て～れって～（一撃即死）　作者: 脇役

　幻想郷では名誉決闘
　いわば弾幕バトルが戦いの主流である
　…だけど真に頭にきたときには
　そんなの関係ない！とばかりに反則技を繰り出す時もある
　

　そんな一撃即死技を今日は少しお見せしたい

　これは
　ケース１
　　　紅魔館の門番が切れた場合だ

　

　その日は門番の断食７日目であった
　今日もし敗れるような事があれば
　１０日目まで行くかもしれない
　そんな時
　今日も今日とて門番が魔理沙が
　やってきていた
「よう中国」
「いい加減に名前で呼んでください！」

　この時門番曰く
「…かなりイライラしていましたからね…」

「もう…普通に入ってくださいよ…」
　また弾幕バトルになり
　断食１０日目突入か？と思われた時
「あ～聞こえんな～、さて、今日は
　食堂でなに盗むかな～」
　そう、魔理沙は紅魔館の食堂で
　盗みを働いていたのである…それだけならよかったが
「この前のプリンはうまかったな～
　…箱になんか漢字で美鈴って書いてあったけど…」

　余計な一言をしゃべってしまったのだ
　その一言を聞いた門番が
「…………」
「おっ？まだやる気か」
　無言で起き上がった…
「まあ関係ないか…くらえ！ブレイジン…」
　がしっ！
「えっ！」
　ズドン！　

　門番がしたのは簡単で、突っ込もうとした魔理沙の箒を
　それよりも先に前にダッシュ…
　その箒の先を掴んだのだ
　そしてそのまま地面にたたき落とした
「いててっ、なにす…」
　るんだ、まで言わせなかった

　そのまま倒れた魔理沙に馬乗りになって
（パーン！）
「いたっ！」
（パーン！パーン！パーン）
「痛い、痛い、痛い、おい！なにす…」
（パン！パン！パン！パン！パン！）

　ええ、そこからは酷いもんでしたわ…
　無言で、魔理沙の顔に平手打ちを続けるなんて…
　初めて門番長が怖いと思いましたよ…
　しかも、気絶しないように気で回復させながら…
　……魔理沙も最後はただ「ごめんなさい！ごめんなさい！」って何度も言ってましたね
　
　大体１０分ぐらいですかね…さすがにおかしいと中の人達も思ったんでしょう
　外を見に来てやばいって判断して門番長を止めに入ったんですね
　メイド長と図書館長の二人が…

　それでもやめなかったんですよ…それが紅美鈴なんでしょうね……

　ケース２
　　里を守る者が切れた場合

　そうですね…あのお方は怒っても、まあ多少痛いってところで
　止まるんですが…何度も何度も同じ事を繰り返すと
　…酷い目にあいますね…

　…でもあれほど酷いのは初めてでした…

　あれは、確か寺子屋で子供達に勉強を教えていた時でしたね…
　真面目に聞いている子供達に、一生懸命勉学を教えていた時でした
　…そんなときに
「死ねや！ニート～～～～！」
「消え去れ～～～モンペ～～！」
　教室に乱入してきた人が居たんです…
　まあ…よくあることなんで、子供達もサッと避けたんですけど…
「……お前ら…周りの迷惑考えろって…何度も言っているよな…」
「「げっ！」」
　……授業つぶされて怒ったんですけど…
「「キモケーネだ！」」

　ぶちっ…
　ええ、擬音ですけど聞こえましたね…
　完全に切れた音が
　

　確か…モンペ着ている人に
「ひっ！」
（先生…本気だ！！）
　頭突きでしたね…ただアレ食らった人ならわかるけど…やばいんですよね…
　…ハクタク状態だったんですよ……
　私ですか？…まあ…一度だけ…
　なんか、先生とタメ張れる感じの死神さんに会えたんですけどね
　？なにがって…胸…いや、そんなことどうでもいいじゃないですか！
　その人地面に埋まっちゃいましたね…
　
　そしてもう一人の…髪の長い人に対してなんですけど
「……たっ、助けて！えー…」
　なんて言おうとしたか今ではあまりよくわかりませんが
　振り上げた手が…なんか印象的でしたね

「お前も…いい加減にしろといっていたはずだ…」
　先生…そのまま、その人つかまえると

「白沢十字架落し！！！」
　そのまま反り返って地面に逆さで串刺しにしたんですよ
　…新技ですね…
　そのまま先生…
「…それでは、授業始めるぞ～」
　授業始めちゃったんですよ

　私ですか？後ろの方で真面目に授業していましたよ？
　……地面に突き刺さりたくないですし…　

　ケース３
　　　魔界神が切れました

　基本的に怒ると言う事がないんですよ…
　その前に私達がごめんなさいって言うから…
　ですから、基本的に怒るのは遠慮しない外から来た人たちですね…
　
　確か…あの時は…
　え～と…名前が思い出せないんですけど…
　なんか最強とか言って…あっ！○９ではないですよ？
　傘持っていたけど…胡散臭くなかったし…
　そうそう、なんかヒマワリって感じでしたね！

　その人が酔っ払って
　まだ小さかったアリスさん…まだ魔界に居た頃ですから
　……ロリス？…でいいかな？
　まあ、始めはただのちょっかいだったんですけど…
　ロリスちゃんが善戦したもんだから、その妖怪さん全力出しちゃって
　…いや、全力かどうかはわからないんですけど…
　まあ、面白半分で負けたロリスちゃんを押し倒そうとしたんですよ…

　？…なんで私が知っているかって？
　一番初めにぼこぼこにされたからその頃には復活していたんですよ
　……戦えませんでしたけど…
　まあ、そんな状態の時に…魔界神が現れて
「アリスちゃんになにをするの！」
　って言って切れちゃったんですよ

　余り強くないって言われますけど…あの人、昔は萌える闘魂って　
　言われていた猛者なんですよ？
　まあ…魔界作ってからは、楽しい魔界を作るっていって余り本気ださない
　って言ってましたけど…

　あっ、話それましたね…
　ええ、そのままその妖怪の両手を固めてスピンダブルアームで高速回転し始めたんですけどね
　…妖怪の体が綺麗に垂直になっていくんですよ…もう綺麗に…
　そしてそのまま空中に投げ飛ばしてから…
「魔界神の！！！」
　空中でその妖怪の首に膝をかけて
　そのまま地面に落下したんですよ…
「断頭台！！！！」
　ええ、すごい威力でしたね…もうクレータが出来ていましたよ…

　その後…ですか？神綺様がロリスちゃんの所に行って
　泣いているロリスちゃんの頭をなでていましたよ…
　…母親って偉大ですよね…

　さて、どうやら時間が来てしまいましたね…
　それでは皆さん…またこの時間にあいましょう
　それと…普段優しい人ほど…切れたら怖いと言う事を…
　知っておいてくださいね？

　手帳はここで途切れている…

　おしまい

　

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