激しく…鬱作品で気分が悪くなるから
やめるならイマノウチダヨ
紅い屋敷の門番は…
心が優しかった
でも戦闘にそれは命取り
いつも侵入者に入られてばかりでした
そのせいでいつもいつも不遇な扱い
流石にそれは辛いから
強くなるための方法がないかと
図書館で本を読みました
そこに書いてあった一言に
「何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならない」
そう書いてあったので
門番は犠牲を出す事にしました
まず犠牲にしたのは彼女の自慢であるスタイルでした
まずは隙間を呼び出して
自分の胸を上司にあげてと言いました
胸が小さくなったのでスピードが早くなりました
ですが、それでも勝てません
門番はさらに犠牲を出しました
次に犠牲にしたのはコロコロと変わる彼女の表情
黒い黒い真っ黒な
戦争をイメージしたようなお面をかぶる
手には鋭い爪を着け
相手もこれで表情が見えない
ですが相手は何度でも
門を超えてやってきます
門番は最後の犠牲を出しました
もう門番は笑いません
己の感情を完全に消しました
ここに居るのは門番で
だけども前の門番じゃない
敵を見たら容赦せず
しゃべる言葉もありません
門にやってくる人たちも
今の門番なら躊躇せず
相手を倒す事しかしません
そして遂に追い払う事に成功しました
ですが全くうれしくありません
館の人からも怒られます
ですが門番もうすでに
己の心はありません
館の中の人たちが
気づいた時にはもう遅い
そこに居るのは門番で
紅美鈴はもう居ない
「ねえ…メーリン…なんでこんな事になっちゃったの?」
「…こーほー」
皆を優しく守ってた
あの門番はもう居ない
失くしてわかる、大切なもの
なくしてからじゃ…もう遅い
シリアス展開でも面白くなりそう