せて
   ガルシアは走り出す


 今回はここでおしまい


 次回は指名手配犯を倒しに行きます

 次のザ こあーでの
 賞金首の募集をします
 感想に書き込んでくれれば出すかも

 はい、約束どうりメタルマックス ザ こあーです
 こんなの違う!という方…その時は謝ります
 まだまだ続かせるから、大目に見てください…

 ……香霖マッスル…いやそんなの戦いたくないな…





 おまけ
「やれやれ…ひぼたんバルカンか…
 確かにこれがあれば…あの戦車も
 十分武器になるな…」
 がたん!
「香霖!小悪魔と一緒にデートしてたって本当か!」
「なっ!何処でそんなデマが?」
「香霖の馬鹿!!うわ~~ん」
「おい!魔理沙!…やれやれ…」

 香霖が魔理沙をなだめるのに一日かかった…
 魔理沙がコタツで眠ってしまったため
 香霖がそのまま魔理沙に布団をかぶせてから
 自分のベッドで眠ったが、寝ぼけた魔理沙が
 そのまま、香霖のベッドの中に入ってきて
 次の日が面白い事になった


 まあ、後は皆で脳内創造してくれ
脇役
コメント



1.文月削除
ブリキ大王自重w
メタルマックスやってみようかな
2.名無し妖怪削除
これは面白く、かつ、いい話だ
3.名無し妖怪削除
ちょ、ひ牡丹バルカンw
それあれば最後まで十分じゃねーかよw
4.欠片の屑削除
ブリキ大王かぁ… 島本節が最高ですよね!
香霖!最期に「ついてたな」って事切れるフラグ立てちゃダメーー!!!
お尋ね者ですか…初めって事でヤクモネラ一家(橙)辺りなんかどうでしょうか?
5.名前ガの兎削除
なんというバギー
おたずねものは ⑨シャークとかどうでしょ?
6.名無し妖怪削除
小さな悪魔とガルシアの旅路、これは末永く見守りたいですね~
というわけで、まだまだ続くのは熱烈歓迎
7.名無し妖怪削除
ウルフは死にマッスルとして蘇った

いやぁぁああああ!台無し!!
けど、香霖に香霖マッスルは合うと思う。戦いたくっていうか、出会いたくないけど
8.名無し妖怪削除
面白かったです。続きが楽しみだ!
9.時空や空間を翔る程度の能力削除
こぁ=戦車
図が出来てしまった私。
10.名無し妖怪削除
各地の街で賞金が低いとセコい悪事を働くスカーレット姉妹を想像した。(でも戦うと強い)
11.名前が無い程度の能力削除
誤字発見
>>「やれやれ…副砲意外はどうも余りいいパーツではないみたいだな」
正:副砲以外